こんな勝ち方をすることもあるのですね。
両チームの得点は、ジャイアンのホームランの1点のみで9回を迎え、敗色濃いトラは、最近の打撃内容から見て、逆転はおそらく難しく、あきらめムードが漂っていました。
9回、1アウト後、新井の当たりはボテボテながら二遊間を抜いたのが、逆転の口火となりました。
次の鳥谷が初球を鋭く振りぬくと打球はライトスタンドに飛び込み、マウンドの越智が呆然とした顔をしていたのが印象的でした。
不振戦犯の一人鳥谷は、以後、トラの攻勢の先頭を切ることが出来るか
こうなれば、今までの呪文が解けたかのように、狩野を置いて代打の林が3号2ランし、続いて葛城も2号ソロを放ち、勝利を手中に収めました。
林 3号2ラン 葛城 2号ソロ
7月6日、バルディリスの先頭打者ホームラン以来8試合もの間ホームランがなかったトラがこの試合、いや1イニングに3ホームランを打つなんて信じられません。
問題は、この奇跡を、次の試合につなぐことが出来るのでしょうか?
8回までの多くのチャンスを生かしきれなかった病魔を治しきれるのか?
そして明日を楽しんで良いのでしょうか?
奇跡は奇跡で終わってしまうのでしょうか?