オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

サクラマス密漁の川とオショロコマ

2014-12-31 16:29:41 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-7-5  晴れ 暑い

サクラマス密漁の川とオショロコマ




好天で暑くなりそうだ。この日、 F 氏と二人で知床半島、羅臼側の付け根にある K川に初夏のオショロコマを見に出かけた。

峠を越えてK川上流を目指したが、このあたりはちょっと油断するとすぐ道を間違える。

慎重に地図を見ながら走ったのだが、道を一本誤認したばっかりに、かなり右往左往して時間をとられてしまった。

そのうち道を一本間違えていることにやっと気づいてからは順調に林道を走ってK 川上流に到着。




この付近は広い岩盤川である。岩盤川の川底の割れ目などにオショロコマがいる。

































上流のダムのせいか水は清冽とはいえない。水の色を反映して、このあたりのオショロコマは、何となく、くすんだ汚い色調で鮮やかさや美しさが感じられない。


















オショロコマの個体数は少ないが幼魚から25cmくらいの成魚までいてなんとか世代交代を繰り返しているようだ。



ここは源流域ではないためかウグイ28cm も釣れた。




川下流の大きなダムのあるところへ入ってみた。ダム下の大たまりにはこの時期遡上してくるサクラマス狙いの刺し網(密漁)が放置されていた。

赤いルアーが刺し網に引っかかっているのを回収。シングルフックであった。

ここは漁網でのサクラマス密猟者と、サクラマスのルアー釣りを楽しむ釣り人( 北海道では両者とも違法 。サクラマス一匹につき罰金10万円)が入っているようだ。

小型サクラマスの頭が切り落とされたのが一個転がっていた。他にも釣り人の痕跡がずいぶんある。




ダムから下の橋までしばらく釣り下ってみたが岩盤川の割れ目にオショロコマがいた。橋下のたまりにもかなりのサクラマスが遡上していた。




























ヤマベも少しみられた。


ここで見たことのないカジカの一種を釣った。ウキゴリの一種でしょうか。




この日も撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。


白いランクルが一台、近くをいったり来たりしていたがサクラマス密漁監視車に違いない。

細い渓流竿はサクラマス釣りの竿ではないのを確認してか、ほどなく走り去った。




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セレベス島の美しい蝶類

2014-12-29 21:49:19 | 渓流魚、蝶、自然
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セレベス島の美しい蝶類


蝶友の有賀俊司さんから 以前にインドネシアのセレベス島へ蝶採りに行った折りのデジカメ写真が送られてきてあったのを発見しました。とても美しい蝶が多く、蝶マニアでなくとも見とれてしまうのではないかと思い、少しだけブログにアップさせていただきました。 放流ニジマスが自然繁殖して、人知れず密やかに在来の生態系を大破壊し続けているといった、重い暗い話ばかりではこのブログの読者の方々も多少気が滅入ってきているかもしれません。美しい蝶の写真でリフレッシュ。


ウスキシロチョウ Catopsillia pomona Fabricius ,
とても個体変異が多くこの個体はとても美しい。



その裏面。


Trimula limniace makassarana リムニアケコモンマダラ
 日本にもときどき台風にのってやってきます。




Euploea eupator Hewitson ユーパトールルリマダラ







Eurena alitha C.and R.Felder アリタキチョウ








Euploea leucostictos レウコスティクトスルリマダラ

日本にも時々台風にのって迷蝶として飛来し、リュウキュウルリマダラなどと呼ばれてきました。
南国の強い陽光でぎらりぎらりと青光りします。ここは有名な蝶の採集地でネットを持った現地の人たちも見えます。

Moduza lymire Hewitson  リミレチャイロイチモンジ






Cethosia myrina sarnada Fruhstorfer ミリナハレギチョウ



Papilio demolion デモリオンアゲハ







Papilio peranthus Fabricius アオネアゲハ

手のひら写真は美しい。このアゲハチョウは林の縁を蝶道を作って飛んでくるので、採集した蝶を地面におきトラップにして、それに寄ってくるのを採集する。各種の花によく来る。ランタナの花にも飛来する。現地では個体数は多い。日本にもこんな蝶がいるとよいのになあ。




Papilio blumei Boisduval オオルリオビアゲハ


セレベスにゆくと蝶が大型化する。実に見事な蝶です。昔、初めてこの蝶を見たときは感激のあまり声もなかった。セレベスでは開発が面倒な急峻な山地に限って、いまだに原生林が残っておりこんなすごい蝶が奇跡的に残されています。







有賀俊司さんは高校の生物の先生ですが、私が知るかぎり南米の蝶の研究家としては日本一の方です。南米の蝶の採集旅行はいつもかなり過酷な旅になりますので、今回は骨休めにセレベスに遊びにいかれたのだと思います。南米アンデスアマゾンの蝶の写真集、ペルーの蝶類 の共著者です。手のひら写真とは、採集直後の蝶を手で持ち、生きたまま周囲の環境をふくめて手早く撮影したもので、私がペルーの蝶類で初めて取り入れた手法です。従来の蝶乾燥標本ではわからない生の蝶の圧倒的美しさと棲息環境を容易に記録できるため、近年ひろく普及しています。私が行っているオショロコマの水中手持ち撮影法のチョウ版です。





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仮面・マスクのオホーツク大忘年会

2014-12-28 19:09:26 | 北見市の出来事・行事など
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仮面・マスクのオホーツク大忘年会



猛吹雪がやみ、忘年会の日になります。

2014年12月の下旬。猛吹雪が過ぎて、やたらしばれてツルツルあいすバーンの夜。

オホーツクのとあるホテルで恒例の大忘年会がありました。


この地域ではケタはずれの人数の大忘年会ですが、出席者の多くは20~30歳台の若者たち。出席者の半分はここに写っていません。大勢が楽屋で変身中なのです。




宴もたけなわになると各セクション対抗、吉本興業顔負けの演芸大会になります。

会場は若いエネルギー大爆発、大ブレーク、感激、感涙、爆笑の渦につつまれます。

審査員がいて順位がつけられ上位入賞すると超豪華景品高額賞金。

みなさん普段は、とてもまじめな顔でお仕事をしているので、こんなはずカシ演技、とてもしらふでは出来ない。

お酒とマスクと変装、厚化粧で大変身が必要です。仮面、マスクはその人本来の姿を隠し、ふだんではありえない別な自分に変身できるのです。


さあ、踊りまくるぞ- やる気まんまん。このグループのトップダンサー。


歌って踊ってエレキ演奏といったグループの ボーカル担当スレンダー美女。マスク曲がってます。


横顔が意外と妖麗。おしとやかダンサー。





昨年はフナッシーでしたが今年は 妖怪ウォッチ。





おもいきりヘソ出しルックで ゆーほー 。








このグループは普段特に 超多忙のため みんなで練習できたのは ほんの30分のみ の割には 好熱演、なみいるグループのなか なんと3位入賞、 この中から特別賞が二人出た。



オホーツクの大忘年会は、めちゃ盛会のうちに終わり、皆さん勢いずいて二次会へ繰り出すようですが私は体力・気力を完全に使い果たしてしまいました。

こそこそと隠れるように逃げ出して、10年ぶりくらいの〆のラーメンを食べて帰宅しました。
               

             
                おしまい。



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稀少なオショロコマ生息域への巨大ニジマス侵入

2014-12-26 17:47:06 | ニジマスによる被害
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稀少なオショロコマ生息域への巨大ニジマス侵入。

 晴れたり曇ったり 気温~18℃

この日の午後、産卵のため大挙して遡上する大型ニジマス駆除のため、さらに別のとあるオショロコマ棲息渓流に入った。。この渓流のニジマス汚染は近年深刻でこのままではオショロコマが消えニジマスに置換されてしまう可能性が高い。



明るい色調の、この渓流独特のオショロコマ10匹を釣って撮影、すべて丁寧にもとの場所にリリースした。






















渓流の水量は雪解け増水で、かなり多い。





引き続き、仕掛けを強力大型ニジマス用に取り替え、ニジマス釣りを開始した。














































思っていたとおり雪解け増水に乗って源流域に遡上してきていた50-52cm級のニジマス4♂♂1♀、その他やや小型のもの数匹も釣って撮影しキープした。

この川では産卵時のニジマス♀は銀ピカで本当に美しい。このほか私が1匹、F氏が2匹、ハリス切れなどでさらに大型のニジマスに逃げられた。

釣り上げた♂は、いずれも激しく放精した。











1♀は私が持ち帰り、卵を中型タッパー1/3ほど採ったが皮が固い卵で食不適、大きさは意外と小粒で5mmほどか。

この時期、産卵行動中のニジマスたちの胃は空っぽであった。

この渓流では従来ニジマスの勢力がかなり強く、オショロコマとの戦争では将来的にどちらが勝つかわからない。

この数年はニジマスが優勢になってきている。

私たちは今後ともオショロコマに加勢してゆくつもりである。



駆除したニジマスは三枚におろして冷凍保存し、適宜おいしくいただくようにしていますが...........。





私は、この日、撮影時ニジマスのエラから口にとおした左手中指の先をニジマスのするどい歯で横に切られてかなり出血した。大型ニジマスが暴れたらこのタイプの負傷が多くなるので要注意。





コゴミが丁度よい状態なので 大量に採取したが F氏は隣近所にくばるらしい。我が家には私たち夫婦のぶんだけ持ち帰った。













                     この項、 終わり。



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早春、オショロコマ生息域に遡上、産卵する巨大ニジマスを駆除

2014-12-25 19:52:12 | ニジマスによる被害
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早春、オショロコマ生息域に遡上、産卵する巨大ニジマスを駆除

この日は 晴れたり曇ったり 気温~18℃
 
早春、北見市近郊のとある渓流の源流域に産卵のため遡上する巨大ニジマスを狙ってF氏と二人で北見市を朝9時に出発。

この渓流では従来、放流ニジマスが繁殖して一時期は在来のオショロコマを完全に圧倒していた。

私たちは年に5-6回のニジマス駆除を続けてきたが、釣り圧に弱いニジマスは徐々に減少し、最近ではオショロコマとの勢力関係が逆転しつつある。

この日は50cm級のニジマス2♂♂ 若ニジマス25cm 2匹とオショロコマ7匹を釣って撮影。

オショロコマは撮影後すべて丁寧にリリースしたがニジマスはキープした。

この渓流では大型ニジマスをひきずりあげる浅瀬がないので、あらかじめ用意した大型ランデングネットを用いた。


























ここのオショロコマ♂は腹部が鮮やかに黄色くなる特徴がある。



アメマス






ニジマス若魚























もしかすると、この渓流のニジマスは、なんとか押さえ込めるかも知れない。しかし最終的にはどうなるかわからない。いまだ本格的なチビニジマス軍団が形成されていないので、産卵遡上大型ニジマス駆除の方針が、まだ有効な段階とおもうのだが。

攻撃的外来種のブラックバスやウチダザリガニの積極的駆除が一時期ブームのようになっていたが、最近はどうなのだろうか。 ニジマスはそれらに匹敵する攻撃的外来種として振る舞う場合があります。オショロコマを守るためのニジマスの駆除は、いまのところ話題にすらのぼることがありません。しかし、事態は逼迫、渚滑川水系などを筆頭に各地ですごい勢いでニジマスがオショロコマにとって代わろうとしています。私たちは、この現状を訴え続けてきましたが、そろそろ多くの方々にもオショロコマの危機的状態に、ほんの少しでも気づいていただけないだろうかと切望する次第です。


   この項、続く。






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早春、巨大ニジマスがオショロコマ生息域心臓部に遡上し産卵

2014-12-23 21:23:19 | ニジマスによる被害
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早春、巨大ニジマスがオショロコマ生息域心臓部に遡上し産卵。

朝9時に北見市を出発。この日は、釧路川水系のとある支流に大型ニジマスが産卵に遡上していないか調べに向かった。

雨が降ってとても寒い。山道はひどくガスっている。

目的の川沿いの林道は雪が解けたばかりで、かなり荒れていた。

しばらくゆくと 太い大木が林道に倒れ込んでおり鋸でぎりぎりのところの枝を切ってやっと車がすり抜けられるようになっていた。

私のフォレスターではぎりぎりであった。川は増水してごうごうと流れ、水位がいつもより25cmは高い感じだが水は澄んでいた。








雨のなか笹の急斜面を滑り降りるように下って川岸にでた。早春の川は雪解けの増水でゴウゴウと流れるばかりで、たまりがほとんどない。

この時期、北見界隈の川の状況はどこも同じだ。やっと畳一畳ほどのたまりがありそこでオショロコマ アメマス幼魚を釣って撮影。






















雨が降りしきりカメラが濡れ、撮影しにくくピントも合いにくい。オショロコマはここ独特の淡い明るい色調のオショロコマで腹は白、ヒレも赤や黄色にならない。

良型は4匹。川の状態は最悪だがオショロコマ魚体の状態はかなり良い。稀少なオショロコマは水中で手早く撮影後、全て丁寧にもとの場所にリリースした。

この特異なオショロコマが棲む渓流に、あろうことか放流ニジマスが繁殖中で、この時期、大型ニジマスが産卵のため上流域に遡上してくるのだ。

今日の目的はこの遡上ニジマス退治である。












F氏が44cmニジマスをかけ、岸に引きずり上げ私がむんずと掴んで確保。 そのあと私が54cm虹マスをかけこれは何としてもコントロール不能。

猛烈な引き。竿がつの字になって折れそう。必死に踏ん張るしかない。

まわりには魚を誘導できる浅瀬がない。うぃうぃと糸鳴りとともに魚に引きずり回される。

ついに敵は急流に乗って遁走を計る。竿をのされたらハリス切れは間違いない。流れに乗って走る魚と一緒に、私も川の中を必死に走った。

少し下流に浅瀬があり勢いずいている魚をそこへ何とか誘導、すごい勢いで浅瀬に突進した魚に、F氏が飛びついて確保した。












大型の2匹は一見♀のような顔つきだが、激しく放精し実は♂であった。ということは産卵行動中の♀もいるはずだが、その後はやや魚信が遠のいていった。

釣りチョッキが雨でぐしょぬれ。ポケットのバッテリーも濡れて放電してしまい、危うく撮影できないところだったが、別のポケットに濡れていないバッテリーを一個発見しニジマスたちの証拠写真を撮影できた。

