前戦ヘレスの後、色々と話しが伝わって来たDUCATIチーム。
先ずはヘイデン。5.6周までは他車よりタイヤが温まり易い特性を生かし、ピッチを上がれたものの
やはりタイヤライフが悪かったみたいで特に、フロントがダメだったらしい。
一方のロッシは相当、長い話をしてます。
先ずヘイデン仕様(セット)をコピーしたものに少し手を加えたマシンを走らせたことを認めてます。
但し、それは自分好みではないDUCATIが推進する仕様であることと、その仕様で走ることには
相当な勇気?が必要であり抵抗があったと。
どちらかと言うと、自分のライディングスタイルに合わせマシンをセットアップして来たロッシ。っと言うか
ロッシに合わせたマシンをセットアップ出来てきたチーフメカニック「ジェレミー・バージェス」。
もはや「バージェス」の知恵も絶え、ロッシの移籍と共にDUCATIにやって来た意味も薄れて来ている。
デスモセディチという特異なマシンを一番乗りこなせたライダーはストーナーであり、次にカピロッシとベイリス。
そして、最近になり何年も掛け、やっとその仲間に入れそうなヘイデン。
ロッシ曰く「夢は諦めた。今までの魔法は通用しない。自分のライディングスタイルに合ったセットアップを
探るのではなく、DUCATIの特性に自分を合わせ込んで行かなければならない」と。
では、昨年の1年間は何んだったのか・・・。怪我上りの体調のせいにでもしていたのか・・・。
今頃になり「悟る」には、あまりにも時間が掛かり過ぎた感も否めない。
次戦ポルトガルGPの直ぐ後にはマイルドなエンジンを搭載したセディチをテストで走らせる計画も
あるらしいが、悟った者にまた新しい迷いが出ぬことを祈るばかり。。。