オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

釧路川水系で初めて発見したオショロコマの命運は風前の灯

2014-08-31 17:07:29 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX年9月24日  晴れ

釧路川水系で初めて発見したオショロコマの命運は風前の灯

釧路川水系の、とある支流源流域にオショロコマを捜しに出かけた。

だらだら川の続く渓流だが、一カ所なかなかのたまりがあった。

そこでは大小のアメマスが多く、ヤマベも6匹釣れ、遡上サクラマス1♂まで泳いでいた。

ここでついに釧路川水系では私たちにとって初めてのオショロコマ4匹(1♂3♀♀)を釣った。


あまり美しい個体群ではなく赤点紋理も淡く数も少なく地味な感じのどちらかというと汚いオショロコマだ。






この渓流の源流域は水源地になっている。そこも調査してみようと試行錯誤しながら農道を進んだが最後は鹿ゲートのあるところから林道に入って行くことができた。

しばらくすすむと程なく水源地へ到着した。ここから釣り下ったが川岸はいまだ笹が入り込んでおらず林床はきわめて豊かであった。



鬱蒼とした森の中を流れる川には小型アメマスが無尽蔵にいた。ヤマベも散見された。

しばらく釣り下りオショロコマはついに一匹のみだが若魚♀が釣れた。やはりあまり美しいとは言えない個体だ。



オショロコマはこの渓流ではきわめて少ない魚と言える。

圧倒的多数のアメマスやヤマベに圧倒されているようで源流域の低水温12度Cの水域でも完全にアメマス軍団に席巻されていた。

しばしば、オショロコマとアメマスとの棲み分けは水温によって大きく規定されるような解説が多い。

すなわち、比較的高水温水域ではアメマスの活性がより高く、低水温の源流域ではオショロコマの活性が高くアメマスの活性が低い。

そのため低水温の源流域にはオショロコマが、その下流域はアメマスといった棲み分けが成立するとされる。

確かにそのように見える渓流もあるだろうが、ここでは必ずしもそうとは言えない。低水温の最源流域はアメマス一色でオショロコマはかなり下流域にぱらぱらと棲んでいた。

このままではここのオショロコマは自然淘汰され、時間の経過とともに、将来は恐らく消えてしまうのではあるまいか。

いくら釣ってもアメマスばかりなので、とうとうあきらめ釣りは切り上げて引き上げることにした。




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カラ松林の小さな人工池に繁殖する絶滅危惧種ヤチウグイ

2014-08-30 10:27:59 | ヤチウグイ
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20XX-4-14 小雪

カラ松林の小さな人工池に繁殖する絶滅危惧種ヤチウグイ

午後から F氏の案内で北見市郊外の仁頃のF氏の持ち山のとなりにあるカラ松林の沢をせきとめて造った小さな人工池で繁殖しているヤチウグイを撮影にいった。

このカラ松林の持ち主がヤチウグイを池に放して繁殖させていたのであろうか。

岸辺の草の間に隠れている5-10cm ほどのヤチウグイをネットで10匹ほどすくって撮影した。














撮影させていただいたヤチウグイは全て丁寧にもとの池にもどした。

絶滅危惧種とされるヤチウグイだが信じられないような旺盛な繁殖力があるので環境さえ整えば爆発的に増える可能性があると思う。今現在、その環境そのものが絶滅危惧状態なのだ。

北見市では、このほか野付牛公園や常磐公園の人工池、常呂川支流のシュブシュブナイ川の一部にも棲息が確認されているようだがそれほど多くはないようだ。

ヤチウグイが絶滅危惧種とされた経緯について詳しいことは知らぬが、今後意識して全道的な分布状況も念頭に調べてゆきたいと思う。



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チミケップ湖の絶滅危惧種ヤチウグイと放流巨大ニジマス

2014-08-29 08:38:25 | ヤチウグイ
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2004-10-31  曇

チミケップ湖の絶滅危惧種ヤチウグイと放流巨大ニジマス

午後、北見市郊外のチミケップ湖へ出かけた。2004年ころ、この湖にはいつのまにか漁業組合が出来ていて、一日入漁料1000円をとるようになっていた。

大型ニジマスをせっせと放流しては釣らせているもよう。養魚池から放流したばかりのデカニジマスは、渚滑川や阿寒川と同様に、放流場所からはあまり移動せず、いればいるだけほとんど釣れてしまう傾向が強いので、客の減る10月以降は放流していないようだ。入漁料はこの時期は無料とのこと。

