オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

シマフクロウの棲む渓流の美麗オショロコマが減少傾向

2013-09-30 21:41:25 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-510  晴れ  シマフクロウの棲む渓流の美麗オショロコマが減少傾向

この日は知床半島の春の渓流のオショロコマを見てまわったが、午後おそくシマフクロウの棲む渓流にちょっと寄ってみた。


シマフクロウが大きな魚をむんずと鷲掴みにして大きく羽根を開いた見事な写真が一時期よく見られた(しばしばニジマスをわしづかみにしている噴飯もの写真もあった )が、それらの写真の多くはこの川で撮影されたものだ。

川岸の石でかこった生け簀に養魚場から買ってきた沢山のヤマベやニジマスを放しておくと夜になるとシマフクロウのつがいが入れ替わり立ち替わり、魚を捕りにくる。

そこを待ちかまえた何人もの写真家たちが猛烈にフラッシュをたきまくって激写するといったことがしばらく行われていたが、最近はどうなのだろうか。

夜間超高感度のシマフクロウの目にとって強烈フラッシュ連写はかなりこたえると思う。

NHK 取材班がシマフクロウの巣に仕掛けたビデオカメラで幼鳥たちが何を食べているのかが明らかになった。

この時期の知床のシマフクロウ幼鳥は主にオショロコマをエサにしていた。

そんなわけでこの渓流のシマフクロウ繁殖にとって、オショロコマは極めて重要なエサであるといえる。

かって、この渓流では腹部やヒレがドッキリするほど真っ赤なオショロコマが多かったが、最近そのような個体は少なくて、この日も1♂のみしか撮影できなかった。


全体的なオショロコマの個体数もかなり減ってきている印象を受ける。


























その理由は何だろう。

近年、この渓流は秋にはおびただしい数のカラフトマス(恐らく放流もの)が真っ黒になって遡上し、その時期は、とてもではないがオショロコマ撮影など全く不可能なほどだ。

孵化放流事業に由来する?多数のカラフトマスの激しい産卵行動で産卵時期が重なるオショロコマの産卵床が完膚無きまでに破壊されているといった印象を強くうけたことがある。

この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にリリースした。



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つかの間のオショロコマの楽園は

2013-09-29 10:49:17 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-9-24 晴れ
つかの間のオショロコマの楽園は完全に消えてしまった。

午後1時に家を出てST川方面へ出発。 

ST温泉への道をしばらく進んで左折し、農道から森へ入って林道に至る。

昨年秋にオショロコマの多かったNZ川の大きなプールを見に行った。

しかし、今回は土管橋のつまりが取り除かれていたため、プールがきれいに消えてしまっていた。うそみたい。



土管の下のちょっとしたたまりで小型オショロコマ2匹と 成熟したアメマス2匹(激しく放精した)、ハナカジカ3匹、ヤマベ5匹を釣った。











小型ヤマベは多いが、釣りの対象には小さすぎる。 










エゾイワナ型の成熟アメマス


林道はそこから上流域はひどく荒れて、道の両脇が崩れているところで、あやうくタイヤがはまりそうになった。

昨年、オショロコマが沢山いたプールは今回あとかたもなく消えていたのであった。

つかの間のオショロコマの楽園はあえなく壊滅した。

今日も撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にリリースした。

帰る途中、最近有名になったアイスクリーム店で ピンク色のバニラアイスを買ったが、量が少な目で水っぽい感じ。






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愛車が雄鹿と激突大破、黒オショロコマ撮影

2013-09-28 08:30:10 | 渓流魚、蝶、自然
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西別川水系PB川源流域の暗色調オショロコマ  帰路にエゾシカと車が激突した。

