オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

知床半島羅臼側で最も赤点紋理が発達するオショロコマ個体群

2021-01-24 20:42:57 | 渓流魚、蝶、自然
知床半島羅臼側で最も赤点紋理が発達するオショロコマ個体群


20XX-10-12 ( 日 ) 晴れ





秋の始まり、知床半島羅臼側ではもっとも赤点紋理の数が多く鮮やかなオショロコマ個体群の撮影をを行った。










オショロコマたちは、はや婚姻色で喉周りが真っ黒になってきた♂も見られるが、本格的な産卵行動はさらに1ヵ月後、晩秋になると思う。


























ここでは、とある理由で深みにイトミミズが大量に発生していた時期があり、この豊富なエサのせいで30cm以上の大型個体も稀ではなかった。










近年イトミミズ発生が減りオショロコマの大きさも通常の大きさにもどりつつあるが、赤点紋理の数が多く鮮やかであるところは変わりがない。









撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。




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湧別川水系、最源流、初冬のオショロコマ  その弐

2021-01-14 18:07:56 | 渓流魚、蝶、自然
湧別川水系、最源流、
初冬のオショロコマ  その弐



 

20XX-11-8 (土)  晴れ   とても寒い

引き続き、オショロコマを拾い釣りしながら撮影、リリースをくりかえした。




















山間部の谷間の渓流のため、場所によってはまったく陽が入らず、はや雪が積もったり岸辺が凍っているところもある。












やたらと気温が低い。体感温度は、きっと、もっと低い。










そんなわけで、とうとう低体温症みたいになって体調最悪、水量多く川底が滑りやすい場所では何度も平衡を失い転倒しそうになった。












それでも滅多に入渓できない湧別川水系、最源流域の初冬のオショロコマを、この機会にせっせと撮影し続けた。











気温が低いためにデジカメKD500Zのバッテリーが放電しなくなってきたので撮影を急いだ。






脇の下にバッテリーをはさんであたためながら、だましだまし放電させての、きわどい撮影になってきた。






寒くて死にそう。これまで何度も経験している低体温症の恐怖が頭をよぎり始めた。






低温のためバッテリーが短時間であがってしまい、取り替えたバッテリーもすぐ放電しなくなる。





寒すぎるのだ。 体感温度は 0 度C 以下と思う。





とうとうKD500 Z のバッテリー10個は全部、放電不可能となり、撮影不能になってしまった。





しかたなく予備のデジカメ Fuji Fine Pix で撮影した。 





連写風に撮影でき ピント合わせも早いが さて画像はどうかな。

















標高を上げるにつれて川岸は凍っており、下の良たまりへ行こうとしてふとみると新雪に真新しい大きなヒグマの足跡発見。





怖くなって、とうとうここでの釣りを切り上げた。





今日はMR川源流の山麓奥深くへ入り込みすぎ あまりの寒さで撃退される形になったが 野性的なオショロコマの良い写真がまあまあ撮れたと思う。





これらの写真は貴重な一連のオショロコマデータベースになります。





車のヒーター最強にして体を温めながら北見にもどった。






山を降りてゆくと里に雪はなく 川も凍っておらず、この時間まだ陽があたってあたりは暖かい。





少し前。せっせとオショロコマを撮影していた山奥の渓流での釣りは、どこか別世界の出来事であったかのような不思議な感覚になってしまった。





疲労困憊して帰宅した。 


   終わり。



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2021年、最初の北見大雪の風景。

2021-01-09 19:11:16 | 北見市の出来事
2021年、最初の北見大雪の風景。


2021-1-8  (金)  大雪

昨夜から全道的に大荒れとなり、交通機関はおおかた止まりひたすら雪が降りしきった。





こんな時でもオホーツクの北見市だけは、ふつう大雪をまぬがれるのだが今回ばかりはそうはゆかなかった。




昨日まではほぼ積雪ゼロが続き、道路など本当に走りやすかったのだが昨夜から降り続いた雪は積雪50cmくらい。




いっぺんに冬の景色になってしまった。




先日、エンジン除雪機のホンダ雪丸のエンジン始動テストを行い、30分もかかってなんとかエンジン始動にこぎつけていたので大雪さあこいと言った感じ。




救世主のような、悪魔のような大型除雪車(グレーダー)が現れた。











救世主出現でみるみる道路の雪は除雪されるのだが、悪魔のように道路脇、車庫前、玄関口に山のように除雪した雪を積み上げてゆく。