確か、はるか昔にチミケップ湖でヤチウグイを見た記憶があった。そこでこのときチミケップホテル横の桟橋でヤチウグイ釣りを試みた。

桟橋から長竿で岸辺のヨシのあたりをさぐると、はたして目的のヤチウグイがぱらぱらと釣れた。数はあまり多くない。





ここチミケップでは絶滅危惧種ヤチウグイは、少ないながらまだ健在であった。ここのヤチウグイは7-8cmのとても小型のものばかり。ヤチウグイは放流ニジマスの格好の餌になっていると思う。

ヤチウグイのデジカメ写真を沢山撮った。










続いてひとしきりエゾウグイが思いきり竿先を引き絞って10数匹ほど釣れた。。




このエゾウグイはとても大型。 昔、チミケップ湖畔に住んでいた鎌田さん宅にお世話になって真冬にワカサギ釣りをしたとき、この大型エゾウグイを三枚におろし、それを短冊みたいに細く切って 酢味噌でごちそうになったことがある。とてもおいしかった。はじめは鯉の洗いだといわれ、疑わず食べていた。 最後にエゾウグイだと知らされ驚いたことがある。






この間25cmほどのニジマス残党まで釣れた






ゴムボートの大型ニジマス狙いの釣り船2隻が船外機をつけて向こう岸に沿ってトローリング釣りをしており、原始の風景と静けさが売りの湖が今日はひどくうるさかった。

こんなやかましい方法では、放流ニジマスといえども釣れないのではなかろうか。

結構寒くて体が冷え切った。客のいないチミケップホテルの喫茶店でココアを飲んで体をあたためて帰った。

この記事は当時のコンピューター日記より作成しました。私は20年前 ファイルメーカープロで作成したコンピューター日記をかかさずつけており いつなにがあったか 検索キーワードをいれて検索すれば 瞬時に当時の記事がでてきます。


PS: その後,この漁業組合は思うようにもうからなかった模様でつぶれてしまった。ニジマスの放流は2004年で終わり、絶滅危惧種ヤチウグイや、チミケップ原産のヒメマス(日本原産のヒメマスはチミケップ湖と阿寒湖のみに棲息。支笏湖のヒメマスは国後島のトナイチャ湖原産と聞いたことがある。)、アメマス、エゾトミヨたちにとっては福音であった。

その後、バブルの頃に建設され、正真正銘の原始の湖の風景を売り物にして全国の金持ち相手に一泊4万だの8万だのと言って大繁盛、数年先まで予約で一杯であったチミケップホテルも、不況でとうとうつぶれてしまった。

湖に再び本物の静寂が訪れたのであった。

PS の PS: その後チミケップホテルは再開され、2014年8月現在、しゃれたホテルとして営業中です。レストランに客が入ると、庭に餌が撒かれ、かわいいシマリス、エゾリス、カケス、ヒグマ( うそ )その他が集まってきます。湖畔にキャンプ場ができて 最近、夏場はけっこうテントが張られています。

ヤチウグイはニジマスがいなくなってから、猛烈に増え始め、現在では釣り糸をたれるとまるで蚊柱みたいに5-8cm の超小型ヤチウグイが群がってきます。しかし、あまりに小型なので釣るのはなかなか大変です。 

ちなみに一時期、放流大型ニジマスでにぎわったチミケップ湖ですが、ニジマスはあっというまに釣りきられ数年前までは多少釣れていましたが、その後ほぼ消えたような気がします。 今現在この湖の主役は 大繁殖している野鯉(これも放流された所謂国内外来種ですが)とエゾウグイです。 ちなみに2014年現在の社会的風潮を思えば、チミケップ湖にニジマスを再放流することは、チミケップ原産の貴重なヒメマスの存在を考えれば決して行うべきではないと思います。