20XX-9-27   小雨曇 時々驟雨

引き続き、西別川支流PB川源流域に入った。


ここは小さなヤマベが多く、これまた小型のアメマスがめちゃ多い。








オショロコマはとても少なく、結局6匹を釣り撮影した。









他にオショロコマ幼魚3匹。アメマスは20匹。小さなヤマベは30匹くらいを釣り撮影した。






サクラマスがかなり登っていた。ヤマベは産卵行動に参加したもようで体には傷が多く、ひれも破けている個体が多かった。死後腐乱状態のサクラマス♂もみかけた。


オショロコマはSWB川と同様で茶褐色から暗色調を呈し赤点紋理は弱く消失傾向が強い。

一方、赤点紋理がくっきりでる個体もいるがこの場合、赤点の数は少ない。

絶えずヤマベ狙いの釣り人が入っているようで川沿いには、釣り人たちの小径ができている。

ここのオショロコマが少ないのは絶え間なくヤマベと混獲されているからではないだろうか。

大規模な孵化放流事業に由来するヤマベと異なり、ささやかな自然再生産にたよるオショロコマは減ってゆく一方だ。

もしオショロコマが釣れたならできるだけ丁寧にリリースして下さい。

ヤマベと異なりオショロコマは食べてもとてもまずい魚です。

水温も低く、気温も低く体が冷え切ってしまい2時には撮影を切り上げた。

今日も撮影させていただいた渓流魚たちはすべて丁寧にリリースした。

サケマス孵化場への支流に向かったがここは、周辺一帯が広い草地のせいか水量少なく、とても魚のいる川には見えず結局調査しなかった。

帰路、弟子屈まで数キロ地点で小雨で視界が不良。

突然、右側から大きな雄鹿が飛び出して、ドーンと車の右前部に激突。ぶつかる瞬間私は思わず目をつぶってしまった。

急停車したが、気がつくと15mほど後ろに大きな鹿が死んだような格好で横たわっていた。

しかし、しばらくすると、むっくり起きあがって、ぴこたんぴこたんしながらヨロヨロと森の中へ消えていった。

ものすごい衝撃があったので、きっとかなりの重症と思われた。

車は右ドア開かず、ライトはつかずウィンカーもつかない。愛車の右前部破損著しい。


しかし走行は何とか普通に出来た。ゆっくり慎重に走ってなんとか無事北見に戻った。

結局 ドア ボンネットetc など買い換えて17万円ほどで修理することになったが、今回はさほど大事に至らず幸いであった。

時にはぶつかった牡鹿がフロントガラスを割って車の中に飛び込み暴れて大けがを負った人もいるようだ。

北海道の山道ではいたるところに鹿にぶつかりそうになって急ブレーキをかけた跡がアスファルト道路上に見られるが、まさか私自身が鹿にぶつかるとは考えてもいなかった。

ブレーキをかける間もない正に一瞬の出来事で、用心も注意も、まったくしようがない。

あまりに一瞬の出来事であった。 

しかし、後にここは鹿と車の衝突事故が多い魔のポイントであることを知ることになる。




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釧路川水系TB川源流域でオショロコマ発見できず

2013-09-27 10:01:44 | 渓流魚、蝶、自然
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釧路川水系TB川源流域でオショロコマ発見できず

20XX-9-27   小雨曇 時々驟雨

朝6時出発。F氏と、釧路川水系TB川上流ポンヌプリサンマクツベツ川へオショロコマ調査に出かけた。


ヤマベ混じりのアメマス川で源流域まで小型アメマスばかりであった。






国道241号線の橋の下流もせめてみたが、同様にアメマスばかりであった。



釧路川水系は、これまでしらみ潰しに調査を続けてきたが、やはりこの釧路川水系TB川水系にはオショロコマは生息しないようだ。

この日も撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。



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斜里川水系源流域、初冬のオショロコマ その弐

2013-09-25 20:36:22 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-12-5 金  曇り 暖かいが猛烈な強風のち雨

斜里川水系源流域、初冬のオショロコマ その弐

強風が吹き荒れているのだが谷底なので風はここまではこない。

ゴウゴウともの凄い強風の音のみが頭上で響き渡る。


あたりが暗くなり雨の気配がしてきた。下って I 川が注ぎこむ、ATK沢本流で少し釣ったが流れが強い。



この時期は魚が少なく粘り釣りで岸辺のポイントをさぐって行くとなんとかオショロコマが釣れてくる。









I 沢と同じく、小型で暗色調、腹部が黄色からオレンジで赤点紋理は赤い、この渓流独特のオショロコマが釣れた。































ここでも撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。






午後3時30分、もう付近は暗くなってきたので武装解除し帰路についた。

オホーツクの初冬、この時期は夕闇がこんなに早いのだ。冷たい雨が降り始めてきた。




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斜里川水系源流域、初冬のオショロコマ その壱

2013-09-24 20:54:03 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-12-5 金  曇り 暖かいが猛烈な強風のち雨

