オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

ニジマスとオショロコマの戦い、最前線

2015-09-26 20:47:35 | ニジマスによる被害
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2015-6-28 (日) 曇り 時々晴れ

ニジマスとオショロコマの戦い、最前線。

朝から寒い日だ。しかし 10時すぎからかすか日がさしたりして少し気温が上がってきた感じ。 そこで久しぶりに北見市郊外に初夏の蝶を撮影に出かけた。エゾリンゴシジミやヒメウスバシロチョウ、ホソバヒョウモン、ミスジチョウ、オオイチモンジなどが見られ撮影した。

昼食後、その足でこの10年来、ニジマスとオショロコマが戦闘状態(といっても実態はオショロコマが一方的に侵略されているだけだが)に陥っている、とある渓流に入ってみた。




この渓流は下流域、中流域はかってオショロコマの楽園といった川であったが放流ニジマスが繁殖を始めて、みるみるニジマス一色に染め上げられてしまった。

オショロコマは源流域へと限りなく追い立てられつつある。

状況は圧倒的にオショロコマが劣性で、おそらく、もはやどうあがいても勝ち目はないだろう。

オショロコマとニジマスがせめぎ合っているフロンティア、つまり戦場でいえば最前線をあたってみた。

そろそろオショロコマがでてくるであろう付近の橋のたもとに駐車して川に入って、その前後100-200m をさぐってみた。

最初は上流へ150m 釣り登った。 オショロコマ4匹 ニジマス3匹を釣ったが あまり良いポイントがないので橋から下流へ向かい、いかにもニジマスがいそうな良たまり二箇所で 25-35cm ニジマス3  ニジマス若魚4 のほか 最後にオショロコマ 6匹が釣れてきた。

この水域は昨年まではいまだニジマスが侵入していなかった。

ニジマスは深みのある立派なたまりをことごとく占拠し、オショロコマは瀬の中の岩陰など小規模なたまりから拾い釣りの格好で釣れてきた。

オショロコマは明らかに、より劣悪な環境に追いやられている。このあたり、もう少し釣り下ってみたい感じだが午前中の蝶の撮影でかなり疲れたのでこれで釣りを切り上げることにした。

撮影させていただいたオショロコマは全て丁寧にもとの場所にリリースした。

いつもニジマスが群れているたまりがあり橋の上からそっとのぞき込むと、30cm前後のニジマス5匹が私の姿をみて次々と岸辺のブッシュに逃げ込んだ。

もはや、この渓流のニジマス駆除を試みても、どうにもならない段階に陥ってしまった。

町をあげて過疎の町に釣り客を誘致しようと滝上町ではいまだに類まれな原始河川渚滑川にニジマス放流を継続しているという。

ここまでニジマスの害が明らかになった現在、諸般の事情があるとはいえ、子孫にまで伝え残したい貴重な在来の自然を守るといった視点からは、それは決して正しいことではない。

渚滑川水系には特異な外観のトラトラオショロコマが生息する。サクルー川水系では、ニジマス放流でその貴重な個体群が絶滅の危機に瀕している。

ここのオショロコマの行く末も決して明るいものではないことは明白である。せめてその経過だけでも慎重に見て行きたいと思う。

確かに渓流のモンスター、ニジマス釣りは面白い。快感だ。

しかし、こんなに豊かな自然環境、在来の魚類が豊富に生息する水域にニジマスが侵入し、あっという間にそれを破壊しようとしている。

この渓流に限らず、いまだ同様なニジマス放流を続けている町村などがあるとすれば、それが現行の法律にはたまたま違反していないという不可思議な状況はあるものの

自然破壊という点では重大な犯罪的行為であることだけはしっかり自覚していただきたい。











































































ここのオショロコマはのっぺらぼう頭。















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着色斑大型アメマスと敬老の日のオショロコマ

2015-09-22 17:39:59 | 大型魚
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20XX-9-20(月) 曇り