在来の生態系に対する考えは全世界的にこの10年で大きく変化しました。在来種を貴重な存在と認識しこれを大切にする風潮が急速に芽生えてきました。勝手気ままに行われてきたニジマス放流が、実はとんでもない事態を引き起こしていることが、世界的にも、我が国、北海道においても、最近になってやっと知られ初めてきました。深刻な事例が報告され、このブログで何度も何度も実態をお示ししてきましたようにニジマスは在来の生態系を破壊する極めて危険な外来魚と言えます。

本州のブラックバス釣りに匹敵するほど人気のある北海道のニジマス釣り(私も大好き)が今後とも、生き残るためにはニジマス放流可能水域の設定とニジマス放流のライセンス制・報告制しかないと考えます。

諸般の事情で、それが不可能な場合はニジマス放流は全面的に禁止とすべきと思います。


絶滅危惧種ヤチウグイの話から始まってとうとう、今話題のニジマス放流の問題にまで発展してしまいました。



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女満別湖畔の絶滅危惧種ヤチウグイが消えた?

2014-08-28 07:21:19 | ヤチウグイ
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20XX-10-11   晴れ

女満別湖畔の絶滅危惧種ヤチウグイが消えた?。

女満別湖のヤチウグイを確認した4年後の秋。

その後もちょっと気になっていた女満別湖へ久しぶりにヤチウグイを見たくなり出かけた。

ヤチウグイは今も健在だろうか。

しかし、かなり湖周辺の環境が変わっていて、なかなか前回のヤチウグイ生息地にたどり着けない。

途中の水路で釣ってみたがヤチウグイはおらず、ウグイが入れ食いに釣れた。

よくみるとウグイも美しい魚だ。

試行錯誤しながらやっとヤチウグイの沼地に着いたがかなり雰囲気が変わっており、かっては止水状態の沼が、流れのある環境になっていた。

釣り糸を垂れると、ヤチウグイの魚信はまったく無い。

底が浅くなっており底に敷いてある網みたいなのにすぐ針がひっかかる。

恐らく何か工事が行われ、その結果ここは流れのある水路みたいになって絶滅危惧種ヤチウグイは消えてしまったようだ。

工事は絶滅危惧種ヤチウグイが棲んでいることなど全く念頭になく、もしくはまったく無視して行われたのであろう。

アメリカでは、この方面の法律が進化していて、たとえば絶滅危惧種の超小型のネズミが発見されたという理由で巨大なビル工事がとまった例があるという。

興味のない人間にとっては全く無価値ともいえるヤチウグイはこうして北海道各地で次々と消えていったのであろう。

なんともやりきれない気持ちであった。女満別湖畔のどこかに、まだヤチウグイが生き残っていることを祈るしかない。
















取水場のようなところで大きな鯉がはねるのをみた。



しばらくすると、またドッポーンというすごい水音。

そして巨大な鯉がすぐ目の前ではねるのをスローモーション映画みたいに見た。

はねる鯉など釣れるはずもないのだが、急遽鯉釣り師に変身、あわてて振り込んだりしたが当然釣れない。

女満別湖畔の秘密のヤチウグイ生息地を教えてくれた膵臓癌末期の方(鯉釣り名人)を思い出した。

彼はこの巨大な女満別湖の野鯉を釣っていたのであろう。






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再び女満別湖の秘密のヤチウグイ生息地に撮影に行く

2014-08-26 20:32:24 | ヤチウグイ
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20XX-9-25 (土) 雨 のち曇

再び女満別湖の秘密のヤチウグイ生息地に撮影に行く

9月下旬ともなれば北国ではもう吸血昆虫は激減する。前回、沼地に発生したヤブ蚊の猛攻であえなく撤退したが、もう大丈夫だろう。

午後、女満別湖の水門付近の沼にヤチウグイの撮影に出かけた。夕方現地へ着いた。



蚊が少しいて刺されたが前回ほどひどくはない。

岸辺はヨシや柳がうっそうと茂って近づきにくいが、少し柳や草を処理して釣り場を作って振り込むと15cmから20cmくらいまでのヤチウグイが次々と釣れ、せっせとデジカメ撮影した。






