オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

知床、不思議な無名川のデカオショロコマに指を噛まれた。

2020-10-30 13:54:57 | 大型魚
知床、不思議な無名川のデカオショロコマに指を噛まれた。



20XX-11-18 (土) 晴れのち曇 寒い寒い




知床半島羅臼側にあるこの細流は地図に出ておらず名前もない。




地元の役場に聞いても無名川だという。




入渓場所がむずかしく、強引に鉄条網をくぐってこの無名川に入った。




少しくだると二段砂防ダムがありその上のプールで31cm♀1匹、25-7cm♂2匹ほか20匹ほどのオショロコマが釣れた。










知床の他の渓流に較べるといかにも野性的な顔つき、外観に圧倒的な迫力を感じる個体群だ。










この大型♀は尾鰭にまでびっしりと白点を現す珍しいタイプでまだ産卵初期で腹がふくらんでいた。





私の指におもいきり噛みついたので驚いた。あまり痛くはなかったがオショロコマに咬まれたのは初めてだ。




ダム下には小型オショロコマと産卵後のオショロコマ♀がみられた。 





上からみると海へ向かって流れ落ちてゆく途中にさらに2基のダムがある。





いかにもダム下はオショロコマがいそうだがあまりの寒さにそこまで降りてゆく元気がない。




これで撮影を中止した。





ちょうどデジカメのバッテリーもあまりの寒さに放電しなくなってしまったのだ。





撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。





いちおう細流だが立派な小渓流で砂防ダムまでつくられているのに、この川に名前がなく地図にも載っていないとは不思議だ。




そこで、私たちだけで通用する名前をS 川とつけた。





帰りは朝方あった峠の雪も解けていた。






体が冷え切って寒いので斜里のローソンで熱いうどんを食べて帰った。





今日は F 氏の誕生日でせっかくウドンであたたまったがソフトクリームを買ってお祝いをした。



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棲息水域が異常に狭い極限のオショロコマ

2020-10-27 01:28:39 | 渓流魚、蝶、自然
棲息水域が異常に狭い極限のオショロコマ



20XX-8-5 (金) 晴れ 25度C



朝10時 ニジマス繁殖渓流として有名なM 川の源流域に残存するオショロコマを見に出発。




ニジマス棲息水域の最上流には巨大な魚止めの砂防ダムがあり野生化して勢力拡大しつつあるニジマスたちはこのダムのためオショロコマ生息域の心臓部へは侵入出来ないでいる。




このダムの上流にもさらに数基の砂防ダム群がある。






しかし、オショロコマはこれらのダムの上流に広く棲息することはなく、昔から何故かほんの200mほどのごく狭い水域にのみみられる。








そこにはニジマス汚染はまったくなくて、まさにオショロコマのみが棲息している。







その水域の上流はまさに素晴らしい渓相の流れだが不思議なことにオショロコマは見られず、いわば死の川みたいに魚信がない。





オショロコマが見られる短い水域ではオショロコマはぶんぶんに肥えてエサが豊富なことがうかがえる。















活性も高く、かなり気を張ってアタリをとる早合わせに失敗すると、思い切り呑まれてしまうので注意が必要だ。
















外見は渓流の宝石と称されるほどの派手やかさはなく地味な個体が多いが一定の外観に収束する傾向はみられない。















腹部以外は基本的に川底の色調にマッチするいわば保護色になっていると思われます。












しかし、生息水域が狭い小規模な個体群であることにはかわりがない。





一見、外見からは遺伝子の多様性はよく保たれているかに見えますが、実際にオショロコマの病気や環境の大きな異変が起きれば一気に消滅する危険を有する個体群と思われます。