 敬老の日のオショロコマ、着色斑大型アメマス 

そのあともう一本、別の釧路川水系支流源流域に向かった。鹿ゲートを開けて林道に入り、えんえんと走って源流域のポイントに達する。



源流域のたまりではこの時期オショロコマが集結、そのほかにはアメマス若魚~良型7匹がみられた。
























良型アメマスの一匹はいわゆる着色斑アメマスであった。アメマス特有の白色斑点が濃く黄色に着色している。







































































ここではオショロコマは、はや産卵行動中であろうか♀はやや腹がひっこんでいるがいまだペッチャンコではない。

オショロコマは一気に産卵しつくすのではなく、断続的に分割して産卵してゆくようだ。オショロコマ♂は婚姻色で腹部が濃い黄色い個体もいる。

大型アメマスのうち一本は白点が濃い黄色に着色した個体であった。

稀だがオレンジ色に着色する個体もあり、それは本州の所謂イワナをおもわせる。

水がきれいで川底も濁らずきれいな写真が多数撮れた。


やがて魚信が遠のき、陽が傾き、谷間には陽が入らなくなった。気温も13℃ほどに急速に低下、寒くなってきたので午後4時に武装解除した。

今日は良型オショロコマも釣れて良い写真が撮れた。

ここでも渓流によってオショロコマの産卵時期が微妙に異なることを確認した。

撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。 



     終わり。


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放流ニジマス完全駆除 敬老の日のオショロコマの状況  その弐

2015-09-20 15:45:31 | ニジマスによる被害
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20XX-9-20(月) 曇り
 
敬老の日のオショロコマの状況  その弐 放流ニジマス完全駆除

この渓流は、これまで何度もきている。昨年の初冬の時期にもきたことがある。

この日は、昨年初冬と比べ魚は少ないがまだ産卵直前の個体が多い。

林道へあがって昼食。この時期は釣りにゆくと必ずキノコをとる。

今日はまさにキノコディで良質のボリボリとムキタケがかなり採れた。

また珍しい白いムキタケが沢山立ち枯れに出ていたがキノコ虫がびっしりであったため採らなかった。

しばらく上流へ向かって車を走らせて、源流域を釣ったがまあまあのオショロコマ5匹。
















以前みられた放流虹鱒は私たちがこれまでに完全に退治、ほぼ全滅させたせいか今日は見かけなかった。

何故、こんなに自然豊かな水域に危険な外来魚ニジマスを平気で放流するのだろう。

冷静に考えてみれば太古の昔から続いてきた貴重な生態系に対して、とても恐ろしいことをしているのに気づかないのだろうか。

かって、釧路川水系にはT町が中心になりところかまわず積極的にニジマス放流を続けてきたと聞くが、ニジマス被害が明確になった今現在はそのようなことはしていないと信じたい。

すぐ下流のたまりは25-28cm の大型オショロコマ♂が集結しており8匹を釣って撮影。














































思いがけない大型オショロコマに妻は大興奮。普通型♀が3匹で他は何故か♂ばかりのたまりであった。 

さらにしばらく上流へ向かい川が二股になっているところのたまりで普通サイズのオショロコマ5匹を釣った。

今日は、この渓流ではこの時期、まだ産卵が本格化していないことを確認した。

撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。

次項、敬老の日のオショロコマ、着色斑アメマス へ続く。 





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敬老の日のオショロコマ  その壱

2015-09-19 06:36:53 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-9-20(月) 曇り
 

