洗足池公園の畔のケヤキの木の黄葉が始まっていました。池をゆっくりと一周した後は公園に隣接してある図書館でしばらく雑誌を読みながら一休みして帰途に就きました。この図書館は比較的新しい建物で、いつ行ってもそれほどひどく混雑していることがなく、腰掛けて過ごすことができるので気に入っています。
スズメたちが一斉に飛び立ったのでどうしたのかと思ったら、このカラスがやってきた。すぐ目の前に止まって一向に私のことなど眼中にないといった様子で、カメラを向けても動じるところなし。東京にいるカラスは2種類いて、こちらはハシブトガラスといって、おでこが大きく盛り上がっているのが特徴。背中の羽毛がコバルトブルーのような色合い。嘴の付け根の部分には髭のような羽毛がたくさん生えていることがわかります。
スズメのお風呂の近くの灌木には羽毛を乾かしているらしい子やこれからという子が止まっていました。この2羽のスズメをよく見ると嘴の根元のところが黄色いことがわかりますが、周りにいるスズメも見たところほとんどがそうでした。ということは、今年生まれの若鳥ということになるわけで、若鳥の群れが入浴中だったのでした。
洗足池公園の周遊路を歩いているとスズメさんが水浴びをしていました。ちょうどよい深さの所は限られているので、後には順番待ちの子が。昨日はからっとした秋らしい気持ちのよい天気でしたので、スズメも水浴びをしてさっぱりとしたことでしょう。
洗足池公園にもカモが渡って来ているのではないか思い、昨シーズン以来久しぶりに行ってきました。まだ個体数は少なかったですが、4種類のカモが確認できました。その中で個体数が多かったのはオナガガモ(左)で20羽近くいたようです。このオナガガモは雄ですが、まだ雄の羽毛に完全には変わっておらず途中の段階。他の雄もすべて換羽の途中で、あまり雄らしくない姿。他にはキンクロハジロ、オカヨシガモを確認し、もう1種類はコガモのようでしたが、雄がいないか、あるいは雄への換羽がまだ始まっていないのか、すべて雌の羽毛をまとっていたので、はっきりと種の特定ができませんでした。
そろそろ冬鳥のカモが渡って来ているのではないかと多摩川に行ってみました。今日は風が強くてときどき砂埃が舞う天気でしたが、ヒドリガモがたった一羽カルガモに混ざって浮かんでいるのを見つけました(右端手前)。単独で渡ってくることはないと思うので一緒に翔んできたヒドリガモがどこにいったのか不思議ですが、少し下流の方にも行ってみても見つかりませんでした。コガモも比較的早く渡ってくるカモなので探しましたが、結局見つけることはできませんでした。