オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

秋のニジマス爆釣、ワンキャスト、ワンニジマス。その弐

2020-06-30 20:17:14 | ニジマスによる被害
秋のニジマス爆釣、ワンキャスト、ワンニジマス。その弐。


2018-10-8  (月)  曇り



以下、この渓流でのニジマス成魚の画像をお示しします。





















ダラダラ川のこの渓流では比較的魚がたまる、私が大好きな大たまりが100mおきに2カ所ある。




かってはオショロコマしかいなかったが、今や大繁殖したニジマスがそれぞれの溜まりで、通常少なくとも10匹程度が釣れることが多い。





しかし、この日の釣れ具合はそんなものではなく、ワンキャストワンニジマスといっても過言でないほど、ウソみたいによく釣れた。










途中の岸辺のボサからも結構な確率でニジマスが飛び出してくる。










渓流の規模から言って大型ニジマスは稀で、30cm 前後がここのニジマス大きめ成魚の一般的サイズだ。






















最初は大型個体が次々にかかり、その後釣れるニジマスは少しづつ小型化してゆき、最後は幼魚まで果敢に飛び出しては釣れてくる。


撮影後は手早くリリースしますが、リリース後の魚の生命予後を担保するためには針を呑まれないよう細心の注意を払っています。
すなわち早合わせに徹していますが、この程度の針かかりなら何とか大丈夫かと思っています。






この日は先般の大増水で残留流木などが多数沈んでいて、根がかりや木の枝に巻き付いたりで釣り針や仕掛けの消耗が相当にはげしかったが気にせず釣った。 


















腹部に体側の黒色小斑点が転移して出る個体があるが、出現頻度やパターンは溪流ごとに特徴がある。



今回は腹部に黒色斑点転移があった個体は上記の1匹のみでした。













ニジマスポイントの2カ所のおおたまりの他は、ここから下流はしばらくたまりはない。



魚信が遠のいたところで もどって釣って、また釣れなくなると再びもう一つのたまりにもどって釣ることを繰り返した。



夕方のせいか食いが立っており、ここでは最大級の45cmニジマスはじめ かなりの個体を釣った。 





























午後5時。もうあたりが薄暗くなり ヒグマの活動時間になってきたので 武装解除して引き上げることにした。 



まさか、この二カ所のみでこんなにニジマスが釣れるとは思わなかった。
 



ニジマスは最終的に少なくとも大小80匹ほどを釣ったが 下流をさぐれば良ポイントがさらに見つかるかもしれない。



今回の大爆釣の理由は不明だが、先般の大雨大増水の後、一気に水が引いて、たまたまこれらの大溜まりにニジマスが一時的に集結したのではなかろうか。




   おわり。




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秋のニジマス爆釣、ワンキャスト、ワンニジマス。 その壱。

