キンモクセイを撮っていて、空を見上げると薄い雲が千切れたようになって浮かんでいました。今日は長袖では暑いくらいの陽気になり、それほど多くはないもののツクツクボウシがまだ鳴いていた他、アオスジアゲハ、キチョウも活発に飛んでいました。
今日は多摩川台公園とせせらぎ公園に渡り途中の鳥を求めて出かけましたが、見られたのはシジュウカラ、コゲラ、ヒヨドリなど、この時期に普通に見られる鳥たちのみ。花の方も種類は限られたものでしたが、せせらぎ公園では散策路に沿って植えられたキンモクセイがよい香りを放っていて、存分に香りを楽しみました。ルミックスをマクロ撮影モードに切り換えて花に接近して撮りましたが、十字形の花弁がなんとも可愛い。
自宅周辺ではヒガンバナは終わりに近かったのですが、町田の谷戸ではまだ盛りでした。今年は少し花が遅いような気がします。この田圃は他の田圃と比べると、毎年田植えも稲刈りも早めですが、今年もすでにすべて掛け干しされていました。
花盛りだったもうひとつの花はミゾソバ(タデ科)でした。大きな群落を作ることが多く、ここも一面ミゾソバで埋め尽くされていました。気温が高ければ群落の上をチョウが舞っているところですが、この時は気温が低いため姿は見られませんでした。
野の花ではヤマホトトギスはすでに終わっていて種になっていましたが、キバナアキギリ(シソ科)が花盛りでした。淡い黄色の花に派手さはなくいかにも野草という感じがします。夏の暑さがすっかり去ってから咲き始めるので、この花の撮影で暑かった覚えがなく私のなかでは秋の花というイメージが強い花です。
谷戸田は稲刈りが終わって掛け干し中の所とこれから稲刈りを始める所とが、ほぼ半々というところ。台風の風で稲が倒れている所もありましたが、思ったほどではありませんでした。掛け干しの上にはキセキレイが止まっていました。街中でもよく見かけるハクセキレイと比べるとやはりキセキレイの方が見栄えがします。
雑木林のなかの径はいたるところで折れた木や倒れた木が目に付き、倒木をくぐったり、跨いで越したりを繰り返して歩く有様。このヤマザクラは毎年たくさんの花を咲かせていましたが、ご覧のとおり根こそぎ倒れてしまいました。急な斜面の崖っぷちに立っていたので、少し不安定だったのかもしれません。
昨日はライフワークとして撮影を続けている町田の谷戸に行きました。7月下旬に行って以来、3ヶ月ぶりだったので、すっかり秋の気配に包まれていました。昨日は厚い雲に覆われ朝の内30分ほどは雨の中を歩きましたが、長袖でもちょっと肌寒い位の涼しさで、おかげで蚊に悩まされることなく、スズメバチにも会わずに済みました。
ツリガネニンジン(キキョウ科)が台風による強風のためか、倒れかかるようになりながらたくさんの花を咲かせていたので、広角で背景を写し込みながら撮影しました。
ツリガネニンジン(キキョウ科)が台風による強風のためか、倒れかかるようになりながらたくさんの花を咲かせていたので、広角で背景を写し込みながら撮影しました。