ロシアン・マフィアの乗っ取りファンド
ロシアのプーチンが、原油高騰による、あり余るオイル・マネーで、対外的な乗っ取り・買収ファンドを創立した。
エネルギー以外に、特に輸出品の無いロシアが、今後、ユーラシア大陸企業として、また「日本を窓口」としての太平洋への「進出」を目指し、技術力のある日本企業の買収に乗り出して来る。
米国の乗っ取りファンドのように、その正体が「見極め易い」動きは、ロシアの場合は見せない。
日本の新日鉄の買収を手がけた、インドのミタル製鉄の株主、経営陣の、どこを見ても、その正体が分からず、「インドに日本企業が乗っ取られる?」と不可解な反応しか出来ない内に、乗っ取られる、という事態が「起こりかねない」。
無数の企業を買収し、巨大化したコングロマリットのミタルであったが、その無数の「子会社」の一つがベルギーの製鉄会社であり、「子会社」から逆流する形で資金提供が行われ、その子会社が事実上の「親会社」であり、その子会社がロスチャイルドによって経営されている、という、アクロバットが行われていた。
ロシアン・マフィアも、今後は、こうした複雑で、複数の「トンネル」会社を経由して、日本乗っ取りに「進出」して来る。
ミタルの新日鉄買収は失敗したが、ロシアン・マフィアは、そう簡単には手を引かない。