オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

下エベコロベツ川水系源流域に北海道北限のオショロコマはいるか?

2015-06-29 21:42:03 | 渓流魚、蝶、自然
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下エベコロベツ川水系源流域に北海道北限のオショロコマはいるか?

20XX-7-15(金) 曇り ときどき小雨




いよいよ、目的の豊富町の町営大規模草地で見渡す限り山々の木々を切り払って整地し広大な牧草地とされたところへ到着した。詳細は不明だが、ここを流れる川幅1mにも満たない細流でオショロコマが記録されたというのであった。

これまでの感覚ではとてもオショロコマがいるとは思われない雰囲気だが、最初の登龍橋は通り越して地図上で本命とおもわれた源流域が農道を横切るところまで走った。

そこは土管橋を高い位置で道が横切っていた。

屈曲蛇行する川幅1mほどの川が湿地を流れている。川面は覆い被さる草でほとんど見えない。木々はほとんど無い。





川へ降り、なんとか水面の見えるところへ釣り糸を垂れると、ヤマベ2-3年魚が3匹釣れたが、魚はそれまで。



















こんな自然度最低の場所にヤマベがいたとは不思議な感じがした。足元がひどく不安定で川沿いにびっしり茂った草をかき分けながら進むのは困難をきわめ100mほど下って諦めた。



川底は粘土質でヘドロ状堆積が多くすぐ濁る。オショロコマ生息の可能性はかなり低い、というより全く無いと思われた。 






放牧地を抜け、やがて豊幌川支流の下北沢川にかかる橋にでた。

ここから川に降りてさぐってみたが、ヤマベ1年魚が少しいるのみで、川の状態もヘドロの多い濁りやすい川で100mほど上流までさぐったがオショロコマの可能性はなさそうで諦めた。



まわりは果てしなく牧草地が続いている環境で本来の自然は何も残っていない。








もうあたりが暗くなり、午後6時過ぎとなって、疲労困憊、武装解除した。 




ホテル豊富は4階建てで、豊富温泉で現在生き残っているいくつかの宿泊施設では最も大きい。




今日は台湾など外国からの観光客の団体も入って、満室とはいえないが、けっこう混んでいた。

夕食は7時からレストランで。 あまり豪華とは言えないが品数多く満腹。ビンビール一本飲んだら眠くなった。 





部屋でテレビをつけると宮崎はやおのマンガ映画ゲド戦記など2本やっていたのを、眠いのをがまんして見た。

そのあと温泉に入ったが 私にとっては初めての油温泉で石油が少し含まれているといい、やや濁った感じの湯で入ったとたん体中がヌルヌルになる。湯冷めしないという。

このヌルヌル感は格別で好き嫌いがありそうだが私は気にいった。この温泉はリピーターが多いという。

11時頃、温泉からもどると、ばったりと寝てしまった。

  この項 続く。





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猿払川源流で尺ヤマベ

2015-06-27 09:51:45 | ヤマベ釣り
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猿払川源流で尺ヤマベ

20XX-7-15(金) 曇り ときどき小雨

少し前、横浜の渓流釣り師 T氏から道北の豊富温泉近くの下エベコロベツ川水系源流域でオショロコマを見たことがあるとのかなり信憑性のうかがえる又聞き情報を得ていた。もし生息していれば北海道本島最北の産地だ。

いつか調査と思いながらもかなり遠いため、なかなか実現できないでいたが、意を決してはるか遠い道北へオショロコマ調査に出発した。

朝9時、道北の豊富町にむけて北見市を出発。

今日は留辺蘂→生田原→湧別から紋別へ入り、そのあとオホーツク海岸沿いにえんえんと海岸線をひたすら北上した。

途中、目の前きれいな海の見える広大な牧草地横で快適な昼食。

浜頓別の町で左折し浜頓別-豊富線に入った。

もともと湿原などで地盤が詭弱な道路は大きく波打っていたり、痛んだところをいたるところ修復したりして、つぎはぎだらけ。

かなり荒れて、おまけに狭いアスファルト道路だ。

車が海でうねるような感じで走るため、車酔いしそうなイヤなドライブだ。交通量はとても少ないというより全く車に会わない。

やがて猿払川源流域の S川沿いの道になる。水はドヨンとしてコーヒーブラウン。

やたら屈曲蛇行するこのあたり独特のイトウ川に見えるが、上流の橋から川を通してみると、たまたま良さそうなたまりが見えたので川に降りて釣ってみた。








ずヤマベ2-3年魚がけっこう釣れて、予想外のヤマベ釣りとなってしまった。



































妻は思いがけなく 猛烈にひきまくる30.5cm の尺ヤマベを釣った。やりとりしているときは、きっとイトウの若魚と思ったが意外にも立派なヤマベであった。






遊魚目的で放流される本州産ヤマメは降海型になり難く、多くが一生を川で過ごすため最終的に尺ヤマメがとても出やすいが、北海道の天然ヤマベでは多くが降海するため尺ヤマべ(ヤマメ:このブログでは北海道式にヤマベと総称)は極めて稀である。

さて、この30.5cmの尺ヤマベと遡上サクラマスの区別が問題となろう。つまり河川残留型の尺ヤマベと、超小型の遡上サクラマスとの区別は可能だろうか。



まず、本個体は一見して遡上サクラマスにしてはヤマベの斑紋が、いまだしっかり残っているので、この点からも河川残留型の大型ヤマベと思われる。




さらに一般的なサクラマスにしては小さすぎる。北海道では河川残留型サクラマス(ヤマベ)は殆どが♂である。

従って、尺ヤマベが♀の場合は遡上サクラマスの可能性もごく僅かにあろうが、この個体は♂であった。

尺ヤマベは遡上サクラマス同様、産卵時期が近づくにつれ多少の婚姻色が一応出るが、遡上サクラマスのような派手派手しい桜色の斑紋は出ない。



いまだ7月なので何とも言えないが、この尺ヤマベはそんな派手派手しい婚姻色はない。

さらに腹部に淡く残る青色小斑はギンピカの遡上サクラマスでは決して見られないものでヤマベである決定的な証拠といえる。


また、春の雪解け増水を利用して海から川に入り込んだ遡上サクラマスが、こんな最源流域に到達できるのは通常、秋の台風増水の後である。

いまだ道北に到達した台風や大雨増水が無い7月中旬なのに遡上サクラマスが、こんな源流域まで入り込んでいる可能性は無い。

以上より、この個体はもともとここに棲んでいた尺ヤマベであり、遡上サクラマスではない。


北海道では河川での遡上サクラマスの捕獲は法律で固く禁じられているので、一応、本個体については検証しておきました。


さらに橋から150mほど釣り登ったがウグイが多くなり、オショロコマはまったく見られず引き返す。







この間釣れたヤマベ30匹ほどは全てリリース。尺ヤマベのみ食べるためキープした。

悪路的アスファルト道路を、どんどん豊富方面へ下って行き、やがて目的の下エベコロベツ川水系源流域が道路沿いに見えてきた。

菊水橋から降りて探ってみたがヘドロ堆積が多く、すぐ濁る川で清流とはほど遠い渓流だ。

オショロコマはおろかウグイもいない死の川といった感じで橋の上下100mほどを探ってみたが、まったく生体反応は無く、やる気を失い中止した。

そのほかあちこちで川を覗いてみたが、竿を入れる気にもならない荒れた渓流ばかり。

恐らく道路沿いの川は道路工事の折り、いったん完全に破壊され、その後、生物の復活が無いままといった印象を受けた。 

         この項、続く。



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長持ちする感謝の気持ち

2015-06-26 17:46:23 | 渓流魚、蝶、自然
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長持ちする感謝の気持ち

2015-5-10(日) 晴れ
人に感謝の気持ちを込めて物を送るということは、ある意味ではとてもむずかしい。いつのころか5月の第2日曜が母の日ということになった。

今年は5月10日(日)が母の日。 

孫たちと沖縄旅行から帰ってきたところに長女からきれいな花がとどいた。




妻はとても喜んで、ちょうど満開の庭のチューリップをバックに写真を撮った。

       

           





