「木造校舎の旅」もそろそろ、第一章は終了を迎えることに。。。
今まで訪れた木造校舎の数:6校舎。その第一章の最後をを飾る7校舎目は「旧:上根来小学校」
そんな先日の日曜、土曜のカブツーに続き林道走り。R27で東小浜まで行き左折、県道35号で
「鯖街道根来道」を走る。
遠敷峠へ抜ける林道沿いを少し上ったところに現存。(低く生茂ったモミジが素晴らしい~♪)
昭和30年代に築造。昭和58年生徒2人、先生1人の体制が最後となり昭和60年廃校。
南面に面し、水色に塗られた所が玄関で、入っていきなり講堂兼運動場となっている。
写真、一番右側が宿直室、次に職員室、そして居室が二部屋という形態。
北側に片側廊下を配置。
西側には樹齢500年とも言われる「タブの木」
残念ながら中には入れませんが、この宿直室には「五右衛門風呂」が備わってるはず。
職員室に残る教材の石膏像。
残された錆びた鉄棒。
この「旧:上根来小学校」は「下根来(しもねごり)地区」と「上根来(かみねごり)地区」の丁度
中間に位置し、「下根来地区」は今でも集落として成り立ってはいるものの、「上根来地区」は
「限界集落」とされている。
しかし、実際に「上根来」を訪れてみると「限界集落」の定義とは違い、既に「消滅集落」と化している。
そんな中、唯一ここ「上根来」で生活しておられる住民の方と、正しくこの写真の距離間で
会話する機会に恵まれる。
「上根来」に住んでいた住民はみな山を下り「下根来」で生活し、たまに山を上り様子を観に来る程度らしい。
(気さくで、頼もしくも感じたご夫人さんでした。)
日本における「限界集落」は数百にも上ると言われてはいるが、そのほとんどが既に
「消滅集落」であるということが実感できる・・・。
そんな「木造校舎の旅」もここで一旦、終結を迎えますが又、機会があればご紹介しますねっ。
過去記事一覧
木造校舎の旅(小浜市編)
木造校舎の旅(越前町編)
木造校舎の旅(東近江編)
木造校舎の旅(番外編)
木造校舎の旅(北近江編)
木造校舎の旅(南越前町編)