2020-06-27 00:54:56 | ニジマスによる被害
秋のニジマス爆釣、ワンキャスト、ワンニジマス。 その壱。



2018-10-8  (月)  曇り




朝7;30 起床。 かみさんは友人たちとの会合で外出。




午前中は秋の庭のモミジや秋の植物など撮影しながらウダウダ過ごした。



 
12時過ぎ、何故か衝動的に急に釣りモード気分になってきた。




そこで急遽、カップ麺をすすってから北見市近郊のニジマス川へ向かった。



午後からの出撃なのであまり遠くへは行けない。




我が家からフォレスターでしばらく走って1時間以内の近場の渓流に到着した。




久しぶりのニジマス川は予想どおり、ニジマスの魚影が驚くほど濃くなっていた。
































大小のニジマスが思い切り細い渓流竿を絞り込んでは、派手派手しくテールウォークをやったり、きゅんきゅんと糸鳴りをさせたり、野性化ニジマス釣りはひたすら快感だ。














































私の場合は釣れる魚は必ずしも大きくなくとも満足で、魚が小さいからとあなどることはまったくない。




それは釣り味もさることながら釣った魚を美しい魚体として映像にとらえることに最大の快感があるからだ。




というわけで、釣り針を呑まれないよう細心の注意を払いながら、せっせと釣っては撮影してリリースを繰り返した。





とりあえず、この項では幼魚から若魚の画像を提示して、次項で大型のニジマス成魚の画像をお示ししたいと思います。




川に多少のでっかいニジマスがいるだけでは、数年後寿命でそれが死んでしまえばおしまいです。





最も重大なことは稚魚、幼魚、若魚が十分いて、それらの頂点に比較的少ないデカニジマスがいるという構成パターンができているかどうかということになります。


ニジマス稚魚もよくかかり、それなりにけっこうな引きをします。







ここでは、野生化したニジマスが絶滅危惧種VU のオショロコマを完全に駆逐して、その後大繁殖しそれなりの生態系を形成しています。




私はオショロコマ棲息水域に侵入するニジマスはオショロコマ絶滅を防ぐ、ないしは先送りするために積極的に駆除(食べる)してきました。




しかし、最終的にニジマス一色に染まってしまったこの水域から、もはやオショロコマは消えて久しい。




外来魚だからと機械的に、ここのニジマス駆除を試みるのは、この後におよんではもはやまったく意味の無い陳腐なことです。




ここは私にとっては楽しいニジマス釣り場と割り切っています。



































川の様子はこのところの大雨でかなりの増水があったようだが、それが引いたばかりの感じです。





岸辺の草やフキが大増水で洗われ、水が退いた後、広範に寝てしまっている。




    この項、続く。 次は大型のニジマスがでてきます。




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エゾクロテンのいる風景  その弐

2020-06-22 19:41:12 | エゾクロテン
エゾクロテンのいる風景  その弐。


   


食後、ロビーに出ると 窓のすぐ近くにヒマワリの種を撒いてシジュウカラやゴジュウカラなど小鳥が集まるようにしているが、そこに先ほどのエゾクロテンが来ていて盛んにヒマワリの種を食べているではないか。




あまりにあっけないエゾクロテンとの接近遭遇でした。





とてもかわいいのでみんなで激写。





















動きがせわしなく絶えず外敵を警戒しながらせっせとヒマワリの種子を食べている。














現在、北海道には6種類のイタチの仲間が住んでいます。 



本州からの移入種の ホンドイタチ、ホンドテン(キテン)、養殖所から逃げ出し野生化したミンク、北海道固有種としての イイズナ、エゾオコジョ、そして今回の主人公、エゾクロテンです。



エゾクロテンは、いまやとても稀少な小動物で動きが敏捷、警戒心が非常に強いため、近年目撃情報があふれているヒグマにくらべ野外で目撃する機会は、はるかに稀とされています。



クロテンといいますが外観は黒くありません。




私はエゾクロテンを野外でみたことが無かったので過去に真っ黒なミンクの死体が転がっていたのをエゾクロテンの死などと間違ってブログに出したことがありました。この際、謹んで訂正したいと思います。




私は 2014-8-3(日)、当時エゾクロテンを展示している日本唯一の動物園の釧路動物園で初めて本種をみてあまりにも獰猛な形相が印象的であったのを思い出します。




足がとても太くてたくましいのにも感心しました。




少なくとも、かわいいなどとはまったく思いませんでした。





実際、イタチ科の獣たちは獰猛かつ残忍な性格で知られており、たとえば鶏小屋を襲ったイタチは最終的にそこの鶏すべてを殺してから立ち去るとも言われています。



それなのに最近、本種を展示するようになった旭山動物園では、客寄せを期待してか、そのあまりにもかわいい表情、しぐさのみをやたらと強調しているようですが本当にそうかな ?? との疑問をもっていました。



たしかに真っ正面、ないしやや上から見下ろすといかにもかわいい顔つきです。









しかし真横から見た精悍な姿、さらに一瞬キバを見せたときなど、この小動物がいかにも獰猛な生き物であることは下手な予備知識などなくとも容易に想像できます。










しかし、次の瞬間、いかにも愛くるしい顔付きやしぐさの癒し系動物に変身するのです。



動物好きの私などは見ていて、飽きない。無心にいつまでも見ていることが出来る。






鳥用のエサ場にきて小鳥たちを追い払いせっせとヒマワリの種を食べていました。




ガラス越し30mくらい、鼻息がわかるような近距離で私たちの存在はまったく気にしないでお食事中。










しかし、森の方向には、ものすごく警戒心が強いようで絶え間なくあたり一帯を監視、突然すっくと立ち上がってキョロキョロしたり、やたらとぴりぴりした様子で、動きは素早くほんの1秒たりともじっとしていない。











動きが素早く、とても速い。



そのため、ノーフラッシュでせっせと数百枚デジカメ撮影したものの、90%の写真はピンぼけないし構図不良でした。



一体、何を警戒しているのだろう。 












見ている限りでは天敵めいた生き物は出現しなかったが、山鳩がエサ場ににじり寄ってくると表情が硬くなり、こころなしかキバがのぞく頻度が増すようでした。






後半、やや小型のもう一匹のエゾクロテンが登場。







メスか、または若い個体でしょうか。



大型のエゾクロテンに遠慮してかなかなかエサ場までは寄ってきません。




最近では3匹ほどのエゾクロテンが現れるようです。 




エゾクロテンは野鳥に給餌をはじめた2003年ころからやってくるようになったとのことで、過去には最高7匹きたこともあるそうです。




エゾクロテンは夜間も昼間も行動しますが、ここではもっぱら夜行性らしく夕方から現れることが多いらしいのですが、今日はお客がおらず、そのため真っ昼間から出てきてくれたようでした。




今回、人間界のとある事情でレストランを訪れる人がほとんどいなくなったせいか、幸運にもエゾクロテンが真っ昼間から大胆に接近してくれるようになったのでしょうか。




エゾクロテンを偶然にまじかに見ることができて、今回は本当に幸運でした。



しかし。




子供は飽きやすい。1時間ほどは ワーっ かわいいっ うっそーっ とキャアキャアー大騒ぎしながらエゾクロテンに夢中でしたが、おみやげコーナーで買ったお菓子や飲み物や、トドメのめちゃおいしいアイスのほうに完全に心が移ってしまいました。

















三女君や長男君はさきほどからエゾクロテンは完全に飽きて、ロビーの木製遊具のほうに気がゆくようになってしまいました。











この山奥のすばらしいレストランは、本日は我々家族以外は客がいないようで、店には本当に申し訳ありませんでしたがえんえんと長時間にわたって広いロビーを独占したみたいな格好になってしまいました。






ちなみに私は周辺の森で釣りや蝶採集のあと、このレストランは年に4-5回は訪問しています。




それなのに、この十数年、エゾクロテンがくるという噂は知っていましたが現実にお目にかかったのは、正に今日が初めてのことでした。





あまり長居をするのも気がひけますので 午後3時30分 帰路につきました。




おしまい。




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エゾクロテンのいる風景。  その壱。

2020-06-19 16:50:30 | エゾクロテン
エゾクロテンのいる風景。  その壱。



2020-5-17(日) 曇り 霧雨  最高気温11度C とても寒い




渓流釣りのあと、昼食は、山を降り里へもどって、さらにしばらくえんえんと走って私のお気に入りの山奥のレストランへと向かった。





昨日電話で、レストランは時間を限ってなんとか営業していることは確認してある。




霧雨が強くなったり 治まったり。 ほかの車と会うこともない山間の道をひた走る。




山は濃い霧で上のほうは見えず、空はどんよりとした厚い雲がたれ込めている。





途中、思いがけず道路沿いには満開の桜並木がきれいでみなさん大感激。



 



料理がとてもおいしいので私が好きなこの山奥のレストランは普段は客が多いのだがコロナ騒ぎの影響で本日は駐車場に車の姿がない。




ロビーやレストランをみるといかにもさみしくガラ-ンとしていた。





ロビーの目の前にバードテーブルがあり種々の小鳥たちがきていた。





かみさんと私が石焼きビビンバ、二名がスープカレー、次女君はビーフカレー。

長男君と三女君は、お子さまランチにすれば良かったものをつい大人ぶって本格辛口チキンカレー。








料理の味は最高、心をこめてきちんと作っていることがひしひしとわかる。 









三女君と長男君は大人用の辛口チキンカレーと闘い、泣きそうになりながらやっと完食。





完食しなければデザート類はあたらないのだ。


なんとか完食した。
 






あ あれ 何 ????。





急に子供たちが窓の外を見て叫ぶ。





原始の森を背景にした野性的な庭を、目にもとまらない速度で走るしなやかな生き物。




エゾリス ?  エゾウサギ ?  いや違う、何だろう。




やたらすばしこくて文字通りしなやかに、矢のような速度で走る。 




ときどき岩の上に静止したり、すばやく松の幹を駆け上がったりする。






初めて目にする不思議な生き物。





そういえば、私はこれまで見たことがなかったがこのレストランでは運が良ければエゾクロテンを観察できることがあると聞いたことがあった。





そうです。いまやとても珍しくて観察できる機会が最も少ないとされる稀少動物代表のエゾクロテンでした。




たとえば、ヒグマをはじめ、希少な野生動物専門の写真家さんたちでもエゾクロテンを見たことがない人は多いのです。


 


そんなエゾクロテンが私たちの目の前を1分間ほど、縦横に駆け回り、消えた。





みなさん、野外で初めて見たエゾクロテンに感激、感動、興奮。






遠景ながら、なんとか写真におさめることもできた。







いやーっ、すごいものを見たね。本物の野生のエゾクロテンだよ。もっと見たかったね。



       


