トップキャスター最終回
1
蟹原健介(玉木宏)の飛鳥望美(矢田亜希子)への告白。
ライトアップした木の上で。
「もしも望美に手の届かない物があったら俺が代わりに取ってきてやる!もしも望美に見えないものがあったら俺が明かりをつけてやる!もしも望美の空が暗くなったら太陽だって取り替えてやる!」
木から落ちて健介、記憶喪失?すると望美が言う。
「その時は教えてあげるよ!私はアナタの恋人よって」
これの善し悪しは意見の分かれるところだろう。
ただ、僕には鼻についてきた。
ライトアップされた木の上で告白。いかにも月9的だ。
素直にいいなぁと思えなくなってきた。
それは椿木春香(天海祐希)住んでいた高級マンションも同じ。
飽きた、冷たい感じがする。
「クロサギ」の棚の落ちるボロアパートや「ギャルサー」のおまわりのボロアパートの方が新鮮。(余談だが、「医龍」では主人公たちがどんな家に住んでいるかの描写がない。確かカルテ1で朝田の海辺の古い一軒家が出てきたくらい。これは「医龍」が病院という非日常のみを扱った作品だからであろう)
春香と雅人の結婚式もうわ~っハズカシイ!
いずれにしても、この月9的なもの、どう評価されるのであろうか?
2
よく言うと軽さ。悪く言うとドラマに深みがない。
収賄事件も結城雅人(谷原章介)が罪を被り、説得されて父親に戻った会長(伊武雅刀)が罪を認めて解決。(前回、会長が「誤報だ」と言ったのはどうなったのだろう)
爆弾事件も潜入した花屋(犯人)の姿が偶然、春香の目に入って追跡の末、逮捕。(その前に届けられた花は何の意味があったんだろう)
ともかく事件の解決が安易。
解決のための知恵もなければ、人物の葛藤もない。
この作品の作家さんは出来事を淡々と書く方のようだ。
今回のエピローグもそう。
『柴田(児玉清)が社長になって、ザ・ニュースが復活。望美がキャスターをやることになり、春香がアメリカで取材記者をしていました』
この事を映像でなぞっているだけ。
爆弾犯の動機=「春香に人じゃない」と言われたから、というのも短絡的で今の犯罪ではあるのだが、鬱屈した犯人の内面を深く描くことも出来たはず。
この作品の軽さ浅さ、どう評価されるのであろうか?
3
この作品は春香の魅力で持っている。
春香はこんなことを言う人物。
「人生のゴールってスタートする事じゃないかな?」
「みんなと出会って、この世で一番の宝探しは人との出会いだと思った」
「チャンスから逃げたらダメ。ピンチから逃げたらもっとダメ。チャンスはピンチの姿をしてやってくるもんなのよ」
このメッセージがどれだけ今の人にインパクトがあるかは別として、春香の考え方、人柄がこの作品を支えた。
ただ、僕には次のようなメッセージの方がインパクトがある。
たとえば、「野ブタ。をプロデュース」の小谷信子。
「この世はどこまで行っても、同じ世界が続いているだけ。私が住んじゃいけない世界が、ずっと続いているだけ」
春香と信子、今はどちらが共感を集める人物なのだろうか?
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蟹原健介(玉木宏)の飛鳥望美(矢田亜希子)への告白。
ライトアップした木の上で。
「もしも望美に手の届かない物があったら俺が代わりに取ってきてやる!もしも望美に見えないものがあったら俺が明かりをつけてやる!もしも望美の空が暗くなったら太陽だって取り替えてやる!」
木から落ちて健介、記憶喪失?すると望美が言う。
「その時は教えてあげるよ!私はアナタの恋人よって」
これの善し悪しは意見の分かれるところだろう。
ただ、僕には鼻についてきた。
ライトアップされた木の上で告白。いかにも月9的だ。
素直にいいなぁと思えなくなってきた。
それは椿木春香(天海祐希)住んでいた高級マンションも同じ。
飽きた、冷たい感じがする。
「クロサギ」の棚の落ちるボロアパートや「ギャルサー」のおまわりのボロアパートの方が新鮮。(余談だが、「医龍」では主人公たちがどんな家に住んでいるかの描写がない。確かカルテ1で朝田の海辺の古い一軒家が出てきたくらい。これは「医龍」が病院という非日常のみを扱った作品だからであろう)
春香と雅人の結婚式もうわ~っハズカシイ!
いずれにしても、この月9的なもの、どう評価されるのであろうか?
2
よく言うと軽さ。悪く言うとドラマに深みがない。
収賄事件も結城雅人(谷原章介)が罪を被り、説得されて父親に戻った会長(伊武雅刀)が罪を認めて解決。(前回、会長が「誤報だ」と言ったのはどうなったのだろう)
爆弾事件も潜入した花屋(犯人)の姿が偶然、春香の目に入って追跡の末、逮捕。(その前に届けられた花は何の意味があったんだろう)
ともかく事件の解決が安易。
解決のための知恵もなければ、人物の葛藤もない。
この作品の作家さんは出来事を淡々と書く方のようだ。
今回のエピローグもそう。
『柴田(児玉清)が社長になって、ザ・ニュースが復活。望美がキャスターをやることになり、春香がアメリカで取材記者をしていました』
この事を映像でなぞっているだけ。
爆弾犯の動機=「春香に人じゃない」と言われたから、というのも短絡的で今の犯罪ではあるのだが、鬱屈した犯人の内面を深く描くことも出来たはず。
この作品の軽さ浅さ、どう評価されるのであろうか?
3
この作品は春香の魅力で持っている。
春香はこんなことを言う人物。
「人生のゴールってスタートする事じゃないかな?」
「みんなと出会って、この世で一番の宝探しは人との出会いだと思った」
「チャンスから逃げたらダメ。ピンチから逃げたらもっとダメ。チャンスはピンチの姿をしてやってくるもんなのよ」
このメッセージがどれだけ今の人にインパクトがあるかは別として、春香の考え方、人柄がこの作品を支えた。
ただ、僕には次のようなメッセージの方がインパクトがある。
たとえば、「野ブタ。をプロデュース」の小谷信子。
「この世はどこまで行っても、同じ世界が続いているだけ。私が住んじゃいけない世界が、ずっと続いているだけ」
春香と信子、今はどちらが共感を集める人物なのだろうか?