斜里川水系源流域、初冬のオショロコマ その壱

朝9時30分に北見市を出発。F氏と我々夫婦の3人で斜里川水系上流へ初冬のオショロコマの撮影に出かけた。

今日は前線が通過するとのこと。気温は15℃まであがるようでオホーツクの12月にしては異例の暖かさだ。

しかし、途中からもの凄い強風が吹き始めた。畑に雪はなく小麦の緑はまるで早春を思わせる。

猛烈な風で砂塵が舞い上がり視界も悪くなり、帯広あたり名物の早春の砂嵐のようだ。

低い雲が強風で流れるように移動してゆく。

今日は斜里岳は雲で見えない。

途中斜里川水系の支流を数本さぐったが、魚信なく今日は斜里川源流へ向かってみた。

夏場はうっそうと草木が茂ってとても入って行くことはむずかしいがこの時期は草は枯れ木々の葉は落ちてとても見通しがよくなる。


ヒグマとの接近遭遇はしばしば命取りになるが、この時期は見通しがよくなるのでその危険は少ない。

以前入ったことのある I 沢川へ入った。この林道沿いには良質の火山礫が多い。 


ここはかなりのオショロコマとヤマベがたまっていた。ヤマベは産卵行動後とおもわれる2-3年魚が10匹ほど釣れた。











小型で暗色調、腹部が黄色からオレンジで赤点紋理は赤いこの渓流独特のオショロコマが釣れた。
越冬のためか、やや水深のある穏やかな瀬に集結していた。おおかたは産卵行動後の個体であった。










































オショロコマは40匹ほどを撮影した。今日は♂が8割♀2割程度で♀が少ないのが印象的であった。

♀は産卵後どこかへ移動したのだろうか。

この日も撮影させていただいた渓流魚たちはすべて丁寧にもとの場所にリリースした。



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錦鯉オショロコマと扁平頭オショロコマ

2013-09-17 19:35:13 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-7-13  晴れ

多数のダムで生息水域を分断された斜里川水系オショロコマの異常型
錦鯉オショロコマと扁平頭オショロコマ

ここでは最近、異様なオショロコマが見られる。背部は黄色タイプの普通の斑紋だがそれ以外の部分は斑紋が消え失せてヒレまで含めて暗灰黒色一色の不思議な奇形(斑紋異常)だ。そこだけ正常斑紋が欠損している。背部の健常部分の黄色紋様が金色に輝いてまるで錦鯉のように見える。このタイプの斑紋異常はこの付近の斜里川源流域に独特のもので、私たちは錦鯉タイプの斑紋異常と名付けている。( 斜里川水系のオショロコマ異常型 ヒレ、魚体に暗青色斑が出現 参照) 斜里川水系源流域では一回の釣り行でこのタイプの斑紋異常型個体は大抵1-2匹が釣れる。








また多数のダムで生息水域を際限なく分断された斜里川水系における源流域のオショロコマの遺伝的異常を示唆する個体として頭部が扁平になった扁平頭オショロコマも時々見られる。図示するように不気味な感じの異常型個体である。




この日はオショロコマ40匹ほどを釣って水中で手早く撮影し、全て丁寧に元の場所にリリースした。40匹中3匹に遺伝的異常がみられたが、もし人間社会でこんな頻度で奇形が出れば、さぞかしおぞましいと思うだろう。魚も同じだ。

