熊嵐、2021
2021-8-25(水) 曇り 22度C
今年(2021)はヒグマのニュースがこれまでになく多い。すでに死亡3名、負傷9名の人身事故のほか多数の家畜被害などが出ている。人間の生活圏へ侵入するヒグマ情報も激増している。
2021-4-10 道東の厚岸町では山菜採りの60歳代男性がヒグマに襲われ死亡し、2021-6-14 すぐ近くの国有林で測量中の67歳男性が襲われ負傷。
2021-4-27 富良野では親子ヒグマ3頭に遭遇したハンターが母グマに逆襲され負傷したが母グマは同僚が射殺、コグマ2頭は遁走した。
2021-5-8 滝上町滝の上原野の山林で山菜採りをしていた62歳男性が親子ヒグマに遭遇、右足首を噛まれドクターヘリで移送された。
2021-6-28 札幌市では川伝いに市内に紛れ込んだヒグマがパニックになり大暴走、4名が襲われ負傷した。
2021-7-2 道南の福島町では 77歳女性が畑で襲われ無惨な最後をとげた。
2021-7-5 滝上では浮島湿原に向かった60歳代女性が林道でヒグマに襲われて死亡。
2021-8-7 津別町最上では畑作業中の60歳代と30歳代の母娘2名が畑で草刈り中に襲われ顔面など噛まれ重症。ここは私がチョウの観察に好んで入る地域で、昔から♀ヒグマが住み着いており、このヒグマの糞に集まるオオイチモンジというチョウの撮影を毎年行ってきました。
津別町最上の林道でいつきの♀ヒグマの糞に集まった美麗蝶代表のオオイチモンジ。今回、人身事故をおこしたのはこのヒグマの可能性が高いとおもう。これまでもしばしば近隣の畑に出没したことはあったが人を襲うようなことはなかった。
その他のヒグマ関連の話題
2021-6-27 羅臼町では、しばらくなりを潜めていた 通称RTと呼ばれる 犬喰いクマが再びもどって飼い犬を襲った。RT はとてもかしこいクマで巧みに人間たちの隙をうかがい、これまでに8匹の飼い犬が犠牲になっている。
道東では、このように民家のまわりにイヌをつないでいる家は少なくない。これは中標津町の民宿のイヌです。
2019年から2021年にかけて標茶・厚岸では 牛喰いクマが暗躍して多数の放牧牛が犠牲になっているが DNA 鑑定の結果羅臼町の犬喰いクマと同様に、ある特定のヒグマが犯人と目されており、3年間で52頭を死傷させている。
我が家で購読している北海道新聞からの切り抜きです。
北海道では、夏場は牛を放牧することが多い。これらの牛は夜間にヒグマに襲われたらひとたまりもなく喰われてしまいます。放牧中の牛がヒグマに襲われることは、これまでも時々はあったが、こんなに連続して多数の牛がおそわれたことはなかった。先年、北見市でも黒毛和牛が一頭襲われて食べられてしまいました。
いまや クマの街サッポロ とまで言われる札幌では、その後もあちこちで住宅地付近にヒグマの出没が続き目撃情報が後をたたない。
札幌につぐ北海道第二の都市旭川でも、まさかの市内中心部に近い川原に体長2m ほどの大きなヒグマ出没が続いていて戦々恐々状態。
このほか道内各地で人間の生活圏(住宅地、市街地など)に侵入するヒグマの情報は、2021年は、もう枚挙にいとまがなく、私はこれらヒグマ出没関連の新聞記事をいちいち切り抜くのはきりがないのでやめた。
問題をおこしたヒグマたちのその後
札幌で4名を負傷させたヒグマは射殺。
福島町で77歳女性を死亡させたヒグマとおぼしき個体が 2021-8-9 箱わなにかかり犯人かどうかDNA 鑑定中。
そのほかのクマはすべて野放し状態で、再び問題行動を起こす可能性が高い。
これからキノコ採りシーズンの秋になり、越冬前のヒグマは荒喰いの時期になるため、おそらく活動が活発になり、ヒグマ関連のニュースは増えるものと思われます。
要するに、私はヒグマに関する 所謂学識経験者さん ではありませんが、誰がなんと言おうと近年、ヒグマの個体数が増えて、縄張りを持てないヒグマたちが人間の生活圏に入り込んでいるのは明白だと断言します。
私が渓流釣りに入る山奥でも、私自身ヒグマと遭遇する機会がこの数年、明らかに増えており、いつ ザ・ディ が私の身におこるか、かなりの危機感を持っています。
増えすぎたエゾシカに対する対策が後手後手に回ったための、悲惨な状況( 道内各地のエゾシカによる壮大な被害・自然破壊など )の轍を踏まないように今度ばかりは 狩猟期間の延長 や市街地での駆除を可能にすること、春グマ猟の復活など早めのヒグマ対策の再検討が必要だとおもいます。
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2021-8-25(水) 曇り 22度C