2015-6-26 (金)  曇り~小雨
普通、母の日にいただく花はしばらくすると枯れてしまうが、この花は その後1月半たってチューリップが枯れ、庭がトマト畑になってきても、依然きれいに咲いている。

感謝の気持ちが長持ちしている感じ。






父の日というのもあって、これは6月の第3日曜日。2015年は6月21日(日)だ。

長女からは珍しい歯磨き、次女から蝶好きの私にモルフォをデザインしたTシャツが贈られた。

思えば、私は若い頃ほとんど父親らしいことは何もしてこなかったのに、本当にどうもありがとう。












私の母は、もう平均寿命を遙かに越えているがボケもせずまあまあ元気で一人暮らし。

母の日のプレゼントは近年、特に難しい。物にはまったく執着なく、あげてもおっくうがられる。外食は嫌い。

しかたなく一緒にスーパーで買った弁当で食事といったパターンが最も喜ばれている。

そういえば、死んだ父親に対して私は父の日のプレゼントというものをあげた記憶がない。

特に他意はなにもない。

世の中の多くの男たちと同様にそんなの、いつも忘れていたというのが正しい。

と妻に話したところ、こっぴどく叱られた。私が知らなかっただけで、最後まで父の日も母の日も彼女によってプレゼントは続けていたらしい。

ただ ある時点から 花は遠慮したいと言われていたそうな。

私たちは、まだ 今のところ花はうれしい。



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夏のブラウントラウト、苦戦

2015-06-25 22:46:17 | 渓流魚、蝶、自然
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夏のブラウントラウト、苦戦。

20XX-7-24(日) 晴れ 小雨 晴れ 暑い

朝9時、北見を出発。北見から約2時間走り十勝の大平原の畑作地帯を流れるブラウントラウトの川を訪れた。



さっそく釣り始めたが まず私が1匹釣り2匹逃げられた。




妻は、かなりの大型1匹とひとしきりやりとりした後、ぱーんっと針がはずれ逃げられてしまった。

どうも今日の大型ブラウンは口が硬いせいか針がかりがあまい。細い3.0m渓流竿のスナップでは針の刺さりが悪いみたいだ。

私が逃がした一匹もかなり大きく腹が異常に黄色い、おそらく40cmクラスであった。

両岸はうっそうとヨシやイラクサ、ツル性植物、ハンゴンソウその他、雑草がびっしり背高く生い茂り、川面にも草が被さって釣りにくいことこの上ない。

クジャクチョウがハンゴンソウの花に多かった。

今日は気温も高く、やがて妻はバテてしまい期待していたデカブラウンも釣れず完全にふてくされてしまった。
           



もう釣りは止めた、と車にもどりクーラーを入れてふて寝状態。

私はなんとか川に入って500mほど下りながら釣ってみたが川岸に繁茂する草のため極めて釣りにくい。それでもその後25cm くらいのを4匹を釣って撮影した。 

川から上がって車まで歩いてもどりパンで昼食。 

昼食後、今度は上流300m程遡行してみたが ブラウン20cm前後を3匹追加しただけでとうとうその後デカブラウンはかからなかった。




































































ジャガイモ畑。


上流の落差溝で川を上がったが完全に疲労困憊で武装解除した。

帰りに寄った士幌の道の駅はたいしたものは売っておらずシケておりがっかり。妻はますます不機嫌最高潮で、もう釣りなんかこないと大宣言。

半端でない不機嫌状態で釣れない時の常とはいえ、こんな時の妻の取り扱いには要注意だ。 

夏のブラウン、苦戦した釣り行でした。




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ヒグマの巣窟、オショロコマが駆逐されニジマス一色になった渓流早春の釣り

2015-06-23 21:13:52 | 渓流魚、蝶、自然
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ヒグマの巣窟、オショロコマが駆逐されニジマス一色になった渓流早春の釣り

2014-5-24(土)  曇り 後一時雨  寒い

朝、天気予報では晴だったのに、どんより曇って寒い。風邪気味の妻は釣りはパス。それで私はどうしようか迷い、午前中はうだうだ過ごす。

昼食は ニシンソバ。時折陽がさすと暖かくなるので、急遽釣りモード気分になった。 

午後1時、自宅を出発し近郊のニジマス川へ向かった。 ホクレンガススタンドで給油。リッター170円に値上がりしている。消費税増税後、すべてのものが値上がりしているが大方の人の給料アップはない。

