オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

知床羅臼側渓流初夏のオショロコマ。

2025-01-09 14:26:27 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

知床羅臼側渓流初夏のオショロコマ。




202X-7-10 (土) 曇り 15度C 寒い



昨日からオショロコマ調査のため数日の予定で知床に来て常宿の温泉旅館に泊まっている。 朝8:00起床。 



朝風呂に入って、朝食のあと 9:00. 知床半島羅臼側にあるオショロコマ生息渓流 S 川へ出発。





普段ごうごうと増水しやすいS川はこの日の水量は普通で、なんとなく穏やかな釣りが出来そうな予感。





まず、海から数百m上流でズドンと深くなって左手側のやや流れが緩やかなところにオショロコマが溜まっていた。




とはいっても、最初は全く魚信がなく、経験の浅い人ならきっとオショロコマはいないと判断して移動するだろうと思う。

夏、オショロコマの活性が最高に高まり、入れ食い状態のこともあるが、そうでないこともあるのです。










始め10分ほどはまったく魚信なかったが 細かな上下動を加えることによって かすかなあたりでオショロコマがかかった。












その後はなんとなくコツがわかりどんどん釣れ始めた。

























この渓流の河口付近に特徴的なやや緑色がかった色調の良型オショロコマは少なく、いわゆる山岳オショロコマが上流から落っこちてきたと思われるような個体をはじめ様々な色調、種々の赤点紋理のオショロコマが釣れた。
























これらを水中で手早く撮影しては、丁寧にリリースする作業を繰り返した。





































岸辺の水面が平らで川底もきれい、今日は水もきれいで、良好な撮影場所でせっせと撮影できた。

















一部、最近知床の渓流で増えてきた水カビ病になっているオショロコマが見られた。これまでこの渓流では水カビ病のオショロコマは見られなかったのだが。







2時間ほどで 20-30匹ほど撮影するとさすがに魚信が遠のいたので上流へ遡行してみたが思いがけずヤマベが1匹かかった。






実はこの渓流は以前から多少のサクラマスが遡上する数少ない川として知られている。






とある6月に青森県からという釣り人グループが、この川の河口に一時的に群れている大型遡上サクラマスを釣っているのを見たことがあります。北海道ではサクラマスを川で釣ることは法律で禁じられていて罰金は目を向くほど高い。そんなことを知ってか知らずか、皆さん嬉々として楽しんでいました。 毎年来ていると話していました。





さて、この日期待に反して、ここのオショロコマはあまり特徴めいたものはなく、さらに上流へゆくのはちょっと決心がつかず引き上げることにしました。 最後に川を下って河口から汽水域を釣ってみたがいつもと違って魚信はなかった。








川岸の崖にはシャクナゲがびっしり。




最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新居常呂川源流に奇跡的に棲息するとても小規模なオショロコマ個体群。

2024-12-20 17:02:20 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

新居常呂川源流に奇跡的に棲息するとても小規模なオショロコマ個体群。







2022-5-27 (金) 曇り のち雨 強風

オホーツクの名流常呂川の上流にある大きな支流新居常呂川(ニイトコロガワ)は、優秀なサクラマス繁殖河川に位置ずけられているようでとにかくヤマベが多い。



しかし、4~6月にギンケ化して降海するヤマベの比率がとても高いために、川に残留していわゆるヤマベ釣りの対象になる2年魚以降のヤマベが極めて少ない。


ちょっとしたよどみには超小型の当年魚が群れて、振り込むとわっと群がってくるが針にもかかりにくいチビヤマベばかり。


降海した銀毛ヤマベたちは3年後、海で大型サクラマス漁の対象となり、残りは大型サクラマスとして大挙して遡上産卵する。


つまり、サクラマス資源の確保には極めて効率的な河川だがヤマベ釣りの川としては誠につまらない川だという釣り人の中での位置付けになっている。


この川の源流域にはアメマスこそ見られるが従来オショロコマは発見できないで経過していた。一般的にオショロコマはヤマベとの共存を嫌う傾向が強く、知床半島でのオショロコマの繁栄はヤマベがほとんどの渓流で見られないことと無関係ではないと考えています。



2022-5-20、偶然に新居常呂川のとある支流でオショロコマが生息しているところを発見できた。









まことに小規模な、いかにも奇跡的に残ったオショロコマ個体群だった。







2022-5-27 この日は、他のいくつかの渓流でブラウントラウトやオショロコマの調査・撮影を行い、帰路、この新居常呂川支流でオショロコマが確実に棲む唯一の支流にもう一度寄って見た。