          この項、続く。




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アメマスとニジマスが共存する渓流で早春の釣り。

2020-06-16 22:02:00 | 北見市の出来事・行事など
アメマスとニジマスが共存する渓流で早春の釣り。





2020-5-17(日) 曇り 霧雨  最高気温11度C とても寒い


かわいい孫4人がやってきて、どこか人間のいないところに遊びに行きたいとせがまれ、みんなでとある人里離れた山奥へ出かけることになった。




午前10:00 最初に、みんなで絶対に新型コロナウイルスが存在しない北見市近郊の渓流へ釣りに出かけた。




オショロコマやヤマベは生息せず、野生化ニジマスとアメマスが勢力伯仲して共存している渓流だ。



それにしても、とても寒い日だ。



おまけに霧雨が強くなったり治まったり。
 



どんよりとした厚い雲と霧がたれ込めて遠くの山々の姿は見えない。




この時期、北海道の山奥の林道の多くは冬期間に林道が荒れたり、山火事予防の目的であったり、大方のゲートには施錠されている。



この林道は何故か、毎年この時期でもゲートが開いている。



昨年は倒木で車が通れなくなっており途中で引き返した林道だが今年はきっと大丈夫と思う。



今年は林道の状態はよく順調に走って、源流近くまで侵入し、いつも渓流魚が溜まっているポイントへ到達した。





子供たちにウェーダーをはかせたが 次女君は体が大きくなって、かみさんのウェーダーぎりぎりぱんぱん。 



三女君はSサイズの少年用ウェーダーがだぶだぶ。 














さっそく川に入って釣らせたが、約30分ほどで 三女君がアメマス2とニジマス2、次女君がアメマス3 、長女君がニジマス3、長男君がニジマス2を釣ったあたりで、やがて魚信がなくなった。





 







ここは諸般の事情でオショロコマとヤマベは棲息しない渓流で、どちらかというとニジマスがアメマスよりやや優位といった渓流です。











アメマスは一般的にニジマスに対してオショロコマほど弱くないように思います。













しかし、長期的にはどのようになってゆくのか慎重に様子を見て行きたいと考えています。












まだ時期的にあまり喰いが立っておらず、合わせも甘いので、みなさん、釣り上げた魚の数の倍以上を釣り落としていました。




川虫が豊富なようで早春にしては魚が肥えて、良い状態の個体ばかりであった。







結局、子供たちはそれぞれ魚が釣れて大興奮、全員が釣れてよかった。 




気温がとても低くなり、氷雨までがぱらつき霧も濃くなってこれ以上の釣りは困難と判断。




この日、遊んでもらった渓流魚たちはすべて丁寧にリリースしました。




実際は2匹だけ長男君が食べたいというのでニジマスをキープしていたつもりが、気がついたら全部逃げられていました。





みなさん、のりのりで、キャーキャー大騒ぎ、大興奮の早春の釣り行でした。





釣り終わったら、あまりにも寒いことに改めて気づき、必死にダンスをして体を温めているところ。



12:00  武装解除。


               この項、続く。






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真狩川の真っ赤なアカハラオショロコマと寄生虫

2020-06-13 13:16:59 | 渓流魚、蝶、自然
真狩川の真っ赤なアカハラオショロコマと寄生虫





2005-9-18 (日) 雨


道南のオショロコマ調査に通い詰めていたころの話。




雨は降りしきり目的の白井川上流へは入れず、双葉ダム上流へも入れず仕方なく尻別川水系へと転戦して支流の真狩川源流に入った。





以前に有名な真狩川のアカハラオショロコマを釣ったことがある、とある水域に入った。




だめもとと思って入ったのだが幸運にも私が1匹、F 氏が5匹、良型オショロコマを釣り思いがけず、すばらしいアカハラオショロコマの写真が沢山撮れた。













ここのオショロコマはイモリのような赤い腹部が特徴だが、それだけではなく暗色調の体色に鮮やかな赤点紋理のコントラストがすばらしいとおもう。















釣り上げて撮影しようとすると、オショロコマのエラのあたりからまるで放精したみたいに白いものがパーッと出てくるのは以前と同じ。




次の瞬間には薄まってわからなくなってしまうが、その正体は小さな寄生線虫の群れです。





今回提示した写真の中にもその小型寄生線虫が写っていますので気をつけて見ていただければ幸いです。










知床のとある渓流でもエラに大量の小型線虫が寄生しているオショロコマ個体群がいますが、真狩の寄生線虫はより小型です。





知床でも真狩でもこれら寄生線虫のためにオショロコマが弱っている気配はまったくありません。





撮影させていただいた貴重なアカハラオショロコマはすべて丁寧にもとの場所にリリースしました。





毎回、良型の成魚ばかりが釣れて、若魚・幼魚・稚魚がいないのがとても気になる個体群です。





世代交代が何らかの理由で、とどこおっている可能性が推定されます。




稚魚・幼魚のいない個体群の未来は明るくありません。



老熟した巨大大型個体(実はおじいちゃん、おばあちゃんです)を釣ると釣り師はひたすら喜び、どや顔の写真を見せて多いに自慢します。





私はそれも好きではありますが、そこの若魚・幼魚・稚魚の存在のほうにより興味があります。




最近、古いコンピューター日記を見ているうちに、このブログ記事に提示しているこれらの未発表画像を発見しました。













今回アップした画像は、当時は没写真として不採用にしていたものです。







今見るとなかなかどうして良い写真ばかりだと思いますので改めて今回アップさせていただきました。













この他にも真狩のアカハラオショロコマは、このブログにしばしば登場していますので興味のある方はもう一度見て下さい。




近年( 2020 )、ニジマスがかなり増えてきたという真狩川では、かってのようなアカハラオショロコマがみられなくなったとの話を聞きます。





もしかして、野生化ニジマスのために絶滅ないし激減した可能性はないでしょうか。






釣りが終わって竿をたたんでいると釣りファッションがばっちり決まったフライマンが二人やってきた。




その辺のおじさんが釣り竿をもっただけというやぼスタイルの私たちは、彼らのあまりの格好良さについ後ずさり。




新しいフライ竿を買ったので、ためし釣りに札幌からきたというが川が増水して釣りにならないという。




何も釣れず、オショロコマはまったく見かけなかったという。





最後の頼みの綱のキロロリゾートから余市岳登山道の付近に入ろうと思ったがいってみるとそこもしっかりゲートがあり余市川源流域への釣りは今回すべて門前払いの形になってしまった。




その後、ひたすら走って日高町のトロン温泉のある交差点の旅館に宿泊した。




2年前、カバノアナタケを採るために日高山系ウェンザル林道でかなり白樺が無断伐採され、その後ゲートに施錠されるようになったという。




明日の釣りのために旅館の御主人にゲートの鍵を借りた。




ウェンザル林道の奥の川でちいさなイワナ(恐らくオショロコマだろう)が釣れるというのだ。



        後略。




このあと、日高山脈奥深くへ到達し手つかずの源流域で巨大(30-40cm)オショロコマを爆釣しています。



古いコンピューター日記より。









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新型コロナウイルスと関東地方の渓流釣り

2020-06-11 02:42:06 | 渓流魚、蝶、自然




新型コロナウイルスと関東地方の渓流釣り



コロナの日々、 新宿の渓流釣り師編



東京では、本格的な規制は解除になったものの、いまだ毎日2桁台の新型コロナウィルス感染の新規発生が続き、アラート発令が出ています。



2020-6-9 日本全国における新型コロナウィルス感染状況。 かなり落ち着いてはいますがいまだ要注意とおもわれます。




東京での感染例は自宅から徒歩で10分の距離にある歓楽街の新宿区歌舞伎町での発生が6割をしめています。



3密とその後の責任をどう考えているのか、距離が近いだけに高齢者には脅威です。



私が属している渓流釣りの会も3月から活動休止状態が続いています。



ただ地方会員もおりますので、もし釣りをするのなら、当会は、ダイワの看板をしょっていますので、帽子、会名入りベストは着用せず、あくまで個人釣行と言う指令が出ています。



こんな状況ですので、渓流にいけなくて残念です。



例年ですと10回以上は釣りに行っているところですが、この3か月、渓流釣りに行っておりません。




5月に予定しておりました北海道遠征イトウ釣りも中止になりました。




私は、2週間に1回買い物に行くくらいで、自宅で待機状態です。



友人が仕事で静岡に行きましたら、車のタイヤの空気をぬかれたそうです。



悪質なのは、車体に傷をつけられたり、ガラスを割られた被害もあります。



他県の車に異常に敏感になっていて、特に排他的な地域は危険さえ感じさせます。





1月につりフェスティバル(釣り具見本市)にいきましたが、渓流の新しい竿は出ていませんでした。鮎と海の商品が主体です。



この傾向は年々強くなり、以前はメーカー主体の渓流釣り教室があったのですが、今は会がやっている渓流釣り教室(エサ釣り、テンカラ)のみで、参加者も年々減少しています。




近年の放流の状況について


関東地方の放流実体ですが、特に多摩川の東京都を流れる地域は、源は山梨県で小河内ダムの上流は丹波(たば)川と名前を変え、下流を多摩川といっています。


漁協の人がバケツで放流しますが、その下流に群れを成して釣り人が竿を出したり、漁協の人と懇意にしていると、何日にあそこに何匹放流するからそこで待て、といったような状況で、俺は30匹釣った、50匹釣った自慢する人もいて、3日もすれば、魚は激減し釣れなくなります。


