よく、違うフレームにエンジンを載せ替えたり、同じフレームに違うエンジンを載せ替えたりもしますが・・・。
先日の京より916土花吉号と共に、引き上げて来た「あるモノ?」。。。
916を積み、余った隙間には分解された・・・コレ ↓ を無理矢理積み込む少し違和感の有るトランポ内。
実は昨年の「今年最後の甦れぃ。。。ASIA編」の国産ミシンの初号機(ASIA)のために入手したモノ。
ミシン本体のカマ部分は必要はなく、要は机とフレーム部分が欲しいがために、わざわざ京より引き上げる。
昨年の折にも触れましたが「ブラザーミシン」の前身でもあったため、このブラザーミシン用の机もフレームも、
ASIAミシンには合う筈。。。(実は半信半疑ではありましたが・・・)
早速、机とフレームを組み、そこへカマ部分を「built in」
合います!思ってた通り。。。収納時もバッチリ!
昨年の段階では本体自体の動作を甦らせただけの状態で、果たしてフルセットの状態でちゃ~んと
駆動し、ミシンとしての機能が出来るのか?・・・。早速、ベルトの長さを調整し、セット!
一応は駆動、問題なしっ!
さぁ~! ここからは土花吉の妻によるセットアップとテスト縫い。
「縫えますっ!」 完璧に綺麗に縫えますよ♪
この昭和21年に、後の「(株)近畿ブラザー」となる「(株)橋和田ミシン商会」が製造、販売した
「ASIA」(国産ミシンの初号機)。
現存数が少なく、以前「(株)近畿ブラザー」とのお話しでも完動するものは現存しないという話。
(現に近畿ブラザーの「ミシン博物館」にもカットモデルとボディしか所蔵しない)
実は数年前、NHKが足踏みミシンのドキュメンタリー番組制作にあたり初の国産ミシンについて、
このASIAの完動現役機を捜していたと言う。
しかし、当時の製造、販売元であった「現:(株)近畿ブラザー」にも問い合わせがあったが
「残念ながら確認出来てない」と回答したという。
でも、ありますよ♪ 土花亭に。。。(笑) 後は少し手を加えて仕上げ段階へ。