付近では大規模な松の伐採が行われたようで、雨と強風のせいもあって独特の伐採後の強烈な松の香りが山一帯に漂っている。私にはさほどイヤな臭いではないがさしずめ大虐殺された松たちのすざまじい死臭とも感じられてしまう。




写真ではうまく表現できていないがここのオショロコマは独特のくすんだような青みがかった体色が特徴だ。




















渓流の規模が小さく浅いせいか、大型個体は見られず多くは10cm前後。














とても小型で、おそらく幼魚に近い大きさで産卵行動を行う特異な個体群ではあるまいか。





















この日は7匹を釣って撮影、すべて丁寧に元の場所にリリースしました。




周囲は広範な伐採が始まっており、ここのオショロコマの生息環境が限りなく悪化してゆくことは避けられない。やがて地球温暖化の影響も顕性化してくることは必須であり、おそらく長期的にはここのオショロコマ個体群の未来は明るくないと思います。



そういったことを大前提に各水域のオショロコマの画像記録などは可及的にしっかり行ってゆくつもりです。


















最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダムの下流はヤマベとアメマスと分断されたオショロコマ。

2024-12-15 17:28:22 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

ダムの下流はヤマベとアメマスと分断されたオショロコマ


202X-8-10 ( 月 ) 曇り  強風  26℃





このダムの下流にはわずかばかりのアメマス、ヤマベが見られ、オショロコマも少し生息しているが、いずれも極めて少なく個体群としては全く勢いがない。



おそらく数千年の長い経過で構築されてきた微妙な生態系が、この砂防ダム一基のためにたちまち破壊されてしまったことがはっきりとうかがえます。



状況的には上流に棲んでいたアメマス個体群はダムができたため海からの親魚の遡上が途絶え、その後エゾイワナ化できずに絶滅。ダム下流域にわずかに命脈を保っている格好でしょうか。








ヤマベ(サクラマス)はダムのために上流へ行くことが出来なくなり不本意ながら産卵にはあまり適していないダムの下流域で産卵することにより勢いを削がれながらもなんとか命脈を保っているのはアメマスと同じ。



川岸を見れば典型的なダム下流域特有のひどい荒廃状態です。長年続いていた適度の土砂の流れがダムで止められた結果、細かな砂礫は流れ去る一方で、結果、川底が年ごとに沈下し大岩大石のみとなり川とその周囲の生物にとってはまことに生きにくい環境になっています。










状態の良さそうなヤマベを少し食べるために持ち帰りました。





本来、最適な産卵場所は源流域であったものがダムのためそこには到達不能になり、そのため従来の勢いはないものと思われます。



オショロコマはこの渓流の下流から源流まで広範に分布していたがダムの上下で現在の朝鮮半島みたいに個体群が二つに分断されてしまった格好だ。
















それでも未だ何とかダムの上流と下流で、個別に世代を繰り返していると思われました。しかし、これら個体群間の遺伝的交流は完全に絶たれた格好です。












しかし、この砂防ダムの寿命は、もしかすると あと数十年程度かもしれませんし、持ってもせいぜい100年程度かもしれません。いずれ底抜けを起こしたり支えきれなくなった土砂で崩れてゆく可能性があります。その時、もし渓流魚たちが生きながらえていれば、また新しい生態系が構成されてゆくのでしょう。


