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梅田界隈の変貌とその歴史ーその6-

2009年07月23日 20時00分35秒 | 変貌する街、過去・現在・未来

土地再開発とは、どういうことなのでしょうか?
日本では、市街地再開発事業を行うため「都市再開発法」という法律があります。

市街地再開発は、市街地の土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るために建築物及び建築敷地の整備並びに公共施設の整備に関する事業をいいます。

  
  梅田北ヤード、2期工事完成予想図 都市景観として満足出来るものに・・・・

この市街地再開発には、①行政機関、大阪であれば大阪市が施行する場合②土地区画整地組合が施行する場合、③個人が施行する場合、それに④都市再生機能が施行する開発があります。
大阪北ヤードの再開発は、独立行政法人都市再生機能(UR都市機構)と独立行政法人鉄道建設運輸施設整備支援機構という機構が再開発を施行しています。

土地開発を行うには、単に入れ物を造るとということではなく、景観が大きな要素を占めています。

  整備が進む中之島

都市景観のキーワードは、人工物の自然との調和と感動で、主に外の景観と不特定多数の人を対象としたもので、土木景観とも言いかえることも出来ます。

都市景観とは、ほとんどが人間が作り出したもので構成され、人の感性によって居心地が良く、落ち着くと感じられる環境で、尚且つ感動や楽しさを与える空間でなくてはなりません

景観の素材としては、水、道、建物、緑があります
水は、水辺、噴水、人工滝などで、道は、街並み、並木道、バルコニー、ゲートなどで、そこに空き地、広場を配置し、目に優しい緑を配置することが、基本構造なのです。

景観の素材に付帯するものとして、安全施設、照明、案内標識、アート(絵画や彫刻)などや文化的素材を活かし、歴史、史跡、風土なども重要な素材なのです。

このように、都市景観について考えると、何よりも、機能と見た目が大事なようです。
景観が成功したかどうかは、その付加価値がどれだけ付いているのかによって判断されるのではないでしょうか

その景観の付加価値とは・・・・・・
① 人に感動を与える
② にぎわいー楽しさ
③ 落ち着きー静けさ

景観には、客観的要素だけではなく、人の心に響く主観的な要素がなくては、都市景観が成立したとは、言えないようです。

今、建設中の「大阪駅前開発」や「梅田北ヤード」が完成の暁には、そこの都市景観が人に感動を与え、より便利になり、大阪の顔として賑わいが益々盛んになるのを期待して、完成が待たれます。