オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

大雨で増水、大変身した知床の急流の山岳オショロコマ

2020-09-28 00:06:12 | 渓流魚、蝶、自然
大雨で増水、大変身した知床の急流の山岳オショロコマ





20XX-10-11 (土) 曇り のち雨 のち曇り のち雨 寒い



次に河口から1Kmほどの短い水域に9基もの魚道の無い砂防ダムが続く、まさにダムだらけの暴れ川のMOSK川に入った。




海との交流を完全に絶たれて久しいこの渓流には地味だが野性的な外見の、いわゆる山岳オショロコマが棲む。




川沿いの荒れた林道を注意深く車で登り従来、この渓流の最良ポイントがあるところで川に降りてみた。




しかし、川は夜来の大雨で激しく増水し、まったく別の川みたいに大変身。



水量ものすごくゴウゴウと矢のような速さで流れ、ひらすら急流で、たまりがまったくなくなっていた。




川沿いの林道を、どんずまりまでいってそこでダムに降りてみたがあまりの激流に川へ近づくのが恐ろしくなってしまった。












ダム下のやや流れがゆるやかなところでオショロコマ2匹をかろうじて釣ったが一匹は撮影前に水中に落下、一匹のみ撮影。









この渓流特有の地味な感じの山岳オショロコマでした。




水中で手早く撮影させていただいたオショロコマは丁寧にもとの場所にリリースしたが、矢のような流れに乗って一瞬で見えなくなった。




      この項、続く。






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知床、美麗オショロコマ健在。

2020-09-23 19:38:07 | 渓流魚、蝶、自然
知床、美麗オショロコマ健在。





20XX-10-11 (土) 曇り のち雨 のち曇り のち雨 寒い



次に小雨のなかTIE川に入った。




最初の魚道付き二段ダム付近はかってオショロコマが多かったが、今日は水量が増えているせいもあるかも知れないがまったく魚信なし。




河口付近は入渓しやすいせいか切れた釣り糸が放置されており、釣り人が入っているようだ。



ここではダムの上流はよくヒグマが歩いているので釣り人は一般に奥までは入りません。



そこでヒグマが怖いけれど、しばらく歩いてダムの上流へむかい、よさそうなところで川に降りて釣ったところ、この渓流独特の美しいオショロコマが釣れた。
















少ないながら、この渓流独特のオショロコマが今も健在であることがわかった。




かって、この渓流では特に下流域で、腹部やヒレが目を見晴るほどにあざやかな赤色となる大型美麗個体が多かったがこの日は、比較的美麗な個体が少し釣れた程度。








何故か、そのような美麗個体には水カビ病がついていることが多かったがこの日は水カビ病のある個体はみあたらなかった。 




さらにその上流、二基目のダムまでを探った。







いつもより水量が増えて急流になっており釣りにくかったが小型オショロコマが10匹ほど釣れた。























  



 














この渓流を特徴ずける美麗オショロコマよりは、種々のタイプの外観のオショロコマがみられて、おそらく汽水域を介して近隣のオショロコマが入り込んできていることがうかがえる。




下記の個体たちは河口付近ないし汽水域によくみられるタイプのオショロコマです。魚道を介してここまで遡上してきていると思われます。













帰りがけに魚道直下のたまりをのぞき込むと、40-50cmのサクラマスが数匹ゆらゆらしておりその周囲には、恐らくエッグイーターとしてやってきた小型オショロコマが見えました。




しかし再度雨が強まってきて、湿気でカメラ( KD500Z )も曇りはじめたのでいったん釣りを中断せざるを得なかった。




従来、良好なオショロコマポイントであった最初の二段ダム下はオショロコマがまったくいなかったが その上流には従来のような大型個体はいないものの多少の中型のオショロコマが残っていることを確認できました。




水中で手早く撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。










この項、続く。



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私が嫌いな知床の渓流に棲む美麗オショロコマ

2020-09-20 15:30:20 | 渓流魚、蝶、自然
私が嫌いな知床の渓流に棲む美麗オショロコマ





20XX-10-11 (土) 強風 曇り のち雨 のち曇り のち雨 寒い


このところ泊まりがけで知床のオショロコマを見にきているのだが、多少予想はしていたものの台風の直撃を受けた。



昨夜は風速35mとのことで柳の大木はボキボキ折れ、木の枝が吹っ飛んで、このホテル全体がギシギシと不気味な音をたてていました。




朝風呂温泉にはいり朝食をとったが、昨夜からの風雨はまだ続いておりとても釣りに出かける雰囲気ではない。





テレビをみたりしながら時間をつぶすが、天候は少しづつ落ち着いてきた。


 


