オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

知床のKT川でたった一匹釣れた黄金オショロコマ♂。

2012-07-31 20:36:01 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-11-5   晴れ のち曇り
この渓流はこれまで何度も釣りに入っているがヤマベは多いがオショロコマは見たことがなかった。一般的にヤマベが多くなるとオショロコマは同居を嫌い別の水域に移動してしまう傾向が伺える。ただ、この渓流の全域は調べておらず実際には入渓が難しい水域もあるのでオショロコマが生息しないとは言い切れないと考えてきた。その後のくりかえし調査で、ついにこの渓流でオショロコマを撮影出来たが個体数はきわめて少なかった。この日、同行のF氏が、夕食用に新鮮なヤマベを少し釣ってゆくことになり、シンコヤマベを20匹ほど釣った。このとき思いがけず一匹のオショロコマ♂が釣れた。この渓流では数少ない貴重なオショロコマである。黄金色の色調でこれまで見たことのない美しい外観のオショロコマであった。そこで、しばらくそこの上下の水域をさぐってみたがやはりヤマベばかりで、もう時間が遅くなっていたので竿をたたんだ。この黄金オショロコマ♂は手早く撮影後、丁寧にリリースした。










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知床の海に面した滝壺の世界一小規模なオショロコマ個体群

2012-07-30 22:31:11 | 渓流魚、蝶、自然
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20 XX-10-29  晴れ
知床半島羅臼側を海岸線つたいに歩いてHM川へ向かう途中、HM川河口のすぐ横に岩清水が流れ落ちるような10mほどの滝とも言えないような、とても小さな滝があった。滝の上は細流で魚がすめるような流れではない。畳3枚ほどの深さ1mもない小さな滝壺があった。滝壺から海まで川は地中にもぐるように消えている。そこから波打ち際までは20mもない。嵐の日には波が押し寄せるようで海の漂流物などが滝壺の表面をびっしり覆っていた。まさかとおもったが、わずかにのぞいている水面に釣り糸を垂れてさぐってみると、そこには超小型のオショロコマたちがいた。滝壺の水温は9度Cでとても冷たかった。こんな狭い水域に棲むオショロコマ個体群がいるとは正に驚異であった。自らを小型化して、この過酷な環境に適応し、成魚でも最大尾叉長10cm 前後である。外見は小柄だが立派なオショロコマ成魚である。おそらくこの個体群の規模は数十匹程度と思われた。10匹ほどを釣って水中で手早く撮影させてもらい、全て丁寧にリリースした。





 






















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渚滑川源流域、ヤマアジサイの花と淡黄褐色のオショロコマたち

2012-07-29 18:32:26 | 渓流魚、蝶、自然
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2006-7-22 曇り のち小雨
熊出沢川から荒れた林道を30分ほど走って山ひとつ越えて渚滑川水系の別の支流原子川源流域へ向かった。この川はこれまで何度か撮影に入ったことがあるがこの時期は初めてだ。林道沿いの森の中にはあちこちに今が盛りのウバユリがきれいに咲いていた。原子川源流域のうっそうとした緑濃いオショロコマの森の中は圧倒的な緑のエネルギーで息がつまりそうだ。この渓流のオショロコマは、かなり一定な傾向の外見的特徴がある。全体的な色調は黄褐色調だ。赤点紋理とヒレ、および腹部の着色は淡いオレンジ色。腹部は赤くはならない。背部虫食い紋理は細かく特に項部は細かくなる。背ビレの紋理はとても良く発達している。この渓流独特の色調・斑紋の個体群と言える。この渓流にはオショロコマしか棲まないが、何故か釣り人の痕跡が濃厚だ。糸付き針の紙ケースや、木の枝に引っかかって切れた仕掛けや、ウキのついたまま木の枝に引っかかって放置された仕掛け、釣りエサの入っていたケース類、その他のゴミがあちこちに見えて目障りだ。当然ながら、そんなところにはオショロコマは少ない。このような場荒れした渓流では、川を知り尽くしていることの他に、オショロコマに関して相当な知識と経験がなければ沢山の個体に会うことは出来ないだろう。一見立派な渓流だが一般の釣り人がよく入る水域の場荒れは目にあまる。今日は約100匹ほどを釣って水中で手早く撮影した。撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。ウバユリの多い熊出沢川と異なり、この川の流れる森には今が最盛期の薄青色のヤマアジサイの花が多かった。朝から湿度が高く、曇っていたが夕方からは小雨が降り始めた。




 














































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トラウトフィッシャー憧れの巨大ウミアメマスのお値段は ?

2012-07-28 11:49:39 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-5-4  晴れたり曇ったり 10度C

 オホーツクの佐呂間湖畔の人気温泉ホテル、鶴賀リゾートはゴールデンウイークでやや混んでいた。人気の鮮魚コーナーをのぞいてみた。海アメマスの50-60cm が一本150円~300円で三本売っていた。ウミアメマス狂いのトラウトフィッシャーたちが聞いたら本気で怒りそうなお値段だ。毎年5月上旬、常呂付近の定置網に外道としてかかるようだ。毎年、きっちりこの時期にのみ捕獲され店頭に見られる。常呂川から降りてきて海に入って間もない個体と思われる。または沿岸を回遊中のものか。ずっと海にいたにしてはやや細身なので、恐らく前者であろう。昨年、試みに1本買って切り身を味噌漬けにして焼いて食べてみたが、おせじにもおいしいとは言えなかった。かって食費に窮していたころ、川で釣ったアメマスは焼いたり、天ぷらにしたり、フライにしたり色々な調理法でよく食べていたのだが、どうやってもまずい魚であった。一方、この時期のウミサクラマスはうまい。どう料理しても文句無しにおいしい。サクラマスの立派なのが今日は一本1800円~2500円。安いなあ。 
 やはり、オショロコマと同様に、ウミアメマスは釣るだけにしてリリースするのが一番良いと思う。













PS :後に索餌回遊中のウミアメマスをこの鮮魚コーナーで買って食べてみたことがある。このウミアメマスはいわゆるメジカのアメマスで卵巣は未熟、魚体は脂がのってはちきれんばかりで、焼いて食べたが産卵行動前後のアメマスと異なりとてもおいしかった。恐らく漁師さんもそれは知っているようで、お値段もやや高くて1本600円でした。 








この記事とは無関係ですが なつかしい プリンちゃんの写真です。


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渚滑川水系源流、ウバユリ満開の深い森に棲む野性的なオショロコマ

2012-07-27 09:38:50 | 渓流魚、蝶、自然
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2006-7-22 曇り のち小雨
朝7時北見を出発。これまで未調査であった渚滑川支流の熊出沢川上流に入った。息苦しくなるほどの緑濃い山の中、林道は草やフキが繁茂して道におおいかぶさり、車で草や灌木の枝を押しよけながら進む。自然度はきわめて高く、見事な森だ。ヒグマの気配も濃厚であたりの気配にとりわけ注意しながらの釣りになった。熊出沢川は石ころだらけのだらだら川だ。上流に進むとあちこちに倒木などで川がせき止められて出来るたまりがあり、そこに魚が群れている。そんなところを捜しながら釣った。水温はあまり低くなく14度くらい。小型オショロコマばかりだが魚影はめっぽう濃い。こんな奥地にまで釣り人が入っているようで食べ物の空き袋やエサの空き箱や釣り糸の切れたのが落ちていた。ここのオショロコマは幼魚、若魚はこれといった特徴はない。成魚は渚滑川水系の一般的特徴の縦の黒い細いパーマークが目立つ虎模様の斑紋となる。多数を釣り、成魚は5匹、他は若魚、幼魚各20匹を撮影した。全般的に地味で派手さのない色調・斑紋だが、とても野性的な感じの個体群である。オショロコマたちはすべて丁寧にリリースした。この時期はウバユリの開花時期だ。深い森の中ではいたるところに緑色を帯びた白色調のウバユリの花が見事に咲いていた。

 
























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錦鯉オショロコマ ,斜里川水系のオショロロコマ異常型、ヒレ、魚体に暗青色斑が出現

2012-07-25 20:22:03 | 渓流魚、蝶、自然
20XX-11-23  晴れ 強風 気温2℃
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晴れてはいるが強風がふき気温は2℃。この日斜里川支流HORK川からS-HPRK川に入り三カ所で川に降りてオショロコマを釣り撮影したが、注目すべき異常型が釣れた。斑紋異常の軽度なものと、高度なもの各1個体ずつが釣れた。これらは色素ぬけや暗色斑出現でみるからに異様な外見のオショロコマだ。このタイプの異常型は斜里川源流域で今年の夏にも1♀釣れているので(錦鯉オショロコマと仮称)斜里川特有の形質なのかも知れない。





   通常型オショロコマ。 ヒレの黒化傾向や暗青色斑はない。
   



     ヒレの黒化傾向の強い異常型.



  いわゆる 錦鯉オショロコマ 全景.



    いわゆる 錦鯉オショロコマ. 今のところ斜里川水系に特有な異常型である。一回の釣りで1-2匹みられる。



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十勝川水系源流域、オショロコマの生息域心臓部に放流された ニジマスを駆除

2012-07-23 19:53:24 | ニジマスによる被害
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20XX-8-27 晴れ
朝5時に早起きした。朝起きに弱い妻を置いて温泉宿の朝御飯前にF氏と十勝川水系源流域のいくつかの支流へ釣りに出た。まず宿舎のすぐ上のYT川のたまりをさぐって釣った。宿に近く釣り人が多いせいか魚がかなりすれておりF氏が3匹を釣り落としたのみ。そこで林道をK橋まで走って、KS川へ降りてみたら結構なたまりがあったので釣ってみた。橋の上下のたまりでニジマスばかり5匹釣れた。20-25cmほどでよく肥え、体高があり立派な体躯だ。この川はTM湖に注いでいる。結局、K 橋の上下にはオショロコマは一匹もいなかった。このあたりは本来はオショロコマの生息域の心臓部に奥深く入った水域だ。まさか、こんなところにまでニジマスがいるとは驚きであった。これらのニジマスは断固リリースするわけにはいかず、丁度おいしそうなサイズなのでキープした。それにしてもここにニジマスを放した人は確信犯か、または生態系などまったく考慮しない単純思考の持ち主か、どちらであっても相当な人だとおもう。


















ニジマスを放すなら在来の自然が完膚無きまでに破壊された十勝の大平原には、もっともっと適したところがいくらでもある。在来の魚類が壊滅した十勝の芽室町ではニジマスを町の魚に指定し盛んに放流している。巨大ダム群の建設で在来の自然が完全に破壊された帯広近郊の札内川水系でも地元が中心になり盛んにニジマスを放流し、壮大な偽自然、( 無料の野生化ニジマス釣り場 )を作り全国のフライマンたちの憧れの釣り場になっている。これらは川の漁協がほとんど無い北海道では開発などで川に魚がいなくなった地域に活性化をもたらし、釣り人の欲求をも満たすことが出来るよい方法だと思う。しかし、恐らく自分だけの密かなニジマス釣り場を作る目的で、いまや貴重な存在となった在来種が生息する山奥の渓流に、こっそりニジマスを放流するのは犯罪行為に近いと思う。このような行為を憎む人々も増えており、オショロコマ生息域での放流ニジマス駆除に燃えている釣り人もしばしば見かけるようになった。そのような人たちは釣ったニジマスを憎しみをこめて陸地に放り投げていた。北海道では一般の人にはとても人気のあるニジマスだが、どうも本州ではそうとは言えないようだ。茨城県で管理釣り場を何度か見学したことがある。ニジマスがかかるとチッと舌打ちするがイワナがかかるとうれしそうな顔をする人が多いのに驚いた。持ち帰るのもイワナ(養殖)ばかりであった。ニジマス(養殖ものでヒレが丸く貧弱)の人気がないのは意外なほどで北海道とは大違いであった。

