オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

群れ泳ぐ巨大ミヤベイワナたちを撮影 北海道北見市、山の水族館の今昔

2013-03-26 19:19:26 | ミヤベイワナ
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群れ泳ぐ巨大ミヤベイワナたちを撮影

然別湖でミヤベイワナ釣りを楽しんだことがあるが、色々と細かな注意事項が多く、監視人のボートが絶え間なく走りまわり、我先に良い釣り場へ殺到するボートたちとの競争には完璧に負けてしまうしといった具合でどうしても大自然のなかでの釣りというよりは管理釣り場で釣っているという感じが強かった。

他人との肉体的競争には何事においても勝ったためしがないので、私たちには苦手なタイプの釣りであった。

この時は運良く、全体的釣り果最悪の当日としてはまあまあの11匹のミヤベイワナが釣れた。

うわさどおりに本当に美しい魚体であった。

ところで湖水中を泳いでいるミヤベイワナは一体どのように見えるのだろう。

きっと然別湖の中では多少の群れをなして泳いでいるのではなかろうか。

北見市郊外の温根湯の山の水族館へ行った折には、そんな様子を多少伺うことができる。

ミヤベイワナの水槽でガラス越しに、この魚の成魚たちが群泳しているところを撮影してみた。












湖の中でもこのように見えるのだろうか。

目測で申し訳ありませんがこの水槽の成魚で大体30-40cmくらいの大きさだと思います。

私も実際に然別湖では45cmくらいの個体を釣っています。

私たちは温根湯山の水族館が大好きなので時々このブログでもご紹介させていただきたいと思います。


PS: 実はこの山の水族館は老朽化著しく、この記事のあと改築されました。今回お示ししたような立派な魚たちは、もはやいません。
一方、目をむくような低予算にもかかわらず、種々、工夫をこらし、滝壺から見上げた光景の水槽や、水量変化を察知して魚が川を遡上する魚道や、水面が凍る水槽での氷下の魚の様子、イトウが活き餌のニジマスを獰猛に捕食する光景を見せる企画など、次々と世界発の新企画を出して、ますます人気がでています。これらはとてもマスコミうけがよいようで、おしげもなく全国ネットで次々と放映されるので一気に有名になりました。まるで閉鎖寸前に追い込まれた旭山動物園が捨て身の企画でよみがえったのとよく似ています。

ただ、以前の山の水族館を知っている私は、今のままでは断固おもしろくない。展示されている魚そのものは質、量ともに激減、比較にならないほど貧弱化しています。イトウさえ見せておけば客が喜ぶとでも思っているのでしょうか。氷下水槽などシッポがぼろぼろの養殖ヒネニジマスが一番威張っているし、まともな魚がおらず、一番かっこよく見えるのは中型ブラウン一匹のみ。また、イトウの水槽は以前のほうが好きです。なぜなら自然により近づけたという現在の水槽では光の当たり具合のせいかイトウがしらっちゃけてしまい、ぜんぜん美しくみえない。以前の水槽では、美しいイトウの姿にため息がでたものです。

とはいうものの、皆さん信じられないかもしれませんが、現在の山の水族館を若い飼育員が、たった一人でやっていることを考えれば、まさによくやっていると心から賞賛するばかりです。予算だってたいしてついているとは思えません。あせらず、体調を崩すほどの無理はせず、もし改善できるところがあれば少しづつ改善してゆけばよいと思います。地元民の私たちもできればお手伝いしたいと思い年間パスポートも購入しています。




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然別湖のミヤベイワナを釣る その弐

2012-12-24 10:32:21 | ミヤベイワナ
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20 XX-6-26(日) 朝方小雨のち曇り 寒い

朝3時40分起床。昨晩用意しておいた冷たいおにぎりとホテルのサービスのお菓子を食べ、車でオショロコマ遊魚ボート乗り場へ向かう。もう沢山の釣り人が来ていて、用意をしている。

みんな釣り雑誌から抜け出してきたみたいに完全装備が決まっていてやる気まんまん。殺気すら漂っている。私たちのスタイルはあまりにも素人っぽかった。それにしても眠い。





この際、恥をしのんでお願いしてみるしかない。
竿を忘れてきました。どなたか予備の竿があったら貸していただけませんかと聞いてまわるが、こいつらアホかといった一瞥が返ってくるばかり。

何人もに軽くあしらわれた。しかしよい人たちはいるものだ。

帯広からきた二人組のヤングになんとかスペアの釣り竿とリールを貸してくれないかと拝み倒して貸してもらった。スペアだけあってなんともひどいオンボロ竿とリールだ。それでもこの際涙がでるほどありがたかった。