順調に走って約40分で現地についた。

そっと川をのぞき込むと、大きなたまりの瀬尻にユラユラしていた30cmほどのニジマス3匹が私に気づいてヒューッと岸辺の茂みに隠れるのが見えた。



さっそく釣り支度をして、その付近にエサを流し込んでみたが魚は出てこなかった。かなり用心深いニジマスたちだ。

いつものポイントから入渓し、最初のたまりで30cm ニジマス1匹。これは口キズがあって昨年私がリリースした個体であった。
















ニジマス小型~幼魚4匹釣って移動。 その後えんえんとたまりを探ってゆくが当たりなし。

いつもの支流が入ってくるポイントで30cmニジマス1匹。小型ニジマス3匹。












岸辺はコゴミが葉を展開しギョウジャニンニクも大きくなっている。



ニリンソウが沢山の白い花をつけほれぼれするほど美しい林床が続いている。




ちょっとしたたまりでニジマス若魚がぱらぱらと釣れるが大型ニジマスはいない。

























思いがけずオショロコマ1♀成魚がかかった。この水域でオショロコマが釣れたのは2年ぶりだ。源流域には多少のオショロコマが残っているが、春の雪解け大増水に流されてきた可能性を最も考えたい。かっておびただしい数のオショロコマしかいなかったこの水域がニジマスに完全制圧されていることには変わりがない。
         



この付近はヒグマの痕跡がとりわけ多く、まさにヒグマの巣窟でもある。

枯れ木にいる甲虫の幼虫をさがしてか、木の幹がズタズタにされているのを見たら急に強烈な恐怖に襲われて必死にクマよけ呼び子を吹き鳴らした。











これは用心深いようで、スレで釣れてきた。みなさんご存じのとおりスレはすごい引きになる。



今日はいつもより上流まで釣り登ってみたが最後はえんえんとダラ瀬が続くようになってきたので川をあがった。


岸辺にまだ葉を展開していないコゴミ群落を発見しナップサック一杯採集した。

200mほど森や湿地を突っ切って進むと遠くに林道の標識が見えた。

午後4時であった。約3時間ほど釣ったことになるが、まあまあ退屈しない程度にニジマスがいた。

早春にオショロコマ棲息水域の心臓部に産卵のため遡上する大型ニジマスは最も効果的な駆除の対象である。

しかしニジマス一色になったこの水域で、もはや多少のニジマスを駆除しても無意味である。今日釣ったニジマスはすべてリリースした。

屈曲蛇行する渓流を2時間の遡行であったと思ったが、林道を15分下るとあっけなく駐車ポイントに着いた。

少し下流によさそうなポイントがさらに一カ所見えたので、また川に降り、そこで30cmニジマス1匹とニジマス幼魚2匹追加した。











夕食はサケの焼き魚と丼一杯のゆでコゴミ定食。



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北海道でゴギが釣れた。

2015-06-19 21:15:27 | 渓流魚、蝶、自然
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北海道でゴギが釣れた。

