ドラマは土方歳三(山本耕史)と榎本武揚(片岡愛之助)の葛藤として描かれていく。
土方は軍人。
榎本は政治家である。
軍人の土方は、自らの死に場所を探し、戦に勝つことのみを考えている。
「小さい戦を何度も仕掛けて勝利し、敵に恐怖を与える」
これが土方の勝つための戦術だ。
一方、政治家の榎本は夢を描く。
「蝦夷を独立国にする。この大地に農業と牧畜を興して豊かな国を作る。チーズを作る。薩長が作った国よりいい国を作る」
そんな榎本を土方は「ロマンチ」(ロマンチスト)と呼ぶが、政治家の夢想したプランに乗る。軍人としての自分の力を貸そうと思う。
近藤勇のために死ぬことを考えていた土方が「生きるための戦い」をしようと決心した瞬間だ。
何のために生きるか?
何のために死ぬのか?
それは人それぞれ。
ただ、この作品は目的を持って生きることが、どんなに人を輝かせるかを描いている様な気がする。
脚本家の三谷幸喜さんは「生きる」ことに比重を置いている様であり、私もそう思うのだが。
幕臣の永井尚志(佐藤B作)は死に場所を探している土方とこんな会話をする。
土方「俺は近藤勇を罪人のままにしておきたくないから戦っている」
永井「(近藤に)ごめんなさいでいいじゃないか。近藤勇はそういう男だろう。生き延びて、西郷や桂がどんな世の中を作るのか見てやろうじゃないか」
★研究ポイント
政治家というもの、軍人というもの。
目的・目標を持つということ。
土方は軍人。
榎本は政治家である。
軍人の土方は、自らの死に場所を探し、戦に勝つことのみを考えている。
「小さい戦を何度も仕掛けて勝利し、敵に恐怖を与える」
これが土方の勝つための戦術だ。
一方、政治家の榎本は夢を描く。
「蝦夷を独立国にする。この大地に農業と牧畜を興して豊かな国を作る。チーズを作る。薩長が作った国よりいい国を作る」
そんな榎本を土方は「ロマンチ」(ロマンチスト)と呼ぶが、政治家の夢想したプランに乗る。軍人としての自分の力を貸そうと思う。
近藤勇のために死ぬことを考えていた土方が「生きるための戦い」をしようと決心した瞬間だ。
何のために生きるか?
何のために死ぬのか?
それは人それぞれ。
ただ、この作品は目的を持って生きることが、どんなに人を輝かせるかを描いている様な気がする。
脚本家の三谷幸喜さんは「生きる」ことに比重を置いている様であり、私もそう思うのだが。
幕臣の永井尚志(佐藤B作)は死に場所を探している土方とこんな会話をする。
土方「俺は近藤勇を罪人のままにしておきたくないから戦っている」
永井「(近藤に)ごめんなさいでいいじゃないか。近藤勇はそういう男だろう。生き延びて、西郷や桂がどんな世の中を作るのか見てやろうじゃないか」
★研究ポイント
政治家というもの、軍人というもの。
目的・目標を持つということ。