徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

とら、よく勝てたものです・・・・

2009年07月28日 23時18分00秒 | 野球・タイガース

横浜には失礼かも知れませんが、相手がハマであったのが、トラにとっては幸いしたのかもしれません。

初回に、金本のエラーもあって3点を先取された時、既にトラは死んでいたようです。
打順を、今季序盤のように3番鳥谷、5番に新井を置いたのですが、それが今季前半と同様にナカナカ機能しませんでした。

  

3番鳥谷は、復調のきざしをそのまま今日の試合にも出ていたのですが、5番新井は、ランナーを置いて打席に立つのですが、ことごとくチャンスをつぶし、6番ブラゼルに至っては、3三振と、二人が大ブレーキとなっては、試合は、重苦しい雰囲気が漂い、今日も、いつもと同じ負け方と思われました。


最近の負けパターンは、エラーがらみで点を取られ、追いつくのですが、追い越せず、塁を賑わすのですが、肝心なところでタイムリーが出ず、重苦しい雰囲気の中でズルズルと敗戦への道を辿り、消化不良の末、惜しいところで負ける試合が多くありました。

初回の3失点に6回まで追加点を奪われなかったのが、勝利に結びついたのです。
横浜に追加点を奪われなかった安藤が良かったとは決して言えません。
切れが悪く、コントロールも悪い状態でありながら、横浜の雑な攻撃に救われたのです

  
   9回、新井の同点打            10回、関本のサヨナラ打

9回裏、今まで強振していた新井が、軽くバットを出して右に流して同点タイムリー打を放つも、この回押せ押せのサヨナラ出来なかったのも、もう一つ乗れないトラでしたが、10回に関本のセンター前でケリをつけました。

それにしても、11安打7四球で5得点しか?取れず、14三振を喫したとなれば、試合の内容は察しがつくのではないでしょうか・・・・・


映画「剣岳 点の記」を見て・・・・

2009年07月28日 11時47分50秒 | 映画・社会

昨日、映画「剣岳 点の記」を見てきました。
この映画の原作は新田次郎氏の小説ですが、話の内容は実話に基づいているそうです。

明治40年、陸軍参謀本部の測量官と旧大山町の山岳ガイドが前人未到の山と言われていた剣岳に地図の作成に欠かせない三角点を設置したという物語で、自然との壮絶な戦いとは裏腹に、その壮大な自然の美しさが印象に残る映画でした。

  
    映画「剣岳 点の記」のポスター     雲海に浮かぶ剣岳

当時、日本地図を作成していた「陸地測量隊」は、ほぼ日本全土の地図を作り上げていたのですが、最後に残ったのが剣岳周辺だったのです。

その頃、日本に初めて発足した日本山岳会も剣岳の初登頂を計画していて、軍はプライドを賭けて、初登頂を果たせと、測量部の柴崎芳太郎(浅野忠信)に命じるのですが・・・・そのガイドの宇治長次郎(香川照之)と苦悩の登頂が始まります。

話の内容は、ここでは割愛しますが、宇治長次郎役の香川照之の好演が、この物語を盛り上げたと言っても過言ではないと思います。

登山とか測量とか、全くの素人なのですが、その苦労はヒシヒシと伝わってきます。
特に、測量というのは、今でもあのようなことをしているのでしょうか?少なからずもっと近代的に出来るのでは・・・・ と考え、僕なりに調べると・・・・
現在の地形図作成はGPSや航空測量の発達で、より精度が高くはなっているのですが、三角点が緯度経度と標高の基準である点では、昔となんら存在意義は変わっていないそうです

特に地震大国の日本では、地殻変動をミリ単位で測る目安として、三角点の重要性はさらに増しているそうです。

  
  右の一番高い峰が剣岳です。           映画の一シーン

今でも道路などで測量している姿を見かけることがありますが、それは三角測量と言って、地表に埋定された基準点のことを三角点というそうです。
映画の表題の「点の記」とは、その三角点設定の記録なのだそうです。

この様に苦労して、初登頂を成したと思いきや、この物語には、オチがあったのです。 頂上には、修験者が使っている錫杖の頭が見つかりました。
つまり、初登頂を目指して苦労の末、登頂しても、そこには先駆者がすでにいたのです。
一般的に、日本の多くの山の未踏峰に初めて登ったのは測量手であると言われていたのですが、遠くは奈良朝時代までさかのぼって、日本各地の山々を開山したのは修験者たちの”山岳崇拝”の執念だったのでは・・・・ということを作者は言いたかったのではないでしょうか?

ちなみに、剣岳(つるぎだけ)という名前の付く山は、全国各地にあります。
ただし、呼び方が地方によっては”けんざん”と呼ばれるのかも知れませんが・・・・
北アルプスの剣岳の標高は2999m。 四国の剣山は1955m。
秋田市は、1054m。 岩手と秋田の県境にあるのは、1397m。
福岡県には、126m、北海道には87mの山があるそうです。