湧別川水系M川源流のオショロコマとアメマス。

2014-6-14 (土) 曇り 強風 のち雨 22℃

朝10:30 北見市を出発し滝上町へ向けて出発。絶え間ない大規模ニジマス放流で今、重大な危機に陥っている渚滑川水系のオショロコマ調査が目的である。 

諸般の事情から、途中でこれまで気になっていた湧別川水系のとある支流 M 川源流をみてゆくことになった。

予想どおり、昼なお暗い原生林の谷間を流れる渓流は自然度が最高に高くヒグマの痕跡もあちこちに見られる。

ここのオショロコマは源流域にのみ見られ、よく肥えており20匹ほどを釣って撮影、あたかもゴギみたいに頭部(項部)虫食い紋が目立つ♂が特徴的な個体群である。





















オショロコマの個体数はさほど多いとは言えないが幼魚から成魚までほどよいバランスで棲息していた。



































アメマスも見られ一部水域では混生している。






















下流へ向かうにつれオショロコマは減少しアメマス優勢になってゆく。



北海道では、かって在来魚が豊富であった水域がどんどんニジマスに染め上げられている悲惨な現状であるが、幸い、ここではニジマス汚染はなかった。

撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。

午後おそい昼食はセイコーマートでトンカツ丼を買って食べた。食後ひどく胃がもたれ、食べなければ良かった。すごいボリュームだが私は意地で完食。妻は半分残し。

昼食後、高速をひたすら走って浮島トンネルを越えて雨のなか 渚滑川水系源流域に入った。

このあと前後4日間におよぶ渚滑川水系の入念な調査で特に渚滑川最大の支流サクルー川水系のオショロコマのきわめて悲惨な現実(ニジマス汚染とオショロコマ壊滅)が明らかになってゆく。





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  幼い孫君と早春のオショロコマ釣り

2015-06-16 07:16:04 | 渓流魚、蝶、自然
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  幼い孫君と早春のオショロコマ釣り。
 
20XX-5-11 (日) 快晴 暖かい

この日、朝早く JALで札幌からもどった。

皆さん、人気映画を見に行くからと、急遽私たち夫婦が幼い孫をあずかることになった。しかし、やがて孫君は自分ひとりおいてけぼりにされたことがわかって怒り狂い大泣き。仕方なく、彼をつれてドライブがてら北見市近郊の早春超秘密ポイントへ釣りに行く。まずデカニジマスで驚かせようと大型ニジマスポイントに向かう。振り込んですぐ巨大魚ヒット。一発でハリスを切られた。そのあとニジマス若魚1匹でおしまい。

つづいてなにがしかのオショロコマが棲むとある林道の秘密ポイントへ行く。

はや雪解け増水は治まっていたが期待に反して魚信まったく無し。 魚がたまっていない。

あちこち林道へ入ったが魚はいそうになく山菜もなく撤退。岩崖にエゾムラサキツツジがきれい。



その上の林道を右折しすぐのポイントで偶然にオショロコマを発見、少し撮影。まだ喰いが甘いせいか釣り落としが多かった。



ニジマス幼魚。 このオショロコマの生息域では これはとても こまった魚です。




カジカが釣れた。



































撮影させていただいた渓流魚はニジマスをのぞき全て丁寧にもとの場所にリリースしました。



孫君はあちこち連れ回されたが意外と機嫌が良くなり、今日は川に石を投げ込むのに熱中。きゃっきゃっと喜んでせっせと小石を投げていた。










エゾアカガエルやエゾサンショウウオの卵には興味を示さなかった。


F氏は北見近郊でエゾヒメギフチョウ少し採集したとのメール。 のどかな春の一日でした。






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産卵のため遡上するウグイのエッグイーター、オショロコマ

2015-06-13 22:39:08 | 渓流魚、蝶、自然
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産卵のため遡上するウグイのエッグイーター、オショロコマ