そういった意味では絶滅危惧種 VU であることには変わりありません。












この時期、何故か釣れてくる個体は例年♀の比率が高い。ヒグマの痕跡が多く、そのためか釣り人の入った気配はなかった。





前述のごとく、すばらしい渓相、すばらしいオショロコマの森であるが何故かオショロコマが棲息する水域は短い。





ここのオショロコマの生息状況はこの5-6年はほとんど変化なく経過している。しかし10年前と較べると激減している感はいなめない。





今日はさらに源流へ向かって数Km さぐりながら釣り登ってみたが、やはりすばらしい渓相が続くにもかかわらず、まったく魚信なく死の川状態であった。





何故オショロコマの生息水域が短いのかはよくわからない。





今回も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧に元の場所にリリースしました。



帰路、タモギタケを発見したが 群落が小規模なので若いのを少しのみ採集。 





野生のカリンズをかみさんが発見 撮影。野生のカリンズの赤い実は美しいが、まだ熟してはおらず実はおいしくなかった。








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晩秋、釧路川水系源流域のオショロコマ

2020-10-24 00:17:22 | 渓流魚、蝶、自然
釧路川水系源流、晩秋のオショロコマ。



20XX-11-2 (金) 曇り のち晴れ 12度C



この日の午後遅く、釧路川水系源流域の晩秋のオショロコマを見に行った。





午前中は下流域でアメマス、ヤマベ、ニジマスを釣ったが昼食後、午後はかなり走ってこの渓流の源流に向かった。








この渓流は中流域に魚止めの大型のダム、その上流にも大型の簡易砂防ダムなどがあり、そこから源流方向へのニジマスの侵入は不可能である。








ダムのため 最終的には遡上親魚に依存していたアメマスやヤマベ(サクラマス)も絶えて、源流域はまさにオショロコマのみの世界になっている。









午後 2;00~3:00 の一時間、源流域で唯一入渓可能な場所に到達し、そこから川に降りて釣りをした。






川の様子は一昨年の台風の大雨大増水で一変していたので驚いた。







屈曲蛇行して流れていた美しい川は直線化したところが増えて、良好なポイントが消えてしまい、オショロコマはあたらしく出来た良好なたまりでのみ釣れた。
















ここのオショロコマは外見的には多彩であるが、実に美しい姿形・斑紋の個体がみられ、従来私がとても好きな個体群である。


























しかし、今日は時期的なものかも知れぬが美しいというより野性味が強く感じられる個体が多かった。












産卵後の腹ぺちゃ♀もいて今現在も、だらだらと産卵が続いていると思われた。






















個体数は以前よりはかなり少ないようだが、オショロコマを20匹ほどを釣って水中で手早く撮影し、全て丁寧にリリースしました。








この時期になると水の透明度も増し、よい写真が撮れたとおもったが、コンピューターに入れて見ると午前中の釣りで疲れていたせいか実はピントの甘い写真が多かった。




もう一本の渓流を予定していたのだが今日は体力的に諦め 3:40 武装解除 帰路につく。







北見への帰路、山とキガラシの黄色い花がきれいなところで写真を撮り、そこで食べ忘れていたデカ草大福食べた。








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道東の屈曲蛇行する渓流、魚影は濃いがカワマスみられず。

2020-10-20 20:24:03 | 渓流魚、蝶、自然
道東の屈曲蛇行する渓流、魚影は濃いがカワマスみられず。







20XX-9-29(金) 晴れ のち雨 のち曇 21度C




この日、道東のカワマスの棲息する渓流でたいそう苦労しながら、例年どおりの調査釣りを行った。





その後、少し時間的に余裕があったので、以前よりもしかするとカワマスがいるかもしれないと気になっていた道東の渓流 PB川 へ入ってみた。





地図で見る限り、まるで頭蓋骨の縫合線みたいに、ひたすら細やかに屈曲蛇行して流れるいかにも魚がいそうな渓流だ。





この類の渓流はしばしば川岸一帯に灌木が密生し入ってゆくのも困難な川が多いが、まずは行って見なければわからない。





車で一走りして、とりあえず国道にかかる橋からPB川へ降りてみた。














拍子抜けするほど入渓しやすい川だった。





一見してカワマスの棲む川というよりも、この付近によくある平原を屈曲蛇行しながら流れる、いかにも沢山魚が釣れそうな渓流だ。









カワマスの渓流と異なり、川底がしっかりしており岸辺と川の境もはっきりしていて、バイカモもあるがカワマスの渓流のように川面を覆い尽くすような大繁殖はしてはいない。








足下がしっかりして水草の繁茂が少なく、川面におおいかぶさる木や草も少ないということは..........。





とにかく釣りやすい。





カワマスが棲む渓流とはまったく感じが違って見えた。





橋の上下250m ほどを釣ってみたが、このあたりの渓流の常で、思ったとおりに魚影は濃い。


ヤマベ。
 


















オショロコマたち。




























アメマスたち。
































一時間半ほど釣って、アメマス6、 オショロコマ5、 ヤマベ6 を釣って、種々撮影しリリースした。 
また、初めからリリースを念頭に置いた釣りで早合わせに徹したせいか、ほぼ同数の魚を釣り落とした。

