オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

ホテル網走湖荘へ年末1泊温泉旅行

2021-12-31 23:07:54 | 北見市の出来事
ホテル網走湖荘へ年末1泊温泉旅行



2021-12-30(木) 曇り のち雪  寒い。

暮れも押し迫って来た頃、急に網走湖畔の温泉ホテル、網走湖荘へゆこうかということになった。新型コロナウィルス蔓延で極限まで落ち込んだ観光需要を少しでも回復させようと、いろいろ割安制度が出てきて北海道ではワクチン接種証明があれば道民割りという制度ができた。接種証明書、どこかにいってしまっていたのを苦労して探し出して予約し年末の温泉旅行となりました。

我が家からこのホテルまではとても近くて車で約40分。


網走方面にゆくたびに、いつもすぐ横を走りぬけるのだが、この半世紀ほどのあいだ、このホテルに入ったことは唯の一度もなかった。


国道のアスファルトは出ており寒いが道路状況はよい。この日は心ならずもやたらとゆっくり運転の親切なパトカーさんの先導に会ったりして走りにくかったが、すぐに網走湖畔のホテルに着いた。



チェックインした頃から雪が降り出した。 






初めて間近にみた網走湖荘は、そびえ立つお城みたいに見えた。人気アニメ映画 千と千尋の神隠し に出てきても違和感のない雰囲気が漂っている。



4階の部屋はなかなか広くてレイクビユー。湖は凍っているがまだ薄氷で、人気のワカサギ釣りは、まだ無理そうだ。





凍りの上にうっすらと雪が積もって、キツネが遊んだ足跡が目立つ。 突然 真っ白い尾羽根と黄色いくちばしの巨大な鷲がすぐ目の前をさーっと横切って飛び度肝をぬかれた。この時期、オオワシがかなり飛来しているようだ。



孫長男君、いつのまにか足もずいぶん大きくなったなあ。




まず温泉に入ったが、おもいがけず大浴場がとても広くて快適、湯は少し塩辛いがまろやかないい感じ。サウナもある。野天風呂は風情があって最高だが風呂の外は死ぬほど寒い。




孫、長男君と長湯を楽しんだ。キャンセルがかなり出ているというがお客さんはまあまあ多いみたい。




豪華夕食は、仲居さんがこまごまと料理を運んでくるスタイル。料理の解説も丁寧でマナーもよく、女将さんの指導が行き届いている感じ。





一応 、孫の女の子たちにも食前酒がついているが、けっこうアルコール濃度高そう。なめたり、臭いを嗅いだり、みなさん、興味津々だが、お酒ははたちになってから。





ホタテ野菜ごはん、素朴な鍋、湖でとれるシジミの味噌汁がよかった。次々と料理がでてくる。









孫たちはひとしきり食べたあとも、白いご飯をおかわりして食欲旺盛。かわいい孫たちが猛烈に食べるのは見ていて快感です。




タラバカニ。



サイコロステーキ。おいしい。



デザートの流氷ゼリー。





私は中ジョッキ一杯と 増毛の国稀(くにまれ)を飲んで、かなり酔っぱらってしまいやや後悔。



このすごい字、豊楽 とかいてあるらしい。




売店は午後9時までやっており網走だけあって網走監獄関連のものが多い。










ちょっと期待していた人気ものまね芸人のショーは今日はないとのこと。

その後は、温泉にまた入るくらいしかやることなさそうで、急遽ピンポン大会になった。






孫たちは全員バスケットクラブで、バスケットは相当なものですがピンポンは私たちと同じくど素人。






ぴん。ポン。にならずピンポで止まってしまうお粗末の連続。 爆笑、爆笑。しかし最後は 4回打ち返すまでのラリーもできたが 1時間もやったらさすがに飽きてしまいおしまい。






74年前、ホテル網走湖荘の前身になる温泉宿が出来た頃の創業者ご夫婦の写真。



私は酔っぱらってしまい、ピンポンで疲れて 早めにベッドに入ったが、孫たちはやたらとハイになって遅くまで起きていたもよう。




2021-12-31(金) 晴れ のち 曇り



ものすごくよく寝た。窓をあけると朝てっかりで湖と青空のコントラストがよい。






のんびり朝寝していると、朝食バイキングは 9時までであわてて朝食会場へゆく。





コロナ蔓延ということでビニール手袋とマスクをして料理をとりに行く以外は以前のバイキングと同じスタイル。



もう、食事を済ませて部屋にもどった人が多いようであと40分ほどで朝食時間オーバーになる。








いつもバイキングスタイルの朝食は食い過ぎてしまう。




イクラがおいしいという噂で、イクラ丼をしようと思いさがしたが見つからず、係りの人に聞くと一番人気でたちまち品切れになったらしい。







朝食会場から、最後に出る客になってしまいました。





チェックアウト時、私たち夫婦と、孫たちの部屋で各々鍵が見あたらず騒ぎになった。大浴場や食堂やあちこち捜してもらったが見つからず、結局自分のバッグの中にあった。 そろいもそろって馬鹿みたい。