斜里川上流~源流域には信じられないほど多数のダムがありダムのすぐ上・下流はもちろん、水系全域において原始河川環境を破壊している。

アメマス、ヤマベ(孵化・放流事業によるものは除く)、オショロコマが激減していることはもちろんのこと、場所によっては河床低下による乾燥化で川のみならず河畔域に生息するあらゆる生物(樹木・草本、カエル、エゾサンショウウオなど両生類、湿地の生物、トンボ、ザリガニ etc. etc....)に限りない悪影響を与えていると思われる。

最近の知床半島羅臼川などの大改修工事( 知床自然遺産指定をはずされることを恐れ、川を全て大破壊し巨額の費用をかけて多数のダムを魚道付きダムに造り直した。その結果、川全域がダムになった感じ。)の惨状は目にあまるというよりあまりにも本末転倒、陳腐、もはや苦笑いするしかない。

おびただしい数のダム建設により、さしあたって多少の、ごく目先の利益や面目が確保され、土建屋さんは仕事が確保され、関係省庁 etc. は存在意義が多少確保され、一見すべてが丸く治まってありがたいかに見えても、長い目でみればそれの何倍もの貴重なものを失っているような気がしてならない。

今の日本では残り少なくなった貴重な自然を食いつぶしてまでお金を得る行為はそろそろ限界だと思う。

物事の価値を目先のお金でしか判断出来ない人たちには馬の耳に念仏だが、さしあたって目につく問題として天塩川水系最後の天然サクラマス聖地を破壊するサンルダム建設は絶対にやめるべきだと思う。たとえばサンルダムによって永遠に失われる自然の価値を金銭価格に換算すれば、ダム建設で得られる多少の利益(本当になにかあるのかな???)を遙かに凌駕していかに巨大になるかは小学生でもわかる算数になるのではなかろうか。

たまりにたまった斜里川のオショロコマの写真整理をしているうちに、北海道の渓流の悲しい現実が浮き彫りになり、なんだか腹がたちはじめた。そのため、話が膨らんで、ついに知床羅臼川の大破壊やサンルダム反対にまで大きく脱線してしまった。

物事には多面性があり、立場が変われば意見も変わります。上記の意見は私たちの率直な意見であり別の視点からの意見はきっとあるでしょう。ただ、最近5年間、北海道内各地の渓流の現実を春夏秋冬にわたって多少ともこの目で見てきたという自負心が私たちにはあります。私たち以外にはこのような経験のある方はきっといないでしょう。

実は斜里川のダム建設による問題点は単に魚の激減や上記の遺伝的異常のみではありません。今現在斜里川源流域のオショロコマには、さらに恐ろしいことが起こってきています。近日中にそのおぞましい実態をお知らせします。

この日、斜里川沿いの林道にはミヤマカラスアゲハ春型が多数吸水に集まり、水たまりや湿った地面に集団を作っていた。今日はまだ新鮮な美しいカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハが多い。






  



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斜里川水系源流域の異変 その壱  一見正常と思われるオショロコマたち

2013-09-16 14:12:01 | 渓流魚、蝶、自然
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斜里川水系源流域の異変 その壱  一見正常と思われるオショロコマたち
20XX-7-13  晴れ
斜里川源流域の数本の支流へオショロコマ調査に入った。

とある枝川ではこの沢に特徴的な黒いオショロコマが釣れたが数は少ない。








流れの速いところが続き、なかなか良い写真が撮れずに苦戦した。


ヤマベも少し釣れた。





本流では黒いオショロコマではなく種々の斑紋パターンの幼魚、若魚が釣れたがさすがに上流域なので大型個体はいない。










黄色いタイプから暗褐色タイプまで様々の斑紋パターンの個体がいて、一見、遺伝的多様性は比較的良く保たれているかに見える。

斜里川水系ではオショロコマの体色・斑紋は変異に富む。

赤点紋理は黄色からオレンジで、赤点の数はあまり多くない。

腹部やヒレは淡いオレンジ~黄色系が多く知床のような鮮やかな赤系のものはいない。












































撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。




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標津川水系KN川源流域、秋の黒オショロコマ

2013-09-15 15:42:04 | 渓流魚、蝶、自然
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標津川水系KN川源流域、秋の黒オショロコマ