この渓流の規模から大型魚はみられず、この日釣った範囲ではニジマス汚染はなかった。






ここでは予想どおりカワマスはいなかったが、調査範囲は短いので断定的なことはいえない。






午後4時武装解除。 ゆっくり走って帰宅した。 






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知床SZ川、巨大な河川残留型オショロコマを釣る。

2020-10-14 01:55:01 | 大型魚
知床SZ川、巨大な河川残留型オショロコマを釣る。





20XX-10-12(日)  晴れ




次に知床半島羅臼側の渓流SZ川へ入った。




かなり上流まで、短い流呈の川に、なんと26基もの砂防ダムがある知床有数の暴れ川だ。




昔から魚が少ない川として有名な川だが、渓相が本当に良くないうえに川岸環境も川底環境もとても悪い。




川底が茶褐色岩盤の、いわゆる岩盤川みたいなところが多く小砂利や砂礫が少ない。






川幅だけは異様に広いところが多くて、たまりがすくなくて浅いダラダラ川だ。





この悲惨な渓流の状況は、ひとえに上流にあるおびただしい数の砂防ダムのなせるわざだ。





いつもは魚が少ないので意識的にパスする渓流だが、この日は久しぶりに様子を見に入渓してみた。




やはり、異常に魚が少ない。




それでもがんばって釣り、まず産卵前と思われるオショロコマ♀ばかり8匹を釣った。


























































この渓流独特のオショロコマは、なんとなく白っぽく青緑色をおびた細めの体躯の♀たちと、やや黄色っぽく腹部が淡く着色する成魚♂である。




何故か♂は一般的に♀より少ない。










さぐった水域の広さからすると魚の棲息密度はかなり低いと言わざるをえない。
 



川沿いに少し進み、それなりのたまりを釣ると、まったく思いがけず巨大なオショロコマがかかった。




大きい。




逃げられないように慎重に寄せると知床では近年稀になった 尾叉長 32cm の見事、巨大なオショロコマ♂であった。





知床では河川残留型オショロコマは15cm程度が平均的な大きさなので 32cm といえば巨大オショロコマと表現してもよいとおもいます。





巨大なオショロコマについては、このブログのサブカテゴリーの 大型魚 をクリックすると他の渓流における多数の尺オショロコマ例が出てきます。




この1♂しかみられずとてもよく肥えていることから、餌をとりやすい最高のポイントに、この1匹が独占状態で暮らしていたのではなかろうか。








ここでも撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。




熊捕獲用の箱ワナがおいてあったがヒグマが入っていないにもかかわらず、扉が落ちていた。







おそらく、台風通過時の想像を絶する強風による、なんらかの影響で扉が落ちてしまったのではなかろうか。





風速36m の強風で裂けた柳の木。




     この項、続く。




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ヒグマがサケならぬイワシの煮干しを抱えているという話

2020-10-10 08:36:50 | 北見市の出来事
ヒグマがサケならぬイワシの煮干しを抱えているという話







20XX-5-9 (月) 晴れ



ゴールデンウィークは天候がぱっとしない日が続いた。




いじわるなもので連休が終わったら一気に天候回復。




今日は実によく晴れた。 庭のチューリップの花が満開できれい。




手前のカーネーションは娘が母の日のプレゼントとしてかみさんに送って来たものです。




知り合いの方からおもしろいクッキーをいただいた。



 
サケのかわりに煮干しを抱えたクマのクッキー。




手作り感一杯のクッキーだが、作るのにはかなり手間がかかっていると思われる。





味の方は洋風クッキーのバター味と和風の煮干しの微妙なコラボ味で何とも言えない不思議な食感。




おいしい。




しかし、どこで購入してきたのか聞き忘れてしまいました。





同時にいただいた乾燥ナツメヤシも少し食べ過ぎた。




夕食は シチュー もちむぎご飯。




録画してあったアマゾンのガリンペイロの話など見て寝た。




今日の仕事は多忙と過酷をきわめたが、それ以外はどうということのない一日でした。



当時のコンピューター日記より。



冒頭のヒグマがサケをとらえた見事な写真は知床の動物写真家藤原美智雄さんが撮影したものをいただいたものです。








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知床羅臼側、未調査だったTKU川のオショロコマの検討

2020-10-07 20:50:56 | 渓流魚、蝶、自然



知床羅臼側, 未調査だったTKU川のオショロコマの検討


  



20XX-10-12(日)  晴れ



台風が去り、よく晴れている。朝8時すぎに民宿よね丸をチェックアウト。



このあたりでは唯一のコンビニセイコーマートで昼食のおにぎりと柿を買った。




この日はいくつかある調査済み渓流は全てパス。




いまだ未調査であった町はずれの小渓流、TKU川をさぐってみた。




川の左手は広い運送会社敷地である。




河口から2-300mは部分的にコンクリート護岸がある。




最初に到達した二箇所の良たまりには産卵直前とおもわれる腹がふくらんだオショロコマが見られた。









そこで、オショロコマに損傷の少ない、かえしのない針で釣ったが案外針はずれがなく順調に撮影できた。










異常に喰いが立って入れ食いのときや(呑まれやすい)、まさに産卵期など、状況によっては魚への損傷軽減のため、このようなカエシのないバーブレス針を使うこともあります。




外観的には多彩な色調・斑紋の個体がみられ、いまだある一定の方向への収束傾向が見られない。












海との交通がいまだ保たれており適宜あらたな遺伝子供給もあるとおもわれ、たのもしい個体群といえる。























渓流が小規模でオショロコマ棲息水域が狭いせいか、恐らく局所的には水温上昇水域もあるとおもわれ、水カビ病のオショロコマもみられた。







浅く流程の短いこの渓流のオショロコマにとって、差し迫った脅威は、まさに温暖化による渓流水温の上昇であろう。





この小渓流は海まで流れを遮断する構造物がなくサクラマスが遡上しているようで、産卵行動参加体制のヤマベ2-3年魚も釣れた。

















やがて川は二股になり左はチョロ川。




その上は両岸に笹が密生するチョロ川になり引き返した。




下流は海に近くなるとどんよりした流れだが、オショロコマはいなかった。






撮影させていただいたオショロコマたちはヤマベも含め全て丁寧にもとの場所にリリースしました。







波打ち際から海を撮影しこの TKU 川を終了にした。






この項、続く。




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荒れ狂う海、波打ち際でオショロコマが釣れた。

2020-10-02 16:08:37 | 渓流魚、蝶、自然
荒れ狂う海、波打ち際でオショロコマが釣れた。



20XX-10-11 (土) 曇り のち雨 のち曇り のち雨 寒い



この日の最後は流呈2Km にもみたない小渓流HS川に入ってみた。




普段は渓流というより多少の沢水が流れているといった感じの沢川である。




今回の大雨で水量がそれなりに増えて一応、小川みたいに見えないことはない。




川の周囲はかってはそれなりの集落と思われるが数軒の廃屋のみが目立った。




コンクリート護岸が河口から200m上流まで続いている。




以前、入ったことのある小規模な沢川だが小型オショロコマが数匹釣れた記憶がある。




この日は、あまりの不漁に、ついきまぐれで、普段は釣りに入ることなど無いこの小さな川にはいってみたのでした。





最初のカーブが岸辺とぶつかるところがよいたまりになっていて、思いがけず、そこで小型オショロコマが次々と釣れた。

























こんなところにと思われる浅い場所でもオショロコマは釣れた。





























どの場所もとても振り込みにくいポイントばかりだが慎重に振り込み、最後まで木の枝などにひっかけることなく思いがけなく合計16匹ほどのオショロコマが釣れた。











中には美麗個体もいて、外観の多様性はこの小さな流れが太古の昔から、今もしっかりと海と繋がっていることを示唆しています。




ダムさえなければ、こんな小さな川であっても海からの遺伝子更新でオショロコマはそれなりに繁殖できているのです。




ここではサクラマスが登っているようでヤマベも数匹釣れ、釣り上げられて放精した。 








さらに渓流を遡ってみたがあまり立派なたまりがない平坦な細流が笹の中を流れる形になってゆき途中で引き返した。



鹿が不意にぴーっと鳴いて私を驚かせる。 



小さなたまりには大抵小型オショロコマがいたが個体数はあまり多くなかった。



渓流を海まで下ってみたが荒れ狂う海の波打ち際のたまりでオショロコマ成魚1♂が釣れ、まさに波打ち際にもオショロコマが棲んでいました。









廃屋ばかりと思ったら、河口に小さな人の住む家があり4匹の犬が繋がれていて終始私を吠えまくっていた。 


後に、知床では、このような屋外に繋がれた番犬風のワンコたちが次々とヒグマに食べられる時代がやってくるのですが、このブログでもそのような事例を紹介してきました。




気温が低く、雨で濡れて体温が下がり震えがくる。




オショロコマも釣れなくなってきたので 午後4:30 釣りを終了、武装解除した。


撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。




どうにも欲求不満のオショロコマ調査になってしまい、予定を延ばすことにして今晩もホテル峰の湯に泊まろうと電話したが満室とのこと。



部屋はたくさん空いているが従業員不足で泊まれないといった感じ。



そこで、羅臼の民宿よね丸に泊めていただくことになった。




羅臼のガソリンスタンドで 民宿よね丸への道を聞いて 知床峠への道をすすみ小学校を過ぎてから左折して少し登った羅臼展望台下の民宿よね丸にチェックイン。 



風呂は峰の湯の温泉と比べるとまったくのサラ湯で真水に入ったという感じ。



まさに温泉との違いが実感としてよくわかった。 



とてもよくしゃべる神奈川からの女性と帯広のナースの二人組が泊まっていて今日の客は私を含め3名。



二人は知床の海にダイビングによく来ると言うが今回は悪天候でむずかしそうで川にでも、もぐろうかなどと話していた。 



夕食は珍しいホッケのちゃんちゃん焼きがおもしろかったがカラフトマスよりまずい。



女性二人組は峰の湯へ温泉入浴にゆき、ロビーにあった 拙著オショロコマの森第一巻知床編 を見てくれた模様。



海に潜るのが難しければオショロコマを見に川へ潜りたいがどこがいいかなどと相談を受けた。



この項、続く。





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濁流化した知床の渓流

2020-10-02 15:38:46 | 渓流魚、蝶、自然

濁流化した知床の渓流




20XX-10-11 (土) 曇り のち雨 のち曇り のち雨 寒い




続いてオショロコマが比較的多いOKK川に入ったが、 MOSK川と同様で、ものすごい激流の川に変身しており釣りどころではなくなっていた。




最初のダム下をさぐってみたが、魚信はなかった。 
 

この砂防ダムは建造後、たちまち埋まってしまったものです。


オショロコマのキャッチアンドリリース依頼の看板は支柱が強風で折れて倒れてしまっていた。













次の降海型オショロコマがよく釣れるSR川も水量が増え、ダム下はごうごうと流れ落ちる水で釣りどころではなくなっていた。








下流のやや流れが緩くなるところで釣ってみたが小魚を一匹釣り落としたのみ。




産卵後のサクラマスがゆらゆらしており、あれま スレで釣れてしまったが容易に手元に寄せることが出来るほどパワーが無くなっていた。


この項、続く。






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