20XX-6-11(土) 曇り のち晴れ 暖かい のち曇り 後雷雨

12時過ぎから天候は薄曇りとなり暑い。なんとなく天候悪化傾向。

この日は道東のいくつかの渓流をまわって最後にこの渓流に入ったがこのころから雷がどろどろ鳴って天候が悪化し始めた。

鹿ゲートを開けて林道をえんえんと走って、いつもなにがしかの大型魚がたまっているかなりの上流域で釣り支度をして川に降りた。

しかし、とうとう雨が降りはじめ、すぐ近くではげしく雷がなる最悪の天候状態になった。

岩盤の川底が続き、滑川が緩い緩斜面みたいになって斜度のゆるい滝のように流れているところがあった。


そこの川底の深い岩の割れ目のあるところでは30-40cmのウグイ(アカハラ)が産卵のため遡上して集結し、大きな群になっていた。







こんな婚姻色の大型ウグイが一杯。ウロコが逆立ったようになりザラザラ。素手でつかんでも魚体はまったく滑らない。

産卵されるウグイの卵狙いだろうか、エッグイーター代表のオショロコマも集まっていた。

























しかしウグイと良型オショロコマを数匹釣ったところで激しく雨が降りはじめ、本当にすぐ近くで雷が鳴り始めたので恐ろしくなり釣りを中止し川を上がった。

カーボンロッドの渓流竿に雷がおちたら目もあてられない。 

撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

しばらく雨の止むのを待ったが雨はひどくなる一方なので引き上げることにした。



林道入り口、ゲートの少し向こうの離農した農家の牛舎あとで雨をしのいで武装解除した。 

妻は大型魚が釣れず疲労困憊ではなはだ機嫌悪し。

もう午後4時だ。雨のなか、峠を越えて帰路についた。 





あまり関係ないけれど。この日食べたおいしい割子ソバ。


私は通として 盛りそば。




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いきなり団子と壮大な熊本城観光

2015-06-10 19:51:02 | 旅行
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いきなり団子と壮大な熊本城観光

2015-5-22 (金)  晴れ







加藤清正像。

頭にかぶったあの高いカブトみたいのは何ですか?
加藤清正は背が低くて150cm くらいだったそうで、それで大きく見せるためにあんなのをかぶっていたんです。とタクシー運転手さんの解説でした。



この日の午後、1 時間ほどで大急ぎの熊本城観光をした。観光客がとても多いのに驚いた。

半端な数ではない。これだけでも熊本の観光産業は成り立つだろう。

まずは目の前にあらわれた小規模天守閣らしい宇土櫓(うとやぐら)に登ったらあまりに急角度の階段で大腿がつってしまった。







この宇土櫓だけが古来の熊本城の名残りを残しているが壮大な本丸天守閣など、その他のものは全て復元されたものらしい。




タクシーの運転手さんのおすすめであった いきなり団子 150円を食べた。いきなり団子は熊本県の郷土菓子。熊本弁では いきなりだご。






今回の熊本への短い旅で最も印象深かったのがこの いきなり団子。輪切りにした甘いサツマイモとアズキあんこを餅でくるんで蒸したもので死ぬほど甘い。




食べると一気に血糖値が上がりのどが乾く。飛ぶように売れていたがお茶がほしくなるのでペットボトルのお茶も同様に売れていた。 

壮大な本丸へ登ったがここは各階熊本城関連の博物館も兼ねている。










熊本で人気のある金峰山がよく見えた。



加藤清正が朝鮮出兵の際、敵にかこまれて籠城する羽目になり苦渋の経験をして命からがら帰国。その時の経験を生かして工夫に工夫を重ねた難攻不落の名城と言われる。

西南戦争でこの城にいどんだ西郷隆盛は結局この城を落とせなかった。

このときは先込め銃( 弾を込めるとき体を起こさねばならない)の西郷軍に対しもと込め銃(地面にねたまま弾を込められる )の政府軍といった武器の圧倒的性能差で勝負がきまったらしい。

首掛け石。皆さん撮影していたので私も撮影したが、この石の名前のいわれは見落とした。討ち取った敵の首でもかけておいた石かと思っていたが、帰宅後ネットで調べたらまったく異なったすごい話でした。みなさんも調べて見て下さい。






帰りの熊本空港。





空港の食堂で熊本の田舎料理だこ汁定食。おいしかった。





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馬刺タテガミと熊本の至宝オレンジ

2015-06-06 17:19:12 | 旅行
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2015-5-20 (水)  晴れ

馬刺タテガミと熊本の至宝オレンジ。





今日から熊本へ出かける。朝8時 北見市の自宅を車で出発。女満別空港へ。

女満別空港はよい天気でした。


JAL 562 AM 9:35 で羽田へ。

羽田空港待合いで ラーメン。まずかった。 JAL 631  13:05 で 熊本 へ。

機内誌で陸中の普代村でがんばる若い女医さんの記事を感心しながら読んだ。
     
     
     




私は20歳の頃、飯盒とラジウス、寝袋、テントを背負って陸中海岸へチョウセンアカシジミという蝶をさがしに行った。この時、普代村の親切な老夫婦の農家に泊めてもらったこと、普代村の小高い防潮堤にびっくりしたことなど思い出した。

熊本 14:50 着。 

熊本空港。


リムジンで  熊本日航ホテル前までゆき 同ホテルにチェックイン。 ホテルへの途中 道路沿いのキャベツ畑には モンシロチョウが元気いっぱい力強く飛んでおり、北海道なら一見オオモンシロチョウを思わせる飛翔だ。