敬老の日のオショロコマ  その壱


もう、秋のはじまり。 敬老の日でお休み。

今朝は手早くククレカレーの朝食のあと朝9時に北見を出発。

釧路川水系のとある支流源流域に産卵のため集結中のオショロコマを観察に出かけた。

我が家から1時間ほど走って目的地へ到着。

キノコ採りとおぼしき車が一台相当なスピードで林道奥へ走っていった。

今日はいまにも倒壊しそうな古い簡易鉄柵砂防ダムを発見したので、そこから川に降りてみた。


安作りの簡易砂防ダムはそろそろ倒壊しそうな雰囲気だ。

ダム下は浅くあまり良い環境ではなくて産卵のため遡上してきて、ここで止められていたオショロコマ良型2♂♂1♀が釣れたのみ。















下流域の良ポイントをさぐるとオショロコマ成魚が少し釣れた。この付近は川底が産卵に適した理想的な美しい砂礫で鮮明な写真が撮れた。

10匹ほどでこのポイントを終了、さらに川を下り100mほど下の岩盤滝の下で5匹を釣って撮影。

























































撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

経年的な観察では、この渓流のオショロコマは明らかに減少しつつある。




次項、敬老の日のオショロコマ  その弐 放流ニジマス壊滅させた  へ続く。




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感激のチェコ映画ダークブルーを見た。

2015-09-18 03:59:03 | 映画
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にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村2002-10-26 (土)  雨のち曇りのちまた雨

感激のチェコ映画ダークブルーを見た。

横浜での学術集会3日目、最終日だが、今日は朝、抄録集を読んですませた。

ダークブルー(原タイトルは Dark blue sky )というちょっと気になっていたチェコ製(正確には英国との合作)の映画が横浜の専門館、関内アカデミーで本日封切りされるのを知ったからだ。

配給は宮崎駿(みやざきはやお)氏のスタジオジブリらしい。

昨夜、偶然発見した小さな新聞広告には先着40名様にチェコビールをサービスなどと書いてある。

午前10時55分開演でタクシーで道を聞きながらやっと小さな古ぼけた場末の映画館にたどり着いた。

思いがけず、すでに超満員だったので初回上映はパス。

向かいの石田電気ビルでMacのコンピューターの本など立ち読み、映画館の裏のソバ屋で納豆そばを食べて時間を過ごし、午後1時からの2回目上映をみた。

狭くて、とても古い映画館で画面が静かになると後ろで映写機がカラカラ回る音がかすかに聞こえるような気がした。

若い頃のロバートデニーロに似た主人公。映画の始まりは突然ドイツに占領されたチェコスロバキア。

チェコ空軍のパイロットたちが密かにイギリスへわたりイギリス空軍の義勇兵としてバトルオブブリテンでドイツ空軍と戦い活躍する話。

女性とのからみもいろいろあるが飛行機マニアの私にとって、そんなのはどうでもいい。

CGか本物かわからないが(きっと本物の飛行機を使用しているに違いない)、画面が美しく飛行機の動き、映像が息を呑むほどすばらしい。











冒頭のチェコ空軍の複葉機の低空飛行シーンでは最初から大感激で気がついたら涙がぼろぼろこぼれていた。

チェコ空軍義勇兵パイロットたちは次から次ぎへと敵ドイツ機を撃墜する。同時に自分たちも次々に被弾撃墜される。

映画の常で重要な役どころだけは何故か危機一髪助かる。

空中戦で機関砲の薬莢が空中に激しく飛び散るシーンは映画史上初めての映像で新鮮だ(この影響力は大きく、その後の空中戦映画ではよく出てくる光景になった。日本でも紅のブタや永遠のゼロでまねしている )。




英空軍の主力戦闘機スピットファイアはドイツのメッサーシュミットMe109を迎え撃ち善戦した。

これまでの映画ではただ撃墜されるだけの役どころのドイツ空軍のハインケル爆撃機も今回は英軍戦闘機を迎撃し撃ち落としたりする。

チェコの作者は英軍にもドイツ軍にも平等だ。

素晴らしい空の映像のたびに感激で涙があふれた。

           
映画のクライマックス、スピットファイアが海面すれすれに旋回するシーン、一体どうやって撮影したのだろう。

主人公の愛犬も好演技。

ロンドンから田舎に疎開してきた5-6歳くらいの女の子たち、特に両親を爆撃で失った双子の姉妹はものすごくかわいい。

話の筋立て上、主人公と準主人公が一人の英国人女性を愛してしまう話はアメリカ映画パールハーバーにそっくりで気になるが、飛行機の映像がこんなにも素晴らしい映画は今世紀初めて、画期的と言える。

    

    