雪解け水と降りしきる雨で川の増水激しく、これ以上の釣りは無理と判断して武装解除した。

この時期、雪解け増水にのって道東のオショロコマ生息域に大型ニジマスが遡上、産卵する。

この時期、そんな山奥に釣りにゆく釣り人は滅多におらず、産卵後の大型ニジマスたちはすみやかに源流域から下って本流域へと移動する。

そのため、早春、人気のない雪深い山奥、オショロコマの棲む源流域でニジマスが産卵していることを知る人は少ない。

しかし、そこのオショロコマが消えてゆくのを少しでも先送りするために、早春のデカニジマス釣りはわたしたちの年中行事となっている。


やにわにこんな記事をのせても、例えば一般のニジマス釣り愛好家の方々等に素直に信用してもらえる可能性は少ない。

現場をおさえ証拠写真を提示して地道に啓蒙してゆくしかないとおもう。


             この項、続く。



近年、 放流ニジマスによる在来種オショロコマの被害は目に余る。しかし、その実態(http://blog.goo.ne.jp/dollyvardensalvelinus/e/c93883fda9f8c252a041180500cb8ba5 付近から連続記事あり
)は 一般のニジマス釣り愛好家の方々には ほとんど知られておらず、現状を知らぬまま ニジマス放流是か非か といった不毛の机上の空論がなされているように思われてならない。現状を知れば 今後どのようにしたらよいかは 自ずから先が見えてくるだろう。


2014年度調査での渚滑川のオショロコマの悲惨な現状には驚愕した。(http://blog.goo.ne.jp/dollyvardensalvelinus/e/92a66d2fcd8b7c832c7648b0f37cff64 付近から連続記事あり)

ニジマス放流の功罪と今後の方針に関する私見の関連記事と多数の写真 http://blog.goo.ne.jp/dollyvardensalvelinus/e/3fda9977da09b15e41a2cd0631348857 は オショロコマの森ブログ5 を覗いて見てください。







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美麗大型ニジマス、おいしいコゴミ採り 早春の雪代オショロコマ その参 

2014-12-20 09:10:20 | 大型魚
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美麗大型ニジマス、おいしいコゴミ採り 早春の雪代オショロコマ その参 

20XX-5-21(金) 晴れ

やや下流の林道沿いの崖でエゾノムラサキツツジの根元にエゾウスユキソウの芽がたくさん出ていた。

よくみるとあたり一面にエーデルワイス群落があった。花の時期に来れば見事なエーデルワイスのお花畑がみれるかもしれない。 

さらに渓流沿いに林道を下って行くと川沿いの開けた草地に早春のおいしい山菜コゴミがびっしり出ていた。










コゴミを我々はビニール袋に二つ、F氏はとなり近所に配ると行ってごっそり採集した。





これだけ採っても、広大なコゴミ大群落からほんの一つかみいただいたに過ぎない感じ。

( PS : F氏は翌年、再度一人でここにコゴミ採りにきたが、そのとき巨大なヒグマに会ったがヒグマのほうで立ち去ってくれたとのこと )


私の好きな早春の花、エンレイソウ。北海道大学の校章になっています。



これも早春の代表的な花、エゾリュウキンカ。近年、繁殖地である良好な湿地が少なくなり急速に減少しつつある。


今日は雪代オショロコマを釣って撮影できたが、釣りといった意味では何となく物足らず、近郊の十勝川支流のニジマスを狙ってみた。





最初に入った橋の下のF氏の秘密ポイントは、やや水量多く、笹濁り。川が大きいので長竿で振り込むなり妻に30cmほどの産卵後♀がかかり、足場が悪い場所で F氏が苦労してランデングネットですくい取り込んだ。





その後は魚信なくかなり上流の別のポイントに移動。



ここでは入念に探ったが魚信なく、もう帰ろうかと言ったとたん妻が良型ニジマス♀をかけた。

うぃうぃと猛烈な引き。ここもかなり足場の悪いところで、悪戦苦闘のすえ F氏がアクロバテックな格好でかろうじてランデングネットですくい上げた。




雪解け増水に乗って源流域をめざし産卵後また本流へともどる途中の♀ニジマスであった。体力を回復しはじめてきた美しい魚体であった。






この水域の源流域には希少なオショロコマが棲息するので、これらのニジマスたちはおいしくいただくことになった。

夕食は、コゴミをゆでて醤油マヨネーズをかけ、ニジマス半身をクレージーソルトとオリーブオイルで塩焼きにして食べた。



     早春の雪代オショロコマ釣り、終わり。



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早春の雪代オショロコマ釣り  その弐

2014-12-19 13:31:44 | 渓流魚、蝶、自然
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早春の雪代オショロコマ釣り  その弐。

