格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

臨戦体制整備は「亡国への道」

2012-03-02 19:47:39 | オルタナティブ通信

臨戦体制整備は「亡国への道」

憲法改悪、自衛隊海外派兵自由化、共謀罪の新設等、着々と日本は「臨戦体制」を整えつつある。日本は、いったい、どのような「臨戦」を行おうとしているのか?

米国政府に強い影響力を持ち、また米国の高級エリート官僚の養成機関であるハーバード大学ケネディ行政大学院の院長であるジョセフ・ナイが、上院下院、民主・共和両党の国会議員200名を集めて作成した「対日超党派報告書」
(Bipartisan report concerning Japan)には以下のように書かれている。


1. 東シナ海、日本海には未開発の石油.天然ガスが眠っており、その総量はサウジアラビア一国に匹敵する。
米国は何としても、それを入手しなくてはならない。

2. チャンスは台湾と中国が軍事紛争を起こした時であり、米国は台湾側に立ち、米軍と日本の自衛隊は中国軍と戦争を行う。

3. 中国軍は必ず.日米軍の離発着.補給基地として沖縄等の軍事基地に対し直接攻撃を行ってくる。本土を中国軍に攻撃された日本人は逆上し日中戦争は激化する。

4. 米軍は戦闘の進展と共に.米国本土からの自衛隊への援助を最小限に減らし、戦争を自衛隊と中国軍の独自紛争に発展させて行く作戦を米国は採る。

5. 日中戦争が激化した所で米国が和平交渉に介入し、東シナ海.日本海において米軍がPKO活動を行う。
米軍の治安維持活動の下、米国は、この地域のエネルギー開発でも主導権を握る事が出来、それは米国の資源獲得戦術として有効である。


 以上のように米国は東シナ海と日本海の「パレスチナ化計画」を持っており、
米国は日本を「使い捨て」にする計画である。
自民党支持者達や、外交評論家の岡崎久彦等の言うような「日米安保条約を堅持し、日本は米国の後に付いて行きさえすれば安全である」といった外交論など
「生き馬の眼を引き抜く国際政治の現実」に全く無知な暴論である事が分かる。
岡崎や自民党支持者の言う「日米安保条約を堅持し、日本は米国の後に付いて行きさえすれば良い」といった外交路線こそ、右翼と自民党支持者が最も嫌う「亡国への道」である事は明らかである。

 このナイ論文の下、自衛隊海外派兵自由化を日本に指示したアーミテージ・レポートが作成された。

 日本が向かおうとしている「臨戦」は「亡国への道」であり、右翼と自民党支持者こそ、自衛隊海外派兵と臨戦体制整備の共謀罪.憲法改悪に反対すべきである。






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■ 評論家広瀬隆氏が語る重大事態![福島第1原発4号炉が危ない!]

2012-03-02 04:47:49 | 杉並からの情報発信

■ 評論家広瀬隆氏が語る重大事態![福島第1原発4号炉が危ない!]

野田首相は大事故を起こした福島第1原発の1号機から4号機の原子炉につい
て、【原子炉はすべて[冷温停止]状態となり工程表の第二ステップは終
了、[事故は収束した]】と昨年12月16日の記者会見で宣言しました。

政府と東電と大手マスコミが[福島原発事故は収束した]と大嘘をついて国民を
騙していますが、事態は[収束]どころではなく[日本滅亡]の危機に 直面し
ていると評論家広瀬隆氏は重大な警告を発しています。

以下に全文を転載しますのでぜひお読みください。

(転載開始)

【原発破局を阻止せよ!No48】[福島第1と浜岡末期的事故の予感]広瀬隆

[週刊朝日]3月9日号

以下に書くことが”万一”であれば書かないが、フィフテイフィフテイと言われる
ほど、相当に確立が高い事なので、筆をとることにした。どうも、気 が気では
ないことがある。

私は2月初めにフクシマ大事故の連続講演会をした折に、会場の人に向かって、
本心からこうお願いした。
[福島第一原発の内部で何か”異常”が起こっているような気がします。皆さん、
逃げる用意をしておいてください。ただ逃げるという漠然とした考え ではな
く、どのような交通手段をつかって、どこに向かって移動するのかを、きちんと
家族で話し合っておいてください。普通のマスクではなく、放射 性物質の粒子
を吸い込まないしっかりとした防塵マスクを、家族全員一人ひとりが常にポケッ
トに入れて生活してください]と。

自分自身、ストレステストの愚かさを、書いたり語ったりしている時ではない様
な木がしてならないからである。ひょっとすると、そんな事を議論して いる時
間がないかも知れない。その前に、もうすぐ日本が終わるのではないか、という
世にも恐ろしい日が目の前に近づいてはいないかと、胸騒ぎがす る。

それは、昨年に爆発した福島第1原子力発電所の4基の原発が、1年経つうちに
次第に内部から弱ってきて、大崩壊する可能性があるからだ。また同時 に、日
々の余震を見ていると、静岡件を直撃する東海大震災が、明日にも起こって、浜
岡原発の3基が大爆発する日が迫ってきているかも知れないと、 悪夢が頭をよぎ
るからである。それは、昨年の3月12日から15日にかけて連続爆発が起こって、
日本全土を襲った恐怖よりも、はるかにケタ違いの 放射性物質が放出される”人
生最後の事態”である。