話の展開、過去と現実、画面の移り変わりは絶妙で、美しくきわめて入念で、いやみのない99点の作品だ。

上映が終わっても観客は興奮さめやらず劇場が明るくなるまで一人も席をたつことができないでいた。

久しぶりに大感激の素晴らしい映画であった。
 
映画館を出たらびっくり仰天。なんと次回の上映待ちで100mもの人の列が出来ていた。

映画館前に観客がこんなに並んで待っているなんて北見の田舎から出てきた私には信じられない光景であった。

この映画、マニアの間では相当話題になっているもよう。ただ一般人向けに公開してもきっとはやらないかも知れない。

ハリウッド映画みたいに興行収益を第一目標にする作風とはあまりにも異なる映画だからだ。

ちなみにこのチェコ製映画はチェコ国民の90%が見たという。

       

   
この映画のなかでは滅法格好いいスピットファイアだが、日本の名戦闘機ゼロ戦との戦いでは性能が劣り撃ち落とされてばかりであったらしい。


PS: これは、今から13年前の出来事で File Maker Pro で作製し、長年毎日書いてきた私の日記を別の目的で検索中に偶然発見したものです。もう忘れていました。

シネコンが発達した現在とは映画の世界もだいぶ違っていたようです。ダークブルーはその後 DVDを購入し20回以上は見ました。

今日、古いDVD を探し出しもう一回見ましたが空戦シーンは、やはり素晴らしい。

けだるい感じの主題曲もいい。私の脳には、しっかり刷り込まれたメロディーで、今でも無意識に口ずさんでいることがあります。


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映画 ウォーターホースのすごい映像

2015-09-15 20:31:24 | 映画
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映画 ウォーターホースのすごい映像

20XX-2-2 (土) 晴れ

ネス湖の恐竜を題材にした物語、ウオーターホースを見にいった。

珍しく、妻が今日は映画を見たいと言い出したのであった。

家のすぐ近くのワーナーマイカルシネマへ朝一番で見に行った。あまり話題になっていない映画で、きっとガラガラの貸し切り状態を期待していったのだが、予想に反してすでに20人ほど観客がいた。


スコットランドのケルト族に伝わる伝説上の生き物 ウオーターホースは常にこの世に一頭しかいない世界一珍しい大型の生き物だ。


      



寿命がくると卵を一個だけ産む。雌雄同体だ。

それが孵化して短期間で巨大な水生恐竜に発育する。これが実はネス湖の恐竜の正体だ。

最初の30分ほどは 冗漫などたばた映画調で見ていてイヤになりもう帰ろうかとまで思ったほどだ。

しかし、クライマックスで恐竜クルーソーが主人公の男の子アンガスを背中にのせて湖上を泳ぎ、水中に潜って縦横に泳ぎまわるシーンでは目が画面に釘付けになった。

すごい。すばらしい映像だ。

こんなすごい映像は見たことがない。まさに自分自身が恐竜に乗って泳ぎ回っているかのような錯覚に陥る。

CGであることは十分分かっているはずなのに、あまりにもリアルで素晴らしい映像で見ているうちに思わず、あーっと感激の声を出しそうになった。

ついには感激のきわみでぼろぼろ涙が出てとまらなくなってくる始末。

すごい。本当にすごい。数分ほどのこのワンシーンに大感激するだけでこの映画を見る価値は十分にあるとおもう。

後から考えると実によく計算されて上手な作りの映画だ。

一見地味な感じの俳優たちも実は素晴らしい演技力の持ち主だったのだ。

すべては、この感激シーンに観客を巧みに誘導するための実に入念な布石であったのだ。


          


もし、興味を持たれましたら DVD を借りて見てください。きっと満足されると思います。





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湧別川水系M川、最源流域のオショロコマ その四

2015-09-14 21:12:45 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-9-4(土) 晴れ 27℃

湧別川水系M川、最源流域のオショロコマ その四

昼食後、さすがに皆さんかなり疲労してきて妻は倦怠感、F氏は持病の頭痛を訴え始めた。 

最後にこの水域の最も下流域にあるポイントで釣った。

ここは水量も多く、渓流はまさに原始のオショロコマの森を流れている。











































この水域は、魚は本日最も多かったが、概して小型であった。

今回の水系の他の水域同様、やせた個体が多かったが、ここは流れは速く産卵にはあまり適していない。

産卵行動後の個体なのかエサ不足なのかは不明。撮影させていただいたオショロコマたちは全て速やかにもとの場所にリリースした。

このブログをご覧になると、オショロコマはけっこういるのではないかと思われる方がおられたら、それは誤解です。

オショロコマはこの広い水系で、ほんのピンポイントに、僅かに残っているだけで私は川全体を知り、そこで撮影しているに過ぎません。

個体数は依然減少傾向続き、種々の理由で絶滅方向へ向かっていることは間違いありません。

ここでの釣りを最後にして武装解除した。

今日は結局5箇所もの支流をまわって釣って疲労困憊。

帰り道、国道沿いのコンビニに寄り、メタボ系 F氏と私には禁断のソフトクリームを買って食べた。

帰路途中、このあたりのカラマツ林は全部カラマツアカハラハバチ幼虫の食害を受け赤茶けているが木の上の方は若葉みたいなのがグリーンに見える。

カラマツアカハラハバチ幼虫はカラマツを激しく食害するが皆殺しはしないとはいうものの相当広範に食害されている。
 
夜、トマトをかご一杯収穫。F氏が叔父にもらったというトウキビと枝豆をごっそり持ってきたので今夜はそれで夕食となった。 


          終わり。





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湧別川水系M川、最源流域のオショロコマ その三

2015-09-13 12:38:20 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-9-4(土) 晴れ 27℃

湧別川水系M川最源流域、急流のオショロコマ その三





ここで昼食。昼食後、地図上ではこのあたりに二つあるはずのダムを捜したが草木が茂っているせいかとうとう発見できず引き返す。

木々がうっそうとしているため見えない可能性が高い。

川を撮影しながら川に沿って林道を下る。

途中に5月にエゾヒメギフチョウの多いポイントがある。

かなり林道を下ってから右へ分岐する林道へ入るとほどなく川をわたる。

橋の300mほど上流にあるオショロコマポイントを釣ったが、そこには予想どおりオショロコマがいた。

ここではオショロコマは急流の岩陰にいる。



















































この水域は川岸の石や岩が濃い緑に苔むしており、渓流環境が比較的よく安定していることを物語っている。オショロコマの森を流れる渓流は理想的な周辺環境も残っている。


♂成魚は腹部が黄色くヒレは暗色調オレンジ系、鮮やかな婚姻食はいろあせて、腹部はひっこんでやせており、おそらく産卵行動終了後、体力を回復しつつある時期のようだ。

♀成魚も同様。産卵時期としてはこの水系ではやや早めの個体群に見える。

今日はあまり撮影しなかったが若魚、幼魚もいて健全な構成の個体群と思われた。


撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。

この項、続く。



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湧別川水系M川、最源流域のオショロコマ その弐

2015-09-08 21:44:01 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-9-4(土) 晴れ 27℃

湧別川水系M川、最源流域のオショロコマ その弐




次に下ってこの支流がM川本流に入るすこし手前で林道の土管橋の下のたまりを釣った。

小型で同様の野性的なオショロコマ数匹釣って移動。







しばらく林道を進み二股を左に進んで本流にかかる橋の下を釣った。ここではやや大型の個体も釣れた。



















小さな滝が左に見えて、少し先の右手にあるポイントを釣ったが木々の枝がかぶさり釣りにくく、個体数はあまり多くなく、移動。









ここは個体数比較的多く良型も見られた。
































枯れ川を歩いてショートカット。


















オショロコマたちは未だ産卵行動は、ごく一部の個体が始めた程度でまだまだ本格化していない。

本格的な産卵行動は、これから始まるといった状況であろうと思われた。

      この項、続く。



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2015-9-6 日本女子バレー 中国との死闘

2015-09-07 20:40:05 | スポーツなど
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 2015-9-6 日本女子バレー 中国との死闘