おしまい。







最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダムの上流は小型オショロコマのみ局所的に棲息

2024-12-11 16:24:39 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


ダムの上流は小型オショロコマのみ局所的に棲息。






202X-8-10 ( 月 ) 曇り  強風  26℃

カラフトセセリやゴマシジミを撮影しながら峠を越えると右手に常呂川水系支流源流域の細流が見えた。







その細流のさらに支流を登るとほんの狭い水域にだけ超小型のオショロコマ個体群が生息しているのを発見した。































まさかこんな最源流域にオショロコマがいるとは思っていなかったので少し釣って撮影させてもらいました。











尾叉長10cm前後ととても小さく、腹部は多少淡い黄色に着色するものがあるがヒレの着色は無く、やや暗色調で赤点紋理は鮮明さがなく、とても地味な外観の個体群です。














































ここから1kmほど下流には本格的な砂防ダムがあり、魚道はない。ここから先は魚類の遡上は無理で、まさに魚止めのダムです。





         この項、続く。


最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美しいオショロコマの森の復活。

2024-12-05 15:04:10 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

美しいオショロコマの森の復活。






202X-6-26 (金) 曇り のち雨   17℃


この日、あちこちの渓流を回って、最後に美しいオショロコマの森に寄った。




この水域は森と渓流がとても美しく、ここにいるだけで心癒されるところです。





現在、小型のオショロコマが主体で小型のアメマスも見られる。

















かってこの水系には継続的なニジマス放流が続いた時期があり自然繁殖したニジマスのため豊富に生息していたオショロコマが激減したことがあった。



バブルが終わり、世の中が落ち着いて地方自治体もニジマス放流による生態系破壊の害を認識してニジマスの継続的放流は終わった。その後、私たちは積極的なニジマス駆除を開始、主に早春産卵のため遡上するデカニジマスを集中的に狙った結果、ニジマスは激減し最近ではオショロコマやアメマスが復活し始めている。それでもかってのようなオショロコマの楽園とは程遠い規模だと思います。

























ここのオショロコマは多少くすんだような色調で赤点紋理も鮮明ではなくオショロコマとしては美麗な個体群とは言い難いが、いかにも野性的な感じで私は好きです。 この日は美しいオショロコマの森で10数匹のオショロコマを釣って撮影し、すべて丁寧にもとの場所にリリースしました。







































小型のアメマスも混生しており、少し撮影させていただきました。産卵時期には大型アメマスが集結している場面に当たることもあります。

































ニジマスは激減していますが、完全に消えてしまったわけではなく、ごく少数が残存しています。










継続的放流が終わった現在では、この渓流に限って言えばニジマスは往時の勢いはないので、かってのような積極的な駆除はせず、自然経過を見させてもらっています。このような状況下での今後のニジマスの動向にはとても興味があります。継続的放流がなくなった場合、ニジマスの立ち位置はあるところに落ち着いて、将来的には在来のトラウトとあるレベルで永久共存する、帰化外来魚(この言葉は私の造語であることをお断りしておきます)という存在になる可能性があるのではないかと想像しているのです。


しかし、一般的にはオショロコマが消えてしまい最終的にニジマス一色になる渓流がほとんどです。







この日の夕食はポークチョップ。美味しい。 夜半から かなりの雨になってきた。








最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北見市郊外に棲息する小規模なオショロコマ個体群。

2024-11-19 00:41:24 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

北見市郊外に棲息する小規模なオショロコマ個体群。






2024-9-13(金) 曇り のち晴れ のち曇り のち小雨 27℃




AM 10:10 久しぶりに北見市郊外に奇跡的に棲息している小規模なオショロコマ個体群の現状を見に出かけた。途中のセイコーマートで昼食のおにぎりと栗どらやき 大福 を買った。いつものルートが大雨の被害で道が壊れて通行止めで久しく、一本上流の橋から入った。11:00 目的の場所付近に到着。 







 


ごくごくせまい水域に棲息しているオショロコマ個体群だが、良型から若魚、および オスとメス の バランスはよかった。












































オショロコマ10数匹ほど釣って撮影。すべて丁寧にリリースした。






















身ごとなオショロコマ成魚オス。





































この狭い水域以外はこの渓流の渓相はあまりに良くない。100m ほどの短い範囲に比較的よい溜まりがあり、今回は思いのほか良型が多くいつもより型がよいが、数は例年と同じくらいだ。



































淡い黄灰色がかった独特の体色で成魚オスの腹部は濃い黄色、成魚メスの腹部はまっ白。赤点紋理は小さくオレンジ系の色調で派手やかさはない、といった ここ独特のパターンは変わらない。 オショロコマ以外の魚はいなかった。 

































































いつもは密生する背の高いクマザサのためこの水域にはなかなか入りにくかったが、この数年クマザサが広範に枯死したため、見通しも良くなり、このオショロコマポイントには到達しやすくなっている。










いくつかの理由で、ここではオショロコマに勝ち目のない強敵、攻撃的外来種筆頭のニジマス汚染はみられない。それなりに安定した生存を続けていかに見える、が個体群としての規模はとても小さいために、たとえば大きな気候変動( 高温、渇水、) や さらなる河川改修工事、伐採、ニジマス侵入、釣り人の乱獲 etc…… などの外的ストレスがあればたちまち消えてしまう(絶滅 )可能性が高い。