本誌の連載45回[揺れる日本列島 数十年続く激動期]で、この余震は何時ま
で続くかということを解説したた通り、われわれ日本人は、誠にまずい 時期に
生まれあわせてしまったのだ。[地震・雷・火事・親爺]の諺は、まず、一番に
地震がこわいという教えである。

福島第1原発は、4基とも危ないが、とりわけ4号機の原子炉建屋は、昨年の
プールから生じた水素の大爆発で、ほとんど骨組みしか残らないほど大崩 壊し
てしまった。東京電力は、傾いて倒壊寸前のこの建屋のプールを補強するため、
応急処置の工事をしたが、それは、何本かのつっかい棒を入れただ けである。
その支柱の下は、補強できないまま、実は脆弱な基盤の上に、つっかい棒が立っ
ているという、いい加減な状態のままである可能性が高い。 なぜ完全な修繕に
すぐとりかからないのか、東電の判断が、われわれには分からない。
この大気中に向きだしのプールには、不幸にして通常運転で原子炉が抱える[数
個分]の使用済み核燃料が入っているとされる。

その量は、10-15年分の運転期間に相当するウラン・プルトニューム燃料が
入っているということになる。元日に東北地方・関東地方を襲った地震 のあ
と、このプールの隣にあるタンクの水位が急激に低下したので、プールに異常が
起こったことは容易に類推できる。さらにその後、1月12日と 23日に、た
て続けに、福島第一原発のある浜通りを激震が襲ったので、私は生きた心地がし
なかった。

私が福島県内の講演会で語った[逃げる準備をしておきなさい]という危惧は、
建屋の屋上階にあるプールが、大型の余震で崩壊してドサッと崩れ落 ち、これ
らの大量の燃料がむき出しとなって、原発の敷地に転がり出す末期的な事態をお
それててきたからである。その時、現場には人間がいられなく なる。作業員も
東電社員も全員が逃げ出さなければならない。それは1-6号機のすべての事故
処理を放り出してしまう事態だから、次々と新たな爆発 を誘発する恐れが多い。

大量の燃料がも燃え出す可能性

ところが東京に帰宅後に読んだのが、先週号で紹介したアーニー・ガンダーセン
氏の著書[福島第一原発ー真相と展望](集英社新書)である。そこに は、明
日にでも”日本滅亡”が起こっても不思議ではないことを裏付けるように、この4
号機が抱えるトテツモナイ危険性が警告されていたので、ます ます自分の胸騒
ぎが本物であると感じるようになった。私の危惧は杞憂どころではなかった。そ
れより恐ろしいことが起こる可能性があるというのだ。

ガンダーセン氏によれば、大型の余震でプールに亀裂が入り、水が漏れて沸騰し
てゆけば、燃料棒の金属そのものが燃え出し、この大量の燃料が一挙に 大気中
で燃えるという世にも恐ろしい事態になれば、人類史上に経験したことのない事
故であり、一切の対策がとれないまま、日本列島が壊滅すること について、論
理的な解説がされていた。私は昨年来、家族には[本気で日本から逃げることを
考えておくよう]常々いっているが、彼もまた、[東京の 友人には4号機が崩
れれば即座に逃げるよう助言しています]と述べている。

彼は、そのようなカタストロフィーを招く震度7の最大の揺れが起こる確率は低
いとしているが、おそらく昨年来われわれが体験してきた、浜通りを 襲ってき
た震度5や6の続発については、あまり知らないだろう。こうした中地震の続発
がプールのコンクリーに与えてきた疲労は、相当なものに達し ている。した
がって彼の知識と、日本人の知識を突き合わせると、大地震でなくとも、コンク
リートの亀裂から水が漏れる可能性は高い。

たった今、内部の温度も、中性子も水素もまともに測定できずに、現場を管理し
ている東電ばかりではない。日本のあらゆる原子力関係者は、昨年に4 基まと
めて水素爆発が起こるままに放置していた人間ばかりである。日本人の生命を守
るために、こうした事故を未然に防ぐ能力という点で、おそろし く頭が悪いと
しか言いようがない。4号機に何かあれば、私の事故シナリオであれガンダーセ
ン氏の事故シナリオであれ、もう手がつけられない。致死 量を浴びる急性放射
性障害によって、バタバタ人間が倒れてゆく事態である。
東電も、真っ青になって震えながら、こんどこそ[直ちに健康に影響が出ますか
らすぐに早く遠くに逃げてください]と記者会見するはずだ。
一方、国は当面のパニックを避けるために、それを隠そうとするだろう。

富士山周辺の余震が続発している今、浜岡原発を直撃する東海大地震が起こっ
て、3基が一瞬で大爆発する可能性も、昨年の大震災前日、3月10日よ りは
るかに高くなっている。電源喪失を論じているヒマはまったくないほど、バタバ
タと人間が倒れてゆく”日本滅亡”の事態である。今度こそ、どう あっても、私
の最悪の予測は外れなければならない。そのためには燃料棒を取り出し、冷却機
能を備えた容器(キャスク)に移し替えて、地震の影響の 少ない場所に保管す
るしかない。政府はただちに、この国家プロジェクトに取り組むべきだ。

(転載終わり)






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