20XX年10月22日    晴れ のち曇 のち大嵐 寒い

この日は、AR川の撮影を終わらせたあと、同じ標津川水系の支流で今年の春先20XX年5月27日に一度入ったことのあるKY峠下のKNK川源流域に5か月ぶりに入った。

春にはオショロコマ幼魚ばかりおびただしい数がいて、さながらオショロコマの幼稚園といった感じであった。

渓流の規模はとても小さく源流域は取り立てて特徴のない、文字通り唯の少渓流である。


さて、秋になると春先に多数いた幼魚たちはまったく見られなくなっていた。

今回は何故か良型のオショロコマが主体となり、さらに♂がやや多かった。































この時期、オショロコマたちの個体数はとても多くなり、手早く40匹を釣って撮影したが結構きれいな写真が撮れた。

この水域のオショロコマ♂成魚は暗色調かつ黒っぽい色調でいわゆる黒オショロコマといってもよいと思う。

ただ、標津川水系個体群の一般的な特徴として、黒オショロコマとはいっても腹部の黄色調が目立つ個体が多い。

♀の腹部は白く、すでに産卵後の個体が多かった。


この日も撮影させていただいた黒オショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。





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ヤマベ釣りで有名な標津川水系AR川のオショロコマ撮影で苦戦

2013-09-14 17:19:55 | 渓流魚、蝶、自然
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ヤマベ釣りで有名な標津川水系AR川のオショロコマ撮影で苦戦

20XX -10-22  晴れ  朝6時起床。7時に結構ボリュームのある朝食。焼きたてパンが本当においしかった。






朝7時45分からの 手塩川水系源流域サンル川のサクラマスのNHK番組をみた。日本随一の貴重なサクラマス・ヤマベの宝庫サンル川に、今現在ではほとんど利用価値もなくなった巨大ダムをつくるなど狂気の沙汰だ。もうとっくの昔に田中角栄の時代は終わったというのに。この果てしない愚行の連鎖をやめさせる方法はないのだろうか。もう北海道にも残り少なくなった本物の貴重な自然を食いつぶしてまで公共事業を捻出する時代は終わったとおもう。

午前9時にゆっくり民宿フォルメンを出発。今日は気温が低くとても寒い。妻はぶくぶくに着込んでいる。人なつっこい民宿門番の飼い犬をつい抱いてしまったが、後でノミがうつってしまったことがわかりまいった。

中標津のはずれに禁漁河川武佐川支流がある。橋の上からのぞいてみるとヤマベの小さいのが群で沢山泳いでいるがこの一群の中にはオショロコマは1匹もいないようだ。

中標津市街から今日の目的の川AR川への林道への道はちょっと複雑な経路でいつも迷ってしまうが今日はなんとか順調に林道へ入った。

今から20年くらい前、この川は信じられないほどのヤマベの多い渓流であった。この渓流でヤマベ釣り師たちは、一定時間に何匹のヤマベを釣る事が出来るか競い合った。私はいくらがんばっても1時間に100匹程度しか釣れなかったが、もっとすごい釣り師は沢山いた。

今、当時の面影はまったく無いが依然ヤマベ川として有名な渓流だ。

あいかわらずこの人気渓流にはヤマベねらいの釣り人がかなり入っている気配を強く感じる。

入渓する人はほぼ全員がヤマベ狙いであるが不幸にもオショロコマは一緒に釣られてしまうようでその結果としてオショロコマは少なくなった。

今日は総じて魚そのものが少なくて最初に入渓したところではオショロコマは2匹のみ。




AR川は入渓できる場所が限られ、また次の橋から降りて釣ったがオショロコマは少ないものの、10cm前後の小型ヤマベはかなり多い。

結局オショロコマがいないかさぐりながら林道終点まで入り、また引き返す。

戻って少し道が崩れているところのヒューム管橋から支流に降りるとそこにはやっとオショロコマが多かった。

流れも緩やかでオショロコマはAR川水系ではこの狭い水域に追いつめられているかに見えた。

本流までの100mの区間にオショロコマ12匹。何故かここは雄が多かった。






















本流は相当な水量で流れが速く、俊敏なヤマベしかおらず引き返す。



今回、AR川のオショロコマ撮影にはかなり苦戦したが、支流でなんとかまともな写真が撮れた。

標津川水系の一般的な特徴を示す個体群で特異な個体はいなかった。

今回も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。




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高貴な白、エーデルワイスの花

2013-09-13 19:23:25 | エーデルワイス
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高貴な白、エーデルワイスの花