30匹ほど釣った。ヤチウグイは餌に食いつき、ぐーんと引きぱっと放す。あげるとエサがない。

実は慣れないとヤチウグイ釣りはけっこう難しいのだ。この日もヤチウグイは昔ながらのエサとり名人だ。

はるか昔のヤチウグイ釣りの感触が次第によみがえってきて感無量であった。



















撮影後のヤチウグイは全てもとの場所にリリースした。




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女満別湖、絶滅危惧種ヤチウグイ秘密の生息地

2014-08-25 07:25:14 | ヤチウグイ
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女満別湖、秘密の絶滅危惧種ヤチウグイ生息地

20XX-6-4  晴れ

北見市は常呂川の流域に広がった広大な平野部の森林を切り開いて発展したとおもわれる。

今から50年ほど前、私が小さかった頃、北見市郊外にはどこまでも続く深い森と湿地があった。いまではその面影すらなく完膚無きまでに開発されつくされている。 

湿地には無数の沼がありそこには、おびただしい数の小魚がいた。ウグイ、ヤチウグイ、トミヨ、エゾトミヨ、カジカ、フクドジョウ,スナヤツメ etc........。 なかでも5-15cmの小魚のヤチウグイは多かった。

北見市光西中学校の校庭裏の沼にはヤチウグイが群生していて、子供たちはここでヤチウグイ釣りトーナメントを毎日やった。 

針金を曲げて作った釣り針と釘の重り、木綿糸の道糸、竿は柳の枝。エサはごはんつぶ。

日曜日は朝から夕方まで夢中でヤチウグイをだれが一番沢山釣るかをきそった。

ヤチウグイはえさ取りの名人で、あわせが一瞬遅れると、ご飯粒はとられてしまう。口は小さく、この沼のヤチウグイ釣りは実はかなりの熟練を要する。夏場のニジマス釣りよりは明らかに難しいと思う。

小学5年生のころ、ヤチウグイ釣りが上手だった私は釣りの王様の称号を得ていた。

その後、私が中学生になった頃、森はことごとく切り払われ湿地は埋め立てられ畑になり、ヤチウグイ釣りをしていた沼は一晩で埋め立てられヤチウグイとともに消えた。

その後、私はヤチウグイのことなどすっかり忘れて生きてきた。

近年、世の中は開発に飽きて自然保護の概念が急速に芽生えてきた。生息地である三日月湖や沼、湿原のヤチ(谷地 野地??)がこの世からほとんど消えたせいで、気がついたら超普通種であったヤチウグイはあろうことか絶滅危惧種に分類されていたのであった。オショロコマよりも危ないらしい。 

そういえば私のまわりからもヤチウグイのいそうな環境は完全に消えていた。

急にヤチウグイが懐かしく感じられ、なんとかもう一度その姿を見たくなった。

しかし色々さがしてみたがヤチウグイに関する情報は何も得られなかった。


あるとき、偶然に膵臓癌末期の方と釣りの話をする機会があった。ベッドサイドに四つ切りに拡大した写真を顎に入れて飾っていて、それは大きな鯉をかかえて満面の笑みのお写真で女満別湖で釣ったという。

この方は地元では有名な野鯉釣り名人の方であった。

どこかヤチウグイのいるところを知りませんかと尋ねると、本当は誰にも教えていない秘密の場所ですがと前置きして女満別湖周辺のごく狭い沼地で今でもヤチウグイがいるという場所を丁寧に教えてくれたのだった。

20XX-6-4  晴れ

早めに仕事を終わらせて女満別湖の水門へヤチウグイを探しに出かけた。6時に北見市を出発。40分で現地に着いた。

教えたいただいた地図をたよりに試行錯誤しながらやっとヤチウグイの生息地に着いた。



そこは水門付近の汚い谷地の狭い古川で15cmほどのヤチウグイが入れ喰い状態に釣れた。



デジカメ撮影を試みたが、この間すざまじいヤブ蚊の猛攻にあい、耐えられず這々の体で退散した。

自宅で数えると170箇所ほどあちこち刺されてひどい目にあった。

顔もぼこぼこに腫れ、熱をもって死ぬほどかゆい。

今度は蚊のいない秋口にでも来てみようと思う。

私にヤチウグイの生息地を教えてくれた方はほどなく亡くなられたが秘密のヤチウグイの沼は私に伝えられた。


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晩秋のオショロコマを撮影。成魚の婚姻色が美しい

2014-08-23 12:00:07 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-11-5 晴れ 