さらに荒れた林道を1-2Km 登ってみたが 以前と同じく林道崩壊場所で行き止まり。 この林道崩壊は治しようがないようで長年放置されたままです。








クリどら焼きで一服。






午後2時30分 武装解除。









夕食は、北見市のスパゲティ専門店ジョリーパスタで 和風スパ おいしかった。













最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最原流域に奇跡的に生き残るオショロコマたち。

2024-11-13 11:33:15 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

最原流域に奇跡的に生き残るオショロコマたち。




202X-10-25 (日) 晴れ 山間部は曇り のち小雨



この日、前半は近郊のニジマス繁殖渓流で、ひたすらデカニジマス釣りを楽しんだが、帰路、近くの山奥の渓流、最源流域に生き残っている小規模なオショロコマ個体群の秋の様子を見に向かった。





14:10 現地到着。曇り始めた空から小雨がパラついてきた。この渓流源流域のオショロコマ生息水域は極めて狭い2箇所のみ。


やや上流部のポイントでは幼魚から若魚が多く、とにかく小型の個体ばかり。釣り漫画などでは源流というと何かロマンを感じる響きがあり、そこには人知れず驚異的な大型個体が潜むことになっているが、私の個人的経験ではそれは漫画の世界だけのことです。ちょっと考えてみれば当たり前ですが。





































この時期、あちこちの生息地ではオショロコマたちがボチボチ産卵行動を開始します。オショロコマの産卵はサケ・マスみたいにいっぺんに全部産卵しきって親魚は死んでしまうといったことはありません。時間をおいて段階的に行われるのが普通です。 



やや下流域のもう一箇所の生息水域では成魚たちが、産卵行動に入りつつあります。






























産卵後お腹ぺったんこのメス、もっともっと細くなります。










完全に産卵しきった頃のメスは蛇みたいに細く痩せ細ってしまいますが翌年夏までには再びブンブンに太って美しい姿態に戻るのは、すごいことだと思います。


この日はオスが多く見られ、なぜかメスが少なかった。渓流によってはメスばかりでオスが少ないところもあります。


撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧に元の場所にリリースしました。


最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初秋、釧路川水系支流の渓流魚を撮影。

2024-11-07 16:00:40 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

初秋、釧路川水系支流の渓流魚を撮影。




202X-10-3 (土) 曇り 強風 のち雨  14℃




この日、我が家から車で1時間ほどの釧路川水系支流の源流域に初秋の渓流魚を見に出かけました。









落ち葉が舞い落ちる季節で、この頃、何故かこの水系の水が澄んできて、綺麗な渓流魚の写真が撮れるのが好きです。






















もしかすると産卵体制のファーストランのデカアメマスが遡上しているかもしれないとの思惑もあったが、こればかりはケセラセラ、行ってみなければわからない。



この渓流には在来魚としてアメマス、オショロコマが繁栄していた。ヤマベの生息は孵化放流事業によるところが大きいと思うが多少、在来の種苗もあるかもしれない。



ニジマスは明らかに継続的に放流されていたものです。この渓流の条件が良かったのかニジマスは野生化し大繁殖し、そのため在来のオショロコマは壊滅的に減少しました。


私たちは幼少時から親しんできたオショロコマが消えてニジマスが増えてゆくことに強い違和感を感じましたがどうすることも出来ません。



オショロコマはどうでも良い雑魚と考え、釣って楽しく、食べて美味しいニジマスが増えてゆくことを喜ぶ釣り人の方が多かったのです。



偶然、私たちはまだ誰も山に入らない雪深い早春に大型ニジマスが大挙して源流域に溯上、誰にも知られず、産卵後 あっという間に本流へ戻ることを知り、この時期に積極的な駆除を開始しました



その後、私たちは、数年間にわたり早春産卵に遡上する大型ニジマスをことごとく駆除していましたが、近年この水系のニジマスは激減,一時壊滅的に減少したオショロコマは現在復活傾向を示しています。


ただ、この渓流の様にオショロコマが復活できることは、むしろ稀で、ニジマスの勢いが衰えず、オショロコマが衰退してゆくケースの方が多いのが実情です。

























最近ではオショロコマ繁殖水域にニジマスを放流する恐ろしい行為はとある特定の地方自治体を除き、ほとんど見聞きすることがなくなっています。その理由としては、おそらく私たちが放流ニジマスの害の実例をブログなどで盛んに発信していることや、近年、十勝ルールに見られる様に、生態系の概念が広く認識され普及し始めてきたことが影響していると考えています。