20XX -5-21(金) 晴れ






早春の河原にはフキノトウがいっぱい。




























































結局20匹くらいの15-20cmのオショロコマを撮影できたが、撮影に良い場所がなく、きわめて撮影しにくく苦労した。 

最後に入ったところは、まあまあのたまりが連続する良い場所であったが意外と魚は少なかった。夏場は良いかもしれない。

雪代オショロコマは越冬のため、細かな擦りキズがめだち、お肌の色つやは最悪で、今はおせじにもきれいなお魚とは言い難い。夏場の精悍・美麗なオショロコマとはほど遠い感じ。

これから木々の芽がふき葉が展開し、昆虫の幼生も増え始め、川の水量も落ち着いてくる。川虫たちの動きも活発になる。落下昆虫、幼虫、種々の川虫たちも急増しオショロコマはみるみる超えてお肌も一気にみずみずしく美しくなってゆく。

雪代オショロコマは夏場と比べると決して美しくはないが、渓流ごとにこの時期のオショロコマを観察しておくことは意義があるとおもう。

また、オショロコマ君たちには迷惑なことと思うが、北国の長い冬が過ぎて春がきて、久しぶりのオショロコマ釣りは、けっこう感慨深いものでもあった。

山の雪は解けて早春の風景だが、まだ木々は芽吹いておらずこの時期のオショロコマの森は実に殺風景である。

雪解け増水した渓流は急流で、渡渉しにくく何度も転倒しそうになったのは年のせいでしょうか。

オショロコマの撮影は水中で手早く行い、全て丁寧にもとの場所にリリースした。







           この項、続く。


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爆弾低気圧、北見未曾有の大暴風雪。

2014-12-18 22:05:41 | 北見市の出来事・行事など
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爆弾低気圧、北見未曾有の大暴風雪。

2014-12-18 (木) 昨夜からの猛吹雪2日目 夜半から治まってきた。

北見の冬は比較的落ち着いた天気が多く、猛吹雪や豪雪は滅多にない。

この冬もしょっちゅう道内大荒れ暴風雪の天気予報が相次いだが何故か北見だけは常に安泰で、積雪はない。寒いけれど道路に雪もない。穏やかな初冬の日々が続いていた。

突然、今回は北海道上空で強い勢力の低気圧2個が合体して一気に勢力を増し、いわゆる爆弾低気圧となりまれにみるオホーツク大暴風雪との天気予報。

朝から晩までテレビでは大暴風雪関連のテロップが流れている。いつもは外れるはずの天気予報も今度は的中した。





2014-12-17夜半から雪が降り始め、やがて猛烈な吹雪になった。



大暴風雪。根室では風速40mに近いあまりの強風で高潮となり床上浸水する悲惨な被害もでた模様。

あっというまに北見は積雪60cm以上。我が家のあたりは2014-12-18までに80cm くらいは積もった。


しかも今回はとても湿ったイヤな雪だ。湿った雪は窓にへばりつき、降り積もっては低温のためカチカチに固まり、頼みの綱の除雪機、雪丸君も思うように雪を飛ばせない。まさに歯が立たない。


除雪車が雪をかき分けるように道路の除雪をしていったが、道路脇にはこんもりと硬い雪を積み上げて行ってくれた。

強引にその硬い雪に立ち向かってゆくとついに除雪機のキャタピラーが外れてしまい動かなくなった。エンジンも息をついて不調。


先日みた戦争映画、ブラピのシャーマン戦車フューリーと同じだ。業者にきてもらい修理代1万円で夜までには除雪機がやっと稼働できた。

プラスチックスコップでは歯がたたず金属スコップで硬い雪を崩し、雪丸で吹っ飛ばす作戦で雪に埋もれていた妻の愛車はやっと駐車場から道路に出せるようになった。


かって北見市では未曾有の大豪雪があったが、それ以降では本当に久しぶりの猛吹雪であった。


応急的な除雪はやっと一息ついた。

こんなイヤらしい大暴風雪はこれきりになってほしい。

この異常気象は私のブログにも記録しておきたいと思い、今回は珍しくリアルタイムな記事となりました。


除雪作業後はノンあるビールの一気飲み。



おいらには 吹雪なんか関係ないよ。



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早春の雪代オショロコマ釣り  その壱

2014-12-16 21:03:23 | 渓流魚、蝶、自然
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早春の雪代オショロコマ釣り  その壱。