M川水系支流のK川上流域、晩秋のオショロコマを撮影。成魚の婚姻色が美しい。

晩秋の時期、北見市近郊M水系支流K川源流域のオショロコマを見にいった。



この時期、川の水量は極端に少なくなる。この渓流上流域は主に日陰になる山間部を流れているせいか今日の水温はとても低くてなんと5度C。










従来、この渓流ではあまりオショロコマの個体数は多くない。特に大切にしてゆきたい個体群だ。

ここのオショロコマ成魚は婚姻色で色調が濃くなり斑紋のコントラストがはっきりしてくる。























婚姻色としての、なんとなく黄色みを帯びた透明感のある濃い青い色調は、すぐとなりのPM川上流の個体群とそっくりだ。

ほとんどの♀はすでに産卵済みであった。オショロコマたちは手早く水中で撮影し、全て丁寧にリリースした。







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晩夏の美麗タテハと美麗オショロコマ

2014-08-19 21:03:38 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-8-20(金) 晴れ 暑い

晩夏の美麗タテハと美麗オショロコマ

朝8時、F氏と二人で北見近郊の山へ秋に出現する美麗タテハチョウのキベリタテハとルリタテハを狙って出発。

彼は昨日、無加川水系 KNK川にかかる橋二つにリンゴトラップを置いて、集まってきたキベリタテハ50頭とルリタテハ4頭を採集している。

現地へつくとリンゴトラップへエルタテハ、シータテハが次々と飛来するのをせっせと撮影。

やがてキベリタテハも出現したが、キベリタテハはかなり敏感で撮影しにくい。鮮度はA-A1。 ほどなくルリタテハが飛んできたが止まらず。

しばらくすると別のルリタテハがリンゴトラップに止まったが撮影しようと近づくと逃げた。ルリタテハはキベリタテハよりさらに敏感だ。

結局、なかなか良い写真が撮れない。蝶の写真撮影は一息ついたところで川をみると思いがけず、すぐそばにオショロコマが沢山いそうなすばらしいポイントを発見した。

そこでF氏は蝶に専念、私は川に降りてオショロコマを釣って撮影することになった。 一時間ほどそこでオショロコマを釣って撮影したが個体数多く25匹ほどを釣って撮影した。

無加川水系独特の♂腹部の黄色い個体群である。赤点紋理は細かくてオレンジ系の色調。まだ産卵体制に入る少し前だが栄養状態は良好で魚体は美しい。




































































この渓流のオショロコマは、このところ連続して登場していた渚滑川水系のトラトラオショロコマ( 虎虎オショロコマ)とは、外見的にかなり異なることはおわかりになったでしょうか?. 放流ニジマスに追いつめられている渚滑川のオショロコマの行く末が案じられます。










陽光の状態が最高で、水も清冽であったので写真は実に鮮明、効率よく美しく撮れた。

撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。

F氏は結局、キベリタテハ16頭採集。本命のルリタテハは4回チャンスあったが残念ながら一匹も採れず。

ルリタテハは私が撮影しようとしたためにネットインのグッドチャンスを失ったもので、申し訳ありません。

しかし、その後もF氏は通い詰め、最終的には、たくさんの美麗北海道型のルリタテハを採集している。




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巨大アメマスとの格闘 7     産卵後の巨大ウミアメマスたちは......

2014-08-18 20:47:57 | 大型魚

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巨大アメマスとの格闘 7     産卵後の巨大ウミアメマスたちは......

20XX.11.12晩秋  曇り のち雨 寒い 


さらに 2週間後、この渓流を訪れた。巨大ウミアメマス軍団は完全に姿を消し、山奥の渓流はまるで何事もなかったような、ごく平凡な渓流に戻っていた。少し前の大雨の大増水に乗って産卵行動後のアメマスたちは全て下ってしまったようだ。こんな平凡な渓流にあれほどたくさんの大型魚が集結していたとは、まるでうそみたいな本当に短期間の、夢のような出来事であった。




先日の大雨による大増水は相当なものであったようで、岸辺に3-40cmも厚く堆積していた落ち葉はすべて流され、川底の小砂利なども全て流され、1.5-2.0mもの深さがあったたまりは水が引いたあとは景観が変わり極端に浅くなっていた。多数のアメマスが産卵した卵も、おそらくは全部流されてしまったと思われた。自然の営みの素晴らしさときびしさ、生態系の危うさが、はっきりとわかった出来事であった。



