梅田界隈の変貌は、目を見張るものがあります。
昨年から景気が悪化しており、底をついたという説もありますが、まだまだ行く末は分かりません。
その中にあって、JR大阪駅の改築、大阪北ビルの建設、阪急百貨店の建て替え工事と、今梅田界隈は、建設ラッシュになっています。
梅田界隈は、「西梅田開発(ハーネスプラザ、ハーネスエント)」が一段落した今、JR大阪駅とその周辺のもう一つの再開発は、最後で最大の再開発と言われる「梅田北ヤード再開発事業」が始動します。
これらは、今後の景気の動向にどのような影響を受けるのでしょうか?
北ヤードのイメージ 1期先行開発区域A,B,Cの各地区
御存じの通り、北ヤードというのは、梅田貨物駅跡地です。
この再開発は、三菱地所を代表とする企業連合(積水ハウス、阪急電鉄、大林組、竹中工務店など大阪を拠点とする関西連合と呼ばれる12社)は、昨年8月に先行開発区域の工事日程を発表しました。
それによると、着工は平成21年下期とずれこみ、まち開きは当初予定の平成23年(2011年)春から平成24年(2012年)秋ごろと1年半遅れることになるようです。
大阪駅周辺の建築現場と予定
2期開発ビジョンづくりも当初計画から1年半遅れており、これらは、今の不況の影響が出てきそうです。
景気の回復が遅れる場合、超一等地の物件であっても強気の価格設定がしにくくなるのではないかと、不動産関係者が呟いているとか・・・
というのも、計画では、高層ビルを4棟を建設し、オフィスや商業施設、分譲マンション、ホテルなどの進出を見込んでいるのですが、景気の動向如何では、需要の減少が懸念されるからです。