この日は、期待していた大型アメマスは見られず、いつきの小型アメマス、ヤマベ、少数のニジマス若魚を釣っては枯葉などバックにせっせと撮影してはリリースしました。


オショロコマは以前と比べると泣きたくなるほど個体数は少なく小型のものが多かったが、ヒグマの恐怖に耐えながら思い切り上流域から入渓してみるとやっと立派な成魚を少しですが見ることができました。




































ヤマベ当年魚は小さいがキズはなく美しい。


















ヤマベ2年魚たちは多少のサクラマス遡上があるようでクロンボウヤマベや、産卵行動後のキズが目立ちます。いわゆる 枯れ葉ヤマベ です。




















ニジマスは、少しばかりの若魚が釣れたのみ。












アメマスはいつきの小型個体ばかりで、産卵行動のため遡上してくるデカアメマスはまだ見られなかった。



























午後になると風が強まり、時々雨が降る不穏な空模様となってきた。陽がかげるとあたりが薄暗くなり、ぐんぐん気温が下がってきて、なんとなく戦意喪失、午後3時30分、武装解除し帰路につきました。







帰路、暗くなってきた林道に出てきたエゾシカ親子。フラッシュで目が怪しく光っています。








最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孫がオショロコマ、ヤマベ爆釣。

2024-10-26 23:27:47 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

孫がオショロコマ、ヤマベ爆釣。




九月のある日、皆さんバスケットボールの試合のため出払って、孫長男君が一人でお留守番になった。我が家で彼を預りました。はじめはテレビで妖怪ウォッチなど見て喜んでいたが、すぐに飽きてしまい、魚釣りに行きたいと言い出しました。 そこで北見市近郊で子供でも釣れそうな場所を選んで出撃。昼食は彼の大好きなソバとおやつにビックリドラ焼き。

現地に着いたら、まず昼食。コンビニのソバを完食。 








ビックリどら焼き。 






家庭菜園のトマトも食べます。




彼は、これが毒のある植物、トリカブトだと知っています。


釣支度。といってもウェーダーをはくわけでもありません。













彼は、すでに一人前の釣り師。一人で餌もつけて、たちまち小型ヤマベを5匹釣りました。 











小型オショロコマも12匹も釣りました。






今日はヤマベもオショロコマも全てもとの場所にリリースしました。



大きなフキの葉でコロポックル( フキの葉の多いところで暮らすアイヌの神様) 遊び。





木にヒグマの爪痕。林道に子グマの糞。50cmほどの大型サクラマスがかなり遡上しており、これを狙うヒグマがいるので 、今日は早々に退散することにしました。



こんな山奥にもハンゴンソウが咲いています。






コロポックルです。


最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

津別川水系最源流域のオショロコマ調査

2024-10-06 18:11:58 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

津別川水系最源流域のオショロコマ調査




20XX-10-6 (金) 晴れ

AM 9:30 津別川源流へオショロコマを探しに出発。

網走川水系の大きな支流の一つの津別川には多くの支流があるが、これらをしらみつぶしに調査しても、どこも小型アメマスと放流されたチビヤマメ(当年魚)は多いものの、オショロコマはほとんど見られず、わずかに唯2本の支流の最源流域にごく小規模な個体群を発見できたのみ。


これら小規模なオショロコマ個体群は、アメマス生息水域の上流、これ以上は無理といった最源流域にのみ見られ、繁栄するアメマスや放流ヤマベ、さらに下流域に繁殖するニジマス軍団のために、とうとうここまで追いやられているといっても過言ではないと思う。


今後アメマス、ニジマス、放流ヤマベによる影響のみならず伐採や地球温暖化による水温上昇(具体的には13℃以上)が恒常的に見られれば一気に消えてしまう(ひらたく言えば絶滅)可能性が高いと考えています。まさに真の意味で絶滅危惧種と言えます。



自宅から1時間ほど走った原生林奥の渓流。まずこれまでオショロコマを少ないながら確認したことのある右沢へ入る。橋の下流200m ほど まあまあのたまりがありニジマス2 オショロコマ6を釣って撮影。





