20XX-5-21(金) 晴れ

朝9時出発。F氏と我々夫婦の三人で早春のユキシロオショロコマ(雪代オショロコマ)を見に、とある十勝川水系支流へ向かった。

雪解け増水した渓流で釣れるヤマベをヤマベ釣り師たちはユキシロヤマベ(雪代ヤマベ)と呼ぶ。オショロコマもこの時期は雪代オショロコマと呼んでみたい。

ヤマベ釣り師たちは川が開くのを待ちかねて雪代ヤマベ釣りにゆくが道東では4月~6月は降海するギンケヤマベ保護のため禁漁である。そのため雪代ヤマベ釣りは3月下旬のごく短い期間に限られる。

自宅から1時間15分で目的の渓流に着いた。予想していたとおり、かなりの雪解け増水で川幅も広がり、水位もあがってオショロコマがいつくたまりがほとんど消えていた。

この時期のオショロコマは実は一年で一番釣りにくい。ポイントがわからなくなり、まだオショロコマの活性も高くない。

夏場、活性が最高に高まった時期のオショロコマ釣りの感覚では一匹も釣れないだろう。

的確なポイント探しと粘り釣りが基本になる。ただ、あえてこんな時期にオショロコマを釣りに行くのは世界中で私たち以外にはいないだろうと思うけど.......。

この渓流には地図上で林道起点から7.5Km付近にダムがあるのを発見した。この川を目標にしたのは、そのダムのあたりが入渓しやすいことに気づいたからだ。

ところが、目的のダムはなかなか見つからない。いったりきたりしてやっと発見したが、かって木製の簡易落差構のようなものがあったが半分こわれてしまったような痕跡があった。

地図ではこれをダムとして記載してあったようだ。そこがちょっとしたたまりになっていたが降りて釣ってみたがまったく魚信なし。

もくろみがはずれてがっかりだ。しかたなくそこから上流へ向かい良さそうなところを探っては釣ったが、魚はまだ食い気がたっていないのかまったく釣れない。

苦労してここぞというポイントをやっと探り当て徹底的な粘り釣りでやっと釣れ始めた。アタリはかすかで、しかもしっかりアタリを取らないと呑ませてしまうので慎重な釣りになってしまった。

厳しい冬を乗り切ったばかりで、川虫や落下昆虫などのエサが極端に少ない時期で雪代オショロコマは、やせてスマートな体つきだ。

よく食べてぶんぶんに肥える夏場の半分くらいの外観に見える。雪どけの渓流は笹濁りで流れも速くオショロコマの撮影も困難をきわめた。


雪解け増水の笹濁り渓流。草木の葉がなくこの時期見通しがよくなるのでヒグマとの接近遭遇の危険は少ない。


























































雪代オショロコマの撮影は水中で手早く行い、全て丁寧にもとの場所にリリースした。

この項、続く。


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銀ピカサケと銀ピカ大型マスとの区別点は?

2014-12-14 10:59:34 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-8-6(金) 晴れ 37.1℃

銀ピカサケと銀ピカ大型マスとの区別点は?


市町村合併で北見は途方もなく広い市になり常呂町と合併したことで海や港を有する市にもなった。

この日、常呂の国道横にある大型鮮魚店ではとれたての大きなギンピカマスがギンピカサケと一緒に並んでいた。

名札はサケ、マスとし書いていない。銀ピカのサケ、銀ピカの大型マスと称される2種類が並んでいるのだが、マスとすればこの巨大なマス?の正体は何だろう。


サクラマスや一般的なカラフトマスとは全然違う。

産卵体制に入れば魚体の特徴は顕著となりサケ、カラフトマス、サクラマス、ベニザケなど一目でわかる。

しかし、沖採りの索餌回遊中のギンピカサケマスは不慣れだとしばしば区別に困る。

それはともかく、こいつらは一見したところどっちがサケでどっちがマスか、不慣れな私には分からない。


店のお兄さんに、これらのサケとマスの違いをおそるおそる聞いてみた。

お兄さんはお前アホかといった表情で、そんなの一目みればわかるでしょう。顔つきも体つきも全然違うでしょう。とのこと。 

しかし私にはどうにも違いがわからんのですとさらにしつこく食い下がって聞くと、とウロコだよ、ウロコを見な。

サケはウロコが荒くて大きい。マスのウロコは細かい。

見ると確かにそのとおりで、この一点だけでサケとマスは区別可能である。

要するにサケは鱗が大きく鱒は細かいことを初めて知った。


ところで、この巨大ギンピカマスの正体は何だろう。

サクラマスではないし、カラフトマスにしては大きすぎるし.....とさらにしつこく聞くと(買わないくせに、うるさいなあ)マスはマスですとの答えであった。 

それ以上はちょっと聞けない雰囲気であった。

こまったな。前項で述べた不漁年のFirst Run の通常型カラフトマスと混獲される巨大カラフトマス?に分類するしかないかな。



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超巨大カラフトマスは不漁年の First Run

2014-12-13 11:53:27 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-8-6(金) 晴れ 37.1℃

不漁年の First Runは超巨大カラフトマス

サロマ湖周辺にはオホーツクの海産物専門の店がいくつかあり、それらを回るのはこのあたりへくる旅行者にとってとても楽しいことだ。

今日はそのひとつの浜佐呂間にある斉藤商店で巨大カラフトマスを見てびっくり。



下のカラフトマスは普通サイズ・



こんな巨大かつ幅広でぶんぶんに太ったカラフトマスは初めてみた。

これが本当にカラフトマスなのだろうか。

重さはきっと普通のカラフトマスの倍はあるだろう。なんでも不漁年の第一派としてオホーツク沿岸にやってくるカラフトマスは数はとても少ないがこのように巨大なものになるという。

今年はカラフトマスの不漁年にあたる。従って毎年獲れるものではないらしい。

この巨大カラフトマスの所以、こんな巨大カラフトマスの存在については、一般にはほとんど知られていないという。







あまりにもおいしそうで、またあまりにも価格が安かったので、こっそり一匹買おうとしたら妻に見つかり断固反対され断念。

こんなでかいの食べきれないし冷凍庫を処分したので収納場所が無いというのが反対理由であった。



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オホーツクの海の幸と酒宴と人の死

2014-12-11 22:47:31 | 北見市の出来事・行事など
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20XX-8-6(金) 晴れ 37.1℃

オホーツクの海の幸と酒宴と人の死

今日は 北見→墓参り→湧別→サロマ湖→常呂→常呂昆虫の家→北見 といったドライブ旅行の一日であった。

海産物の店をまわるのはいつも楽しい。この時期、オホーツクの海産物店にならんでいるものを示します。


ハナサキガニ。


































ぼら。








大きな毛ガニ。


毛ガニは ミソ一杯。


生牡蠣はちょっと怖いけど、たくさん食べてしまった。


北海シマエビはいくらでも食べられます。






夕食は購入してきた生ホタテや牡蠣、イカ、カニ etc.で夕食、酒宴となったが結構疲れたので午後8時にはお開きになった。

本当にすごい猛暑の一日であったが楽しい日であった。

一方、この猛暑で日本中でずいぶん沢山の人たちが熱中症で亡くなったようだ。

奇しくも酒宴のさなか、私の弟の妻の叔父が病気でたった今死亡したと電話があった。

何も怖いものが無いかのごとく突っ走ってきた人生だが、最近は大自然に畏怖の念を感じたり、いろいろなのものに対する恐れを感じるようになったり、信じられないことだが川でしばしば転倒するようになってきた。

若い頃とは違って、年をとってくると年から年中、まわりで人が死ぬようになってきた。

そして、やがては自分たちの番になるのです。

葬式やお墓の本当の意味も少しずつわかってくるような感じです。



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猛暑の墓参り、ロシアの機雷大爆発、夏の蝶.....

2014-12-10 22:11:22 | 北見市の出来事・行事など
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20XX-8-6(金) 晴れ 37.1℃
猛暑の墓参り、ロシアの機雷大爆発、夏の蝶.....

朝から猛烈に暑い日である。まさに記録的な猛暑である。この日、昨年亡くなった父の墓参りにいった。

これまで何十年もほとんど墓参りというものとは無縁の生活で、毎年お盆の頃は丁度最盛期の蝶ベニヒカゲ調査に没頭していることが多かった。さすがに自分の父親が亡くなり、墓も近くにあるので急に墓参りが身近なものになった。

北見市公園町の実家を朝9時出発。キキョウがきれいに咲いていた。


ルクシトンネルを越え芭露(ばろう)にでて、五鹿山(ごかざん)の見えるあたりで右折、湧別の墓地まで一時間ほどのドライブであった。

良く晴れて、ぎらぎら強烈な日射しに車を降りると、めまいと息苦しさを感じた。
   

気温は37℃を越えており、先発していた叔父が墓掃除も終えていたので熱中症を恐れ、墓参りはすぐに終了となった。



暑いよお。

「千の風になって」という曲が大流行したが、最初のうちは私も父を亡くして、心にしみいる癒し系の歌と思った。

一方、まじめに考えれば、死んだ人の魂が風になってその辺にいて自分たちをいつも見守っていてくれるというのは一体どういうことなのだろう。

時にはあまり見ていてほしくないこともあり、そんな時はちょっとうっとおしい。

また風になってさまよう魂は、いまだ成仏できずにまだその辺にいるということなのだろうか。

あまり深く考えると、いろいろつじつまが合わなくなってしまうのでこの辺で止めておきましょう。

墓はオホーツクの海に近く、その辺の海産物屋をまわって、旬の魚介類を買って、今夜はみんなで酒盛りをしようということになった。

急に私たち兄弟と父母祖父母がはるか昔に一緒に暮らしていた湧別町の家のあたりを見たくなり、そこに立ち寄ってみた。

家は無くなっていたが色々思い出の建物は残っており、ミヤマカラスアゲハ夏型がオニユリの花などに吸蜜に訪れていた。
   

   

