ホワイトハウスの、黒幕達
「北朝鮮とアメリカの外交交渉の、陰で」より、続く。
http://alternativereport1.seesaa.net/article/255844522.html
クリントン政権で外交政策決定の重鎮の役割を果たしていたジョセフ・ナイが、「そのまま」オバマ政権でも外交問題の重鎮を務め、クリントン夫人がオバマ政権の国務長官=外務大臣を務める現在のアメリカ・ホワイトハウスは、クリントン政権のコピー商品となっている。
そしてアーカンソー州知事時代から「政治家」ビル・クリントンの「教育担当」を務めてきたズビグニュー・ブレジンスキーが、現在、オバマの「最高ブレーン=教育担当者」となっている。
ブレジンスキーは、この2つの政権で、常に影のブレーンの役割を分担している。
かつてのカーター民主党政権でも、カーターは外交問題の教師としてブレジンスキーを「影のホワイトハウス」のメンバーに就け、重用したが、ブレジンスキーの「副官」として常に同伴し行動を取っていたのがサミュエル・ハンチントンであった。
ハンチントンは、前ブッシュ政権では「文明の衝突」を出版し、イスラムとキリスト教との戦争は必然であると、イラク戦争正当化の議論を展開した。
「主演男優」が、カーター・クリントン、そしてブッシュ・オバマと変化しても、シナリオライターと、脇役を「常に同一人物達が固めている」。
この事実は、ホワイトハウスの「ご主人様」が、本当は誰であるのかを、明瞭に物語っている。
*・・・ナイが、どのような手法で歴代大統領を「調教しているのか」は、ジョセフ・ナイ著「リーダーパワー」、日本経済新聞社に、興味深い記載が多数、散りばめられている。