Zooey's Diary

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いざいざ奈良へ③法隆寺

2022年11月02日 | 国内旅行

奈良一日目は奈良公園→東大寺→春日大社→興福寺→大阪と廻って2万8千歩程となり、コロナ禍以降ここまで歩くことは中々なかったので、夫婦共にヘロヘロになりました。
その反省から、2日目は法隆寺一ヵ所をのんびり訪ねて早目に帰ることに。



斑鳩の里の法隆寺は、7世紀初頭に聖徳太子が創建した、世界最古の木造建築なのだそうです。
真っ直ぐに続く松並木の先に、玄関に当たる南大門。

  

その先に中門、金堂、そして五重塔が。
金堂の中には御本尊の金銅釈迦三尊像などが安置されていますが、撮影禁止。
境内には、正岡子規のあの有名な「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」の句碑が立っています。



大宝蔵院には九頭身のスラリとした百済観音像や玉虫厨子がありますが、勿論撮影禁止。
子供の頃「玉虫厨子の物語」を読みました。
若い仏師が美しい厨子を作ることに夢中になり、玉虫を数千匹集めて完成させたはいいが、あまりにも熱中しすぎて気がふれてしまい、美しい許嫁をも捨てて行方不明になってしまったという悲しい話。
感動した私は実物を見るのをすごく楽しみにしていたのですが、小学校の修学旅行で見たら、ピカピカどころか真っ黒に煤けてしまっていて、ガーッカリしたことを覚えています。



そして聖徳太子が住んでいたとされる八角形の夢殿。
その中には聖徳太子等身と伝えられる秘仏救世観音像、その他の菩薩像が多々。
覗けるのは春と秋の一時期だけなんですよ、心してご覧になって下さいと、入口の案内の人に言われました。
どうしてこの時期だけなんですか?とお聞きしたら、仏像などに金箔が使われていて、あまり外気に晒すと色が褪せてしまうからなのだと。
ついでに、何故撮影しちゃいけないのですか?と質問してみたら、ここは信仰の対象であるからです!とキッパリ。
欧米の古い教会も信仰の対象だけれど、撮影可なんだけどなと、心の中でコッソリ。

何はともあれ、聖徳太子が厩戸皇子(うまやどのみこ)に改名されなくてよかった…

コメント (8)
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