仕掛けのお祭り騒ぎでトラブル事は多々あります。


放流魚は、ニジマス、やまめ、いわなで、放流数は、ニジマス、やまめ、いわなの順でニジマスが安価なので一番多く、いわなは上流の沢に放流することが多いです。


放流してすぐ釣れるのはニジマスで、解禁日に大多数釣れてしまします。


同じ多摩川でも、稚魚放流、発眼卵放流も行っていて、この方がある程度魚は定着します。


手間がかかりますので嫌がる漁協もあります。


他の川も大体同じような放流状況です。


関東地方で釣れる渓流魚は、9割以上が放流魚です。


成魚放流の魚は、尺以上の魚でも、天然魚に比べて体重はあるので重いですがすぐ釣れてしまいます。


俺は、尺ヤマメを釣ったと自慢しても、天然の尺ヤマメを釣ったことがあるのと聞きたくなります。



その仕掛けでは絶対上がらないよと言ってもわからないでしょう。


私は、天然の尺ヤマメを釣ったことはありませんが、かけたことは何度かあります。



その当時の0.8号のハリスをひとのしで切られました。



今は、魚で仕掛けを切られることはありません。




関東地方の渓流釣りは、解禁日に放流場所を追っかけていく釣り(本来の渓流釣りではありません)が主体となっています。



その後は釣れなくなるからです。



関東地方では、放流が主体ですのでヤマメは、ほとんどが放流魚、イワナも固有種とのハイブリットを釣ることになります。



掛けた時瞬間移動するあの天然ヤマメは夢になりつつあります。



イワナもサバみたいなものやニッコウやエゾのどちらともいえないものが多くなっています。



漁協も放流すればそれでよいだろうと言う考えの人が多く、ヤマメがいた川にあまごを放すのですか、ニッコウイワナのいたところにエゾイワナを放すのですか、生態系の事を考えていますかと言っても、将来魚がいなくなってもいいのですねと言っても放流はしたよ としか返ってきません。



釣り人の方も、キャッチアンドリリースをしてくださいとお願いしても金を払っているから持って帰るのは当然と言う人が多く、魚がいなくなってもいいのですね。と言ってもそれは俺たちの考えることではない言う返事が返ってきます。



根気よく説明してもどこまでと言う疑問が浮かぶばかりです。



ダムや堰堤も20年~30年で土砂が堆積し始め、50年で大雨、台風による決壊の危険性が増し、天竜川水域では、古いダム多くこの危険性が大きいことをどのくらい人が考えているのか、将来の事を思うとやりきれない気持ちになります。



すいません愚痴ばかりで良いことが書けないのが残念です。





ところで閑話休題。


わたしのよく行く渓では、1か月前によく釣れていた場所なのに、1か月後には全然当たりのなしで釣れないことがあります。



長年通っているとどうも時期によって釣れる場所が決まってきているようで、4月には、一番下流で徐々に上流になり、9月には、枝沢に移っていくようです。


ちなみにこの渓は、放流がなく天然ヤマメだけで、堰堤と堰堤の間に棲息し、堰堤間は2キロくらい、その間に3本の枝沢が流れ込んでいます。



私は、この移動は餌によるものではないかと考えています。本州中部の渓では、4月になるとウエノヒラタカゲロウが捕れるようになります。5月~7月には徐々に上流でも捕れるようになります。



ウエノヒラタカゲロウの幼虫が瀬の石の表面に出てくる時期に一致するのではと思っています。


他に水温等考えられますが、決定的なものではありません。


ウエノヒラタカゲロウは、急瀬にいますので流下頻度も多いと思われ、なによりナミヒラタカゲロウ、タニヒラタカゲロウに比べて数が多いのです。



戻りヤマメとか戻りイワナと呼ばれているものが、このように季節によって渓を行き来しているのではないでしょうか。



それにしても、狭い地域で他との交流がないので繁殖の弱体化が懸念されます。




オショロコマにはこの移動の傾向は、ないのでしょうか。



オショロコマは一般的に夏の水温上昇を嫌い、また秋の産卵行動にむけて8月頃から三々五々、源流をめざして遡上を開始する傾向があると思います。




2020-6-9 北海道における新型コロナウィルス感染状況。 かなり落ち着いてはいますがまだ要注意。




以上、いつも本州方面の渓流釣りについて種々ご教示いただいている 東京の S.M さんから新型コロナウィルス蔓延にともなう最近の状況をふくめて寄稿をいただいておりますので、ご許可を得て、本ブログでもまとめて御紹介させていただきました。 後世に読めばとても貴重な記録になると思います。