下流域はたまりのないダラダラ浅い流れで魚はいない。  



昼食後 右沢をさらに林道沿いに車で10分ほど登り最後のヒューム管橋から下流でニジマス1 オショロコマ4 概してこの支流は魚が少ない。














昼食後、今日の目的であるこの渓流の左沢へ入った。ただ、これまでの調査では左沢でオショロコマを見たことはなかった。 




少し上流、最初のヒューム管橋の下の大きなたまりとその下流域に、恐らく産卵のために遡上してきたと思われる良型オショロコマがたまっていた。30cm ほどのニジマスも釣れたがこれらはエッグイーターとして産卵場所でのオショロコマの脅威になるだろう。 






































予想外の思いがけない良ポイントが続き、オショロコマは次々に入れ食い状態で釣れて、せっせと撮影しては丁寧にリリースを繰り返した。
























オショロコマは一気に全部産卵するのではなく、ダラダラと産卵を続けるようだが、すでに多少腹部が引っ込んできている個体は、もう段階的な産卵を始めているのかも知れない。

 

この日撮影できたオショロコマは28匹を数えた。ここのオショロコマは外見的には成魚で尾叉長20cm 前後と小型で生息環境が暗いせいか暗黒褐色調の体色でオス成魚の腹部はしばしば濃い黄色。メスも腹部は他個体群のように純白のものは少なく、種々の程度の黄色調に着色する。赤点紋理はオスメスともに小さくオレンジ系で、鮮やかさはなく、概して地味で、いわば野生的なオショロコマと言える。白点紋理は細かくオス成魚の項部はヤマトイワナのようにしばしばベッタリ無紋。































渓流全域でのオショロコマ個体数は多いとは思われないが、知床のように外見的に一定の方向に収束する傾向は少なく、遺伝子の多様性は未だよく保たれていることが伺える。















この時期午後 4 : 00を過ぎると山沿いの渓流は陽が入らなくなりあたりが暗くなって気温も急激に下がってきたので 午後 4:00 武装解除。しばらくすると薄暮帯となりライトを着けてひたすら走って津別へもどった。津別から北見までは真っ暗となり、久しぶりの夜の運転になり疲れた。  


夕食は トリトン お持ち帰り寿司。



最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湧別川水系武利川支流、夏のオショロコマ

2024-08-26 08:59:52 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

湧別川水系武利川支流、夏のオショロコマ




202X-7-31 (金) 晴れ  30℃ 暑い


湧別川水系武利川には支流が多いが、未だ未調査であった支流の一つに初めてオショロコマ調査に出かけた。



昨夜あらかじめ地図で川の様子をチェックしオショロコマがいそうな釣り場所を検討してある。 



この日、林道ではミヤマカラスの吸水集団を3カ所発見したが、そのうち一つはわからずすぐ横を突っ切り、舞いたつミヤマカラスアゲハのチョウ吹雪になった。 



人に会うとは思っていなかったが、思いがけずレンタカーを1か月借りて道内各地を採集してきたという20歳台のチョウ愛好家に会い少し歓談。 


今年はオオイチモンジは少なかった。今日はミヤマカラスでも採ろうかと思う。オショロコマには関心ないとのこと。 



オショロコマのポイントは、なんとなく発見できた。川へ降りる鹿たちの踏みつけ道あり。それを辿るとほどなく川に出ることが出来た。




思っていたより小規模な浅いダラダラ川で地図で期待していた光景とは異なり少しがっかり。大増水の時にはかなりの暴れ川になることを思わせる。あちこちで川岸の樹の根が洗われている。苔むす岩はない。川岸は乾燥気味で落下昆虫などの餌はあまり豊富とは思われない。




そこから50m ほど遡行すると過酷な環境にも生息している小型のオショロコマの1群がいた。



































狭い水域だが幼魚から成魚までいて とても元気がよく動きが俊敏だ。 

















呑ませないように早合わせに轍したせいか、猛烈に暴れて撮影直前に針はずれ、釣り落としで逃げられる個体続出し、まいるなあ。

















環境が薄暗いせいか暗色調の体色が多く赤点紋理は細かい。ヒレや腹部は黄色い個体が多い。餌はあまり豊富では無いと見えてブンブンに太った個体はなく、標準的な魚体のオショロコマが多い。最初のポイントでは幼魚、若魚、成魚を合計15匹ほど撮影、リリースした。
