2015-9-6 (日) 晴れ のち 曇り


場所を名古屋に移しての女子バレーワールドカップ。昨日 2015-9-5 のアメリカ戦。 最初はアメリカに勝つのではと思わせるほどの勢いであった。しかし、その後は手の内を完全に読まれてしまったようになり、圧倒的にやられやられて第4セットになってからは、とても見ていられない状況になり25-10で惨敗。実は正直に言うと負けるところはみていません。第4セット前半までは見ていた私も完全に、だれてしまい、やがて眠気に襲われ 気がついたら試合はとっくに終了。昼間の釣りの疲れもあって居間でぐっすりねてしまっていたのであった。



さて 明けて2015-9-6の対中国戦。このところ5連敗とのことで、アメリカ同様手強い相手。





試合は結局1セット奪ったものの、三セットとられ負けたが、昨晩とは違って眠ることなどできない、はらはら、どきどきの連続。まさに死闘といっても良いほどの戦いでした。

まれにみる興奮を味合わせてもらった。負けたといっても、決して圧倒的敗北というわけではなく接戦のすえ、やや力及ばずといった感じ。

単なる観客の私にとっては勝ち負けはどうでもよいほどの試合でした。

がんばれーっ、やったーっ、すごい、その調子っ と年甲斐もなく見ていて何度も絶叫してしまう始末。












そういえば中国の選手はぎぇーっだかキェーだかものすごい絶叫をあげながら豪速で打ち込んでくるのがいた。

いつもの通り、チームの平均身長差は10cmもあり、体格にいたっては大人と少女の戦いみたい。一見して勝ち目なさそう。

ひよわそうな日本選手たちが決してひるむことなく全知全能をかたむけて必死に闘う姿は壮観、感動ものであった。










鍋谷選手のサーブポイントが続き、流れが変わった。






この とうろうけん みたいな怪しいポーズがおもしろい。このポーズで相手を幻惑 ?.






天才少女、古賀選手が舞い上がって打つ。 死闘が続く。



私、どんなボールでも拾います。私がひろうと長いラリーの始まり。






長岡選手の空中姿勢は舞うがごとく美しいの一言に尽きる。しかし、後半 補足され、迫田選手に替わった。



負けないぞ。



きっと勝つ。


















中国の技術の素晴らしさもあるが、どうみても最終的には圧倒的体力勝負、身長差に負けた感はいなめない。









最も身長があるこの最強選手に打ち込まれたらおしまい。なすすべ無し。




ただそんなことを言っても、勝たなければどうにもならん。最強中国といえども絶対勝てない相手ではない。

選手たちの表情が巧みにとらえられて、めまぐるしい場面展開、画面の切り替えで見ている人を引き込ませるTV放映のテクニックも感動ものです。




PS : 今回、中国に負けはしたが、オリンピック枠をゲットするには、その方が有利とのこともあり長い目でみると複雑な敗北との見方もある。来年5月のアジア予選を兼ねた世界最終予選(東京)では、強敵中国が抜けることから、きっと日本はリオ切符を獲得できるでしょう。


10年後、もしこのブログがまだ続いていたら、ある日、この記事を読み返せることを期待して、このブログをアップしました。10年後、木村さおり選手はどんなになっているかな。



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湧別川水系M川、最源流域のオショロコマ その壱

2015-09-06 11:20:08 | 渓流魚、蝶、自然
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201X-9-4(土) 晴れ 27℃

夏の終わり、湧別川水系M川、最源流域のオショロコマ その壱

F氏と妻と三人で久しぶりに湧別川水系M川源流域のオショロコマを撮影に出かけた。

途中のキベリタテハ・ルリタテハポイントでは北見の蝶愛好家K氏がネットを持ってブラブラしていた。

しばらく走って峠を越え、M川源流に達する。

今年はここから少し下流域で崖崩れの恐れで道路が封鎖されている。そのため反対方向からの釣り人はあまり入っていないだろうと推測し本日の釣り行となったわけである。

最初に一番右の支流ZSの沢川の最源流を釣った。

林道のどんずまりから少し戻ったところにあるポイントは最初なかなかわかりにくかった。





昼なお暗い原生林の中を流れる、まさに最源流域の細流である。



ここではM川源流域特有の小型・野性的な感じのオショロコマが見られた。

♂♀とも美麗といった感じはなく、まさに野性的と表現するしかない外観である。

いまだ腹部ぺっちゃんこといった産卵行動直後の状態ではなく、さあそろそろ産卵体制かなといった状態と思われた。

一般的にこの水系では下流域からオショロコマの産卵行動が開始される。




















♂の腹部は婚姻色の黄色が強くなってくる。



























































最源流域だけあって、多くは尾叉長 10~13cm で、とにかく小さい。超小型個体群である。

水中で手早く撮影させていただいたオショロコマたちは、全て丁寧にもとの場所にリリースしました。



      この項、続く。




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名機コニカデジカメKD500Z

2015-09-04 14:49:29 | コニカデジカメKD500Z
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名機コニカデジカメKD500Z





コニカ株式会社より、世界最小・最薄サイズ*1の超コンパクトで高品位なフルフラットボディに、世界最速1.3秒*2の高速起動時間と超高精細5.0メガピクセル・高性能光学3倍ズームレンズを搭載した、“コニカDigital Revioシリーズ”の最上位機種『コニカDigital Revio KD-500Z』が2002年10月25日より新発売されます。“コニカDigital Revioシリーズ”は、高画質な写真を生み出す‘クオリティ’と‘カメラとしての基本性能の高さ’を追求しながら、快適な操作性・機能性を発揮する‘ユーザーフレンドリーな製品の実現’を目指す、コニカ・デジタルカメラのシリーズです。シリーズ・ハイエンド機となる今回の『KD-500Z』は、5.0メガピクセルと光学3倍ZOOM HEXANONレンズ、コニカ独自の新信号処理エンジンなど、シリーズコンセプトを高いレベルで実現する装備を数多く搭載しています。これにより、銀塩写真に迫る超高精細画像と高度な撮影テクニックを、快適な操作性で実現することに成功しました。

*1 2002年10月1日現在。5.0メガピクセル・光学3倍ズームクラスの中で。
*2 連続使用状態において、SDメモリーカード16MB使用時。2002年10月1日現在のAF、5.0メガピクセル光学3倍ズームデジタルカメラにおいて。




上記の文章は 私が現在も最も愛用しているコニカデジカメKD500Z が今から13年前に発売されたときのものです。

現在の最新型デジカメと比べると SL と 新幹線 ほどの性能差があるとおもいますが 私はいまだにこの古いデジカメを愛用しており 私のブログにでてくる写真の95%くらいは この古典的なデジカメで撮影されたものです。

このデジカメは 当時の価格で 93000円もしました。

最初の1台は妻が買いましたが、当時私は銀塩写真の名機α9000をもっぱら愛用しており、このデジカメを買った新し物好きの妻を心底小馬鹿にしたものでした。

しかし、このデジカメで写した写真を見て、あまりの素晴らしさにびっくり仰天。もはや 銀塩写真の時代は完全に終わったことを瞬時にして悟らざるを得ませんでした。

それでもなにかと屁理屈をつけて銀塩写真の優位性を自分に言い聞かせていましたが、気がついたら、いつのまにか α9000 はホコリをかぶっていたのでした。

その後、星の数ほど次々とデジカメの新機種がでて種々の新機能も満載で画素数など不必要なほど高くなり、シロートさん相手に売らんが為の重装備デジカメ(ほとんどの機能は実際には使われない)が主流になったものです。

ただ、蝶や昆虫、魚の撮影においてのできあがり写真は はっきり言って コニカデジカメKD500Zシリーズをしのぐものはありませんでした。

私は、ずいぶん沢山のデジカメを買いましたが多くはゴミ箱行き。

なぜコニカデジカメKD500Zが これらの接写フラッシュ撮影で うまく撮影ができるのかはよくわかりません。

気がついたら コニカという会社もとうの昔につぶれてしまい、このカメラは中古機が主体となってゆきます。

中古機をずいぶん購入しました。とにかく よく壊れるのです。

水をかぶったり、湿気の多いところで使用すると すぐ壊れる。

雨が降っている時に使用すると、特に濡れなくとも、しばしば壊れる。

壊れ方としてはスイッチが入らなくなるのがもっとも多かった。

このほかデジカメ内部にたまったホコリが湿気を吸って基盤内がショートといったパターンも推定されました。

それで、もう30台以上のコニカデジカメKD500Zを購入していました。予備バッテリーも劣化が早いため、ずいぶん沢山買いました。




あるとき、どうせ壊れたのだから、と思い切って力まかせに分解してみてびっくり。スイッチのところに細かなゴミがびっしり着いて、それが水分を吸うとそこが動かなくなり、通電しなくなるということがわかりました。






なんとも初歩的な弱点です。爪楊枝で丁寧にゴミを取り除くと容易にスイッチが入り、うんともすんともとも動かなかったデジカメが復活したのでした。


こうして、ずいぶん沢山の故障機を復活させました。

もちろん、他の原因でもよく壊れるため、私にとってコニカデジカメKD500Zは消耗品です。

修理も容易で機関銃でいえば、いまだ世界中の貧乏ゲリラが愛用しているカラシニコフとよく似ているとおもいます。

やたらでっかい一眼レフデジカメをぶらさげている方々をよく見かけますが、あれでお魚や蝶の接写をされているのには心底感心してしまいます。

私もそうとう高額な、でっかい一眼レフカメラを二機種ほど買いましたが、私にとって、この大型カメラでの撮影はいくつかの理由で、無理でした。今はホコリをかぶっています。

そんなわけで、釣りや蝶の観察・採集時は胸ポケットに 名器コニカデジカメKD500Z を一台、ポンと気軽に放り込んで、チャンスには手早く、ばしゃバシャばしゃバシャ と撮影するパターンが今も続いています。

水中のオショロコマの鮮明な写真を気軽に確実に撮影できることは、このデジカメに出会って可能になりました。

このデジカメに会わなければ 写真集オショロコマの森 知床編 はもちろん、このブログそのものもこの世にはなかったと思います。

ちなみにメモリーはSDカードで容量2Gが現実的には最適です。この2G・SDカードも最近ではなかなか手に入りにくくなっています。


  2015-9-4 記。


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2015-9-1 ワールドカップ女子バレー 日本、セルビアの巨大ビッチ軍団に惜敗

2015-09-02 00:45:09 | スポーツなど
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2015-9-1 ワールドカップ女子バレー 日本、セルビアの巨大ビッチ軍団に惜敗


このところ、ワールドカップ女子バレーにすっかりはまってしまい毎回見ている。








真鍋ジャパンの女子選手たちは、私の孫みたいな選手ばかりだが、本当にすごい。







何がすごいかといって、一見すると勝ち目などなさそうな大人と子供ほどの身長差・体格差の外国人選手たちと互角にやりあって、しかも勝つことが多いのだから、すごいとしか言いようがない。




なかでも、この日、仙台では強豪セルビアとやり合ってあわや勝つかもしれないところまでいった試合は圧巻でした。

しかし、戦況は一進一退、はらはらドキドキ、見ていて心臓には決して良くない。


どきどき はらはら みてられないよー。

妻はとても見ていられないと、向こうで日本歴史の勉強など始めたが第四セットをとって、第五セット決戦のときにはまたもどってきた。

しかし、最後は圧倒的パワーに屈して、3セットを取られ、ついに日本負け。それでも、本当によくやった。









決して勝てない相手ではないので次回は勝ってほしい。 

セルビアはいったいどのあたりにある国かも知らなかったが、女性の名前の最後はなんとかビッチ、かんとかビッチとビッチが着く選手が多い。

体格はやたら立派で私たちは、巨大ビッチ軍団と呼んだ。

セルビア対日本は、まさに ニジマス対オショロコマの戦いを思わせる。

これまで巨大な侵略者、外来魚ニジマスに対し小さなオショロコマは常に押される一方で勝ち目はないと思っていたが、長年調査を続けてゆくと、必ずしもそうとばかりは言えないことがわかってきた。

渓流の性状や、持続的ニジマス放流の中止や、有志による継続的ニジマス駆除などで、オショロコマの勝利もありうる渓流も、稀にみられる。



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