                  終わり。



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70cm級、およびそれ以上,巨大アメマスとの格闘   その六

2014-08-16 09:30:46 | 大型魚
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巨大アメマスとの格闘 70cm級、およびそれ以上  その六

20XX-10-31 (日)  晴れ
そのうち私に巨大なアメマスがかかり5分ほど悪戦苦闘して浅瀬に引きずりあげたとたん爆発音とともに3mの渓流竿が3つに折れた。





浅瀬に厚く堆積した落ち葉の中であったのでそのなかで素早く取り押さえて確保した。産卵途中の♀アメマスで尾叉長70cm であった。






その後、さらに巨大なアメマスを釣り、せっせと撮影し、リリースを繰り返した。







ものすごい引きで、ああ これは無理かな と思うヒットが何度もあった。












パーンッという音とともに針がはずれたり、伸ばされたりして逃げられたのが何度もあった。

恐らく大型魚の口や顎が硬くて針が貫通出来ないのが原因かと思われた。

あたりが薄暗くなり午後4時に釣りを終了した。



あたりはもう晩秋の風景で、キノコはエノキタケ以外は終わり、舞い落ちた枯れ葉が川底や岸辺に30-40cm厚くたまっている。

今日は50cm程度までのアメマスは多数、50~70cm級の大型アメマスを含めて合計60本は釣ったと思う。














大型個体は、普通川では見ない多彩な斑紋の個体がみられ、恐らく海から遡上してきたウミアメマスではなかろうか。

もう多少の大型渓流魚がかかっても、今後恐らくはまったく動じないだろうと思われる釣り経験になった。




しかしながら、いくつかの理由で、3.0mのかぼそい渓流竿でなければこのような釣りはきっと出来ない。

か弱い釣り竿故にまさに格闘技と言えるスリル満点の釣りであった。先週同様、遡上ウミアメマスのパワーは凄かった。


この写真は本ブログのイメージ写真となっています。このウミアメマスの大きさは特に記しませんが想像していただければ幸いです。

今日も釣り上げたアメマスたちはすべて丁寧にもとの場所にリリースした。




デカアメマス釣り、またくるかい ?. うーん、どうしようかなあ。

午後7時過ぎに帰宅。巨大アメマスとの格闘で肉体的にはへろへろに疲れたが気分はひどくハイになっていた。



   この項、続く。


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巨大アメマスとの格闘  60cm級 その五

2014-08-14 18:18:18 | 大型魚
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巨大アメマスとの格闘 60cm級 その五

20XX-10-31 (日)  晴れ



昼食後、上流に崖下が深いたまりになって大型アメマス大群、100匹以上が群れているところがあった。

ここは波がなく、大型魚の群が全部丸見えであまりの光景に息を呑んだ。

群れの先頭には軽く80cm超えではないかというでかいのも見える。こいつがかかっても、釣り上げることは無理だろう。

恐らく河川残留個体ばかりではなく、相当数の海から遡上してきた所謂ウミアメマスがいると思われた。

しかし、当然魚たちからも、こちらの姿は丸見えである。そのせいか、当初粘りにねばったが一向に釣れない。


試しに昨日買った鮮やかなオレンジ色の外国製人工イクラ800円を使ってみたら、急に食いが立ちけっこう釣れはじめた。



不思議なことに、それをきっかけに正に釣り堀状態になってしまい、いくらでも釣れる。





































こいつは大きい。普通じゃない。




これはおそらく、ウミアメマス。63cm.