本降りの雨は徐々に小降りになり、やがて小雨になった。




いつまでもホテルでのんびりする気にもなれず、午前11時チェックアウトし小雨のなか出撃。




羅臼の町へおり、仏具を売っている店と併設の食堂で昼食にラーメンを食べた。



外で民宿のおじさんがサケを大量にさばいているのを少し見学、撮影させてもらった。 



雨が小降りになり空も明るくなってきたので まず近場の KNN川 へ向かった。


この渓流は海からしばらくは自然度の高い流れだが、雨のせいか水量が多く急流。






大岩ごろごろでポイントをつかみにくい川だ。






知床では大岩ごろごろむき出しの川は決まって上流に砂防ダムがあるが、この渓流も上流に大きな砂防ダム群がある。










昔から、浮き岩が多く、岩と岩の間がズドンと深くなったりして危険な釣りにくい渓流で知床では私が最も嫌いな川のひとつである。




よいたまりはあるのだが、全体的には急流の水域が多く昔からオショロコマ個体数はとても少ない。























雨は少しづつ収まり傾向だがなかなか止まない。





小雨のなか比較的釣りやすいダム下流のポイント数カ所で釣ってみたが、かなり苦労して小型オショロコマを10匹ほど釣って撮影、すべて丁寧にリリースしました。
































秋の雰囲気を出そうと川底に枯れ葉がたまっているところで撮影してみました。













小型で暗色調の体色、赤点紋理は細かく数が多い。背部虫食い紋もとても細かく、項部はヤマトイワナみたいに無紋になる個体もいる。ヒレや腹部は赤みを帯びる。









この日も、水中で手早く撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。







    この項、続く。




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2019年、北海道東部渓流におけるカワマス調査 その弐

2020-09-16 21:12:10 | カワマス
2019年、北海道東部渓流におけるカワマス調査 その弐






よく晴れてはいるが午後からこの季節特有の強風が吹きはじめた。




続いて やや下流へ釣り下ると カワマスとオショロコマの雑交個体F1( 以下 F1 ) が次々にかかった。



といっても、それが F1なのかどうなのか、実は判別には相当な慣れが必要だと思います。



私は長年、カワマスとオショロコマの雑交F1 および純系カワマスを多数、鮮明な写真撮影記録をしてきましたが、なかには写真判定でも判別に苦慮する個体も少なくありません。




おそらく一般の釣り人が釣り上げた時に、ぱっと見でこれらを正確に鑑別するのはなかなか大変なことだろうと思います。



特に、カワマスが釣れた と一瞬思っても、帰宅して画像をコンピューター画面でよく見ると F1 であったということはよく経験します。



F1の外見的特徴としては、これまで述べてきましたように、一般的に以下のことがあげられます。


1.   一見オショロコマに見えるが

      a. 頭がカワマスみたいに大きい。

      b. カワマスみたいな背びれの斑紋。

      c. カワマス特有の青リングの赤点紋理が体側にある。


2.   一見カワマスに見えるが

      a. 体色がカワマスにしては暗色調。

      b. オショロコマの赤点紋理が多数現れる。

      c. 背びれの紋様がカワマスではない。


3.     1.  と  2. の特徴が混在。


4.   どうみてもカワマスでもオショロコマでもない変な ? 渓流魚。




といったところですが、中にはどうしても正確な鑑別はむずかしいとおもわれるものもあります。





さらには、これだけ遺伝子攪乱がみられる水域なので、ここでは一見純系のオショロコマ、または純系カワマスに見えてもDNA 解析をしなければ真の意味では、純系かどうかはわからないのかもしれません。




しかし、そんなことをえんえんと述べ続けててもらちがあきませんので、これまでのところは、とりあえず上記の根拠をもとにしてF1、ないし純系と判断して述べさせていただきました。






以下に今回の調査で、外見的にカワマスとオショロコマとの雑交F1と私が判断した個体をお示しします。



























































ニジマスは少ないながら毎回、釣れてきます。


  


この日、ニジマスは 小型のもの2匹。





次いで、ここ一番の良たまりに振り込むと、予想通り、突然、40cm ほどの立派なニジマスが吹っ飛んできて、くわっと大きな口を開いたのがはっきりと見えた。





大きく開いた口が赤くみえた瞬間、正気を失いおもわず大合わせしてしまったが、ニジマスが食いつく直前に合わせた格好になってしまい、驚いたニジマス君は遁走。その後は現れなかった。





今度は上流へと釣り登ったがこれまでと違い、明らかにオショロコマの個体数が減っているのを感じた。





以下に、今回私が純系オショロコマであろうと判断した個体をお示しします。











































さらに上流へ向かうが あまりよいポイントが少なく釣れるのは小型オショロコマばかりになってきたので川をあがった。 




この日の釣りでもこれまでと同じくはっきり確認できたことは、下流域の良好なポイント群はカワマス 、F1  、ニジマス に完全に占拠されていたことだ。





従来は、もともとオショロコマしか棲息しなかったはずの渓流である。







この渓流のもともとの住人であるオショロコマが、外来種たちに押されて上流へ上流へと追いやられていることは明白とおもわれます。





長野県のカワマスが棲む全面保護水面における例では、カワマス、イワナ、およびこれらの F1 が共存する水系に落ち着いているようだが、遺伝子的にはもはや完全に純系のイワナはいなくなったと目されています。





私が見てきた限りでは、この渓流も将来的にはそのようなパターンに落ち着くのではないかと推測しています。





おいしそうな早春の山菜コゴミがかなりあり 少し採集。





午後5時10分。 武装解除。 帰路につく。 




午後 7:20 帰宅。




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エメリッヒ監督のミッドウェイを観て感激

2020-09-13 11:36:54 | 映画
エメリッヒ監督のミッドウェイを観て感激




多くの映画は私にとっては、感情移入できなければ見る価値はない。



戦争映画はまさにそれだ。そして勝つのが必須。



そんな意味では、少し前に見た本命ミッドウェイのバッタもん ミッドウェイ運命の海 は見るに耐えないものでした。



ビデオ屋でミッドウェイ運命の海を本命のミッドウェイと勘違いして借りてみてがっかりしていた。



そして、後に本命があることを知り、北見のシネコンイオンシネマ時刻表をみると、今日これからでは 午後8時10分からのがある。


さっそく出かけた。


機材不良といったローカルな問題で30分上映が遅れたが、観客は私を含めて広い劇場に3人。貸し切りみたい。




正に勝者の目線、勝者の歴史感で作られた戦争映画であることは違いなく、日本人の目からは抵抗を感じるところもある。



そんなわけで、強大な日本空母艦隊を前に絶対勝ち目のない米機動部隊が情報戦での優位性から、やったぜ、まさに奇跡的に勝ってしまうといった作りになっているのはいつもと同じ。


いろいろな興味深いエピソードも丹念に盛り込まれている。(私は大の戦記マニアでもあります。)


ただ、そんなぐだぐだ はどうでもよくて、ゴジラ映画で 早くゴジラ出てこい の心境。




すごかった。 



目一杯予算をつぎ込んだ本当に本当くさい見事な CGもさることながら音響、腹にズンズンひびく壮絶絶後のサウンドがものすごい。自室の27インチ iMac でDVDしか見なくなっていた私にとってまるで初体験みたいな衝撃を受けた。



死闘の末、南雲司令の判断ミスから制空ゼロ戦部隊が手薄になったチャンスにドーントレス急降下爆撃隊が奇跡的に日本空母三隻を一瞬にして葬るというのはこれまでの映画と同じ。


ただ航空マニアの私としてはドーントレス爆撃機が比較にもならないほど空戦能力の優れる零戦と互角に勝負して後方機銃でけっこう撃墜するなど信じられないシーンが多々あり、これらはうそくさいにもほどがある。



勝つには勝ったが、結局空母エンタープライズから出撃したドーントレス爆撃隊36機中34機が未帰還であったという。雷撃隊はほぼ全滅。



落とされても落とされても果敢に突っ込んでゆく米軍攻撃隊は鬼気せまる迫力だ。




ひたすら中高年男性専用といってもよい壮絶な戦闘シーンを見て楽しむ映画でそれ以外には何もありません。




女性とくに私のかみさんなどは絶対見ないだろうし、きっと最近のヤングがみても意味不明の映画だと思う。




もしかするとヤングたちは映画の作りやクライマックスシーンの映像各所に、スターウォーズそっくりなところも目ざとく発見するかもしれない。





この後におよんで反戦・平和といった要素の陳腐な盛り込みはなくエメリッヒ監督の頭は興業収入がまず第一といったところでしょうか。




アメリカと日本での上映を主眼に置いたというので、今回は日本側の言い分を多少入れてはいるがどうしても全体的な作りはスターウォーズ的なところが目立つ。




とはいえ、これまでのミッドウェイ映画があまりにも惨めに見えてしまうほど、ミッドウェイ映画史上最高の出来でした。




毎度おなじみの全米興業収入 No.1 とのふれこみ。




しかし北見市の今日においてはこの映画、たったの観客3名。一方、ラブラブ邦画のスクリーンはびっくりするくらい沢山の若い観客が多かった。





ところで私は、もちろん主人公のヤンキーパイロット ディック・ベスト大尉に感情移入していたことは当然です。





映画はじまってすぐのディック・ベスト大尉の、あほみたいな無茶ぶりは、おお、エメリッヒ監督の巧みな布石でした。




まさに交響曲みたいなバックの音楽も素晴らしく、めずらしく劇場が明るくなるまで聞き入ってしまい、最後は広い劇場には私一人。



               おわり。





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2019年北海道東部渓流におけるカワマス調査 その壱

2020-09-10 19:01:34 | カワマス
2019年北海道東部渓流におけるカワマス調査 その壱






この日はよく晴れ、気温25度C、しかし午後からこの時期特有のものすごい強風。




朝10:45 道東の渓流にカワマスを見に北見市をフォレスターで出発。





道東の渓流には、年に数回出かけては川の様子、 カワマス、 オショロコマ、 カワマスとオショロコマの雑交 F1 、 ニジマスの棲息状況などをチェックしてきました。





この日の渓流には、北見市からゆっくり2時間ほどのドライブで現地着。





カワマスの棲む渓流の一般的性状としては、湿地の中を屈曲蛇行して音もなく流れ、しかし流速は意外と速く、川底は不安定で足場が悪いので、正直快適な釣りとは言えません。





岸辺の植物がうっそうと繁茂して勢いを増すと、入渓にはちょっと勇気がいる様相になり、ある程度の空間が必要なフライやルアーでの釣りは生い茂る植物のためバックもとりにくく、相当きつい状況になります。




さらに夏場は吸血昆虫の量もハンパではありません。滅茶苦茶刺され撤退することもあります。





そのため、私は夏場を避け、早春か秋遅くに好んで入渓します。





また、カワマスの棲息水域は以外と狭いことが多く、渓流全域にわたって広く分布しているわけではありません。





興味深いことには、純系カワマスが釣れる場所は、例年ほぼ決まっています。






その下流域には カワマスとオショロコマの雑交 F1 、 上流域にはオショロコマが棲息しています。






ニジマスは個体数が少なく滅多に釣れませんが下流域に多いような印象です。






この渓流では 、これまでのところアメマス や ヤマベ はみたことがありません。






まず純系と思われるカワマスが次々に釣れてきました。




ひとしきり、純系カワマス7匹を種々撮影した画像を提示します。
























































































独特の美しい個体が多い。




一方、いつもとやや異なり、何故か色合いがあまり鮮やかではなく空知川水系の個体群に似たような外観のものも見られました。





釣り味に特別なものはなく、おお、魚が釣れた。といった程度でニジマスのような素晴らしいファイトはありません。





ブラウンのようにグィーンと川底へ思い切り引き込まれるような力強い感触もなく、ヤマベのように電光石火の素早い動きもありません。





要するに、カワマス独特の釣り味というものはなく、いわゆるスポーツ的な釣りの対象としては、さほどすぐれてはいないように感じます。





ただ、ここのカワマスのパッとしない動きは、もしかすると、川中にびっしりと繁茂する水草バイカモやクレッソンのため縦横無尽に暴れ回る水中のスペースが狭いせいかもしれません。







釣り味に関する上記の印象は、この付近では渓流の規模から大型のカワマスが見られないせいかも知れません。







オオバナノエンレイソウ。





             この項、続く。





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ニジマスの海中飼育 : 短期飼育実験結果と2020年度サケマス漁もよう

