今回は美咲洋子(上戸彩)VS麻生カオル(笛木優子)。
OJTに進んでやる気満々の洋子。
そんな洋子に麻生は嫌み。洋子は反発してがんばる。
この洋子と麻生の関係はさらに悪化。
機内でチェスの相手をして喜ばれた洋子。自分の評価は完璧。
有頂天の洋子だが、麻生は「サービスが何たるか理解していない」。
洋子は反発する。
「嫌いだから言いがかりをつけている」「悪い所があったのなら言ってください」
麻生は「人に言われなきゃわからないようじゃCA失格ね」と突き放す。
洋子は三神教官(真矢みき)のところにやって来て抗議する。
「評価に私情をはさまれるのは困ります」
三神は言う。
「あなたは不快な思いをされたお客様の顔を覚えていますか?」
チェスをしていてまわりのお客様に気遣いが出来なかった洋子。
麻生の指摘した点はそこだった。
教科書ではお客様に喜ばれるのを良しとする。
チェスのおじさんには「あなたのおかげで愉しかった。また乗らせてもらうよ」と最大の賛辞をもらった。
しかし、空では教科書どおりでは対応できない問題がいくつも生じる。
「難題を解く鍵はいつもあなたの目の前にある」
お客様ひとりひとりの顔だ。
また、ひとつ学んだ洋子。
麻生の厳しさの有り難さも。
洋子は太宰(井上順)に「強者揃いの先輩たちはどうか」と聞かれてこう答える。
「ガミガミ言われてうるさいですけど、ああいう先輩も悪くないです」
麻生にも言う。
「麻生先輩、一生ついて行きます!本日もよろしくお願いします!」
この話では前半と後半で洋子と麻生の人間関係が変わっていく。
嫌みと反発→より強い反発→信頼。
このドラマの基本構造だ。
まさにドラマは変化なり。
でも、このドラマの作家はシャイなのだろう。
感動や信頼をそのまま描いて終わらせない。
麻生が今日のフライトの指導員でないことを知って洋子は言う。
「え~っ、いっしょじゃないんですかぁ?残念ですぅ!」
と麻生に言った洋子はふり返ってカメラに向かってこう言う。
「ラッキー」
★研究ポイント
ドラマの作り方:変化する人間関係
モチーフ:先輩と後輩
このモチーフで様々な先輩と後輩の姿が平行して描かれる。
桜田キャプテン(小日向文世)と堤修介(小泉孝太郎)。
「待ってましたよ、美咲さん。いいフライトをしましょう」といつもは穏やかな桜田も堤には厳しい。機内アナウンスを考えて来なかった堤にこのままじゃ副操縦士は無理だときっぱり言う。
また、中原翔太(錦戸亮)と渡辺誠(小市慢太郎)。
ガミガミ言われて嫌だった翔太だが、今は渡辺に感謝している。
「今はナベさんが先輩でよかったと思っている」
先輩を批判する洋子にはこう話す。
「先輩の悪口言ってそれで何か変わるわけ」
★キャラクター研究:三神教官
「プライベートです」と言いながら、洋子の初フライトが気になって飛行機に乗って来た三神。
普段は感情や本音を見せない人が、行動でチラリと見せる。
洋子のエプロンを直したり、寝たふりをしてどう対応するか試したり。
ごきぶりで洋子が悲鳴をあげた時は手本を示した。
そのキャラクターの立て方は見事。
そしてしっかり怒る時はしっかり怒る。
フライトで悲鳴をあげた洋子と若村弥生(相武紗季)をしっかりと怒る。
「無駄な動きが多すぎます」と教える。
裏では洋子のことを心配して「美咲さんはどうか」と麻生に聞く。
感情をすぐおもてに出す洋子と対照的なキャラ。名コンビだ。
★名セリフ
麻生の洋子の評価。
「すぐに調子に乗るし、文句は言うし、正直言って手に負えません。でも、いいCAになると思います」
★名シーン
洋子の初フライト。
前向きな洋子も初フライトは緊張しているよう。
椅子に座ってシートベルトをつける。
チーフCAは「客室準備OKです」と機長に伝える。
機長は管制塔と離陸のやりとり。
CAどうしの打ち合わせ、フライト準備・チェック、搭乗前のブリーフィング。
そしてこのシーン。
飛行機を飛ばすのはこんなに大変なんだとわかる。
同時に言葉少ない洋子で、彼女の緊張と嬉しさが伝わって来る。
洋子は一言「やってやろうじゃん」と言う。
★用語
ダブルアプローチ
洋子に拠れば「ふたりのお客様から誘われること。モテモテ状態のこと」
ドアいただきます
先輩の乗るエレベーターのドアを後輩が開けておくこと。
ドアなんか食べられないと洋子。
ドメスティックコーヒー
国内コーヒー→濃くないコーヒー。カラスのつまらないギャグ。
★追記
洋子と弥生は漫才コンビを組んだようだ。
本日の目標は?と聞かれて答える洋子。
「お客様のハートをがっちり掴みます!」
すると弥生が突っこむ。
「絶対、間違っている」