私はエーデルワイスの高貴な白い花が大好きです。



エーデルワイス 独語で Edelweiss(高貴な白) とはウスユキソウ属の花一般をさしている呼びかたでしょうか。

映画 サウンドオブミュージックの中で歌われるエーデルワイスの歌でわが国ではとても有名になりました。

しかし、私はこれがどんな花なのか30歳を過ぎるころまで知らなかった。

蝶の調査で礼文島に通い詰めていたころ、レブンウスユキソウを知り、これがエーデルワイスなのかと初めて認識しました。



なんと美しい花だと感動したのを思い出します。





その後、レブンウスユキソウから始まって高山植物に興味を持つようになったのをきっかけに、当時住んでいた旭川市を本拠地とする北海道山草趣味の会に入会したあたりから、山草一般が好きになりました。この会員になれば大方の山草はほとんど容易に入手できたので、一時期は500鉢もの山草と格闘した時期もありました。

しかしそんなことは所詮限界があり、水やりがおろそかになって大量の鉢を枯らしたりして、今は自宅庭の高山植物園に比較的強いものだけを中心に捨て作り風に植えています。

ウスユキソウ属は レブンウスユキソウ、ハヤチネウスユキソウ、ヒナウスユキソウ、北見界隈に自生する正体不明のウスユキソウなどを植えていましたが、地植えではこまめに株分けしたりハイポネックス等で元気をつけないとみるみる弱ってしまうのが難点です。




これは我が家の庭に咲いたエーデルワイスです。



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標津川水系PNK川のアメマス、ヤマベ、ニジマス、オショロコマ

2013-09-12 19:45:05 | 渓流魚、蝶、自然
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標津川水系PNK川のアメマス、ニジマス、オショロコマ。

20XX年10月21日  晴れ 夕方曇り

次にM川のとなりを流れる小渓流で同じく標津川の支流PNK川に入った。

この川に沿った林道沿いにすすむと、ほどなくヒューム管橋があり、まずその下流を釣った。

釣り上げられた15cmほどのオショロコマ♀の腹部からぱらぱらと多数の卵がこぼれ落ちた。小型の♀だが産卵直前であったもよう。



ここはアメマスがとても多く、ついでヤマベが多く、オショロコマは一番少ない。

アメマス。




ヤマベ。



ニジマス若魚が一匹釣れた。標津川水系ではニジマスはあまり多くないのだがM川とPNK川では少ないながら自然繁殖している。



小さなシンコヤマベはいくらでもいる。ヤマベとアメマスをみんな釣るとオショロコマが少し釣れてくるパターンだ。




















中標津町の常宿の民宿フォルメンに6時少し前にチェックイン。夕食はフルコーススタイルで地元の素材を使った料理でおいしかった。客は少なく、我々のほかにはカップル一組しかいなかった。

夜は日本シリーズの野球中継を見て寝た。日本ハムは初戦で負けた。



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標津川水系M川はヤマベが優占種でオショロコマは少ない。

2013-09-11 19:38:37 | ヤマベ釣り
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20XX-10-21  晴れ のち曇