2020-09-08 19:00:50 | ニジマスによる被害
ニジマスの海中飼育 : 短期飼育実験結果と2020年度サケマス漁もよう



我が家で購読している北海道新聞によれば 2020-6-1  渡島管内八雲町と地元2漁協が共同で試験的に海面養殖してきたニジマスが初水揚げされた。













ニジマス幼魚780匹を放して養殖を開始。約半年で 平均体重3.5kgまで育てたが、こんなにも大きくなるのかと担当者たちが驚くほどの成長ぶりで、780匹放して722匹回収で飼育効率もよかったようだ。





今後二年ほど試験的養殖を継続し費用面などで採算がとれるかどうかを検証してゆくという。この養殖ニジマスを将来、北海道二海サーモンのブランド名で売り出す予定。




新聞によれば道内初の試みと紹介されているが、実際にはニジマスの海中飼育は北海道では稚内漁協がすでにおこなっており軌道にのっているらしい。




問題点としては、ニジマスの海中飼育は普通の漁港では大時化の高波で飼育用ネットが破損されるため無理だという。




今回の八雲町の海中飼育も長期的問題点として、このあたりをどうクリアするかが今後の課題と思われます。

 


実際、過去に道東の標津漁港やサロマ湖でニジマス海中飼育が行われたようだが嵐で飼育ネットが破損、ニジマスが海に逃げ出して近隣の河川などに遡上して繁殖した可能性が考えられている。




その後しばらくは標津沖で海洋型大型ギンピカニジマス(現地ではテツと呼ばれた)が捕獲され、サロマ湖でも同様な個体が捕獲されサロマスと呼ばれていた。




このほか仙台漁協ではギンザケの海中飼育を順調に行ってきたが、大時化などで飼育ネットが破損し大量のギンザケが海に逃げ出した。




最近、北海道鱒浦の定置網には、しばしばこのギンザケがかかる。魚体が異常にギンピカで真っ赤な魚肉なのですぐわかるという。 




地球温暖化による海水温上昇で北海道で稚魚放流したサケ・マスは サハリン、カムチャッカ、カナダ などの低水温域へ北上してしまい 当地ではサケ・マスの大漁が続いているもよう。




一方、東北・北海道ではこのところサケマス不良が続いてきた。




こまったことに近親交配が続いた結果だろうか、川へ遡上するという特性が失われたサケの群ができてきて、これらは沿岸部の水深70m程度の低水温層に群泳するようになってサケ遊魚の対象としてはありがたいことだが一方で、実際に川への遡上する個体数が激減しているという。




これまで川へ遡上する手前で捕獲され飼育池で飼育後採卵・人工授精といったパターンでサケマスの稚魚年間10億匹を作って放流してきたが地球温暖化による海水温上昇をきっかけに種々問題が出てきているようだ。




ところで、今年は。


今のところ、昨年までとは打って変わって、オホーツクではカラフトマスは順調な水揚げが続き、サケも主体となる 4年魚の回帰が復活し、水揚げは順調だといい今後の漁模様に期待がかかっている。



一方、太平洋側のサケマス定置網漁の漁獲は例年の 1/10 程度に落ち込んでおり海水温の上昇が顕著なのが大きな理由らしい。



定置網をあげるとサケマスは激減、その代わり なんと南洋系のマンボウやブリ、時にはクロマグロまでが入るという異常事態になっているという。




以上、ニジマスの海中飼育の話から、ずいぶんあちこち話が飛びましたが、かなりの部分、私が懇意にしていただいているサケマス定置網をやっている漁師さんからの受け売りが含まれています。




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美幌川水系源流でオショロコマをさがすが..........。