今日は北見へもどる途中、瓜幕の道の駅に寄って鹿追ソバを買った。
夕食は野生化ニジマスの塩焼きと鹿追ソバ。両者ともとてもおいしかった。




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台風の爪痕が生々しい十勝川水系源流域でオショロコマを撮影

2012-07-22 23:37:49 | 渓流魚、蝶、自然
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8月の下旬 晴れ
朝食のあと、まずYT川のキャンプ場から少し上がったところまで進んだが、林道が巨大な倒木でふさがれ、車は通れない。台風10号の影響で林道はあちこちで通行不能になっている。しかたなくそこから強引に川に降りてかなり水量のある川でオショロコマを15匹ほど釣った。大石ごろごろのひたすらごうごう流れる荒れ川であまりポイントがない。台風10号の増水の名残かいまだ相当流れがきつい。先日の台風の爪痕は随所に生々しく残り、増水で濁流と化した流れの勢いで川岸の根が洗われ露出しているのが目立った。ここはとても釣りにくく、魚も少ない。そこでR橋のところで合流してくるYT川の支流に入ってみたが、この支流は水量も落ち着き、かなり良いたまりが数カ所あってそこで20匹ほどオショロコマが釣れ、写真も良く撮れた。渓流の規模を反映してオショロコマの魚体は大きくない。木々が生い茂って日当たりの悪いせいか、概して暗い色調で赤点紋理はとても細かいのがここの個体群の特徴と言える。


 A橋からPT温泉への林道は道路崩壊で完全通行止めになっていた。諦めきれず通行止めを示すビニールひもを押し上げて車で入ってみた。川はどこまでも、すべて泥水で濁りまったく釣りにならず、最終的には道路崩壊や木が林道に倒れ込んで通行出来なくなっており、釣りは不可能であった。泣く泣く引き上げることにした。どこか釣りの出来る支流を捜さなければならない。



























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十勝川水系,YT川源流域のオショロコマとキタキツネ

2012-07-17 21:19:35 | 渓流魚、蝶、自然
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夏の終わり 台風一過 晴れ
 ひたすら走って十勝川源流域の山奥に突然あらわれる場違いなほど立派な温泉宿に着いたのは午後5時。観光キツネとなった若いキタキツネが出迎えてくれたが、私は観光キツネがいることはあまり良い状況ではないと思う。エサをねだって車を止めるために車道に寝転がってみせる観光キツネが一時有名になったが、ついに車に轢かれあえない最後をとげたとカーラジオのニュースが報じていた。
さっそくすぐ上のR橋の付近(YT川)でオショロコマを6匹ほど釣って撮影したがたちまちあたりが暗くなり、魚も少ないので宿舎のホテルへチェックインした。
然別の奥の秘湯管野温泉(2012現在はつぶれてしまい廃業中)と異なり夕食はとてもおいしくて温泉も綺麗で部屋も立派であった。

今日は空知川水系源流域のオショロコマを悪戦苦闘のうえ撮影し、疲労困憊状態だ。温泉に入って午後10時には寝た。明日はこのあたり一帯の十勝川水系源流域の各支流のオショロコマを撮影する予定だが、先日強大凶暴な台風10号が猛威を振るったすぐ後なので川や林道の状況がどうなっているか不安である。今日も撮影させていただいたオショロコマは全て丁寧にもとの場所にリリースした。















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道東のヤマベ釣り解禁日に美麗良型オショロコマを撮影

2012-07-15 12:43:50 | 渓流魚、蝶、自然

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とある道東の湿原の渓流にヤマベ釣り解禁日 7月1日に入渓した。例年のことながら、すでに解禁日前におびただしい数のヤマベ狙いの釣り人(密漁者)が入った痕跡があった。今日、この渓流にヤマベ釣り解禁日をきっちり守って入渓するお人好しの釣り人は私たち二人だけだったみたいだ。規則を守らなくても本来、超人口過疎地区の渓流には人っ子一人いないし、従ってとがめる人もいない。北海道の渓流のほとんどには漁協などないし、まったくの無法地帯と言ってよい。警察の取り締まりなどもまず無いので多くの渓流では解禁日前にヤマベ釣りに入る、いわゆる一線を越えた釣り人たちがかなり暗躍しているのが悲しい現実だ。それでもこの日は状態の良い美麗大型オショロコマを 3匹、普通サイズのオショロコマを7匹釣って撮影できた。いづれもこの渓流独特の外観の個体群である。この渓流はいくつかの明白な理由でオショロコマは激減、ヤマベはある理由で毎年多く、アメマスは理由は不明だが数が増え続けている。アメマス、ヤマベは解禁日前に大方荒らされてはいるものの、それでも例年どおりよく釣れた。アメマスは特に多くて、大きめのアメマスを少し撮影した。今日はいくつかの渓流をまわる予定なので時間節約のためヤマベは撮影しなかった。今年の春、雪のある頃に調査に入ったときはまったく魚のいない川であったのに、今日は川中に魚があふれている。魚たちは一体どこから現れるのだろう。全体的にみると毎年魚が減り続けている渓流だが、釣り人の入り込めない水域もかなりあるので、そこから魚の補充があるのだと思う。野生そのものの美しい渓流を1時間ほど釣り下り、予定を達成したのでこの渓流の釣りは終了とした。今日も撮影させていただいた渓流魚たちは手早く撮影後すべて丁寧にリリースした。















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釧路川水系支流、アメマスに圧倒されオショロコマは虫の息

2012-07-14 09:24:17 | 渓流魚、蝶、自然
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初夏 北見は晴れ 峠は霧、釧路の国は強風 川は曇り 寒い
午前10時にのんびり北見市を出発。釧路川水系の支流の一つにオショロコマ調査に出かけた。途中の峠では霧がかかりはじめ、かなりの強風であった。峠を越え釧路の国へおりてゆくと天候は曇り。肌寒い。今日の目的の渓流では水源地とその下流400mほどを釣った。釧路川水系だけあって、アメマス小型のものは非常に多い。アメマスは種々の大きさのものを20匹ほど撮影した。だらだら川で本当にたまりが少ない渓流だ。ヤマベは数匹。虹鱒幼魚もいた。突然こんな細流ではめずらしい巨大なアメマス2本がかかって大暴れされ結局2匹とも釣り逃がした。一匹は虹鱒だったかも知れない。不意をつかれたせいもあるが残念であった。今日の水域唯一のたまりらしいたまりで、やっと地味な色調斑紋のオショロコマの2♀♀成魚が釣れたがこの渓流ではとても少ない魚である。他にはオショロコマは見かけず、この低地帯の渓流ではオショロコマはアメマスに完全に圧倒されているようだ。今日も水中で手早く撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。





















これはアメマスとオショロコマの雑交F1かも知れません。


ヤマベやアメマスは多かったが、オショロコマはこれらに圧倒され
虫の息で棲息しているように見えた。







また峠を越えて北見の国へ帰ったが帰路も峠は濃い霧であった。峠を越え山を降りると北見の国は晴れであった。
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網走川水系津別川上流の小規模なオショロコマ個体群-その弐

2012-07-13 13:24:50 | 渓流魚、蝶、自然
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秋の終わり 曇のち晴れ 強風
以前にオショロコマ棲息を確認していた網走川水系津別川上流域を再び調査してみた。最初はあまり魚信なかったが少しずつ釣れだし オショロコマ幼魚、若魚、成魚を合計20匹、さらに奥へすすみ良型オショロコマ1♂1♀のほかニジマス~28cm 3匹、ニジマス幼魚3匹を釣り結構楽しい釣りであった。オショロコマ生息域に侵入したニジマスは食べる為にキープした。撮影させてもらったオショロコマはすべて丁寧にリリースした。

ここのオショロコマ成魚は腹部やヒレが黄色くなるタイプで赤点紋理はオレンジ系。幼魚から若魚までは、めりはりのない斑紋・色調であまりはっきりとした特徴がない。 

オショロコマ♀は釣り上げたらぽろぽろと卵を出した個体や既に産卵が終わって腹ぺちゃになった個体がいた。♂も少し腹がへっこんでいる個体が多くこの時期、すでに産卵行動に参加したもよう。














このあたりはヒグマの気配が特に濃厚な場所である。今日も熊の糞があった。糞の大きさからして若い熊だと思う。成獣に較べ、まだ若いヒグマのほうが好奇心が強いため危険である。






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午後3時30分 武装解除。今日の釣り場から北見市の自宅までは車で約50分。疲れてしまい夕食はスーパーで生寿司を買って夕食。今日釣り上げたニジマスを焼いて一緒に食べたがおいしかった。
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網走川水系津別川上流の小規模なオショロコマ個体群-その壱

2012-07-11 19:48:39 | 渓流魚、蝶、自然
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 曇のち晴れ 強風
秋分の日でお休み。この日は網走川水系津別川上流の各支流を逐一さぐりながらオショロコマの分布状態を調査した。いくつかの沢をさぐってゆくうちについにオショロコマの棲息する新しい水域を発見できた。幼魚から若魚から成魚までいて小規模ながら立派な個体群を形成していた。アメマスも1匹釣れた。オショロコマは20匹ほどを撮影し、すべて丁寧にリリースした。






















最後は急斜面をがむしゃらに登ってやっと林道にでた。ほとんど車や人が入っていない、草むして廃道に近い林道だ。その林道を注意深くつめてゆくと小沢がありそこでニジマス幼魚と若魚各1匹が釣れた。こんな奥地の源流域にまでニジマスが侵入しているとはショックであった。この小沢はとても小規模な流れでオショロコマはいなかった。  続く。
                           
            

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知床半島SMT川の灰緑色の珍奇なオショロコマ

2012-07-10 22:27:26 | 渓流魚、蝶、自然
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3月下旬。晴れ のち曇強風 のち曇 のち晴れ  まだオホーツク一帯は雪が多いが知床半島ウトロ側の渓流に、この時期のオショロコマの状況を観察に出かけた。最初に知床半島の付け根にある、とても小さな渓流SMT川へ入ってみた。最初は晴れていたが雲が広がると強風が吹き始め気温はぐんぐん低下する。この川の環境は最悪でまわりはほとんどが畑。雪が深くて、川まで雪をこいで到達するのが大変だ。オショロコマは果たしてこんな畑の中の渓流に生き残っているのか不安が強かった。魚はとても少なくてオショロコマは唯一匹のみ、これまで見たこともない変わったオショロコマが釣れた。尾叉長15cm ほどの小型のオショロコマ。 虫食い紋なし。腹ヒレは黒くならない。灰緑食一色にわずかなオレンジ紋がある特異な斑紋パターンの個体であった。これ以外にはシンコヤマベ5匹が釣れた。渓流魚たちは手早く撮影後、すべて丁寧にリリースした。








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湿原の渓流のヤマベとオショロコマ

2012-07-09 19:19:40 | 渓流魚、蝶、自然
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秋も深まったある10月30日。 晴れのち曇 寒い
遡上してきたサケが5-6匹、岸辺で産卵行動をとっている。そのまわりを沢山のヤマベがめまぐるしく泳いでいるがなかなか釣れない。きっとサケの産卵をまちかねるエッグイーターのヤマベたちと思われる。やっと釣れたヤマベは5匹で2-3年魚。ヤマベ3年魚の魚体にはサクラマス産卵行動に参加したきずがあった。岸辺の灌木は葉が落ちてかなり見通しが良くなったがちょっと油断するとたちまち灌木の枝に釣り糸が引っ掛かる。そのためこの湿原の渓流では初心者やフライフィッシャーではとても釣りにならないと思う。近年、フライロッドやルアー竿を振り回せるような比較的広い空間のある場所にはめっきり魚が少なくなった。この川は道東の湿原の渓流のなかでは珍しく、少ないながらオショロコマが棲んでいる。かって河川残留型アメマスをエゾイワナと称していた時期、オショロコマはカラフトイワナとも呼ばれていたようだ。3時30分、あたりが暗くなり雨が降ってきたので引き上げることにした。寒い。気温がひくく完全に体が冷え切った。この日も撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にリリースした。













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