ほぼ同数を釣り落としたが、呑まれることを防ぐため早合わせに徹したので仕方ない。





























































昼食後、さらに上流へ遡行してみたが、小規模なポイントが一箇所あり、そこでオショロコマを少し追加して撮影、終了とし武装解除した。
















ミヤマカラスアゲハを撮影しながら林道を車で下って行くと午前中チョウ愛好家の若者に会った付近の橋の下が、かなり大きなたまりになっており30cm ほどのニジマスが一番良い場所に定位してゆらゆらやっているのを発見した。




おお、これを釣ってみようと釣り竿を取りに車へもどり、再度見るとニジマスは消えておりオショロコマが1匹かかってきた。




それをリリースしているとき突然大きな水音。びっくりして溜まりを見ると先ほどのニジマスが瀬尻の水面から、1mほどの高さまで飛び上がっていた。なんと、格好いいことか。空中の羽虫を捕らえる瞬間を、まるでスローモーション映像みたいに見る事が出来たが、度肝を抜かれた瞬間であった。その後は振り込んでもまったく無視され、仕方なくここで今日の釣りを終了した。



この支流では、その少し上流の砂防ダムのため、それ以上のニジマス遡上は防がれているものの武利川水系もかなりニジマス汚染が進んでいるようだ。 



午後4時すぎに帰路につく。午後6時 家にもどった。


最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年8月18日、道東の忠類川でカヌー転覆、54歳医師死亡 兄弟で川下り中。

2024-08-19 17:50:18 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

2024年8月18日、道東の忠類川でカヌー転覆、54歳医師死亡 兄弟で川下り中。



報道各社によれば、2024年8月18日午前10時半ごろ、北海道標津町の忠類川(ちゅうるいがわ)で「兄とカヌーで川下りをしていて、2人とも転覆した」と弟から110番があった。



中標津署によると、兄弟が乗ったカヌーがそれぞれ転覆。兄で医師の倉島庸(くらしま・よう)さん(54)=札幌市西区=が通報の約2時間後、うつぶせで浮かんでいるのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。


中標津署によると、午前6時ごろから川下りを始め、午前9時ごろに転覆したと弟は説明。2人ともライフジャケットを着ており、弟は自力で岸に上がって無事だった。弟は福島県から来ていた。


倉島さんが見つかったのは通報場所から約5キロ上流の浅瀬で、周囲に転覆したカヌーがあった。現場周辺は深いところで水深約1メートルで、署はそれほど急流ではなかったとみて状況を調べる。




忠類川ではカヌー下りが盛んなようですが単に転覆しただけで死亡することは普通無いと思われ何か予期せぬ出来事が重なったのでしょうか。




以前、北見市の日赤病院にもおられたようですが現在は、北海道大学医学研究院 クリニカルシミュレーションセンター 北海道大学医学部消化器外科2 准教授・外来医長といった現役バリバリの消化器外科医の方でした。ご冥福をお祈り申し上げます。




私たちが忠類川で釣りにをしていた時にもカヌー遊び中の三人組がきていました。水中でカヌーをひっくり返してはまた起きあがるといったパターンを熱心に練習中で何度も何度も繰り返し練習していました。








最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

知床、初夏のオショロコマ。

2024-06-25 16:46:47 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

知床、初夏のオショロコマ。






202X-7-9 (金) 曇り 時々霧 寒い。



朝9:30 久しぶりに知床方面へ出発。北見から、ひたすら走って、やがて斜里岳を見ながら知床へ入る。この辺りの源流域には大抵オショロコマが生息しているが不思議なことにアメマスは見たことがない。























最初に入った渓流は、源流域にオショロコマが見られるが、とにかくヒグマの痕跡が目立つところで、かって林道を走って逃げるヒグマ君をフォレスター でしばらく追ったこともある。すなわちここには人を恐れて逃げてくれる、いわゆる良いヒグマしかいないのが救いです。














川に降りるのにやや苦労するが、いつもの通り最初の橋から川に降りて200mほど釣り登った。川に倒れこむ倒木が多くて遡上しにくい。













ところどころに苔むした大岩があり、あまり自然度は高くないがそれなりの溜まりには大抵オショロコマが潜んでいる。



























地味な外観のオショロコマも多いが、しばしばとても美しい個体も混じる。














長年、私以外の釣り人を見たことはない渓流だが、ヒグマが現れ、もしそれがいわゆる悪いヒグマだったら万事休すといった感じ。あまりにも狭く、身動きがとりにくそうな渓流だ。