シクラメンの香りを嗅いで臭いがない花だと気づく孫長男君。最近、交配を繰り返して香りのあるシクラメンも造られたらしい。




ホテルをチェックアウト、帰路に着く。 途中にある有名な観光客用写真スポット、メルヘンの丘。実はこんな場所はオホーツクのいたるところにあります。
黒澤明監督の映画 夢 でこの場所が使われて有名になりました。




この日、暮れのせいか国道や高速道路には車がとても少なかった。




美幌と北見には大きなビートの精糖工場があり、この時期は盛んに操業中。白く立ち上る蒸気は発電用蒸気タービンから発生するもの。精糖には大量の電気を使うので、まともに電気を買っていては採算がとれず自家発電をしています。





ホテルから40分で北見の家にもどりました。 夜。大晦日は恒例のおせちとソバのパーティをやります。




とりとめのない孫との温泉旅行の記録でした。かわいい孫たちはどんどん成長しており、あとどのくらいの期間、私たちとまともにつきあってくれるのかな。




久しぶりのリアルタイムなブログ記事になりました。





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おすわりキツネ

2021-12-29 17:15:17 | キタキツネ
おすわりキツネ




20XX-9-24 (木) 晴れ のち曇り


この日は、湧別川水系 M 川源流の山岳オショロコマを多数撮影することができた。


帰路、林道でちょっと風変わりな、いわゆる観光キツネ君が登場。






この若いキツネはやたら馴れ馴れしくて、道案内するみたいに車の前をゆっくり、いったりきたりしてまったく逃げない。











それで、けっこう写真を撮らせてもらった。 







観光キツネ君の期待を裏切って申し訳ありませんが、私は野生動物には決してエサをあげません。













いつまでたってもエサをくれないので、とうとう頭にきたのでしょうか。




最後には林道に座り込んで動こうとしないのでまいった。



















そろそろと車を近づけると、やはり轢かれるのはイヤみたいでやっと道路をあけて通してくれた。




かって、餌をねだって車の前に寝転がるキツネ君がカーラジオなどで話題になっていましたが、確か最後は車に轢かれてあえない最後を遂げたと記憶しています。


人間の食べるお菓子などは自然界ではありえない強い甘さ、塩辛さなので、これらを食べ続けるとキツネは高率に胃腸障害を起こし慢性の下痢状態になり、それでも餌をねだり続けて最後は衰弱してゆきます。


このようになったキツネは皮膚の疥癬を発症、毛も抜け落ち、見るも無残な痩せこけた状態で斃死するとされています。





ツチスギタケ。






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とあるクリスマスの思い出、二段構え?のプレゼント

2021-12-23 14:41:45 | 北見市の出来事
とあるクリスマスの思い出、二段構え?のプレゼント





20XX-12-23  (水) 天皇誕生日で休日 晴れ


休日の朝寝を決め込んでいるところを孫たちにおそわれ、今晩はちょっと早いけれどクリスマスパーティだぞと念を押された。そのあと、孫たちはバスケットクラブの中学生チームとの対向試合に出かけていって、ふたたび静かな朝がもどったのでした。 PS: なんと中学生チームに勝ったらしい。




夜は クリスチャンなど一人もいない我が家なのだがクリスマスパーティ。恒例の手巻き寿司とケーキ。






このようなクリスマスの豪華デコレーションケーキは、世界中で我が日本だけのものらしい。







それもつい最近、第二次大戦のあとに日本独自の風習として始まったものらしい。




日本以外の国ではクリスマスケーキという言葉すらないようです。



私は調子にのってアルコール10%の甘口シャンパンを半分のんだら相当に酔ってしまった。 






ビンゴゲーム大会。 








恒例のプレゼント交換。長男君は 鉄道オモチャ。長女君は人形をつまむオモチャ(ゲームセンターのユーホーキャッチャーのミニチュア版)。





次女君はクイズのオモチャ。三女君は欲しかった漫画本。妻は白い帽子とプードルのキラキラブローチ。残り二人はセーター。 といったプレゼント交換。





















鉄道オモチャの箱をあけたら組み立てがやたらと面倒そうで、ちょっととまどってしまうが、三女君は解説書も読まず試行錯誤でたちまち汽車を走らせる。子供の潜在能力はすごい。













