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20XX-9-26 晴れ 気温20℃
アメマス王国、北海道根室半島ではオショロコマ発見できず。
朝はやく目が覚めた。とても良い天気だ。急遽思い立って朝7時にF氏に電話して懸案であった根室半島のオショロコマ調査に行くことになった。北見からは片道200Kmで結構遠いが何とか日帰りできると思う。
根室半島では唯一オワッタラウシ川で、唯一匹であるが降海・遡河型オショロコマの記録がある(1993-9-24, 根室半島、オワッタラウシ川、全長29cm ♀、吉安克彦氏が河口から1km上流で採捕。:オショロコマ千態万様、pp.30 吉安克彦著、自費出版、2003、大阪)。根室半島でのオショロコマはそれ以外には私が知るものは無いのだが、記録がある以上、一回は調査に行きたいと思っていたのであった。ただ地図をみるとオワッタラウシ川は根室半島の付け根とは言えるかもしれないが、いわゆる根室半島そのものといってよいのかどうかは、かなり微妙なところであるとおもう。まさに根室半島そのものにオショロコマが生息しているのかどうかは今後の調査が必要である。
まず当初の目的であったオワッタラウシ川(和田牛川)に入ったが流程の短いとても小規模な川で、狭い川面には樹木や草が覆い被さるように茂り1.5mの提灯釣り用の短い渓流竿で釣った。
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10-15cmの小型アメマスが入れ食い状態である。
海に近づくと川は湿地帯を流れる形になり、川面も広がってくるがオショロコマはまったくいない。
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500mほど釣り下ると河口に近い橋の手前に漁師の家が一軒あった。ここの主人は話しているうちにF氏と親類関係にあることがわかった。世の中、せまいものだ。
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アメマスは食べてまずく、ほとんど商品価値がない(食べる時期や調理法によっては、必ずしもそうではないと思うが......、薄造りの刺身は絶品とのうわさもあるが私は未経験)。
北海道のどこでもそうであるが、地元の人や漁師さんたちは、オショロコマと同様にアメマスにはまったく興味がなく完全な雑魚あつかいである。
サケマスの稚魚を捕食する害魚とされることもある。今のところアメマス(特に大型のウミアメマス)に特別の思い入れがあるのは我々のような、ごく一部の釣り人だけのようだ。
25-28cmのアメマスも5匹、小型アメマスは二人で約250匹は釣ったがオショロコマは結局一匹も釣れなかった。
アメマスを釣っては放し、釣っては放しを繰り返したが、アメマス以外の魚は釣れなかった。
海アメマスとおぼしき45-70cmほどの大きなアメマスが5-6匹、浅いたまりでゆらゆらしていたが私たちの人影であわてふためき水しぶきを上げて逃げまどっている。
ここは今年もカラフトマスが相当数遡上したらしい。その時期には釣り人が多数やってきたという。
オワッタラウシ川のあとは隣の初田牛川を調査したがやはり河口が湿地帯で超小型アメマスはまさに入れ食い状態であったがオショロコマはいなかった。
引き続き、国道を釧路方面に走り国道を横切る川を3つ見たがオショロコマがいるような感じはまったくなかった。アメマスの多さにはほとほと閉口するがオショロコマは確認できなかった。
さらに初田牛駅を少し越えて右に入る林道を進んだ。かなり走ったあと海岸への急斜面を降りてチッチャラベツ川の貧弱な河口に着いた。
ここはアメマスも少なく、小型のもの3匹を釣って撮影した。オジロワシが飛んでいるが今日はサケ釣りの人の姿もなくさみしい場所であった。
結局、根室半島の小型アメマスの多さには驚かされたがオショロコマは見つからなかった。北海道における私たちの常識からすれば、オショロコマが棲息する環境とは到底おもえない場所なので、予想通りといえば予想通りの結果ではあるが..........。
今回の調査で釣り上げたアメマスたちは、撮影後すべて丁寧にもとの場所にリリースしました。
断定こそできないが、今回の調査の感触からは基本的に根室半島にはオショロコマは分布しないという印象を強く持った。しかし、一般的に棲息確認よりは、いないと結論ずけるほうが、遙かにむずかしい。
オワッタラウシ川で捕獲された降海・遡上型オショロコマ1個体は、たまたま遡上してきたものか、かって生息していたものの最後の生き残りであったのか不明。
根室半島のオショロコマ存否については、時期を選ぶなどしてさらに調査してゆく必要があるかも知れない。
今回、ヤマベもまったく確認できなかったのは興味深い。
PS: その後も根室半島に通い、ある特殊な水域に奇跡的に生き残っていた根室半島産陸封型オショロコマを、ついに発見、撮影しています。そのうち、このブログでもご紹介したいと思っています。
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