観音霊験記真鈔21/33
西国二十番山州良峯寺千手像 御身長八尺
釈して云く、千手經に云、若し此の陀羅尼(おんばざらたらまきりく)の名を聞く者は尚無量生死の重罪を滅すべし。何ぞ況や誦持する者をや。一切天人常に供養を須らくすべし。専ら名号を称すは無量の福を得、無量の罪を滅し命終して阿弥陀の國に往生す
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原人論 終南山草堂寺沙門宗密述
序
萬靈蠢蠢たる皆な其本あり。萬物の芸芸(うんうん)たる各の其根に歸す。未だ
根本あることなくして而も枝末ある者はあらざる也。況んや三才中之最靈にして而も本源無からん乎。且つ人を知る者は智なり。自ら知る者は明なり。今我人身を禀得たり。而して自ら從來する所を知らず。曷ぞ能く他世の趣く所を知らん乎。曷ぞ能く天下古今之人事を知らん乎。故に數十年中學ぶに常に師 . . . 本文を読む
観音霊験記真鈔20/33
西國十九番山州京革堂千手像、御身の長さ八尺2.4m亦行願寺と號す。
釈して云く、次上に千手観音十願(千手眼觀世音菩薩廣大圓満無礙大悲心陀羅尼經に「南無大悲觀世音願我速知一切法。南無大悲觀世音願我早得智慧眼。南無大悲觀世音願我速度一切衆。南無大悲觀世音願我早得善方便。南無大悲觀世音願我速乗般若船。南無大悲觀世音願我早得越苦海。南無大悲觀世音願我速得戒定道。南無大悲觀世音 . . . 本文を読む
大薩遮尼乾子所説經卷第五では、大薩遮尼乾子(元ジャイナ教修行者・ここではお釈迦様の弟子)が嚴熾王の戦争に関す る問に答えたが、お釈迦様がその答えを正しいと証明されています。王の質問は反逆者や外国王が侵略せんとした時の対処を問うものでした。これ に 封 し 大 薩 遮 は 「先 ず 国 王 は 、危 機 の 初 期 、中 期 及、末 期 に分けて考え、危 機 の 初 期 に お い て は、戦 . . . 本文を読む
お母さんは大変な病気を抱えて頑張っているのだから日本一
ALSで寝たきりとなっている母親を持つ小学3年生の子が学校で母親のことを揶揄われても「お母さんは大変な病気を抱えて頑張っているのだから日本一のお母さんだ」と言うのを聞いて、それまで「死にたい死にたい」とばかりいっていた母親が立ちなおった、という話です。
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観音霊験記真鈔19/33
西國十八番山州京六角堂如意輪像、御身長一尺五寸(45.5㎝)頂法寺とも云へり。
釈して云く、今此の観世音も如意珠の如く一切衆生の願に随って一切満足するところの徳義を備玉ふ薩埵なる故に如意輪王と名く。是の故に菩提流支三蔵所譯の如意輪陀羅尼經の説に由るに、佛、鶏喇斯山に在して無央數の菩薩と倶なりき。爾時に観自在菩薩坐より起ちて長跪合掌して前んで佛に白して言さく、世尊我に大 . . . 本文を読む
今日は諸国の僧尼に国の為に毎日二十一遍の佛頂尊勝陀羅尼読誦を命じた日です。日本三代実録・卷四・貞觀二年(860)に「四月十九日己亥》○十九日己亥。詔五畿七道諸國。令境内僧尼。誦佛頂尊勝陀羅尼。日滿廿一遍。毎至年終。具録言上。自今以後。永爲歳事。以爲國祈也」とあります。
天皇は清和天皇。『日本三代実録』貞観八年の記事には、「阿蘇大神が怒気を含んでいるので「疫厲」や「隣境兵の乱」があるかもしれない」 . . . 本文を読む
今日は大数学者岡潔の生まれた日です。岡は大阪市に1901年〈明治34年〉4月19日に生まれています。天才数学者で、当時世界の数学者の誰もが手に負えなかった多変数函数論の三つの大問題を一人ですべて解決し文化勲章を受章しています。京大で湯川秀樹、朝永振一郎にも教えており、「物理の授業よりもよほど刺激的だった」と湯川は述懐しています。ウキペデアによると、「晩年の主張は超高次元の理想である真善美妙を大切に . . . 本文を読む