しかし、20本ほど釣り上げた後はパッタリと喰いが悪くなってきた。
             
           この項、続く。


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巨大遡上アメマスとの格闘  その四

2014-08-12 22:33:09 | 大型魚
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巨大遡上アメマスとの格闘  その四

20XX-10-31 (日)  晴れ

今日も1w前に入った道東の同じ巨大アメマス遡上渓流へ向かった。

産卵行動はまだ続いているのだろうか。まだアメマスの群は同じところにいるのだろうか。また、猛烈な引きを堪能できるだろうか。興味しんしん。

朝9時にF氏とわれわれ夫婦の3人組は北見市の自宅を出発。ひたすら走って2時間ほどで目的の川へ到着。

途中、本流のかなり下流に札幌ナンバーの軽自動車の釣り師とおもわれる二人組がいた。 

しかし、今年の状況では、もはやこの付近にはあまり大きな群はいないとおもわれ、一路さらに上流へ向かい、さらに支流の奥、とある極秘ポイントへと林道を走った。

今日の目的のポイント付近には11時20分到着。十数匹程度の群が各々それなりのたまりに見られた。

一番大きいアメマスを先頭に連合艦隊みたいに並んで、そのまわりを小型アメマスやヤマベが泳ぎ回っている。小型渓流魚たちはエッグイーターだろうか。

今日も30-50cmくらいのアメマスは結構釣れる。やがてF氏は63cm のデカアメマスを釣って撮影。



60cm級がかかると、強烈な引きは半端ではなく、かなり緊張するし、取り込みにも慎重を要する。

しかし、今日はどのたまりでも最初の数匹以後はパッタリ釣れなくなるので、次の群を求めて移動する。



















































私が58cmをかけてしばらくいなして砂地に引きずりあげたところで魚が一暴れした瞬間、竿がバーンッと爆発音とともに二つに折れた。

もろに魚の体重がかかると本来は小型渓流魚用に設計された3mの竿では駄目みたい。この日はその後も竿が次々と破壊された。

仕掛けを大型魚用にしてきたからで、ハリス切れや釣り針のトラブルが無くなった反面、釣り竿にもろに負担がかかるためだ。

こんなことはデカニジマス釣りの時にはしばしば経験するので、今日も背中のナップザックには各自3本の予備竿を背負っている。

その後はあまり釣れずさらに下流をさぐったが良いポイントなく車にもどって昼食。

  この項、続く。

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巨大遡上アメマスとの格闘  その参 、源流域の状況

2014-08-11 21:10:44 | 渓流魚、蝶、自然
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巨大遡上アメマスとの格闘  その参 、源流域の状況

20XX-10-24(日) 曇り  

最後は、あたりが暗くなってきたので大型アメマス釣りを中止。今日の主目的でもある源流域の調査を行った。

これまで、この渓流の源流域にオショロコマがいるのかどうか未確認であったのだ。

この日の林道の状態はとても良い。入れる限り林道を進んで最源流域まで車であがることができた。




とうとう渓流は源流域でチョロ川になり、ここぞというたまりをことごとく入念に探ったが小型アメマスとヤマベしかいなかった。

おそらくこの支流にはオショロコマはいないと推定された。 


























ヒグマ出没中の看板があり、実際に今日はヒグマの糞を5箇所で目撃した。

源流域ではヤマベ多数、小型アメマス多数。幸い、ニジマス汚染はなかった。今日も撮影した渓流魚たちは全て丁寧にリリースした。

午後4時武装解除。おいしいエノキタケがあちこちに出ておりビニール袋に一杯採集した。 





北見への帰り道、とある道の駅の前のラーメン屋で味噌ラーメンで夕食にしたが、つゆが生ぬるく味は最低、ひどくまずいラーメンであった。

こんなまずいラーメンを食べるとは一生の不覚であった。 

約2時間で北見着。 今日はオショロコマは発見できなかったが思いがけず、かなり迫力のある大型アメマスの写真が撮れた。 

幸運にも、今回は遡上アメマスの群れにピッタリと遭遇したのであった。

毎年、河川環境や林道の状態、天候、さらにはアメマス遡上状況は実に激しく変わるため、こんな最高のチャンスはもう無いかも知れない。

今日の遡上個体群にウミアメマスを思わせるものは少ない。これは所謂 遡上 First Run であろうか。

来週あたりは、大型ウミアメマス主体の Second Run に当たるかも知れない。

また大型アメマス釣りに行ってみたい感じになってきた。


  この項、続く。   本格的な巨大アメマス釣りはこれからです。



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巨大遡上アメマスとの格闘  その弐

2014-08-10 11:35:31 | 渓流魚、蝶、自然
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巨大遡上アメマスとの格闘  その弐

20XX-10-24(日) 曇り  





強烈な引きに耐えながら時間をかせぎアメマスをエネルギー枯渇状態に持ち込み、最後は浅瀬にひきずりあげる釣り方で最終的に、この日は三人で合計50本以上の大型アメマスを釣った。