この時の弥生の控えめな突っこみ方がいい。
OJTに進んでやる気満々の洋子。
そんな洋子に麻生は嫌み。洋子は反発してがんばる。
この洋子と麻生の関係はさらに悪化。
機内でチェスの相手をして喜ばれた洋子。自分の評価は完璧。
有頂天の洋子だが、麻生は「サービスが何たるか理解していない」。
洋子は反発する。
「嫌いだから言いがかりをつけている」「悪い所があったのなら言ってください」
麻生は「人に言われなきゃわからないようじゃCA失格ね」と突き放す。
洋子は三神教官(真矢みき)のところにやって来て抗議する。
「評価に私情をはさまれるのは困ります」
三神は言う。
「あなたは不快な思いをされたお客様の顔を覚えていますか?」
チェスをしていてまわりのお客様に気遣いが出来なかった洋子。
麻生の指摘した点はそこだった。
教科書ではお客様に喜ばれるのを良しとする。
チェスのおじさんには「あなたのおかげで愉しかった。また乗らせてもらうよ」と最大の賛辞をもらった。
しかし、空では教科書どおりでは対応できない問題がいくつも生じる。
「難題を解く鍵はいつもあなたの目の前にある」
お客様ひとりひとりの顔だ。
また、ひとつ学んだ洋子。
麻生の厳しさの有り難さも。
洋子は太宰(井上順)に「強者揃いの先輩たちはどうか」と聞かれてこう答える。
「ガミガミ言われてうるさいですけど、ああいう先輩も悪くないです」
麻生にも言う。
「麻生先輩、一生ついて行きます!本日もよろしくお願いします!」
この話では前半と後半で洋子と麻生の人間関係が変わっていく。
嫌みと反発→より強い反発→信頼。
このドラマの基本構造だ。
まさにドラマは変化なり。
でも、このドラマの作家はシャイなのだろう。
感動や信頼をそのまま描いて終わらせない。
麻生が今日のフライトの指導員でないことを知って洋子は言う。
「え~っ、いっしょじゃないんですかぁ?残念ですぅ!」
と麻生に言った洋子はふり返ってカメラに向かってこう言う。
「ラッキー」
★研究ポイント
ドラマの作り方:変化する人間関係
モチーフ:先輩と後輩
このモチーフで様々な先輩と後輩の姿が平行して描かれる。
桜田キャプテン(小日向文世)と堤修介(小泉孝太郎)。
「待ってましたよ、美咲さん。いいフライトをしましょう」といつもは穏やかな桜田も堤には厳しい。機内アナウンスを考えて来なかった堤にこのままじゃ副操縦士は無理だときっぱり言う。
また、中原翔太(錦戸亮)と渡辺誠(小市慢太郎)。
ガミガミ言われて嫌だった翔太だが、今は渡辺に感謝している。
「今はナベさんが先輩でよかったと思っている」
先輩を批判する洋子にはこう話す。
「先輩の悪口言ってそれで何か変わるわけ」
★キャラクター研究:三神教官
「プライベートです」と言いながら、洋子の初フライトが気になって飛行機に乗って来た三神。
普段は感情や本音を見せない人が、行動でチラリと見せる。
洋子のエプロンを直したり、寝たふりをしてどう対応するか試したり。
ごきぶりで洋子が悲鳴をあげた時は手本を示した。
そのキャラクターの立て方は見事。
そしてしっかり怒る時はしっかり怒る。
フライトで悲鳴をあげた洋子と若村弥生(相武紗季)をしっかりと怒る。
「無駄な動きが多すぎます」と教える。
裏では洋子のことを心配して「美咲さんはどうか」と麻生に聞く。
感情をすぐおもてに出す洋子と対照的なキャラ。名コンビだ。
★名セリフ
麻生の洋子の評価。
「すぐに調子に乗るし、文句は言うし、正直言って手に負えません。でも、いいCAになると思います」
★名シーン
洋子の初フライト。
前向きな洋子も初フライトは緊張しているよう。
椅子に座ってシートベルトをつける。
チーフCAは「客室準備OKです」と機長に伝える。
機長は管制塔と離陸のやりとり。
CAどうしの打ち合わせ、フライト準備・チェック、搭乗前のブリーフィング。
そしてこのシーン。
飛行機を飛ばすのはこんなに大変なんだとわかる。
同時に言葉少ない洋子で、彼女の緊張と嬉しさが伝わって来る。
洋子は一言「やってやろうじゃん」と言う。
★用語
ダブルアプローチ
洋子に拠れば「ふたりのお客様から誘われること。モテモテ状態のこと」
ドアいただきます
先輩の乗るエレベーターのドアを後輩が開けておくこと。
ドアなんか食べられないと洋子。
ドメスティックコーヒー
国内コーヒー→濃くないコーヒー。カラスのつまらないギャグ。
★追記
洋子と弥生は漫才コンビを組んだようだ。
本日の目標は?と聞かれて答える洋子。
「お客様のハートをがっちり掴みます!」
すると弥生が突っこむ。
「絶対、間違っている」
この時の弥生の控えめな突っこみ方がいい。