標津川水系M川はヤマベが優占種でオショロコマは少ない。

朝9時に北見市を出発。道東の標津川水系へ向かった。

標津川水系は生息密度にかなりの差はあるものの、ほとんどの支流にオショロコマが生息している。

今回はこれまでにまだオショロコマを撮影できていなかった渓流を調査する予定だ。

最初にM川に入った。最初に支流にかかる橋があり、そこからすぐ向こうに本流がみえるところから入渓。

きれいな清冽な水が相当な水流で流れている。オショロコマにはちょっと流れがきつい感じ。

はたして小型のヤマベばかりでオショロコマはおらず、さらに上流へ向かう。

上流域ではオショロコマとアメマスとヤマベがいて、やはりヤマベが一番多い。

オショロコマは成魚は数匹のみで若魚は多かった。あまり特徴のない、標津川水系でよく見るタイプのオショロコマだ。

若魚が多いことはこのオショロコマ個体群の勢いが強いことを示唆しているのかも知れない。












成魚♂2匹。





























ここはヤマベが最優先種であり、オショロコマは本来ヤマベを嫌う傾向が強い。

流下するエサをとる動作はヤマベが圧倒的に俊敏で素早い。そのためオショロコマがヤマベを嫌うのであろうか。







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釧路川水系源流域、ヒグマの越冬穴 ?とオショロコマ

2013-09-10 19:29:44 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX年7月3日  晴れ
釧路川水系源流域、ヒグマの越冬穴 ?とオショロコマ

この日は美幌川水系をはじめいくつかの渓流をまわり午後遅く釧路川水系 とある支流の源流域に入ってみた。


この日はどこへ入っても小さなシンコヤマベやニジマス幼魚やウグイばかりで釣りとしてはやや物足りない感じであった。

かなり源流域近くまで林道をすすみ、ヒグマの越冬用の穴とおぼしき横穴があるところから川に降りて釣り始めた。


このあたりは一帯にヒグマの痕跡が特に濃厚にみられ、ヒグマが住んでいることは確実で、さすがにこんなところから釣りに入る無謀な ? 釣り師は滅多にいないと思う。





渓流の水量はあまり多くない。降りてすぐ下流のたまりで27cm くらいまでの良型オショロコマが次々と釣れた。






























さらにそこから300mほど釣り下ってよさそうなたまりを捜しながらオショロコマを釣った。

良型が多い。見事、立派、ほれぼれするようなオショロコマたち。あたりはうっそうとしたオショロコマの森だ。

あまり奥深く入るのは怖いのでここで引き返し、今度は入渓地点の上流300m付近まで釣り登ったが良いたまりには必ず良型オショロコマがいた。

















今日はニジマスとヤマベはおらずオショロコマばかりであったが思いがけず立派な個体ばかりで驚いた。

ここのオショロコマの体色は黄色味を帯びた基本色調で腹部やヒレの着色は黄色調、赤点紋理は細かく数が多いが色彩に鮮やかさはない。

野性的で精悍な感じの個体群と思う。今日は良い写真が沢山撮れた。

今日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。



この日は一日中快晴の良い天候で、山々も美しく山の写真も撮りながらゆっくりと北見に帰った。

 



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はじめてのフローズンビールと美しい夕陽

2013-09-09 20:43:25 | 旅行
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2013-6-28  はじめてのフローズンビールと美しい夕陽

この日、東京の明治記念館でとてもマニアックな学術集会があり、私は1時間ほどの講演を依頼され、はるばる北見からでかけた。

この会での講演はこれで2回目であった。

ここには本当に見事な庭園がある。


講演開始までまだ30分ほどあった。 

広い芝生ではビール園をやっていたので講演前の緊張をとるために? フローズンビールというものを初めて飲んだ。


厚く乗った泡がなんとなく凍っている感じで、凍った泡の隙間からビールを飲む。

何となく、飲みにくいなあ というのがいつわらざる感想であった。。

バイオリンと日本舞踊のアトラクションもあった。





明治記念館の別の部屋では三浦雄一郎さんのエベレスト登頂記念パーティをやっていた。

スライド 150枚。フローズンビールのせいか、なんとかのりのりで講演を終わることができた。

講演内容とは無関係だが最初と最後には巨大ニジマスや巨大アメマスを持った妻の写真をいれたがこれは結構うけた感じ。

聴衆は200名ほどで思ったよりはるかに多かった。講演終了後、フロアから質問してくれた若い人たちが6人いたのは嬉しかった。

翌日、羽田から女満別へ飛んだ。例によって空の写真を撮ったが、この日の夕陽はとてもきれいであったのでアップします。

























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