救命胴衣をつけ妻と二人でボートでこぎ出した。よーいドンで皆一斉に良さそうなポイントを目指し漕ぎ出したが力のない私のボートは遅く、みるみる取り残されてしまった。





仕方ないので桟橋からあまり離れないところで釣り始めたが、これが結果的に良かった。今日は小雨が降り波もあってとても寒い。昨日までは気温が高く水温があがりベタ凪でほとんど釣れない日が続いていたもよう。確かに水はあまり冷たくない。

湖の水温が上がり低水温を好むオショロコマは水深20mほどに深く潜っている可能性があるとのことでカウントダウン20秒でやってみて下さいとインストラクター氏が皆に話していた。それでは足りないと考え私たちは40-60秒でリールを巻き始める釣りかたでやってみた。

一般的にオショロコマには赤いスプーンかスピナーが良い。思い切り風上に投げてジッと我慢のカウントダウン。ボートが流されるのにまかせゆっくりリールを巻く。やがて大きなオショロコマがすぐそばまでルアーを追ってくるのが見え始めた。

食いつかずボートの底をぴゅーっと魚が走り抜けて行く。そんなことを繰り返しているうちに、やがてガツンと当たりがありぐんぐんぐんと竿が引き込まれる。




最初は興奮して強引にリールを巻いた。しかし手元まできたところで大暴れしてシングルフックバーブレスの針がはずれて逃げられてしまうことが続く。

あわてずにリールを巻きながら、暴れられないようにゆっくりよせてネットで頭から素早くすくい上げる。だんだん慣れてきた。

妻は必死にリールを巻き魚を寄せたが手元まできたところでなんとリールの柄がスッポリ抜けてしまい、もたつく間に魚は逃げる。

結局、最終的に私が7匹、妻が4匹釣って写真撮影した。しかし写真撮影しようとすると、また暴れて針がはずれて逃げられる。

30-45cmの大型個体でヒレが大きく背部は湖の水の色と同じ濃い緑色で♀の腹部は銀ぴか、♂は薄く黄色調をおび、歯がするどい。赤点紋理は淡いピンク色である。確かにこんなオショロコマは見たことがなかった。







コラ、このようにミヤベイワナを水から上げるのは、実はルール違反。





監視のエンジン付きボートが走り回って巡回するのは、ちょっとうっとうしくてやかましい感じ。













気がついたら釣っているのは私たちだけになった。私たちは最後に上陸したが他の人はあまり釣っておらず、一匹も釣れずに早々に釣りを切り上げた人が多かった模様。竿を借りた二人も釣っていない口ぶりで長いこと私たちが上陸するまで待たされて不機嫌なお顔でした。本当に申し訳ありません。借りたリールの柄を壊してしまいましたと謝ると、それは最初から壊れているので気にしないようにと言われ一安心。

ここは管理釣り場であるという感じが強かったが、結構楽しい釣りであった。また機会があれば今度は自分の釣り道具を忘れずに釣りに来てみたい。

遊覧船船着き場に大型ウグイの群がいて壮観だ。ニジマスも少し見えたがオショロコマは低温を好むのでここからは見えなかった。湖をみおろすレストランのトイレ前に大きなオショロコマのホルマリン液浸標本♂♀があった。写真撮影をした。真っ白に変色しているものの、かっては60cmを越えるミヤベイワナがいたという立派な物的証拠である。











これは以前水族館で撮影したミヤベイワナです。


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然別湖のミヤベイワナを釣る その壱

2012-12-23 10:24:41 | ミヤベイワナ
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20XX-6-25(土)曇りのち雨
オショロコマを調べているからには一度は行かねばならないと考えていた然別湖へミヤベイワナ釣りに出かけた。途中のあちこちの渓流でオショロコマを釣っては撮影しながら然別湖へと車を走らせた。やっと然別湖が近づいてきたところで空模様が不穏、雨が降ったり止んだりし始めた。気温も急速に低下。然別湖は標高840mにある湖なので気候の変化が激しい。ミヤベイワナ釣りは土日が混むようで、今回はキャンセル待ちでやっと釣り券を手に入れたのだが明日の天気は大丈夫だろうか。

 湖が近くなり何か忘れ物をしたようなイヤな胸騒ぎ。なんとルアー竿とリールを家に忘れてきたのに気づいた。昨夜、愛用のフェンウィック3本とアブアンバサダーのリールを念入りに手入れして玄関に置いてあったのだが、車に積み忘れた。まいったな。すべてバーブレスの針に取り替えた多数のルアーだけは忘れずに持ってきている。

福原旅館もインターネット予約したつもりであったが実際には予約に失敗していた。こちらは、なんとか空室があり泊まれた。夜半からはとうとう雨が本降りだ。今日は台湾からの観光客が多い。4Fに福原美術館があり神田日照のオショロコマや山菜、キノコを描いた大きな絵が印象的であった。

出撃は明日の朝早くだ。 ロッドもリールもないアホな釣り師としては、一体どうやってこの危機をのりこえるか。





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