祖母と波打ち際でイサダすくいをしたり、貝殻など拾って遊んだ懐かしい湧別の浜にもいってみた。

昔、このあたりで漂着したロシア海軍の機雷が大爆発。



この浜には昔、旧ロシア海軍の機雷が漂着し、爆破作業見学に集められた住民の近くで大爆発して多数が死傷する大惨事となった事件があった。

そういえば、このとき亡くなった叔父の一人も今日のお墓に入っている。

叔父の死体はきれいで一見、傷が無く、よく見ると小破片が環椎を破壊して頚部に入り脊髄を損傷したのが死因とのことであった。

当時、となり町の上湧別厚生病院の若い看護婦であった母は血まみれのちぎれた手足や肉片が飛び散る阿鼻叫喚の修羅場で死傷者の介護をしたという。

この時、父との接点があったらしい。その後、第二次大戦を航空兵として戦い抜いて奇跡的に生還した父は、帰りを待っていたその看護婦と結婚し、私たちが生まれたのであった。

機雷事故があったころの、結婚前和服姿の母。 現在89才でとても元気。



湧別町の私たちの家があったあたりをうろうろしていたら、手押し車を押しながら高齢のおばあさんがやってきたので昔のことを尋ねてみた。

なんとこの方は機雷事故で亡くなった叔父の同級生であった。

私の母と懐かしそうに昔話をしていた。タイムマシーンがものすごい勢いで逆方向に回っているのを感じた。



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ヒグマの出現でオショロコマ撮影中止

2014-12-09 18:37:26 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-8-12  晴れ 強風 暑い

ヒグマの出現でオショロコマ撮影中止

午前9時に北見市の自宅を出発。近郊のUR 川にオショロコマをさがしにいった。

途中、夏のシジミチョウ、ゴマシジミが多数発生しておりナガホノシロワレモコウに盛んに産卵しているので少しデジカメ撮影した。ちらちらせわしなく飛ぶ個体が多く気温が高いせいか敏感で撮影しにくかった。

暑い。暑い。今日は暑い。このあたりはヤマベの放流が盛んでヤマベ釣りのできる渓流が多い。道路を初老のヤマベ釣り師が一人歩いていた。


こんなシンコヤマベが多数みられた。一般的に、オショロコマはヤマベを嫌います。

目的の川沿いの林道に入るとまず巨大砂防ダムがある。

その上流は、今日は貧相な水量の少ない川であったが、実は大雨の時はかなりの暴れ川のようで、林道が大きく削られたりコンクリート橋がくずれおちたりしていた。

川岸を増水した水が走った跡も生々しい。渓流魚にとっては相当に棲みにくい川だと思う。

倒木も多く林道に倒れ込んだのをずいぶん切って応急的に通行可能にしてある。つい最近の集中豪雨を伴った嵐のせいと思われる。

この付近は山全体が二次林で自然度はとても低く、松の植林が中心で山そのものに大した保水力が無いためと思われた。

林道を源流域まで走ったがオショロコマが棲むような川には見えなかった。

しかし、最源流近くで、偶然良ポイントを発見、本当に狭い水域であったが、幸運にもかなりの数のオショロコマが釣れた。



20匹(4♂♂16♀♀)ほど釣れて十分撮影出来た。良い写真が沢山撮れた。































この1匹のみだが、ちょっと変わった斑紋のオショロコマも釣れた。



オショロコマたちは、よくこんな渓流に生き残っていたものだ。しかし渓流の環境をみるとここのオショロコマに明るい未来はなさそうである。

これで鮮明な画像記録だけは後世に残すことが出来たと思う。

突然、妻がクマだーっと叫ぶ。100mほど向こうで、数秒間、バキバキっと太い木々が折れる音がした。

妻は騒ぐが、私にはヒグマの姿そのものは見えなかった。いずれにしても危険なのですぐに竿をたたみ川を離れ車にもどった。

その後、何も物音はしなくなったが、今日はこれで釣りを終了し引き上げることにした。

この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にリリースした。




後翅裏面の白帯が鮮やかなミヤマカラスアゲハ夏型♂が吸水中。




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