2011年3月11日の東北大震災で大きく被災した東北新幹線は1ヶ月半を経て、最後に残った仙台ー一ノ関間の区間が開通し全線が結ばれることとなりました。
鉄道の復活が、復興への足がかりであり、この地方の意気込みが感じさせられます。
しかし、新幹線の復旧はしたのですが、まだ一部の地方では、復旧には程遠いところもあります。
気仙沼線、大船渡線など三陸の不通区間、原発事故の影響を受けた常磐線の一部の復旧なくしては、この地方で復興したとは言えないのではないでしょうか?
鉄道は、一地方だけではなく、国全体の動脈として、発展に欠かせないもので、これからの鉄道のあり方やその経済性について、考えて見たいと思います。
復元工事を終えた東京駅の夜景
昨年、5月、「大阪ステーションシテイ」が開業しました。
そして、今年、昨日は、JR東京駅丸の内側の赤レンガ駅舎が1日、5年に及ぶ保存・復元工事を終え前面開業しました。
昭和20年の空襲で焼失した3階部分と南北のドーム屋根がそろい大正期の創建当初の威容が首都によみがえりました。
大正時代、創建時の東京駅 10月1日 再建された東京駅
その東京駅は、それだけに留まらず、新東京駅の構想があります。
東京駅前の地下に新東京駅を造り、羽田空港まで18分、成田空港まで36分でつながる「都心直結線」構想です。
東北縦貫線計画
また、2014年には、東北縦貫線計画が着々と進んでいます。
これは、今 上野駅留になっている宇都宮線、高崎線、常磐線の列車を東京駅に乗り入れるルートが2014年に完成予定です。
このように、鉄道は、どんどん進化しています。
鉄道は、今後どのような発展し、どのような効果をもたらし、どのような経済効果があるのでしょうか?
そして、それは、企業として投資するだけの価値があるものなのでしょうか?
これから、シリーズとして考えていきたいと思います。