川底は、しばしば泥や細かい砂混じりですぐ濁り撮影しにくかった。



















川の規模から大型個体は生息していない。海は近いが河口近くは滝に近い急流が連続するためヤマベやサクラマス、カラフトマスが遡上しにくくて嫌うのかオショロコマ以外の魚は見たことがない渓流だ。


















この日は小型のオショロコマ15匹ほどを釣り、水中で手早く撮影して全て丁寧に元の場所にリリースしました。引き続き、別のタイプのオショロコマが棲む次の渓流へと移動します。












最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月の美しい渓流、美しいアメマス。

2024-06-15 19:36:56 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
6月の美しい渓流、美しいアメマス。


2022-6-3 (金) 曇って寒いけれど強風がないので穏やかな朝。山は小雨 強風 8℃


AM 9:40  この時期、とりわけ美しい北見市近郊の渓流と、そこに棲む美しいアメマス(良型エゾイワナ)を見に出かけた。



約1時間で現地着。人がくることは滅多にない原生林だが、珍しく林業関係とおもわれる車を二台見かけた。



現地では霧雨まじりでけっこうな強風が吹いてあまりよいコンデションではないが、さっそく釣り開始。水量はいつもよりやや多い感じ。



新鮮な緑と美しい流れ。この時期盛りを迎える美しいクリンソウが風景に濃いピンクのアクセントを付けている。
クリンソウの群生地のある隣町の津別町ではこの時期クリンソウ祭りをやって山奥に屋台まで出してたいそうな賑わいになります。











まずオショロコマが次々にかかり、ついで30cm前後の良型アメマスがかかり始めた。引きは強烈で細い渓流竿を思い切り引き絞り、ウィウィと糸鳴りをさせながら竿は満月のように弧を描く。


















下流域には古い大きなダムがあるために、海からのウミアメマス親魚遡上が途絶えて久しい。アメマスたちは陸封された格好でエゾイワナ化し世代をつなぐようになる。
















エゾイワナ化できなかったアメマスたちはその渓流では絶え、永遠にこの世から消えてしまう。そのようなパターンで消えてしまったアメマス個体群は数限りなくあります。














アメマスの変化に富む文様も好きだが腹部も美しいと思う。






















































ひとしきり釣った頃、急に小雨が降りだし霧がかかって気温が下がってきた。



さらに美しいアメマスたちを釣っては撮影しリリースを繰り返した。

















突然、やたらと大きな魚がかかり、なんとかいなそうとしたがどうにもならずおもいあまって抜きあげようとしたとたん竿がぼっきり折れた。




折れた竿もろとも大型魚はものすごい速さで泳ぎ去り、どこかへ消えてしまった。





折れた竿を入念にさがしたがとうとう見つからず。 





寒い 寒い。午後3時。武装解除し帰路につく。



約1時間で帰宅した。



最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋、産卵時期、多彩な美しさのオショロコマたち-2。

2024-05-28 17:43:32 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

秋、産卵時期、多彩な美しさのオショロコマたち-2。





20XX-10-15 (土) 晴れ  気温8度C 寒い。




前回は産卵行動直後の腹ペチャ個体ばかりでしたが、今回は放精前のオス、産卵前でまだしっかり抱卵しているメス。若魚たち、幼魚たちの画像を提示します。




常緑樹トドマツの林の中を流れる渓流。トドマツ林の中では珍しく紅葉の木があり紅葉がとりわけ鮮やかで秋の風情です。





この付近のオショロコマたちは体色が黒い暗色調の個体群と思ってきましたが草木の葉が落ちあたりが明るくなると必ずしも黒いオショロコマとばかりは言えない状況になってきた。









暗色調であったオショロコマの体表面は明るくなり、ごく普通のオショロコマになっている。
























































環境変化でオショロコマの体色、色調が変化する可能性が示唆されました。
















この日はとにかく寒い。青空が見えているのだが陽はささず、あまりにも寒い。水温は 8.7度C、気温は8度C で渓流の水の中の方が暖かい。風が吹くと体感温度は限りなく下がる。












































あまりに寒くて震えが止まらなくなり撮影を中止して車に戻り、ヒーターを最強にして一息ついてから武装解除しました。



この日も撮影させていただいた美しいオショロコマたちは全て丁寧に元の場所にリリースしました。









最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする