前に大阪北の開発計画について調べましたが、今日は神戸の復興再生事業について調べてみました。
まず、10月4日に開業した”ミント神戸”は、震災で倒壊した旧神戸新聞会館を商業施設として再生されました。
復興の再生のシンボルとしてプロジェクトが組まれ、三宮駅前に多機能な商業施設や業務施設を備え、情報発信拠点を構築する目的で2004年からスタートしました。
若い世代をターゲットに、衣・食・住・遊・学・職などあらゆるライフスタイルを提案すると唱えています。
シネコン・大型LEDビジョン・サテライトスタジオなどのメデア機能も備え、神戸最大の集客力を誇る都市拠点となりそうです。
2008年に完成予定なのが”神戸芸術センター”です。
新神戸駅前の神戸市バス車庫跡に、芸術ホールなどが入る高層マンションが出来ます。商業エリアと住宅エリアの間という立地条件のを生かし、周辺住民はもとより来街者も落ち着いて芸術を楽しめる環境を整備するとしています。
神戸学院大学ポートアイランド新キャンパスは、2007年に完成予定で、神戸湾内に浮かぶ人工島ポートアイランドが、学生街として変貌をとげます。
今の西区にある有瀬キャンパスから、法、経済、経営、薬学部が、この新キャンバスに移転し2007年4月に開港の予定です。
神戸学院大学の完成予想図
JR貨物神戸湾駅跡地には、復興記念公園が2010年に完成予定です。
”みなとのもり公園”と名付けて震災の教訓を次世代に伝えるのを目的に、神戸市が復興特定事業として、総工費110億円を投じるプロジェクトです。
甲子園球場の1.4倍の広さに、市民参加型のワークショップにより基本計画が練られています。
ここは災害時に最大5万人を収容出来る避難場所や緊急ヘリコプターの着陸地となる芝生広場を始め緊急車両の出入口や非難経路、救護所となるパークセンター、緊急用仮設トイレや雨水貯留槽、太陽発電などの設備も設置される予定です。
この他の復興事業として新長田駅南地区震災復興第2種市街地再開発事業を2009年に、又、中山手地区の低層木造建築の密集地の再区画を2008年に完成予定で進んでいます。