今日の試合で片岡が引退しました。
試合は、5対1の快勝でしたが、期せずして片岡の活躍が目を引きました。
最終打席では、レフト立浪の頭上を越して2ベースヒットを放ちました。
片岡は、最終打席で2ベースを放つ
その立浪と片岡とは、PL学園と同期で甲子園春・夏連覇の立役者でもあり、試合後のセレモニーでは、大粒の涙を流していました。
2003年の虎の優勝時に同点ホームランを放ち、赤星のサヨナラヒットで優勝を決めました。が日本ハムからFA宣言で移籍後は、余り活躍が出来ず、特にこの2年間は、代打での出場も少なく、自分自身でも歯痒かったのではないでしょうか?
試合後には、片岡の引退セレモニーがあり、藤本や浅井などの若手が涙を流して泣いているのを見ると、片岡の野球に対する姿勢や仲間に慕われているのだとしみじみ感じました。
最後の胴上げには、中日の立浪ほか数名が虎ナインと一緒に参加していたのには、驚かされました。
プロ野球で、敵・見方が同じく胴上げされた選手は、いなかったのではないでしょうか?
同じ日に、古巣の日本ハムがパ・リーグの優勝を25年振りに達成したのは、偶然なのでしょうか?
片岡37歳、桧山37歳、金本が38歳、下柳も38歳、矢野も38歳になります。
野球人の活躍期間は短く、片岡以外のその同じ歳の人やその上の人達も残り少なく、いずれはわが身と身の引き締まる思いをしていることでしょう。
桧山を除いて、上記の人々は、皆移籍選手です。
来年以降の虎には、若手の台頭が望まれます。
今年の虎は、8月の末には、一度死に掛けているのを、それ以降追い上げ、プロ野球を盛り上げたのには、大きな功績でしょう。
連覇出来ずに残念ですが、この悔しさを来年に生かして欲しいものです。