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網走川水系、源流域の絶滅危惧種VUオショロコマ。
201X-5-27 (日) 曇 のち小雨 寒い
午前中、庭の雑草とり。少しむきになってやったせいか疲れてしまった。
一休みして午後、急に思い立って網走川水系のとある支流の源流域にオショロコマを見に出かけた。
網走川水系にはおびただしい数の支流がある。
網走川水系は一般的にアメマス川が多く、ヤマベも多いがオショロコマはきわめて少ない。
実際に、シラミつぶしに各支流を調査した結果、オショロコマが見られたのはこの支流の最源流域、ほんの限られたピンポイント水域に過ぎない。
個体数もあまり多くない、
まさに絶滅危惧種 Very Urgent (VU) の名のとおりの希少個体群である。
アメマスは多い。
この渓流の地味な外観のオショロコマたち。
この日、渓流は穏やかで水量もほどよく、アメマス小8匹、オショロコマ6匹を釣って撮影、すべて丁寧にもとの場所にリリースした。
ここのオショロコマは他の産地のものと較べると、本当に地味な外観をしている。
渓流の宝石といわれるようなあでやかな個体群ではない。
その点がむしろ新鮮に感じられるような、いわばとても野性的なオショロコマと言える。
この時期、魚たちは大たまりなどに集結してはおらず水温が低いせいか活性は低く喰いが甘く、アタリはきわめてかすかで釣り上げるのに苦戦した。
渓流魚たちは、まだ川中にあちこち散っている感じだ。
夏場以降はとても釣りやすいオショロコマだが、雪解けから早春の時期のオショロコマ釣りは一般的にかなり手強いといえる。
林道沿いにクリンソウがたくさん見られ、まだ開花時期にはやや早い感じ。
一部のものが咲いていて、大きい株では三段咲きをしているものがありびっくり。
コゴミもまだ開ききっていないおいしそうなのがあり夫婦二人分だけ採取した。
気温が低く小雨も降ってきて、とにかく寒いので 早めに武装解除した。
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