2020-6-9 世界の新型コロナウィルス感染状況。 いまだに日本と比べるとあまりにもひどい状況が続いています。




図表は我が家で購読している北海道新聞から転用しました。






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キャッチアンドリリースの果て

2020-06-08 21:15:15 | 渓流魚、蝶、自然
キャッチアンドリリースの果て








2005-9-18 (日) 雨


道南のオショロコマ調査に通い詰めていたころのお話。




道東の北見市から、はるばる道南の渓流のオショロコマ調査にきているが今日はあいにくの雨。




朝から雨もよう。高速道路を朝里川インターで降り、キロロリゾートへの道を赤井川村へ向かう。




赤井川村の入り口を左折し白井川上流へ向かう。




自然度の高い林道に入ったが川は大増水で釣りは無理な状況だ。



雨は猛烈に降る。



ゲートがあり鍵がかかっていた。



2004年9月の台風18号で林道が荒れて当面入林禁止らしい。石狩森林管理署管轄のようだ。 



地図でみるときっとオショロコマがいそうなのだが、残念ながら引き返す。




下りながら支流の一つに入ってみたが20cmほどのヤマベが釣れた。見てどっきり。

















近年(2005年頃)はやりのキャッチアンドリリースのなれの果てだろうか。口が裂け、顔を完全破壊されたすごい形相のヤマベが釣れた。





がっちり刺さった3本針ルアーを強引にはずされてリリースされたものの、奇跡的に生き残ったものでしょうか。




私の釣り針は早合わせのせいか上顎に浅く刺さっていて、丁寧に針をはずしてリリースしたが、なんとも後味の悪い釣りになってしまった。











おそらくこの釣り師のリリースした渓流魚の多くは、悲惨な経過をたどっていると思う。




このブログでもしばしば述べてきましたが、その後の魚の生命を担保出来るリリースの仕方は、まずは早合わせから始まって、実は、けっこうな心掛けが必要なのです。




普通に釣って普通にリリースしただけでは、魚の多くは悲しい経過(数時間後の死)をとっていることが多いと思います。





それでもリリースしないよりはリリースしたほうが生き残る可能性が少しだけでもあるだけ、遙かにましとはいえますが。




それにしても、ここにお示ししたヤマベ君の運の強さと生命力には脱帽です。




土砂降りになってきた。




そこで双葉ダム上流域をめざしたがここもダム工事などのせいか大きなゲートがかかって入れない。





                    後略。



当時のコンピューター日記より。

  
            この項、続く。



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孫長女君のバスケ試合、ひい婆ちゃんの抹茶、毒ゼリ中毒、回転寿司魚べい。

2020-06-06 20:11:03 | 北見市の出来事
孫長女君のバスケ試合、ひい婆ちゃんの抹茶、毒ゼリ中毒、回転寿司魚べい。








2019-3-23(土) 晴れのち 曇り 一時雪



AM 8:30 自宅を出発。



北網圏北見文化センターに駐車。そこから徒歩で道立体育館へゆき 9:00 から 全道選抜チーム大会で 孫長女君のバスケ試合をみにいった。



案の定、道立体育館駐車場は満杯でした。





会場は我が子我が孫の晴れ舞台を見ようと北海道各地から、たくさんの観客がきていました。























今年は北見市が当番校。 長女君たち北見西チームは 北見A に選ばれず 北見Bチーム。




対戦相手は 優勝候補の 札幌地区選抜チーム。




選手たちは250万都市札幌から選抜された超精鋭。平均身長にも10cmほど差があってオホーツクの11万都市から選抜された北見勢に較べて、ひたすらでっかい子が多い。


この身長差はすごいなあ。










体格、技術には圧倒的な差があり まったく相手にならず 86対23で完敗。



しかし長女君は健闘してあざやかな連続3シュートをきめ、孫のあまりの格好よさに涙腺がゆるんだ。



















さらにもう一回シュートを決めるなど北見勢の中では大活躍。
 



北見Bチームの 23点のうち なんと8点を孫長女君がゲットしている。















続いて 11:30から北空知選抜チームと対戦。




ここでも技術的にやや劣る北見チームは押されまくって完敗。 





















今回は何故か網走方面の学校の監督が北見勢をあまり出してくれず、この一戦では長女君も残念ながら活躍する機会がありませんでした。




試合が終わった後も当番校の長女君たちは午後3時頃まで道立体育館にいるというので他の孫たち3名を連れて近くに住んでいるひいばあちゃんのところへいきました。



大福と栗饅頭を茶菓子に持ってゆき、いつものおいしい抹茶をごちそうになりました。





私の母が好きなシンピジュームが綺麗に咲いていました。















私の母は抹茶の師匠をながらくやっていましたが 曾孫が14名もいるのです。




私の父が好きだった砂漠のバラもきれいに咲いていました。




実はかみさんが毒ゼリによる食中毒で入院中でした。





知人からいただいた超早春の山菜クレッソンをサラダでおいしくいただいたのだが、恐らく毒ゼリが混ざっていたようで 食後しばらくしてから、はげしい嘔気、嘔吐、下痢、腹痛にみまわれ緊急入院したのでした。




