Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

初体験!

2018年06月01日 | 社会


これは霞が関にある法務省の写真。
この隣にある、何の変哲もない大きな四角いビルの東京地裁。
そちらで昨日、裁判傍聴というものを初めて経験してきました。
普通の人間でも見られるのですね。

予定表から傍聴したい裁判を選んで、時間と法廷を確認して傍聴します。
大きな部屋、小さな部屋、民事、刑事、色々な裁判が行われているようです。
私は3ヶ所ほど廻りましたが、なんといっても殺人事件の裁判員裁判が興味深かった。



各法廷のドアにはハガキ大の覗き窓があり、そこから中が見えるようになっています。
その法廷は結構大きな部屋でしたが、私が覗いた時には既に満席状態。
端の方に空席を一つ見つけたので、そっと潜り込んだのでした。
正面の裁判官の席には、数えたら9人もの人が座っている。

72歳の男性が、男に騙されて全財産を入れ上げた娘を絞め殺したという事件でした。
娘さんは軽い知的障害があり、男にいいように利用されてサラ金からも借りまくっていたのだそうです。
父親がなんとか別れさせようとしても、意見すると娘は暴れたり叫んだり。
警察や消費者センターなどあちこちに相談したのだけど、よい結果は得られず、
思い余った父親は、自分の首に巻いていたストールで娘の首を絞めたのですって。
その妻は不整脈だとかでその場にはいなかったのですが、減刑願いを出していると。
検察側からは、8年という求刑が出されました。

裁判員裁判ということで、私にすら分かるように易しく説明して貰えてありがたい。
眼の前に背筋を伸ばして座っている短髪の小柄な老人が、殺人犯だなんて。
テレビでも映画でもなく、これが実際に起きたことだなんて。
なんとも切ない事件ですが…

傍聴席は、どの部屋も結構いっぱいでした。
熟年の傍聴マニアの男性(多分)、若い法学部の学生(多分)、そして
社会見学と思しき中学生や高校生。
下手なテレビの〇〇ワイド劇場など目ではない。
しかし只でさえ寝つきが悪いヘタレな私、昨夜なんて何度もその場面が脳裏によみがえって…
何を見ても動じない精神力が必要となるようです。

#welovegoo
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする