今朝8時頃だったか、気がついたら大きなボタン雪が舞っていました。
しばらく見とれていましたが(雪国の人には申し訳ないのですが)
でも30分くらいで雨に変わってしまった…
昨日の朝日の東急グループの一面広告。
「日本で一番すばらしいもの」というテーマの連載エッセー。
今回は字幕翻訳者の戸田奈津子女史。
リチャード・ギアは30年ほど前、初めて日本の座敷に通されたとき、
その美しさに感涙したのだそうです。
京都の名だたる旅館の座敷で、そんじょそこらの日本間では
なかったそうですが…
日本のカフェの、小さな細長い紙袋に入った砂糖を見て
「日本人はなんて頭がいいんだ!すばらしい!」と叫んだのは
イタリアの名優、故マルチェロ・マストロヤン二。
”そういえば外国の角砂糖は紙に包んであって、
面倒にも手で破らなければならず、
あるいはむきだしのまま、テーブル上の容器に入っている。
マストロヤン二は「イタリアの連中に見せてやりたい」と
すかさずその細長い紙袋を5,6本上着のポケットに突っ込んだ。”
そんなことに感動したのか…w
私もたまに外国人の友人から、日本の○○は素晴らしい!という言葉を
聞くことがありますが
コーヒー用の砂糖には気がつきませんでした。
戸田女史のエッセーは
”私たちの目には「どうってことない思いつき」に過ぎないが、
その背後には「使う人の立場にたった工夫をする。デザインを考える。”
という日本人ならではの配慮がある。”
と続きます。
そうかもしれない。
この文章を読んですぐに思い出したのは
海外で買った食品の袋が開けにくくて困ったこと。
日本だったら例えば、カップ麺に入っている調味料の小袋とか
キャンディが入った袋とか、必ず小さな切り口がついている。
海外の食品の袋はそういうのがついてなくて
さりとてハサミなんて持ってなくて、往生したことがよくあったなあ…
勿論、国によりけり、製品によりけりでしょうけど。
もっとも日本にいても
納豆のタレの小袋を開けるのにしょっちゅう失敗して
指先を汚している我家の次男のような輩もいますが。
便利すぎると不器用になるのか…?
写真 次男の足に挟まれたタロウ