この日の一番人気はこのユーホーキャッチャーミニチュア版。これでカンを養って、後日ゲームセンターの本物での人形つかみが一気に上達したもよう。太鼓の達人と同じパターン。










午後9時。 大騒ぎのクリスマスパーティを おひらきにして我々夫婦は無事帰還。




クリスマスツリーのサンタ袋は、まだカラッポ。この袋には本物のサンタさんが明日24日の深夜、今日のプレゼント交換とは別に、サンタからのプレゼントを入れていってくれる。





このようにクリスマスのプレゼントが家族間のプレゼント交換の他に、真夜中にやってくるサンタからの贈り物といった二段構えになったのはつい最近のことでしょうか ?。








...............7年後ですが。    今年もサンタさん、来るよね。




  そろそろ、今度は、あなたがサンタさんになる頃かな。



              おしまい。


 



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ネルケのプロフィール。 その四。  北海道屈斜路湖、秋のヒメマス釣り。

2021-12-18 21:04:35 | ヒメマス
ネルケのプロフィール。 その四。  北海道屈斜路湖、秋のヒメマス釣り。 






とある秋の日。 曇り 気温10℃ 寒い 寒い 。 




朝9:00起床。  10:30 屈斜路湖へ出発。 




11:40 湖畔の釣り場に到着。

 


今日はウィークディだがそれでも車30台ほど、札幌、旭川、室蘭など道内各地のほか、本州ナンバー、レンタカーも多い。


 


はや釣り終わって帰りしたくをしている釣り人もいて聞くと、この日もほとんど釣れていないという。


 


湖は少し波があるが、この状況では魚から釣り人は丸見えで、多数の釣り人の影に、岸寄りヒメマスたちは相当敏感になっている。





今日は私の近くに左右各3名ほどがルアーを引いたりフライロッドを振っていたが私がみている数時間の間はまったく釣れていなかった。





























しかし、何かのはずみに威嚇バイトがおこったようで、急に一人が立て続けに二匹釣ったので、まったく釣れないというわけではなさそうだ。





釣り人が一人去り二人去りあたりが閑散としてきたころ、はるばる名古屋からきたという男女のアングラーがやってきた。




釣りファッションが完璧にきまっているほか、本州の管理釣り場できたえているという竿さばきが格段に上手でたちまち数匹を釣った。




あれほどいた釣り人の姿が消え、静かになった岸辺ではヒメマスたちの威嚇バイトが起きやすくなったみたい。






夕方の凪。



















放精する♂。









ヒメマス♀。

♀の画像は別にまとめてみようかと思います。















 







おお。ヒメマスだ。きれいだ。これを釣りたくて来たのです。 と破顔状態で心底嬉しそう。とても感激して熱心に撮影していました。



赤系の小型のルアーがよいみたい。

































私が終始せっせと撮影、リリースをくりかえしているのを見て、朝から5時間やっているが1匹も釣れないというフライマンがやってきました。





今度釣ったらなんとか撮影だけでもさせてほしいというので、きれいなセッパリ1♂を釣って彼にわたした。




彼は緑色のフライなので、どちらかというと赤系のフライがよいのではとアドバイスしたが赤系のフライは用意していないという。




やがてあたりが暗くなってきて、あれだけいた釣り人たちも一人去り、二人去り、名古屋のアングラーさんも消え、とうとう私以外誰もいなくなった。











































私は手元が怪しくなるまで釣り続けて、最終的に18♂♂8♀♀を撮影しリリース、そのほかのあまり美麗とは言えない個体たちはそのまま撮影せずリリースした。






















体が冷え切って。またもやいつもの低体温症寸前になってしまった。 我ながら 馬鹿みたい。


























北見にもどったらもう真っ暗。日本最北のスターバックス。最近オープンしました。






   to be continued.






