平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

センチメントの季節 「隠れ家」

2006年01月13日 | コミック・アニメ・特撮
「センチメントの季節」には現代が描かれている。
 現代の様々な愛の形とそれに苦悩する人の姿が描かれている。

●「隠れ家」
 この主人公は「現実を逃れどこか遠くへ行きたい」と考えている少女。
 映画にもなった。
 彼女は「学校の先生に犯されている」と言い、援交をしている。
 そんな現実に疲れた彼女は取り壊される寸前の誰もいないアパートの一室に入り込み、そこを隠れ家にする。
 そこへ同じく会社の仕事に疲れた男がやって来て、「隠れ家」を求める者どうしが心を通わせる。

●「なつかしのメロディ」
 この主人公は「フツーで何のトリエもない」少女。
 フツーであることが嫌で、中学の時からボーイフレンドとセックスをしている。
 まわりは誰もやっていないこと。
 それをすることで彼女は「トクベツ」になれるのだ。
 彼女はオトナになり、誰もがセックスを当たり前にするようになり、また「フツー」になる。

●「反コギト」
 彼女は「考える少女」。
 「我思うゆえに我あり」
 哲学少女で考えすぎるゆえにセックスでイッたことがない。
 彼女は言う。
 「こわいんです。自分がなくなるのは」
 イッて考えすぎる自分をなくすことができない。
 それはセックスだけでない。
 我を忘れあらゆることを楽しむことができない。
 知恵の病。

★研究ポイント
 これらの少女たちから今後の新しいキャラクター像が生まれるかもしれない。
コメント
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