幸い、すぐにおさまり2泊3日の入院となったのです。





絶食・補液で治まったがこの日の夕方、退院。




腹が減ったというので退院祝いも兼ねて、みんなで回転寿司 魚べい にいったのでした。
















一過性の食中毒なので、治まるとかみさんもけっこう食べていました。




帰宅後、姉たちに刺激されてかバスケの練習に励む孫長男君。





北見市にコロナが来る前の出来事でした。昨年のコンピューター日記より。




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道東、カワマス、オショロコマ、雑交F1 の渓流

2020-06-03 21:16:07 | カワマス
道東、カワマス、オショロコマ、雑交F1 の渓流


201X-9-29(金) 晴れ のち雨 のち曇 21度C


朝 9:00. カワマス、オショロコマとそれらの雑交F1 が棲む道東の渓流へ出発。



しばらく高速に入って街を抜け、広大な畑作地帯を抜け、森や山や峠を越え、快調に走っていたのだが、急に不吉な気分。



なんと ウェーダーを忘れてきたことに気づく。 



幸い途中の小さな町のホーマックみたいなところで捜すと鮭釣り用品売り場でMサイズのウェーダー5000円たったひとつだが在庫あり、これを購入し事なきを得た。



目的の渓流は、この時期、両岸は草木が茂ってうっそうとしているところが多く、普通の人なら、入って行くのをちょっとためらう不気味な感じすらただよっている。






もう20年以上通っているので私は、なんのためらいもなく入って行ける。




いつものヒューム管橋下のたまりから入って大きく屈曲蛇行する湿地の川を、とりあえず 300m ほど釣り下った。









湿原の渓流の川面は平らで、いつも音もなく流れているのが特徴だ。






水が冷たく流れは速く川面のほとんどはびっしり繁殖したバイカモが広がって女性の長い長い髪の毛みたいにゆらめいている。
















川底は細かな砂礫で強い流れで足下の小砂利がみるみる流される。







油断すると足もとが極めて不安定になり転びそうになる。



川底の浅い、深いの変化が激しく、急にズドンと腰ほどの深さになって油断すると川の中で転倒しそうになる。



実はとても危険な川なので、ここでの釣りは私は昔からあまり好きではない。











おまけに川の両岸10mは背の高い草が生い茂ってはいるが、足下は泥状でずぶずぶと足が沈んでゆき、ところどころ底なし沼みたいで恐ろしい。




釣り方としては川の中を釣り下るしかない。川中に繁殖してゆらゆらたなびくバイカモ。



その隙間へ上流から流しこむと次々に魚がかかる。



しかし川に立ちこんでの釣りなので、バイカモの切れ端や足下の砂、泥が流れてゆくので魚たちはすぐ警戒して釣れなくなる。



しかし、ここでは釣り下るしかない。



釣り登る形だと意外に流速があるために振り込んでもピユーッと自分方向に仕掛けが流されるので魚はまずかからない。



結局、この日は カワマス純系2匹、 F1 12匹、 オショロコマ純系 5匹、 ニジマス2匹を釣った。 



ここは まさに雑交の川、 F1 の川である。 このパターンは長年変化することなく続いている。



カワマスを放すと在来のトラウトと交雑する力が強く、雑交F1には生殖能力がないため、やがてそこは死の川になる。 



とまことしやかに述べられるが私の知る限り空知川水系でも道東の渓流でも、長野県における例でも、日本においては実際にはそのような実例は無い。



長野県の保護渓流における例では カワマス、イワナ、およびこれらの雑交F1 が共存する状態が続いているといい、北海道と同じ状況と思われる。



今日はいつもは入ったことのない水域で釣ってみたせいか思ったより魚は多かった。



川岸がはっきりしない川なので釣った魚の撮影にはとても苦労した。 




この日撮影した渓流魚の写真を少し提示します。





純系カワマス
































純系オショロコマ。外見的に純系と思われますがカワマスの血が入っていないかどうかはDNA解析をしなければわからないかも知れません。









































雑交F1


カワマスとオショロコマの雑交F1 と思われる個体の特徴。

F1 の特徴は 

1. 頭や口がオショロコマより大きく、カワマスの顔つき。 


2. 赤点紋理が比較的鮮明な青いリングで囲まれる。  


3. 背ビレにカワマスの紋様が現れる。




































































ニジマス。ここのニジマスは明るい色調で体側の赤い線が鮮やかな物が多い。個体数は少ない。






この日も撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。




最後は急斜面を登って牧草地に出て、しばらく歩いて車にもどった。



この日、川やその周辺で人間には1人も会わなかった。



午後4時武装解除。 






北見市の自宅まで、えんえんと走って帰宅した。 






帰宅後、家庭菜園のトマトやサヤインゲンを収穫した。









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