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極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

パリは燃えているか

2013年08月09日 | 時事書評

 





 

     

映画『パリは燃えているか』を観た記憶は残っているが、梅田のどこの映画で観たのか、ひ
とりで観ていたのか、それとも彼女や友達と一緒に観ていたのかの記憶には消えている。昔
から、人の名前を暗記することが苦手だったことが関係しているのかどうか分からぬが。と
ころで、この『パリは燃えているか』(Paris brûle-t-il?/Is Paris Burning?)は、1966年の米仏
合作映画。ラリー・コリンズ、ドミニク・ラピェールによるフランス・レジスタンス(共産主
義者とドゴール派)と自由フランス軍によるパリの解放を描いたノンフィクションの原作をル
ネ・クレマンが監督し、脚本はゴア・ヴィダルとフランシス・フォード・コッポラが担当す
る。1944年8月7日から、8月19日のレジスタンスの蜂起開始、米軍の援護を受け、8月25日の
首都パリの解放に至るまでを描く。物語はドイツ軍の降伏に貢献したレジスタンス運動を中
心とし、登場人物は、米軍ジョージ・パットン将軍、ドイツ軍ディートリヒ・フォン・コル
ティッツ将軍、レジスタンスのジャック・シャバン・デルマ大佐、自由フランス軍のフィリ
ップ・ルクレール将軍などである。映画の終盤、降伏する前にパリを破壊しろというアドル
フ・ヒトラーの命令が下るが、コルティッツ将軍は命令に従わずに連合国に無条件降伏し、
パリを破壊から守ったというもの。



ところで、1995年にNHKスペシャル「映像の世紀」の音楽を担当した加古隆は、番組終了後、
にNHKに音楽に関する問い合わせが殺到したというテーマ曲「パリは燃えているか」は、加古
の作品の中でも最も多くの人に聴かれている楽曲だという。米沢市の山形大学教授の城戸淳
二が主宰する有機EL研究会の会場にいつもこの曲がBGMで流れていたが、城戸が羽曳野
で加
古は豊中出身で同じ大阪ということなのか、シャープの液晶パネル市場の垂直統合戦略
へのレジスタ
ンスを意図して流されていたのかわからない(メール確認すれば済むことなの
だが)。さて、加古は1997年『ドキュメントにっぽん』の音楽を担当し、翌1998年には担当
したベルギ
ー映画『The Quarry』ではモントリオール世界映画祭で「最優秀芸術貢献賞」を
受賞。2000年
には、『にんげんドキュメント』のテーマ曲「黄昏のワルツ」が作曲されてい
る。作曲においてジャズ・クラシック・現代音楽の要素を融合させた独自の作曲形式を確立。
ピアニストとして自身の作品の演奏を中心に活動。また、映像とのコラボレーションによる
音楽も数
多く手掛け、映像音楽の作曲家としても活動の幅を広い。自身の作品によるコンサー
トは世界各国に及び、オリジナルアルバムは50作品を超え、透明な音の響きから「ピアノの
詩人」「ピアノの画家」と称され、1980年代からかぶり始めた帽子がトレードマーク。ステ
ージでも必ず身につけて、コンサートでの演奏は全て暗譜で行うという。生まれは1947年、
音楽とは全く縁のない家庭に生まれ、大阪府豊中市で育つ。音楽との出会いは小学校のとき
知り合い宅に行った際、当時日本ではまだ珍しかったレコードプレーヤーと、1枚だけあっ
たLPレコード。そのレコードを聴いた加古は大変心地よくなり、これを機にその知り合い宅
へレコードを聴きたいがために、泊り込みで通うようになりる。枕元にプレーヤーを置き何
度も何度も音楽を聴きながら眠ったとか(トスカニーニ指揮、ベートーヴェン作曲の交響曲
第5番『運命』)。小学2年頃、当時の担任が音楽の教師で、生徒に器楽合奏をやらせていた
が、どんな楽器も上手に演奏する加古をみて、両親にピアノを習わせることを薦めたことが
切っ掛けとなり大成する。加古隆(かこ たかし、1947年1月31日-)、大阪府出身の日本人作
曲家・ピアニスト。「隆」は旧字体で表記される。東京藝術大学作曲科卒、同大学大学院修了。
パリ国立高等音楽院卒。

昨夜の続き。なんとはなしに牛タンの柔軟処理について考えいたのだ。切っ掛けは彼女が買
ってきたものが、いつもの「スモールタン」(セブンイレブン社製、76g/\198)と異なり、
クズ肉をプレスしたもので、厚切りでなくブロックのため食べ難いことがその理由。牛タン
は固くてオーストラリアなどから輸入品は柔軟処理を施し輸入すると聞いている。食品用薬
剤に漬け込むか、あるいはインジェクション装置で注入しているのだろが詳しくはわからな
い(ネット情報を丁寧に調べて行けばわかるだろうけれど)。食肉用品質改良剤の投入の実
態を目にしたことないが、肉に水を打ち込むというような重量をごまかす方法があるという。
食品ジャーナリスト情報では「“インジェクション”という、食肉加工に使われる加工技術
のことでしょう。スーパーの特売品などで売られている安いハムなどによく見られます。肉
の塊に、剣山のような何十本という注射針の固まりのような機械を差し込み、そこから“調
味液”を注入するのです。すると液でパンパンに膨らむので、ひどいものになると30%くら

    

い“水増し”ができるのです。しかし、ただの水を打ち込んでも、切ったときにドリップ(
肉汁)として流れ出るので、それを防ぐために、イモやトウモロコシ由来の澱粉、卵白や乳
由来の蛋白、糊のような役目をする粘着剤、舌触りをよくする増粘剤、酸化防止剤やpH調整
剤などを溶かし、さらに化学調味料やアミノ酸を加えて味を調えた調味液を作る。それを打
ち込んだ肉を加熱すると、見事に固まるわけです。でもそんな原材料で作れば肉の本来の旨
味も当然薄まる。ブヨブヨして味も水っぽいので、業界内では“プリンハム”と呼ばれてい
ます。肉よりも調味液の原価のほうが断然安いわけですし、まったく違法ではありません。
ですからメーカーにとって“おいしい技術”なんです」てなんて記事がネットで流れている
が、ここは純粋に、牛タンを化学薬品を使わず、加熱せず、加圧し柔らかにすることができ
れば、牛タンは生まれ変わり、付加価値をつけることができ普及できるであろうと考えたが
その最適加圧条件の割り出しにまた時間がかかるというわけで、ここでギブアップ!

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ガラパゴスも悪くないか

2013年08月08日 | 時事書評

 

 


今朝の朝日新聞(上図)によると、 東京電力福島第一原発の建屋近くの地下水から高濃度の放射
性物質が検出
されている問題で、政府の原子力災害対策本部は7日、1日あたり推定三百トンの地
下水が放射性物質で汚染され、海に流出しているとの試算を明らかにした。東電による汚染水対策
は破綻し
ており、政府は国費を投入して対策に乗り出す方針を固めたという。それによると資源エ
ネルギー庁によると、福島第一原発では山側から海側に1日約一千トンの地下水が流れ込んでいる
という。このうち、原子炉建屋などへ約4百トンが流れ込んで汚染水になっているとしていたが、
試算では、残り6百トンの地下水のうち3百トンが建屋周辺の汚染土壌の影響で汚染水となり、海
に流れ出ているとした。漏れ始めた時期は特定できず、事故直後からずっと漏
れ続けている可能性
も否定できないという。残りの3百トンは汚染されずに海に流れているとみられる。東電は9日に
も汚染された地下水を井戸から汲み上げ始める。当面百トン汲み上げるみ上げる計画で今後井戸を
増やす。増えた汚染水はタンクで保管。東電によると、現在の設置済みのタンク容量は計約38万ト
ンで、うち約32万トンが汚染水の保管にすでに使われている。2015年までに70万トン16年度中に80
万トンまで増設する。東電は汚染される地下水を1日60万トンにまで減らし、タンクにためられる
ようにする計画だ。汚染されている土壌を薬剤で固めて壁を造って取り囲み、地下水が流れ込まな
いようにして汚染水を減らすという。しかし、東電はタービン建屋から汚染水が漏出している可能
性については想定していない。汚染水の放射性物質の濃度は井戸水で調べているが、採取の時期や
場所によってまちまちでよくわかっていない。漏出元や汚染されている場所の範囲も特定できてい
ない。対策の抜本的な見直しを迫られる可能性もある。東電はさらに、原発施設を取り囲むように
土を凍らせて地下水が流入するのを防ぐ。工事費は数百倍円規模で東電では賄いきれないことから、
国が一部費用を負担することにした。経済産業省は研究費名目で、金額を示さずに14年度予算で概
算要求する方針だという。

これに先立つ2日前には、柏崎刈羽原子力発電所の運転再開に向け東京電力が速やかに国に安全審
査の申請をしたいとしていることについて、地元の柏崎市と刈羽村は了承する方針を決めている。

一方、新潟県の泉田知事は申請に反発、地元自治体の対応が分かれるなか、東京電力がどう判断す
るのか注目されていた。東京電力は、柏崎刈羽原発の6号機と7号機の運転再開に向け、原発の新
たな規制基準に基づいてできるだけ速やかに国に安全審査を申請する方針だという。先月には、廣
瀬社長が地元の柏崎市と刈羽村、それに新潟県を訪れ、方針を説明するとともに新しい基準に適合
するよう工事を進めている「フィルターベント」と呼ばれる設備について了解を求めていた。これ
に関し柏崎市は、東京電力の安全審査の申請を了承する。フィルターベントについては、審査で新
基準
への適合が確認や、審査の過程や結果の説明、運用方法を自治体などと協議することを条件に
設置を了解するとしいうことだ。
刈羽村も同様の対応をとる見通しで、柏崎市と刈羽村は6日、東
京電力
にこうした方針を伝えているが、一方で、新潟県の泉田知事は、設備について十分な説明が行われ
ていないとして、安全審査への申請に反発、地元自治体の対応が分かれるなか、東京電力が申請の
時期
の判断など注目されている。泉田知事は5日コメントし、「東京電力は安全協定を守り申請の
前にフィルターベントについて地元自治体の了解を得るべきだ」とした上で「県が了解するには設

備のハード面だけでなく運用面も含めた安全性の確認が必要で、東京電力との協議が必要だ」「自
治体と東京電力との合意がないまま審査することは困難ではないか」と指摘している。


 

そんなニュースを目にし、再確認のために 武田邦彦著『エネルギーと原発のウソをすべて話そう』
を書棚からとりだしペラペラとページをめくり、目についたところをメモ代わりに書き出してみて
改めて、関連時事への注意喚起とした。

 では原発を動かすことにした地域の住民や、周辺地域の住民はどうすればよいのでしょうか。
 いま私が名古屋市で原発事故勉強会として進めていることを例にお話ししておきます。
いまま
 でも自治体は原子力発電の安全性をチェックする役割がありましたが、事故でわかったように、
 実際のところは何もチェックできていませんでした。電力会社から官僚的な説明をされても
 知識がないから太刀打ちできないというのが実情です。しかも、そこに政治的な力とおカネが
 絡み、地元は原子力発電の安全性を納得させられてきました。しかし、それでは無用な被曝を

 させられることが福島の事故で明らかになりました。基本的に、中部電力の浜岡原発だけでは
 なく、敦賀原発も、福島第コ原発のように地震で
壊れるというのが私の考えです。いままでの
 安全基準でつくられた原発は、地震が起きれば
福島第一原発と同規模の災害を起こす可能性が
 あります。ですから地震で壊れないように、国や中部電力が原発の安全基準を見直すのは当然

 ですが、私たち住民は原発が壊れたときのことを想定する必要があります。福島第一原発のよ
 うな事故を想定し、次のような防災計画が必要です。

  ・事故の規模を想定する。
  ・放射性物質はどの範囲まで被害を及ぼすか、その予想は誰が行って、どう発表するか。
  ・被曝する地域の住民をどのように避難させるか、手段と避難先の確保。
  ・住民の被曝測定と健康診断の方法。

 そのうえで、たとえば名古屋市の水源である木曽川がどの程度、汚染されるか、水道水が飲め
 なくなる期間は事故後どのくらいか、その間の220万人の住民の飲料水をどのように確保す
 るか、食料品をどのように確保するか、なども想定すべきでしょう。また、避難させない地域
 についても、マスクを装着するよう指導したり、被曝量を検査するなど具体的な防災計画を作
 成する必要があります。防災計画ですから、名古屋市の計画を話し合うために私は市の職員と
 ともに消防隊の司令とお会いしました。
たとえば飛行機ではライフジャケットが個々の乗客に
 用意されていますが、その使い方に
ついて非常に丁寧に説明されるはずです。同じように、原
 発も事故を想定して、ライフジャ
ケットの準備とその使い方の説明が必要なのです。原発事故
 を想定する場合、福島原発の事故でもわかるように、退避先の住居をつくる必要
がありますか
 ら大規模な計画です。これは全国の原発で必要になるものですから、たとえば
東日本に一つ、
 西日本に一つ「原発退避村」をつくればいいかもしれません。逃げる方法に
しても、自動車で
 逃げるのか、バスで逃げるのか、オートバイに乗るのか、考えなければな
りません。原子力発
 電を行うのであれば、そこまで想定しなければならないのです。
この防災計画について中部電
 力と話し合う機会を設けましたが、福島原発があのような状
態になっているのにまったく危機
 感がなく驚かされました。こんなところに呼び出されて迷
惑だと言わんばかりで、当事者意識
 のかけらもありません。本来であれば、「不安を与えて
いて申し訳ありません」と言うべきで
 しょう。
その話し合いの場で、私は次のように尋ねました。もしも原発が事故を起こし、水
 源が汚れて市民が水を飲めなくなったときのために、電力
会社は住民のためにペットボトルの
 水を用意していますか?」
「もしも原発が事故を起こし、児童が被曝しそうになったときに備
 えて、電力会社は疎開先
の学校を準備していますか?」「もしも原発が事故を起こし、土地が
 汚れたときには、電力会社は土地を綺麗にしてくれま
すか?」この三つの質問に対して、電力
 会社はいずれも「ノー」と答えました。この答えは、福島
原発の事故を見ていても、東京電力
 はそのような備えをしていませんでしたので予測できた
ことです。そこで私はさらに確認のた
 めに、「電力会社は原発を運転しているのに、原発が事故を起
こして放射性物質が飛散したと
 きに、それを片づける意思はないのですか? それは法律的
に義務がないという意味ですか、
 それとも企業の社会的責任として行わなくてもいいという
お考えですか?」これに対して、電
 力会社からの答えはありませんでした。現代社会では、自社の製品に欠
陥があった場合、企業
 が知らないふりをすることは考えられません。しかし、原発ではそう
なっています。しばらく
 して電力会社の人は、「損害が起きたときの訴訟の対象は電力会社で、それはぜ
んぶ引き受け
 るつもりです」と言われました。それに対して私は、「被害を受けてから損害
賠償をしても意
 味がないのではないでしょうか。むしろ被曝をしないきではないですか」と言いました。その

 後、自治体の人にもこう聞きました。「それでは住民を助けるのは自治体の役目でしょうか?」
 ように全力を尽くすべすると自治体は、「法律的に地方自治体は原子力関係の危険を防止する
 ような仕事ができません。原子力関係はすべて国が行うようになっています」と言うわけです。
 つまり現在の日本では、福島原発の事故が起こったにもかかわらず、今後、原発事故が起こっ
 ても電力会社も自治体も住民を救うことができないシステムだということです。
人間は間違い
 を起こすことがあります。しかしそのときに、損害をできるだけ小さくする
ための手段があり
 ます。たとえば、船はときどき転覆事故を起こしますが、船にはボートを
準備してあるので、
 それで助かる可能性があります。全員が救われるとは限りませんが、救
われる命もあります。
 ところが原発には、そういうシステムがありません。それではどんなに安全につくっても、
 ないと言わざるを得ません。無条件に危険だということになります。


            
                  武田邦彦著『エネルギーと原発のウソをすべて話そう』
              
      「第1章 原発の後始末もウソばかり」pp.20-24

【ガラパゴスも悪くない】 

午前中に月命日というのでお墓参りへ宗安寺へ。それにしても暑いのなんのという中、観光客は絶
えず盛況。
いつもの橘菖で葉月の赤備を注文しランチ。昨日のテレビ放送で日本の即席麺が世界で
受け入れられるいることを世間話などして帰ってくる。作業を終え、ブログテーマとしてネット調

べることに。それによると、世界の即席麺メーカー175社が加盟する業界団体、世界ラーメン協会
(WINA)は、2012年に世界で販売した即席麺が1014億食だったと発表している。1997年の調査開始
以来、1,000億食の大台を突破したのは初めて、ここ15年間で2.5倍に増えた。平均売価はわからな
いが50円/食とすると5兆円/年となる。因みにインドが前年より24%増えたほか、ブラジルが8%
増となるなど経済発展が著しい国が伸びたというが、日本の高度経済成長過程を考えれば類推は簡
単だ。国別で最も多かったのは中国の440億食、2位はインドネシアの141億食で3位は日本の54億
食、過去5年間ではインドの消費量が15億食から44億食へと3倍に増え、ベトナムやタイでも2~
4割伸びる、新興国では働く女性が増え、簡単な食事の需要が高まっている。経済発展に伴う生活
スタイルの変化が消費拡大の背景にある。米国では東洋水産、ブラジルでは日清食品、ベトナムで
はエースコックなど日本企業が大きなシェアを握る国も多く、世界の総販売量を約70億人の世界人
口で割ると1人あたり年に14.4食になる。国民1人当たりでは韓国が72.4食と最も多いという。

日系企業の競争も熾烈。東洋水産に抜かれてしまったが「カップヌードル」をひっさげて先に米国
進出した日清は、後発の東洋水産が「maruchun」ブランドで進出にあたっては軋轢騒ぎで、
東洋が、
「あいさつ料」として日清に1億円を払っている。また、
ストレート麺の製法をめぐって、日清食
品が「サッポロ一番」を販売するサンヨー食品の「麺の力」などの11商品が「日清の特許侵害にあ
たる」として、製造・販売の差し止めと、約2億7000万円の損害賠償を求めて大阪地裁に「ウチのつ
くり方をパクりやがって」と日清は提訴している。しかしながら、日系の即席麺ブームは燎原の火
のごとく世界を席巻する日本の麺は品質一番と。

ところで、日系家電メーカの相次いでの凋落などもあり、一時は「ガラパゴス化
Galapagosization )」
と揶揄され、卑下され使われた日本で生まれたビジネス用語の言葉。孤立した環境(日本市場)で
「最適化」が著しく進行すると、エリア外との互換性を失い孤立して取り残されるだけでなく、外
部(外国)から適応性(汎用性)と生存能力(低価格)の高い種(製品・技術)が導入されると最
終的に淘汰される危険に陥るという、進化論におけるガラパゴス諸島の生態系になぞらえた警句で
ある。ガラパゴス現象(Galapagos Syndrome)ともいうが、良く考えてみれば、販売戦術の不味さで
あって、戦略とかそんなレベルの論議ではなく、リサーチ方法とそのデータ処理の問題であり、誤
解を恐れず言うと「傲慢さと怠慢」が原因だったと。むしろ、ウォーシュレットもガラパゴスゆえ
生み出され、世界を席捲したのではなかったのか、かって英米流金融資本主義(ワシントン・コン
セサンス)がグロバリゼーションと呼ばれたように、そんなもの初めからなかったのだと。



そんな話だけではなく、もっとドロドロした世間話をランチとともにしているのだが、この作業に
対する彼女の評価は冷ややかだ。そりゃ泣き出したくなることもあるのだが、それ以上に増さる生
き甲斐があるから続けられるのだが、詰まることがある。ホンダのCMを観ていると、明らかに、
企業目標を変えてきていることが分かる。今日の緊急地震速報“誤報”の深度1以下というもので
はなく、人類の未来を左右する“骨太の事業”であることを確信しているのだと。


【符号の説明】

1:インプリント装置 12:処理製品基材  14:トラックパターン 15:エッチマスク  
16:ビットパターン 17:プラズマガス 20:スタンパ 20J:従来のスタンパ 20P:
スタンパのドレイン構造 20K:スタンパの強化構造 30:磁気ディスク 30J:従来の磁気
ディスク 31:パターン領域 31P:正規パターン 32、33:パターン無し領域 34、35
:ドレイン構造領域 40:アナログ回路やデジタル回路といった機能を有する電子デバイス 41
:電極部 42:電子回路部 43:アース部 44:回路領域群 45:回路パターン 51:レジ
スト塗布装置 52:スタンピング装置 53:露光装置  54:エッチング装置 55:非磁性
層形成装置  56:保護膜形成装置 100:磁気ディスク製造装置  BM:ベース膜 DP:ド
レイン構造  DK:レジストの強化構造 CP:電子回路パターン G:パターン領域とドレイン
構造領域間のギャップ P:レジスト SP:正規パターン


【符号の説明】

T テンプレート W 半導体ウエハ 2 洗浄装置 21 パターンエリア 22 転写パターン 
23 離型膜 25 離型剤 3 装置本体 31 液収容部 32 排液部 34 ガス流路 35 ガ
ス吐出口 4 保持機構 41 吸引路 7 制御部

以上2つの新規考案は「ナノコンバーティングテクノロジーの群要素技術」の具体例として掲載し
たが、いわば神経を疲労させる情報外科手術をやり続けているというわけだ。ブログテーマを残し
たが、書ききれなかったが今夜はこの辺で。

                                        
 

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スポーツと体格

2013年08月05日 | 医療健康術

 

 

【水泳革命-体格形成のビックXをつかめ】

朝目覚めのテレビで、一瞬、男子4百メートル個人メドレー決勝で19歳で早大1年の瀬戸大也が
4分8秒69で優勝たという放送が流れた。これは後でわかった話で、その時は気付かなかった。
日本人選手が個人メドレーで金メダルを獲得したのは、五輪、世界選手権を通じて初めて。世界

選手権の競泳種目優勝者も、2003年バルセロナ大会の男子平泳ぎ2種目制覇など計3回優勝の北
島康介、09年ローマ大会の男子百メートル背泳ぎを制した古賀淳也に次いで、史上3人目という
から記録からも大したことではないかと感心していたが詳しいことはてん分からないでいたが、
へぇ~萩野公介選手でなかったのに何故なろうとそちらの方がインパクトが大きかったのだ実は。
当の萩野は後半失速して5位に終わる。瀬戸は萩野と同学年で小学生時代からライバル関係にあ
ったが、萩野が昨年のロンドン五輪で銅メダルを獲ったのに対し、瀬戸は代表落ちするなど大き

く後塵を拝していたというから唐突な感じはごく自然な反応だったんだ。ところで、競技に出て
いる水泳選手って体格が立派というか大きい。そこで。個人メドレー男子及び背泳男子の瀬戸大
也・ 堀畑裕也・萩野公介・入江陵介の体格を調べてみた。

  身長 cm 体重 kg
瀬戸大也 174 70
堀畑裕也 169 63
萩野公介 175 70
入江陵介 178 64

身長では入江が一番背が高いが、体重では瀬戸・萩野の一番重いものの、外国選手と比べて飛び
抜けて大きいとは思えない。因みに、スリム度=身長÷体重も計算したが、2.49、2.68、2.50、
2.78と入江が一番スリム度が高く、瀬戸が一番低い。因みに平泳ぎの北島康介は、身長178cm、
体重73kg。スリム度2.43となり、スリム度が一番低くなる。これは日本男子の20から24歳の平均
値は、身長171cm、65kg、スリム度2.62(下表参考)となり、身長・体重双方ともおおよそ2~3
%大きいが飛び抜けているともいえないようだ。スリム度も変わらないように思える。とすると
トレーニングによる筋肉や骨格の特徴パラメータを見つけ出した方がよさそうだし、ネット情報
では萩野のタフネスは半端じゃなくて遺伝子依存性、あるいは先天的な特徴パラメータ、あるい
は素質に依存するとコーチが解説していたから、トレーニング度×素質という風なことに落ち着
ついた。

 

これじゃ困るねぇ~~~。思いつきに、もしかして水泳というスポーツに、ある特徴パラメータ
ーが他の競技と比較しずば抜けていていれば、水泳と他のスポーツ、例えばバスケットを年齢と
いう時間軸を考慮し組み合わせ理想体型をつくる方法を編み出せば、日本人特有の身体能力の劣
性を克服する基礎トレーニングに変えることができるのではないかなと思いついた誇大妄想?!
だった。具体的には硬式テニスをイメージしていたわけで、体格の良い外人選手に互する身体能
力を備え、それと日本人の優れた心技体にかかわる特徴パラメーターを組み合わせれば、ウイン
ブルドンで優勝できるのではと思ったわけだ。こういった誇大妄想は、些細なことに違いないが
また違った展開を見せるのではないかと思ったりしている。

 

【半導体のエコノミーとグリーン】

半導体のDRAM製造メーカの業界再編が加速している。キマンダの破産以降は大手による市場での
寡占がより進んだ。コスト競争力の乏しい下位の会社は、今後も撤退、吸収が予想される。微細
化に伴い露光装置の導入費用がさらに高くなるため、資金面での競争力の差が顕著になり、世界
的な再編が始まる。
キマンダの消滅後、台湾5メーカー(Inotera、Nanya、Powerchip、ProMOS、Win-
bond
)のうちNanyaがシェアを伸ばし、業界第5位となっている。業界第4位のMicronは2008年に
Nanya及びInoteraと提携を結んだ。かつての大手5社ではキマンダに続いてエルピーダも、2009年
6月30日より産業活力再生特別措置法に基づいて再建を行っていたが2012年2月についに力尽き
会社更生法適用を申請し破綻、2013年7月にMicronの子会社となり、業界は大手3社体制となる。
思えば勤労国民の血税なども投入し、敢えなく国産DRAMは消滅することになる。

