アングラ経済が世界を支配する
国際的な送金・資金決済のシステム=SWIFTから、イランが排除された。
核ミサイル開発を続ける、イランへの「経済制裁」である。
「公式」の送金システムから排除されれば、地下・アンダーグランドな「闇金融」システムでの送金が「主流」になる。
「闇金融」での主力商品は、兵器である。
イランがアメリカとの戦争準備に取りかかれば、兵器を大量に購入しなければならず、兵器購入資金を調達するため闇金融からの資金調達が増大する。この資金調達に「応じるため」は、闇金融に多額の資金供給を行わなければならない。闇金融への資金供給を増大させるには、「正式」な資金ルート=SWIFTを閉鎖しなければならない。
そのためにアメリカ政府は、イランのSWIFT利用のルートを「閉鎖」しなければならない。
イランとアメリカが戦争を始める「ため」には、アメリカ政府はイランの兵器購入を「援助」しなければならない。
オバマ大統領の大統領選挙資金の「大口提供者」には、このイランへの兵器販売商人が名前を連ねている。
SWIFTを閉鎖し、この兵器販売商人への資金供給を増大させ「便宜を提供すれば」、この兵器販売人はオバマ大統領に感謝し、次期大統領選挙への資金提供が「増大する」。
オバマ大統領にとって、「次期大統領選挙」は近い。イランとの戦争準備を加速させ、大統領選挙資金集めに東奔西走「しなければならない」。
闇金融の国際ネットワークを理解しなければ、表の現実政治の世界は「見えて来ない」。
世界網を形成する、複雑な闇資金ネットワークの世界。