最初一匹ずつ、まじめに撮影していたが、最後は大型個体のみ撮影。

F氏は68cmアメマスの尾びれにスレで針かかりしたのを私が水中で捕捉して岸に放り投げて確保し撮影した。妻は悪戦苦闘のすえ62cmを釣り上げ撮影。

あたりが暗くなってくるまで夢中でアメマス釣りを楽しんだ。

最終的には慣れてきて、これは40cm級、これは50cm級、これは60cm級でハリス切れになるかな?と引き加減、魚のパワーで魚体の大きさを推定できるようになった。





































ダラダラ川だが渓流は崖の前後等で大きく屈曲蛇行し、蛇行部分がやや深みのあるたまりになっている。

川底は驚くほどきれいな小砂利が敷きつめられたようになっており産卵には最適な環境だ。

産卵行動中のアメマス君たちには本当に申し訳ないが大型アメマス釣りの快感を十分に楽しむ形になってしまった。

釣り上げた大型アメマスたちは手早く撮影後、全て丁寧にもとの場所にリリースした。

ふと見ると、あちこちにヒグマの糞があり、ここは完全にヒグマのテリトリーである。






ホィッスルを吹き鳴らしながら釣っていたせいか、幸い、ヒグマとの接近遭遇はなかった。

      この項続く。


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巨大アメマスとの格闘  その壱

2014-08-08 13:52:40 | 渓流魚、蝶、自然
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巨大アメマスとの格闘  その壱

20XX-10-24(日) 曇り  
朝9時。F氏と私たち夫婦の三人でとある道東の渓流へむかった。

途中の山間部で覆道が続くあたりは右手崖にキリンソウが一杯ありジョウザンシジミがいるという。 

やがて目的の川に到着。本流添いに上流へと走り、アスファルトが切れダートの道になってゆく。目的の支流への林道を右折しその源流方向へ進む。

当初、地図で入念に検討していた最初の右手支流ダム下を釣る予定であったがそこを発見できず通り過ぎ、その上流の支流に入ったのであった。結論から言うとこれがよかった。

この渓流は海からここまでダムなどの河川遮断構造物がなにも無い近年数少ない川の源流域にあたる。

一見るしたところ概してダラダラ川だ。さらに、かなりの暴れ川でもあるみたいであちこち、その痕跡がめだつ。 

この日、鹿撃ちランクルが二台入ってきたのみでこの山奥の渓流に釣り人はいなかった。 

まず最初の橋の前後の深みで釣ったが、思いがけず大型の魚がかかりギューンと竿が引き絞られたとたん一発でハリス切れ。



釣り針をセットしなおし振り込むとあっと言う間に再度ハリス切れ。

普通、この規模の渓流でこんな大型魚がいることははあり得ないことだ。



おそるおそるたまりを透かすようにのぞき込むと、おーっ、いるいる、巨大な魚たちが群れていた。

50-68cmの大型アメマスがたまりに群れて産卵行動の最中であった。

おおかたの個体は餌に見向きもせず、近くに流れてきた餌をみるとぴゅーっと逃げてゆく始末。

しかし、しばらく入念に流してゆくと中には餌に食いつく個体がいて、ある程度コツがわかると面白いように釣れはじめた。



強烈な引きで、力一杯に竿を立てていないとのされてハリス切れ、針折れ、針のび、その他で逃げられることが続く。

道糸が水面を切り、しばしばうぃうぃと糸鳴りがする。最も多いのは一発でハリス切れのパターン。

しかし今日は大型魚専用の仕掛けを用意していないのでこのパターンを繰り返すしかない。

3mの短い渓流竿でこの大型アメマスを釣るのは、まさに格闘技といってよい。

魚が岸に向かって突進する形に誘導し、勢いつけて浅瀬に乗り上げさせたところでエイヤッと魚を押さえつけて確保する。

40~50cmくらいまでのアメマスはこれで何とか確保できた。












































撮影させていただいたアメマスたちは全てもとの場所にリリースしました。 おもわぬ大型魚に驚きましたが、こんなことはほんの序章にすぎませんでした。
 
            この項、続く。





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