カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

魚眼レンズその2

2008-01-28 | 町田の谷戸
 昨日に続いて魚眼レンズの写真、正確には魚眼ズームを使って、一番短焦点側で撮っています。中央の木はイヌシデで以前にこの欄で紹介した木です。このところ撮影に行けていないので、昨年の今頃の写真です。

 今「今、絶滅の恐れがある生き物たち」という本を読んでいます。そこで取り上げられている1種がトノサマガエルです。以前にここでトウキョウダルマガエルが減っているといいましたが、このカエルはトノサマガエルの近縁種です。
 この本でトノサマガエルが減っている原因は、水田の乾田化と中干しであると述べています。乾田化とは冬の間は水を抜いて乾燥化させてしまうことであり、中干しとは、田植え後1ヵ月後に水を抜いて1週間ほど干し上げることです。乾田化により、大型の農機具での作業がやりやすくなり、中干しにより、稲の茎を丈夫にして倒れにくくするのだそうです。乾田化により成体が、中干しによりオタマジャクシが影響を受けて、このダブルパンチで減少しているとのことですが、トウキョウダルマガエルも同じ原因によるものとされています。
 しかし、いずれもちょっとした工夫で大きな減少は防ぐことができるとのこと。
 多様な生物を育む米作りをすることが、安全でおいしい米作りにつながるように思うのですが。

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