今年(2021)はヒグマのニュースがこれまでになく多い。すでに死亡3名、負傷9名の人身事故のほか多数の家畜被害などが出ている。人間の生活圏へ侵入するヒグマ情報も激増している。
2021-4-10 道東の厚岸町では山菜採りの60歳代男性がヒグマに襲われ死亡し、2021-6-14 すぐ近くの国有林で測量中の67歳男性が襲われ負傷。
2021-4-27 富良野では親子ヒグマ3頭に遭遇したハンターが母グマに逆襲され負傷したが母グマは同僚が射殺、コグマ2頭は遁走した。
2021-5-8 滝上町滝の上原野の山林で山菜採りをしていた62歳男性が親子ヒグマに遭遇、右足首を噛まれドクターヘリで移送された。
2021-6-28 札幌市では川伝いに市内に紛れ込んだヒグマがパニックになり大暴走、4名が襲われ負傷した。
2021-7-2 道南の福島町では 77歳女性が畑で襲われ無惨な最後をとげた。
2021-7-5 滝上では浮島湿原に向かった60歳代女性が林道でヒグマに襲われて死亡。
2021-8-7 津別町最上では畑作業中の60歳代と30歳代の母娘2名が畑で草刈り中に襲われ顔面など噛まれ重症。ここは私がチョウの観察に好んで入る地域で、昔から♀ヒグマが住み着いており、このヒグマの糞に集まるオオイチモンジというチョウの撮影を毎年行ってきました。
津別町最上の林道でいつきの♀ヒグマの糞に集まった美麗蝶代表のオオイチモンジ。今回、人身事故をおこしたのはこのヒグマの可能性が高いとおもう。これまでもしばしば近隣の畑に出没したことはあったが人を襲うようなことはなかった。
その他のヒグマ関連の話題
2021-6-27 羅臼町では、しばらくなりを潜めていた 通称RTと呼ばれる 犬喰いクマが再びもどって飼い犬を襲った。RT はとてもかしこいクマで巧みに人間たちの隙をうかがい、これまでに8匹の飼い犬が犠牲になっている。
道東では、このように民家のまわりにイヌをつないでいる家は少なくない。これは中標津町の民宿のイヌです。
2019年から2021年にかけて標茶・厚岸では 牛喰いクマが暗躍して多数の放牧牛が犠牲になっているが DNA 鑑定の結果羅臼町の犬喰いクマと同様に、ある特定のヒグマが犯人と目されており、3年間で52頭を死傷させている。
我が家で購読している北海道新聞からの切り抜きです。
北海道では、夏場は牛を放牧することが多い。これらの牛は夜間にヒグマに襲われたらひとたまりもなく喰われてしまいます。放牧中の牛がヒグマに襲われることは、これまでも時々はあったが、こんなに連続して多数の牛がおそわれたことはなかった。先年、北見市でも黒毛和牛が一頭襲われて食べられてしまいました。
いまや クマの街サッポロ とまで言われる札幌では、その後もあちこちで住宅地付近にヒグマの出没が続き目撃情報が後をたたない。
札幌につぐ北海道第二の都市旭川でも、まさかの市内中心部に近い川原に体長2m ほどの大きなヒグマ出没が続いていて戦々恐々状態。
このほか道内各地で人間の生活圏(住宅地、市街地など)に侵入するヒグマの情報は、2021年は、もう枚挙にいとまがなく、私はこれらヒグマ出没関連の新聞記事をいちいち切り抜くのはきりがないのでやめた。
問題をおこしたヒグマたちのその後
札幌で4名を負傷させたヒグマは射殺。
福島町で77歳女性を死亡させたヒグマとおぼしき個体が 2021-8-9 箱わなにかかり犯人かどうかDNA 鑑定中。
そのほかのクマはすべて野放し状態で、再び問題行動を起こす可能性が高い。
これからキノコ採りシーズンの秋になり、越冬前のヒグマは荒喰いの時期になるため、おそらく活動が活発になり、ヒグマ関連のニュースは増えるものと思われます。
要するに、私はヒグマに関する 所謂学識経験者さん ではありませんが、誰がなんと言おうと近年、ヒグマの個体数が増えて、縄張りを持てないヒグマたちが人間の生活圏に入り込んでいるのは明白だと断言します。
私が渓流釣りに入る山奥でも、私自身ヒグマと遭遇する機会がこの数年、明らかに増えており、いつ ザ・ディ が私の身におこるか、かなりの危機感を持っています。
増えすぎたエゾシカに対する対策が後手後手に回ったための、悲惨な状況( 道内各地のエゾシカによる壮大な被害・自然破壊など )の轍を踏まないように今度ばかりは 狩猟期間の延長 や市街地での駆除を可能にすること、春グマ猟の復活など早めのヒグマ対策の再検討が必要だとおもいます。
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