goo blog サービス終了のお知らせ 

平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

あいのり 6/19

2006年06月20日 | バラエティ・報道
 和泉の告白。
 久本雅美さんらのコメントが興味深かった。

 まずは女心。
 5歳年上。最初はお姉さんのような存在。
 でも恋をすると自分が下になってしまう。
 和泉の告白「田上君のそばにいさせて下さい」
 田上君「最初は強そうで相手にしてくれるのかと思った。でも実際はそんなこと全然なくて、すごく優しい人だと思った」
 なるほど、恋をすると女性はこう変わるのか。
 ひとつ勉強。
 帰りの車の中での和泉の手のひらを返したようなコメント「あいつ、思わせぶりな態度とりやがって、あのクソガキ!」は怖いが。
 それにひさよんも。
「今思うと和泉と私は田上くんにまんまと乗せられて。3カ国を無駄にしたのかもしれない。足して50歳をなめるなよ!」

 次に男心。
 誰にでもいい顔をする田上君。
 いい顔をして可能性がありそうな雰囲気があると、そちらにテンションを上げていく。
 なるほどわかる。
 若かったり、自分に自信のない男は特にそうだろう。
 女性の間をウロウロしてともかく好かれたい。
 でも、番組でも「クソガキ!」と指摘されていたけど、傍目にはあまり格好良くない。

 そしてスーザンの想い。
 今回はひさよんの「気持ち7と気持ち3の人がいる」という発言がキイワードとなった。
 MIEに告白された時のスーザンは気持ち7ぐらい。
 でも、気持ちが日に日に高まっていって「フタいっぱい」「MIE以外考えられない」「MIEが忘れられない」気持ち10の状態に。
 無器用なスーザンらしい恋。
 スーザン登場からの回想シーンがよかった。
 さて、次回はどんなドラマが生まれるか?

 それにしてもラブワゴン3人になってしまったんですね。
 「総理」は影薄いぞ。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トップキャスター 第10話

2006年06月20日 | 職業ドラマ
 ひさしぶりに見たトップキャスター。
  1
 一番成長していたのは、飛鳥望美(矢田亜希子)。
 以前は仕事に何のモチーベションもなかったチャランポランだったのが、しっかりと自覚を持ったキャスターに。
「私はここで生きていくんです。ニュースが私の居場所だと決めたんです。だから、自分の力で守りたいんです。よろしくお願いします」
 自分が自分である場所を見出した。
 自分の場所が何を守らなければならない場所なのかを理解して。
 キャスターが守らなければならないのは、「真実の報道」。
 あるいは望美はこんな意見も。
「逃げろって言うんですか?今逃げたらキャスターになんかなれるわけないじゃないですか。一番大事なのは、キャスターのイスじゃなくて心です」
 イス(地位・ポスト)でなく、心で仕事をする。
 いい言葉だ。

 最近のドラマでは、自分探しをする人物が多く登場する。
「アテンションプリーズ」の美咲洋子もそう。
 彼女はCAという場所を見出して、心を三神教官から植えつけられた。

  2
 そして、今回は「ちゃっかりねずみ」と「お人よしキツネ」に象徴される話。
 自局のスキャンダル告発。
 まずは「お人よしキツネ」椿木春香(天海祐希)。
「身内のスキャンダルだからこそ、報道しなきゃいけない」
「真実に例外はない!今ここで見て見ぬふりをしたら、私たちの仕事は、ただ人を貶めるだけの仕事になってしまう。何が嘘で、何が真実なのかわからなくなってしまうのよ」
 一方、「ちゃっかりねずみ」石場小吉(生瀬勝久)。
「正義感に給料払ってくれる会社なんてないんですよ!正義感じゃ、飯は食えないんですよ!」
 会社員としては正論。
 スキャンダルの大元である会長(伊武雅刀)は切り崩しにかかる。皮肉つきで。
「石場君!次の局長には君を推薦しておこう」
「頑張らさせていただきます!」
「頑張らなくてもいいんだよ。今までどおりに何もしなくていい。君のような男がテレビには一番向いているんだ」
 「ちゃっかりねずみ」は「わがままな王様をあの手この手で騙して出世していく」。身上は「まっすぐ歩いているだけじゃ、壁にぶつかる。汚れるのを恐れていては、外にも出られなくなる。曲がったり汚れたりすることも、生きていくうえで、必要なんじゃないんですか?」。
 これは組織人としては正論と言えるかもしれない。

 しかし、組織人である前に、心を持った人間であれと作品は伝える。
 組織人である前に、「報道マン」「キャスター」であれと作品は伝える。
 柴田局長(児玉清)は局長の座を捨てて、「人間」として会長に進言し飛ばされた。
 石場を始め春香の仲間たちも、「報道マン」「キャスター」を選んだ。
 結城雅人(谷原章介)も社長の座を捨て、「人間」そして「春香の恋人」として報道を許可し、汚職の証拠を春香に渡した。
 結城は言う。
「春香、君の好きに生きろ。君らしく生きろ。そんな君を好きになったんだから」
 何だかんだで、みんなが「お人よしキツネ」になってしまった。
 ちなみに「お人よしキツネ」とは、「わがままな王様の命令を聞かず、本当のことを正直に話したばっかりに、村を追い出されて一人ぼっちになってしまった」キツネ。
 身上は「正直に生きることが大事。たとえ、苦しかろうとも笑われようとも、貧しくなろうとも、何よりも大事なのは、正直に生きること」

 最近のドラマでは、組織と個人の問題も扱われることが多い。
 「医龍」がそう。
 行われるべき正義が行われていないということも多く描かれる。
 報道される数々の事件が示すとおり、現在の日本の「組織」はかなり疲弊しているのかもしれない。

★研究ポイント
 テーマ:ドラマが描く現在の社会状況・社会問題。
  ・自分探し
  ・組織と個人

★名セリフ
 春香と結城の会話。
結城「また俺との結婚よりも、ニュースを取るのか?」
春香「嘘をついたら、あなたのことを嫌いになるから。それ以上に自分のことを嫌いになるから」
結城「椿木さんがお帰りだ!君がキャスターじゃなければ良かったのな」
春香「そうね。でも私、キャスターなの」
 ※春香は結城の恋人よりもキャスターを選んだ。結城は春香の恋人よりも会社を選んだ。

 同じく春香と結城の会話。
結城「君は正直者は馬鹿をみるという言葉を知っているか?」
春香「知ってるわ。一番嫌いな言葉よ」
 ※春香は「お人好しキツネ」だ。

 柴田局長が春香に。
「椿木さん。諦めてください。これは、会社の方針です。あなたも従ってください」
 ※いつもと違うリアクションの局長。しかし、柴田はこの後、会長への直談判という方法で自分の落とし所を見つけた。

★その他
 最低の男とは「自分だけ安全な場所にいて逃げ回る男」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする