カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

アオハダ新緑

2008-04-23 | 町田の谷戸
 これはアオハダ(モチノキ科)の新緑。透過光で見るアオハダの新緑は、目が洗われるように瑞々しくきれいなのですが、曇り日のもとでもその片鱗が窺えませんか。緑の小波が寄せてくるようです(13日撮影)。

 ところで、木の同定は難しいですね。このアオハダもなんと言う木なのか、なかなか分かりませんでした。樹形にこれといった特徴があるわけでもなく、葉の形もありふれており、ただ新緑が美しいというだけではどうにもなりません。図鑑を見てもなかなか決め手がなく、ほぼこれのようだという状態が長く続いたのでした。結局、複数の図鑑を調べてやっと確信が持てるようになりました。

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ウワミズザクラ

2008-04-22 | 町田の谷戸
 いわゆる桜のイメージとは随分違う花ですが、れっきとした桜(バラ科)です。花穂の長さは10センチくらいあります。それほど寿命が長くないのか、太さが70センチも80センチもある大木は見たことがありません。白い花が目立ちそうなものですが、木の真下を歩くと葉が邪魔をして意外と気づかずに通り過ぎてしまうことがあります。

 私の写真集には満開のウワミズザクラを撮った写真が載っていますが、6,7年前から衰えが目立つようになり、今では何本かの枝が折れて欠けてしまって、みる影もない有様になっています。この写真はそれとは別の株の花です。

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レンゲ

2008-04-21 | 町田の谷戸
 レンゲ(ゲンゲが正式な名前・マメ科)が田圃の畦に咲いていました。レンゲ畑を見ることもほとんどなくなりました。化学肥料を使うので、わざわざレンゲを植える必要もないわけです。レンゲの花には蜜が沢山あるのか、ミツバチがよくやってきます。この日はまだ気温があまり高くなかったためか少なかったですが、これからたくさんやってくることでしょう。

 20日は、ジャコウアゲハとウスバキトンボを今シーズン初めて見ました(キアゲハは、6日に初認)。ただ、上にも書きましたが、ちょっと昆虫が活動するにはちょっと気温が低かったようで、羽を休めている個体が多いように思われました。

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クヌギの花

2008-04-20 | 町田の谷戸
 クヌギ(ブナ科)の花も咲きだしました。ひも状に垂れ下がって咲いています。このクヌギは直径が7,80センチもある立派な株です。このすぐそばに大きなコナラもあって、同じように花を咲かせていました。
 昨日吹き荒れた風のために雑木林のなかの道には、ちぎれた若葉が沢山落ちていました。虫に食われた跡がある葉もありました。さっそく、虫が若葉を食べているのですね。そして、その虫を鳥が獲って雛を育てます。

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カラスノエンドウ

2008-04-20 | 町田の谷戸
 今日も曇りで風も強く、時々雨がぱらつく天気。草花の写真を撮るには風が大敵。風で揺れるので、ぶれてしまうし、風が治まるのを待って撮るので、1枚のシャッターを切るのに時間はかかるし。忍耐が必要です。そんななかですが、草花が次々と咲きだしており、カメラに納めてきました。
 カラスノエンドウ(マメ科)は、花が大きいから「カラス」という名前がついたのでしょうね。スズメノエンドウよりずっと立派な花を咲かせます。とはいっても、それほど大きいわけではないので、なかなか撮りにくい花です。蔓でからんでいるためか、風が強いわりにあまり揺れませんでした。

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定点撮影のエノキ

2008-04-19 | 多摩川
 定点撮影している多摩川の大エノキを撮りに行ってきました。去年の初夏から始めた定点撮影ですが、やっと季節を一巡りしました。長いこと冬の姿をしていたエノキですが、いよいよ緑の衣に着替えです。近くによって葉を見ましたが。まだ1,2センチしかなく、芽吹いて間もなくといった感じです。1週間後くらいに葉がもう少し大きくなったところで、また撮ってみたいですね。
 今日は風が強かったですが、多摩川ではさえぎる物がないので、さらに強風が吹いていました。いつもだとサイクリングロードには多くの銀輪が光っているのですが、さすがに今日は少なかったです。

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アワブキの新緑

2008-04-19 | 町田の谷戸
 6日に撮ったアワブキを1週間後の13日にほぼ同じ位置から撮影しました。折りたたまれていた葉が開いていることがわかります。晴れた日の写真と雨のなかでの写真というわけで、大分雰囲気は違いますが。

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新緑の雑木林

2008-04-18 | 町田の谷戸
 コナラ、ミズキ、イヌシデを中心に構成された雑木林です。白っぽく見えるのがコナラ、右下の方の最も鮮やかな緑色をした新緑がミズキ、画面左上の方に写っているのがイヌシデです。一口に新緑といってもそれぞれに緑を描き分けて、私たちの目を楽しませてくれます。
 この写真は13日の撮影なので、明後日の日曜日にはどのくらい新緑が進んでいるか楽しみです。

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ホオノキの芽吹き

2008-04-17 | 町田の谷戸
 長さが30cmにもなるホオノキ(モクレン科)の葉ですが、写真は芽吹いて間もなくなのでまだ10cmくらいしかありません。花の大きさも20cm近くになり見栄えがしますが、普通だと下から見上げるようになってしまうので、水平や上から見下ろす角度から撮れるホオノキを探して撮っています。
 ホオノキの葉は、その大きさにふさわしく厚みもありますが、そういえば、虫に食べられた葉を見た記憶がありません。昆虫には手が、いや口が出せないのかもしれません。

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イヌシデ落花

2008-04-16 | 町田の谷戸
 イヌシデの花が落ち葉の上に一杯散り敷いていました。黄色っぽい紐状のものがそうですがおびただしい量ですね。ただし、写っている木の株はイヌシデではなくコナラです。

 数日前の新聞に四国にいるツキノワグマをDNA分析したところ、四国が本州から分断される以前から、本州のツキノワグマとは別の亜種として進化していたことがわかった、という趣旨の記事が載っていました。DNA分析でいろいろなことがわかるようになったなと思うと同時に、なぜ独自の進化をとげるようになったのだろうかという新たな疑問もわいてきます。
 それにしても四国のツキノワグマの生息数はわずか数十頭とのこと。この10倍いたとしても種の存続が危惧されるところだと思うのですが、数十というのは絶滅前夜ともいえるほど差し迫っている状況だと思います。これまでもニホンカワウソなど多くの動物が絶滅していますが、なんとかこれ以上の動物の種の絶滅は防ぎたいものです。

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