夜、ホテルの近くの繁華街に夕食に出かけたがどこに入っていいのかまったくわからない。



馬刺の店がとても多い。青物光り物刺身が特意という料理店を発見し、ぶらりと入った。イワシ、サバ、コノシロ、アジなどの刺身が出来ると言い、馬刺や馬刺にぎりも得意という。それらをじゅんぐり頼んで少し飲むことにした。タテガミもトライしてみるか。
          



店内にはご主人一人と、客は私の他にもう一人熟年男性。芋焼酎の大ドックリを置いて長期戦の構え。どうも話を聴いていると彼は経営コンサルタントをやっていて店の主人とは中学校の幼なじみらしい。

水曜のせいか、いつまでたっても他に客は入らず、この3人のメンバーで時間が過ぎる。私も会話に入れてもらって酒も入って話がはずむ。


突き出しは辛しレンコン。ここのは、あまり辛くなかった。つけあわせの野菜、名前忘れたがおいしい。


キビナゴと馬刺しの握り。

たてがみ。すべて脂身で燃やすとすべて燃えてしまうとのこと。けっこう堅く、最後はまるのみ。


カツオ刺身。もどりカツオとちがってあっさりしていた。


イワシの刺身は最高。

しばらくたって客が二人が現れた。彼の若い息子とその彼女。息子さんは3歳からのバイオリン弾き、彼女はピアノ弾きで二人でペアを組み熊本界隈を中心に演奏活動をしているという。



一回3万円で各種施設や老人ホームなどをまわって、人気がありけっこう繁盛しているみたい。

ミカン栽培が盛んな熊本なので、このカップルはその名もオレンジ。


宣伝用のCD もいただいたがケースのデザインはミカンの割面であった。私は昨日も北見で熊本のデコポンを食べたのでこのオレンジ割面はデコポンとすぐわかった。


バイオリンとピアノで現代風の音楽を奏でるペアはめずらしい。
        


今後癒し系音楽でゆけば、案外メジャーデビューも夢ではなさそうなバイオリンテクニックです。

若い二人は人柄もすばらしく、だれもが応援したくなる熊本の至宝とでも言うべきペアです。将来、クマモンなみに有名になるかも。 
        


遅くまでこの店でこのメンバーで飲んで、したたか酔っぱらってホテルにもどった。


料理はおいしく値段も手頃で、この店おすすめです。


明日から本番なのに 不覚にも飲み過ぎた。


〆のラーメンは、熊本もトンコツラーメンでした。



最後にオレンジライブの宣伝です。





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無制限・やりたい放題のニジマス放流に対し、適切な指導をお願いします

2015-06-04 01:08:07 | ニジマスによる被害
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無制限・やりたい放題のニジマス放流に対し、適切な指導をお願いします。



これは2015年5月22日に山梨県の南アルプスに蝶の観察に出かけた森一弘さんが、とある渓流で撮影したものです。ニジマスのキャッチアンドリリース区間設定と似ていますが、在来種ヤマトイワナを大切におもうところが北海道と決定的な違いです。

南アルプス一帯では、かって豊富に棲息していたヤマトイワナは種々の理由で激減、釣り人たちは特に大切にしています。

誰でもところかまわず無制限・やりたい放題にせっせとニジマスを放流している北海道と異なり、現在では在来イワナの生息水域に外来種を放すなどまったく考えられない状況です。

無制限・やりたい放題のニジマス放流に対し、適切な指導ひとつ行えないでいる道や、今回の外来種対策検討委員会のおよび腰(恐らく無知に由来する)には心底失望する声しかありません。