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ニジマスとオショロコマの戦争、フロンティアの上流、つかの間のオショロコマ聖域。

2021-12-14 20:34:42 | ニジマスによる被害
ニジマスとオショロコマの戦争、フロンティアの上流、つかの間のオショロコマ聖域。



2014-8-22(金) 晴れ後曇り後雨



雨がぱらつきだした。 



その後 一路源流域へ向かってしばらく林道を走り、途中で川と林道が接するところから入渓。







このあたりはいまだオショロコマのみの生息域でニジマス汚染は無いだろうと思われた。








100m ほど下ったが 良型オショロコマがよく釣れた。


























































さらに えんえんと登って通称土管下おおたまりまでは良型オショロコマとオショロコマ若魚がよく釣れた。















































しかし、最後に招かれざる客、ニジマス若魚1匹を釣った。思いがけない場所で、わずかだがニジマス汚染が始まっている。オショロコマの聖域奥深くでも、密かにニジマス自然繁殖が始まりつつあるようだ。




ニジマスは密やかにこんな上流にまで侵入していた。







しかし、このおおたまりに泳いでいるのは今のところ全てオショロコマのみと思われるものの、実はこれまでニジマスが釣れることはごくごく稀にあった。




それでも、この土管橋から大溜まりへと流れ落ちる落差約60cmほどがオショロコマの完全聖域へニジマスが遡上するのを妨げている最後の障壁と思われ、ここから上流はこれまでのところニジマスは確認していない。








雨がかなり強く降り出したので今日は午後4:44 釣り終了。





フロンティアの上流〜源流にかけての釣り果の単純比較では ニジマス1匹、オショロコマ20匹。






今日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。






両者の分布状態を見ると全流呈15-6Kmほどのこの渓流は従来はオショロコマのみが豊富に棲息していた。放流されたニジマスの自然繁殖が始まってからはオショロコマは下流域から漸次消え始めた。ニジマスが上流方向に分布域を急速に広げる一方で、オショロコマは源流域に向かって激しく追い立てられる形でニジマスと置換していった。






ニジマスとオショロコマの混生水域最前線(フロンティア)では猛烈な勢いでオショロコマが駆逐されつづけており、フロンティアはどんどん上流へと移動しつつある。混生水域では一般的に大きな順にニジマスが釣れてきて最後にオショロコマが釣れてくる。また、ニジマスはより立派なたまりを占拠しオショロコマは岩陰などの小さなたまりに追いやられている。圧倒的運動能力の差からエサの先取りや、威嚇・追い払いが行われ、ときには大型ニジマスによる捕食もあると思われる。結果としてオショロコマは上流へ上流へと追いやられニジマスに置換されて行くのだと考えられる。






今では前述の土管下おおたまりの上流(最源流域)2km ほどが、オショロコマのみ棲息する完全聖域 となっており、この水域が最後の砦といった状況である。しかし、大雨で異常大増水時などに、ここがニジマス軍団に突破されるのは時間の問題と考えている。






ここのオショロコマは、他の水域の例をみれば、このままでは必ずや絶滅すると思う。しかし実際に将来どのような経過をとって行くのか本当のところはわからない。今の心境は、自分に出来ることとしては、せめてここのオショロコマの美しい画像と、今後の経過をできるだけ正確に記録しておこうという思いしかない。





午後5時。武装解除して帰路につく。 疲労困憊。







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オショロコマと攻撃的外来種筆頭ニジマスとの絶望的な戦い。

2021-12-11 22:54:48 | ニジマスによる被害
オショロコマと攻撃的外来種筆頭ニジマスとの絶望的な戦い。

2014-8-22(金) 晴れ後曇り後雨


AM 10:00 自宅を出発。この6-7年の間に放流虹鱒が自然繁殖を始めて、みるみるオショロコマを駆逐し虹鱒一色になってしまった渓流へニジマス調査に出かけた。



二股分岐やや下流のたまりから入渓。そこから200mほど上流までを探った。





昨年までは、このあたりはニジマスとオショロコマがせめぎ合う、フロンティアでした。





少し前の大雨大増水であふれた水が引いた痕跡が生々しい。




今日は、ニジマスが入れ食い状態でヒットする。







































































その上流は平坦なダラダラ川となり魚信が遠のき川からあがった。ここまででニジマス大小12匹。














オショロコマは4匹。












昨年までは、ここはオショロコマしかいなかったのだが一気にニジマス優勢の混生水域になっていた。




ニジマスは分布域をさらに上流へと急速に拡大したことになる。




そのあと二股の右側支流を上流200mほどまで釣った。




最初は各たまりに必ずニジマスがいたが やがて魚信が遠のき引き返した。






















ここではニジマス若魚〜30cm成魚8匹、オショロコマ2匹であった。





ここまでは一見、ニジマスとオショロコマが混生しせめぎ合っている水域に見えるが、ニジマス20匹に対し、オショロコマは6匹が釣れたのみでニジマス圧倒的優勢水域と言える。

