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20XX -5-3 (金) 晴れ のち曇り
北見の春、早春、春の息吹。
朝寝した。天気がよいので北見市郊外の林道をあちこちまわって春の息吹をさがしにいった。
午前11時30分。N林道で未交尾エゾヒメギフ1♀出現。ふわふわ、ひらひら飛んで美しい。まさに春の女神だ。
フキノトウの花に吸蜜したり地面にとまったところを激写。いいデジカメ写真がとれ満足した。
しかし天気は良いのにこの一♀しかみなかった。ここの産地ではエゾヒメギフチョウは毎年減少の一途だ。
ほかには越冬タテハ類やエゾスジグロチョウ春型の姿が見られた。
湿地には水芭蕉の白い花、水辺にはエゾアカガエルがびっしりと産卵している。
キタミフクジュソウの群落があった。鮮やかな黄金色の花は太陽の光をあびると大きく開き、陽がかげると一気にしぼんでしまう。
キタミフクジュソウの特徴は近似種のフクジュソウと異なり、一茎一花、花弁よりがく片が長く、葉裏に細かな毛が密生していることだ。
葉裏など細かな毛がびっしりとみられるのもキタミフクジュソウの特徴だ。
ギョウジャニンニクを急斜面で沢山とった。この一角以外は、山は蕗の塔ばかりだった。
こんな、ごくありふれたオホーツクの春は、かってはいたるところで見られたものだが、そんな環境はふと気づくと身の回りから猛烈な勢いで消えていた。
かってはそれをひたすら嘆いていたものだが、最近それも地球の自然の変遷の一環に過ぎないことがうすうすわかってきた。
自然は一瞬たりとも同じではなく常に動いている。
恐竜があっという間に消えてしまったのも自然。今の地球の状態も自然。
増加の一途の種、人間がかかわって、ものすごい勢いで自然を食いつぶし、おびただしい数の生き物を絶滅させてきた現状も宇宙人がみれば単なる地球の自然の一環に過ぎない。
最近、そうはわかってきたものの、やはり自分にとって好ましい自然はいつまでも残っていてほしい。
しょせん消えるとわかってはいても、それをできるだけ先送りさせたいと願う。
しかし自然の変遷のスパンからみればそれを見届けたい個人の寿命など、ほんのまばたきの一瞬に過ぎないのも悲しいところだ。
話がやや脱線。この手の話題は長くなるのでこれまで。
夜、ギョウジャニンニクをゆでてかなり食べた。新鮮でまだ柔らかくうまかった。これを食べると数日は猛烈な体臭がするので回りの人は大迷惑だが、明日、あさっては休日なのでまあいいでしょう。
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