各家庭は道路に出るためうずたかく積み上げられた雪を必死に除雪しなければならない。





おっくうで、なかなか作業に出たくない。昼は昨夜のブタしゃぶの余り汁でおいしいおじや。





昼食後、かみさんにうながされ、しぶしぶ雪丸の出動となった。お向かいさんの駐車場もふくめ、たっぷり2時間の作業で荒削りな除雪が終了した。





孫長男君はまだ子供だがエンジン除雪機に興味しんしん。やらせろとねだるので安全な雪かき仕上げをやらせてみたが上手なのにびっくり。














作業が終わったらもう夜になってしまった。















今日は雪かきがんばったからと夕食は黒毛和牛のすき焼きを奮発してくれました。







2021-1-9(土) 快晴

昨夜までの悪天候はウソみたいに晴れ上がった。




実は午前3時ころ、なぜかもう一回グレーダーが入って、さらにこまかく除雪したものだから、またけっこうな積み上げができていた。




この積み上げは、最初のと較べると大したことはないのだが、これを除雪しなければ車を出せないので各家庭、ブーイングしながら朝から除雪。




エンジン除雪機が出動するほどのこともなさそうなので、孫3女君が中心になってせっせと除雪した。




毎年ごとにオホーツクの北見市では降雪量が減る一方で、昨年は雪丸の出動は二回しかなく、庭の積雪がほとんどない冬でした。








そのため、例年なら雪の下で保温されていた寒さに弱いシュウメイギクが全滅したりして、異変を身をもって体感しつつあります。


今年の冬はどんなことになるのでしょうか。







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湧別川水系、最源流、初冬のオショロコマ その壱

2021-01-05 21:34:05 | 渓流魚、蝶、自然
湧別川水系、最源流、初冬のオショロコマ その壱

      


20XX-11-8 (土)  晴れ  寒い



朝9:30 出発。




M川水系支流沿いに、はや凍りはじめている道をさかのぼり、小高い峠を越えて下ってゆくとY川水系の支流の一つMR 川の源流域に到達する。




今日は良い天気。





この支流沿いの荒れ果てた林道をえんえんと遡り最源流域に棲息するオショロコマを見にいった。











ここは林道の状態が悪く、標高が高いせいか天候がとみに不安定で、ヒグマの気配もとりわけ濃厚なため、入ってゆくのがとてもおっくうな水域のひとつだ。





水温は夏場でも常に10度C 前後と低いためか、アメマスはじめ他の魚種はみられず唯一小型のオショロコマのみが棲んでいる。




























下流域に多数の砂防ダムがあるためニジマスの侵入はまったく不可能で、いまだ原始の生態系を保っている類い稀な水域だ。
















渓流の様子は荒々しい山岳渓流の様相だが、原始林の中、まさにオショロコマの森を流れており渓流環境は安定して多少の大雨などに影響されることはない。





うっそうとした森の保水力は底しれず、川岸の岩も苔むして、川底環境もきわめて安定しているように見える。




オショロコマはところどころに見られる深みで流れのおだやかなポイントに5-20匹くらいずつ群れる形で見られた。




































川を見ながらすすみ、そのような場所を選んでオショロコマのひろい釣りをしながら撮影した。


























産卵行動後、体力が改善してきた個体群だ。














ここでの産卵行動はあまり過酷なものではなかったようで、傷だらけで尾びれがすり切れたような痛々しい個体はみられないが、やや痩せているものが多い。












しかし、やせてはいるが不健康な感じはまったくない。





時期的にオショロコマの活性はあまり高くなく、夏場のように振り込んだとたん食い付くようなことはない。




かといってあまり誘うような釣りかたをすると呑まれてしまうので最初のかすかな気配でアタリをとって釣り上げるしかない。そのため、かなりの個体を釣り落とした。




源流域の個体群なので 尾叉長10-15cm と、とても小型の状態で成魚になっているようだ。小説やマンガでは必ず源流に大型魚が棲むが、現実には源流で大型化して有利なことは何もない。














外見はきわめて多彩。♂の腹部は黄色く♀の腹部は白い。




知床や斜里川水系のように、ある特定の形態的特徴へと収束している気配はない。





すなわち遺伝的には依然、多様性に富んでいる健全な個体群にみえる。


  



      この項、続く。


     撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。





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