渓流魚に関しては、欧米ではすでに長期的展望にたって十分な検討がかさねられた結果、人間中心の資源管理から在来魚中心の資源管理 へと大きくシフトして久しくなります。

目先の多少の利益よりも、そのほうが人間の将来にとって大切と判断したわけです。

そのような世界の趨勢を知ってか知らずか、今回ニジマスの取り扱いにつき検討された方々の見識の低さ、志の無さには心底失望した人が多いのではないでしょうか。

北海道ではオショロコマが各地でヤマトイワナと似たような状況に陥っていますが、南アルプスとは雲泥のひどい扱いを受けているのが現状です。

北海道の未来にとって 美しいオショロコマの棲む生態系そのもの がかけがえのない宝です。

完全に絶滅寸前になってはじめて、やにわに宝物とあがめだすこれまでの愚は避けたいところです。

何万年にもわたって精緻な生態系を築いてきたオショロコマたちが、一部のニジマス釣り愛好家のはかない欲望のために、この数十年という短時間の間に、あっという間にこの世から消えようとしている水系があります。

関係の各位はぜひこれをあえて無視・看過せず、適切な対応を行ってくださるようお願いいたします。


道に対し、ニジマス放流ライセンス制とニジマス放流可能水域の設定についても、重ねてご検討お願い申し上げます。



オショロコマの棲息水域や上流にオショロコマが棲む渓流には決してニジマスを放流してはいけない。アメマス(エゾイワナ)、天然ヤマベ、イトウの生息水域についても同様である。



ニジマスの害については本州でも心を痛めている方がおられます。是非ご参考にしてください。



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早春、雪解け増水にのって大型ニジマスたちが遡上産卵

2015-06-01 01:28:25 | 渓流魚、蝶、自然
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早春、雪解け増水にのって大型ニジマスたちが遡上産卵。

道東では4月下旬から5月上旬にかけて、丁度コゴミの食べ頃の時期に大型ニジマスたちが産卵のため群になって遡上します。


一般的にこの時期は各地の林道はまだ残雪や冬期間の倒木、山火事予防のためのゲート施錠などで、上流~源流域に釣り人などが入ることはまずありません。



まさにこの時期に、多くの人には知られることもなくニジマスの自然産卵が行われてきたのです

そこがオショロコマの棲息水域であれば、すでにその水域のオショロコマの将来的命運は尽きたといっても過言ではありません。

このブログで再三再四お示ししてきたように、オショロコマ棲息水域にニジマスの自然繁殖を示唆するチビニジマスが見えはじめると、約5-6年の経過でそこのオショロコマは消えて行きます。(興味のある方は  ニジマス遡上産卵、オショロコマの森 ブログ5  などで検索して関連記事のごく一部でもごらんになっていただければありがたいです。)

上流にオショロコマが棲息している水域には決してニジマス放流をしないようなにとぞ宜しくお願いいたします。もし放流してもすでに、そのようなところではオショロコマを守るため、心あるニジマスバスターズの方々が活躍しています。


早春、オショロコマ生息水域に産卵のため遡上した大型ニジマスの駆除。これでここのオショロコマが消えるのを先延ばしすることができます。

ダムなどでニジマスがオショロコマ生息域には絶対に到達しない水域では、継続的放流でニジマス釣り場を維持することは(他の在来魚にとっては問題がないわけではありませんが)北海道の現状をみれば当面、あるていど仕方がないのかもしれません。私自身もそのような水域ではキャッチアンドリリースでニジマス釣りを楽しませていただいています。

いまやニジマスは北海道の渓流釣りには欠かせない存在になっているかに、一見見えます。

それだけに、これからの放流に際しては在来魚の生態系を破壊しないようにさらに細心の注意が求められると思います。

この点、悲しいことに関係者の方々の認識はいまだ極めて低い(無知といってもよいかも知れない)のが現状と考えます。

その原因は正にニジマスによる在来魚被害情報が不足しているからにほかなりません(このブログでは死ぬほど発信していますが)。

現在、最も現実的な危機は渚滑川水系サクルー川のオショロコマ超激減状態です。もはやこれが絶え間ないニジマス放流と無関係と言い張れる人はいないと思います。

この特異な外観のオショロコマはひとり滝上町民や一部のニジマス釣り愛好家たちだけのためにこの世から消えてもよい生き物ではありません。

何万年にもわたってサクルー川水系に精緻な生態系を築いてきた尊敬すべき唯一無二の個体群です。将来的にみると次世代の人々にとって、たまたまこの20年程度の短期間放流されてきたニジマスなど比較にならないほどの真の北海道の宝なのです。


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