ニジマスは写真枚数が多いですが実際に釣った数は20匹。このほか、早あわせに徹したために、ほぼ同数のニジマスを釣り落としています。オショロコマの釣り落としはありませんでした。





これまで、こういった混生水域(フロンティア)はたちまちニジマス一色になり、オショロコマはニジマスに追い立てられ、フロンティアはどんどん源流域へ向かって移動してきた。





たとえはあまり良くないかも知れないが、圧倒的武力差で先住民インディアンの領地を奪い続けて、辺境へ辺境へと追い立てていった白人系移民たちの黒歴史と同じパターンと考えればわかりやすいかもしれない。





この国が、暴力でチベットを乗っ取りさらにウィグル自治区を乗っ取り併合しつつある国を、人権問題として非難しているのは、心の奥で後ろめたく思っている黒歴史のせいでしょうか。( 当然違うと思うけど )





これらは、単純な善・悪、きれいごとかどうか、といったありきたりの既成概念では計りきれない人類( ヒトという動物 )の本能そのものの歴史かもしれませんが、オショロコマとニジマスの戦争も同じといえる。




この場合、短期的な勝敗とはまた別に、ヒトと同じく総合的に強いものが最終的には勝ち、勝った方が正義になってゆくと思われますが、私は大好きなオショロコマが絶滅するのは少しでも先送りしたいと考え、加勢してきました。



さらに、繰り返しが頻回になりますがオショロコマは今や貴重な遺伝子資源でもあり、決して一部の熱狂的ニジマス釣りマニアのためにこの世から消えてしまっても良いものではありません。




また、比較的長く観察している水域では、おもいがけず劣性であったオショロコマが戦に勝ちつつあるところが出てきており、これは一時大繁栄する外来種が、その後急速に衰退することがあるという比較的稀な例かも知れません。




撮影させていただいたオショロコマは全て丁寧にもとの場所にリリースした。


    この項、続く。


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猛烈ゲリラ豪雨とヤマベ釣り

2021-12-03 15:16:07 | ヤマベ釣り
猛烈ゲリラ豪雨とヤマベ釣り





20XX-7-31 (金) 曇り〜猛烈土砂降り〜曇り



朝から異常に蒸し暑い日だ。



午前 9:30 近郊のカシワの森へゼフィルス(キラキラ、メタリックグリーンの美しいシジミチョウたち)の写真撮影に出発。


しかし、目的のチョウはほとんど見られずカシワ林を後にすることになった。

 
どうも、物足らず帰路、解禁日から少したっているが、ヤマベを釣って帰ることにした。





この時期、まだ白子が発達していないヤマベはおいしいので、小型ヤマベの唐揚げは夕食のおかずに最高だ。




カラマツ植林地の中を流れるヤマベ川に入った。





この渓流は、さほど自然度は高くないが、まだ入渓者が少ないのか振り込むと小型ヤマベがわっと寄ってきた。おいしそうなヤマベ2年魚が入れ食い。









しかし。


なんとなく雨の予感はしていたのだが、順調に釣れ始めたところで急に集中豪雨。


空をひっくり返したような猛烈な豪雨で、みるみる川の水位が上昇してきて恐怖を感じたほどだ。



最近多くなってきた、いわゆるゲリラ豪雨というやつだろうか。




みるみる浅かった小渓流の川幅が増し始め、水位があがりはじめ、その早さに恐怖を感じた。




早々に川から上がって、ずぶぬれになって車にもどり30分ほど雨が止むのを待った。




ものすごい豪雨。








雨が止み 川へふたたび行ってみると川は猛烈な濁流になっており水位が一気に30cmも上がっている。






いわゆる自然度の高いオショロコマの森と異なり、カラマツ一色の植林地は保水力が低いため、豪雨として降った雨水が一気に川に流れ込んだのだと思う。






それでも2匹、ヤマベ2年魚を追加したがその後は増水でまったく釣りにならず引き上げた。



この日はチョウもヤマベも思うような結果は得られず、久しぶりに小気味よいずぶ濡れを体感した日になってしまいました。




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