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2005年8月14日
今年も天塩川水系のオショロコマを発見出来ず残念であった。まだ多少の時間があったので、峠を越え渚滑川水系サクルー川の支流の一つにオショロコマ撮影に向かった。この付近はいかにも自然度が高く清冽な美しい渓流はうっそうとした森、まさにオショロコマの森の中を流れている。
渚滑川サクルー川水系のオショロコマの特徴はパーマークが比較的色濃く縦長に細くなるためいわゆる虎虎模様を呈することだ。色調も一般に黄色味が強く腹部の着色は黄色。ヒレは黄色から淡いオレンジで赤くはならない。多少の例外はあるがかなり特徴的な色調・斑紋の個体群で渚滑川水系サクルー川上流のオショロコマと言い当てるのはさほど難しくはない。この林道のみならずサクルー川上流域はいくつもの橋があり、どの橋から川におりても、その前後にはおびただしい数のオショロコマがみられ、その気になればいくらでも釣ることができると思われた。撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にリリースした。
ナガボノシロワレモコウに産卵中のゴマシジミ♀
渚滑川水系独特の虎虎オショロコマの特徴がよくおわかりのことと思います。
滝上町では渚滑川にキャッチアンドリリース区間を設定してニジマスを大量に放流して壮大な人気ニジマス釣り場作りを行ってきた。これは本物の自然ではなく、いわゆる偽物の自然であることはここに釣りにくる誰もがよく知っている。本州によくある気の利いた天然の環境を利用した管理釣り場みたいなものだ。本物の自然がほとんど失われつつある現代では偽自然はある程度必要なものである。それを利用する人たちもそんなことは周知のうえでそれを満喫している。人工だろうが何だろうが美しい緑は一杯あった方が良いし、魚も一杯いた方が良いとなるとある程度の妥協は必要だ。しかし、今の渚滑川水系に偽自然を作るのはあまりにももったいない。ダムだらけで既に本物の自然が消えてしまった阿寒川や札内川(ダムの下流域)や千歳川水系ならいざ知らず、正真正銘の本物の自然が残っている北海道でも数少ない貴重な水系だ。少なくともオショロコマの棲む水域にはニジマスが侵入することがないよう徹底した配慮をお願いしたい。最近、天然大型ヤマベ釣りのメッカ渚滑川OSR川水系を調べたがここにまでニジマスが入り込んでおり、しかも源流域にまで達しており驚かされた。残念なことだ。最近ではオショロコマやアメマスなど在来種の生態系保全に先進的な考えをもつ北見市の隣町、置戸町ではニジマス放流は一切止めた。ダム下流域に限ったヤマベの稚魚放流のみを行うようになった。英断である。置戸町には幸い、まだ本物の自然が残っている。滝上町も、生態系破壊につながる時代錯誤のニジマスの無制限放流はもうそろそろ再検討をお願いしたい。ニジマスは釣り圧に弱いので放流をやめれば速やかに消えてくれると思います。
滝上町で空っぽになったガソリンを補給。レストランでエビフライ定食を食べた。食堂に放流ニジマスの40--72cmを抱えて満面笑みをたたえた釣り人たちの写真がところせましと飾ってあった。ニジマスをブラックバスに置き換えると、これらの写真を見る目も多少変わってくるかも知れない。
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2005年8月14日
今年も天塩川水系のオショロコマを発見出来ず残念であった。まだ多少の時間があったので、峠を越え渚滑川水系サクルー川の支流の一つにオショロコマ撮影に向かった。この付近はいかにも自然度が高く清冽な美しい渓流はうっそうとした森、まさにオショロコマの森の中を流れている。
渚滑川サクルー川水系のオショロコマの特徴はパーマークが比較的色濃く縦長に細くなるためいわゆる虎虎模様を呈することだ。色調も一般に黄色味が強く腹部の着色は黄色。ヒレは黄色から淡いオレンジで赤くはならない。多少の例外はあるがかなり特徴的な色調・斑紋の個体群で渚滑川水系サクルー川上流のオショロコマと言い当てるのはさほど難しくはない。この林道のみならずサクルー川上流域はいくつもの橋があり、どの橋から川におりても、その前後にはおびただしい数のオショロコマがみられ、その気になればいくらでも釣ることができると思われた。撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にリリースした。
ナガボノシロワレモコウに産卵中のゴマシジミ♀
渚滑川水系独特の虎虎オショロコマの特徴がよくおわかりのことと思います。
滝上町では渚滑川にキャッチアンドリリース区間を設定してニジマスを大量に放流して壮大な人気ニジマス釣り場作りを行ってきた。これは本物の自然ではなく、いわゆる偽物の自然であることはここに釣りにくる誰もがよく知っている。本州によくある気の利いた天然の環境を利用した管理釣り場みたいなものだ。本物の自然がほとんど失われつつある現代では偽自然はある程度必要なものである。それを利用する人たちもそんなことは周知のうえでそれを満喫している。人工だろうが何だろうが美しい緑は一杯あった方が良いし、魚も一杯いた方が良いとなるとある程度の妥協は必要だ。しかし、今の渚滑川水系に偽自然を作るのはあまりにももったいない。ダムだらけで既に本物の自然が消えてしまった阿寒川や札内川(ダムの下流域)や千歳川水系ならいざ知らず、正真正銘の本物の自然が残っている北海道でも数少ない貴重な水系だ。少なくともオショロコマの棲む水域にはニジマスが侵入することがないよう徹底した配慮をお願いしたい。最近、天然大型ヤマベ釣りのメッカ渚滑川OSR川水系を調べたがここにまでニジマスが入り込んでおり、しかも源流域にまで達しており驚かされた。残念なことだ。最近ではオショロコマやアメマスなど在来種の生態系保全に先進的な考えをもつ北見市の隣町、置戸町ではニジマス放流は一切止めた。ダム下流域に限ったヤマベの稚魚放流のみを行うようになった。英断である。置戸町には幸い、まだ本物の自然が残っている。滝上町も、生態系破壊につながる時代錯誤のニジマスの無制限放流はもうそろそろ再検討をお願いしたい。ニジマスは釣り圧に弱いので放流をやめれば速やかに消えてくれると思います。
滝上町で空っぽになったガソリンを補給。レストランでエビフライ定食を食べた。食堂に放流ニジマスの40--72cmを抱えて満面笑みをたたえた釣り人たちの写真がところせましと飾ってあった。ニジマスをブラックバスに置き換えると、これらの写真を見る目も多少変わってくるかも知れない。
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