清凉寺御身拭式は京都の春の風物詩です。御身拭式は毎年4月19日に行われています。御身拭式は本堂に安置されている本尊・釈迦如来像(国宝)を寄進された白布(晒)で拭い清める行事です。本尊を拭い清める為に使われた白布を身に着けると罪業が消滅し、極楽往生できるとも言われています。釈迦如来像は日本三如来に数えられています。4月19日14:00から行われます。
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本朝高僧傳
唐福先寺沙門道璿傳
釈道璿は唐許州衛氏、即ち霊公の後なり。少歳にして道を慕て出家。定賓律師に従ひ東都大副寺に於いて戒・學・律を稟く。師を尋ねて三蔵に習串す。嵩山普寂和尚に参じ、禅要を探り華厳を質す。福先寺に回り四衆に散戒す。日本の普照・栄叡、風に聞き寺に至り東征を申請す。天平八年を以て(釈書により七年と作る)、菩提仙那を伴ひ来る。是の時本朝、律學未だ備らず、詔して大 . . . 本文を読む
写経の誓と家族の供養により穴から出られた話
「今昔物語集・巻十四・美作国鉄掘入穴法花力出穴語 第九」
「今昔、美作の国英多の郡に、鉄を採る山有り。安倍の天皇の御代に、国の司・・・と云ふ人、民十人を召て、彼の山に入れて、鉄を掘らしむ。民等、穴に入りて鉄を掘る間、俄に穴の口崩れ塞がるに、穴に入れる鉄掘の民等、恐れ迷て競ひ出る間、九人は既に出ぬ。今一人は遅く出でて、穴崩れ合て出得ずして止ぬ。国の司よ . . . 本文を読む
観音霊験記真鈔18/33
観音霊験記真鈔巻之三
西國十七番山州京六波羅蜜寺十一面像。御身長一丈(3.03m)。
釋して云く、亦十一面観音の利益を讃述せば十一面經に具なり。彼經は観世音菩薩南印度南邊補陀落山に在して世尊の許可を受けて説き玉ふ所の陀羅尼經也。經に云く、時に観世音即ち呪を説て云く、唵摩訶迦盧尼迦沙波訶(おんまかきょろにきゃそわはか)と
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今日は日本のペスタロッチと言われた東井義雄師逝去の日です。
東井義雄記念館によると、平成3年4月18日79歳で遷化されています。
NHK「こころの時間・仏の声を聞く」で師は
「『仏説無量寿経』の中に、「至心廻向 願生彼国 即得往生 住不退転」とある「至心廻向」は仏様の方から廻向して下さっている、と読む。 (自分が癌に侵され寺の跡取り子息が心臓発作で植物人間になっていても)仏さまは「替わってや . . . 本文を読む
今日は比叡山延暦寺中興の祖慈恵大師御影供です。
比叡山延暦寺のホームページです。
4月18日
11:00
慈恵大師御影供
四季講堂
慈恵大師良源さまの御影を掲げ、報恩謝徳のためお香、供物、茶菓の百味を供えて徳行を讃える法要。毎年4月18日に奉修し、慈恵大師講式をお唱えする。
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観音霊験記真鈔17/33
西國十六番山州京清水寺千手像。御身長八尺(2.4m)又は楊柳観音とも云へり。
釈して云く、千・聖・馬・准・十一面如の六観音を以て大悲・大慈・師子・大光・丈夫・大梵の六観音に誰人か配當するや。(天台大師智顗が『摩訶止観』で、大悲・大慈・獅子無畏・大光普照・天人丈夫・大梵深遠の六観音を説いた。この六観音信仰に対して、真言宗の小野仁海は「天台宗が『摩訶止観』に説いている六観 . . . 本文を読む