2020-09-05 14:43:04 | 渓流魚、蝶、自然
美幌川水系源流でオショロコマをさがすが..........。



201X-10-14 (金)  晴れのち曇りのち晴れ 8度C



この日も、釧路川水系支流で渓流魚調査のあと、長年の懸案の美幌川水系支流源流域に入ってオショロコマをさがした。








美幌川は網走川の大きな支流のひとつで上流域では多くの支流があるが、長年オショロコマをさがしてシラミつぶしに調査してきたものの発見出来ないでいる。













一方、美幌川以外の網走川水系ではオショロコマの生息を確認できた支流がいくつかある。




この日、オショロコマは見つからなかったが小型ヤマベと小型アメマスは豊富に棲息していた。

















美幌川水系の常で特に小型アメマスは多く、まさに美幌川はアメマスの川と言っても過言ではないと思う。










































この日はとくに寒い日で気温は8度C。渓流の水温も9度C前後でとても冷たかった。




時々、川を上がっては車まで戻り、車のヒーターを全開にして体をあたためながらの釣りになった。



この日入渓した美幌川支流源流域では、小型アメマスと小型ヤマベが群れているばかりで、結局オショロコマは発見できなかった。




この日はヤマベとあめますを多数釣ったが、ヤマベ5匹とアメマス6匹を撮影、全てリリースして終了とした。




小型ヤマベと小型アメマスの魚影はとても濃く、まさに美幌川水系支流の特徴をよく現しているが、一般的な釣りの対象としてはやや小さすぎるかもしれません。




リリースを前提にしている釣りの場合、とにかく呑まれるのを避けるため早合わせに轍するので、こんな感じの針かかりが多くなります。この程度ですとリリースした魚たちも生き延びることは可能だと思います。




当年魚であるチビヤマベはさらに多かった。とにかく寒かった。




川底は先日の大雨・大増水にもかかわらずあまり荒れてはおらず、さすがは源流域の渓流です。








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動きが緩慢、不思議なオショロコマ

2020-09-02 19:44:00 | 渓流魚、蝶、自然
動きが緩慢、不思議なオショロコマ





20XX-8-19(土) 晴れ 後 曇 後晴れ




知床羅臼側での常宿は温泉ホテル峰の湯。





朝早く起きて温泉に入ったり、ゆっくり朝食をとったり。







この時期は味噌汁の具は養殖用に海に播いた後に、あまったホタテ稚貝。






朝食のあとはロビーでコーヒータイム。





ホテルのロビーの書棚には知床関連の本や写真集が並んでいます。









朝8時ホテルを出発。





セイコーマートでおにぎりを買って、ひたすら海沿いに狭い道を走って、ここより先は道がないところまで走る。




道の終わりにある沢を流れる小さな川へ入った。





知床の渓流はそれぞれ独特の個性があり、よくある美しい清流ばかりとは限りません。





この渓流はとりわけ川底が汚い感じのする、一見とても貧相な渓流ですぐ濁る。





汚い川底からはプクプクと細かな気泡があがっているところもあります。






上流で温泉水でも流入するところがあるのだろうか。





水は清冽とは言えず笹濁り風で、水温も13度Cと高めだ。





普通の渓流釣り師の方なら、 あえて釣りのための入渓はしたくない と考える川だとおもいます。





こんな渓流に独特の外見のオショロコマが棲んでいます。

































くすんだ青みがかった灰黄色のオショロコマで、ヒレはオレンジ系、一目でこの渓流独特のオショロコマとわかる。























外見のみならず他の水系のオショロコマとの大きな違いは。





驚くほど動きが緩慢なことだ。





普通、釣り上げたばかりのオショロコマは、激しく暴れ、特有のものすごいぐるぐる回転運動で、浅く刺さった釣り針などは容易にはずしてしまうこともある。





ここのオショロコマにはそれが無い。







ばったらクッタラと釣り上げられてくるだけだ。




いつも不思議に思うのだが理由はわからない。





釣り上げても、猛烈に暴れることがほとんど無いのは本当に不思議だがその点、撮影は容易だ。








この不思議なオショロコマをを10匹ほど釣り手早く撮影して丁寧にリリースした。









かって、この川の河口付近にあった民宿。ここのご主人を拝み倒して知床岬方面の小さな渓流まで小舟で運んでもらい何頭ものヒグマが遊ぶ未知の渓流のオショロコマを調査しました。ご主人が亡くなりこの建物も消えました。


人物は釣友のF氏。




PS: 最近、知床半島羅臼側海岸ではヒグマたちが山から海岸線に出られないように道路の山側には延々と厳重な 熊よけ強力電気柵 が張り巡らされてしまいました。川沿にヒグマが降りてこないよう河口付近はとくに厳重です。そのため場所によっては以前のように容易に渓流に入って行きにくくなりました。この渓流も電気柵をすり抜けて侵入するのは相当な覚悟が必要です。私はとうとう電気柵に触れてしまい、電撃ショックで死ぬかと思いました。





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