時代は量子ドットといわれる段階に差し掛かっている。量子ドットとは、電子をその波長とほぼ
同じ大きさの空間に注入すると、三次元のどの方向にも自由に移動できず、特定のエネルギー状
態をとる。このエネルギー状態は、量子ドットの大きさを変えることで、ある程度自由に変化す
る。このたおめ、新しい機能を発現する素材をつくることができ、量子ドットレーザー・単電子
トランジスタ・量子コンピュータなどの応用が進んでいるが、量子ドットスケールは、直径数~
数十ナノメートルの半導体結晶を取り扱う。ところが、シリコンをベースとした半導体製造技術
でのダウンサイジングの進展が、微細加工が微塵加工に変化することで従来のリソグラフィから
ナノリソグラフィへの移行には大きな問題が立ちはだかる。それが、リソグラフィ設計の煩雑性
(=非効率)とダブルパターニングなどのような生産コスト逓増、あるいは、極紫外線露光時の
ノイズやラインスペース形状バラツキにあらわれ、20nm以下にうまく対応できず技術開発のロー
ドマップの進捗を遅延させているからだ。この現状を、今年3月にセミコンダクター・マニュフ
ァクチャリング&デザイン(SMD)社は、ナノインプリントリソグラフィツールサプライヤーの分
子インプリンツ社(MII)のナノインプリントリソグラフィツールサプライヤー社はマーク・メ
リア・スミス長兼最高経営責任者(CEO)とリソグラフィの動向についてインタビューからも窺
うことができる(“Making An Impression with Nanoimprint”2013.03.21 )。



そこで期待される技術として従来の露光装置を使わずに、原版を基板に押し当てることで微細加

工いや微塵加工を実現する技術を「ナノインプリント」が登場する。この技術の調査研究にわた
しも従事していた経験があるが、そのことは置いておいて、ナノインプリントをLSI製造に使う際
の利点は、高解像度、優れた寸法制御性、低コストの三点にまとめられる。解像度は現時点で数
10nmを実現できており,原版さえ準備できれば、数nm級が達成できる。寸法制御は、既存の露光
技術で問題になっているバラつきが少なく、装置コストも量産による価格逓減が見込めるが、ゴ
ミなどの付着による欠陥(オーバーレイ)、位置合わせ、スループットの三点が課題となってい
たが、それも研究開発の進展と共に改善・改良を遂げている現状である。

 

ナノインプリントは写真製販技術がコアとしてあり、スループットの悪さが懸念される粒子集積
化技術の
革新と競い合っているが、もともとは、従来のコンバーティング・テクノロジー(=表
面加工技術)に包括
される様々なコーティング技術及び産業は拡大成長を遂げてきたが(上表)<
そのナノ領域を占める技
術に位置するものの材料部材で見る限りこれからというになる(下表)。

そして、微塵表面加工技術とし、ネオ・コンバーティング・テクノロジーとして21世紀に誕生す
る。そこでは、半導体の微細化、寸法逓減(ダウンサイジング)に伴い製造エネルギー(二酸化
炭素排出量)、製造費が逓増し、もはや「ムーアの法則の限界」が強く意識されだし、ナノリソ
グラフィを
担う量子ドット形成技術の1つとしてのナノインプリントの研究開発に拍車がかけら
れている現状があるが、この技術開発の成功
、グリーン(環境リスク逓減)とエコノミー(
コスト逓減)の両面に大きく貢献できるものと期待されている。

ゴーグルを下ろし、水面下に身を屈め、両手を頭上に構え後ろ足でプール側面をキックしそのま
ましばらく潜水し、前に交差した両手、身体と後ろ足を数回ドルフィンキックさせ、やがて水面
に頭をだし泳ぎはじめる。右肩の痛みを押して、50メートルをゆっくり遊泳し、水中歩行を50メ
ートルこれを数回繰り返し早めに上がる。そんなことがここ数週間つづいている。
 いずれ回復す
れば負荷を懸けていこうと思っている。

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気分はお天気次第。

2013年08月03日 | 地球温暖化

 

 

 

【地球温暖化で紛争や殺人が増加】

今後地球温暖化が進むにつれて、世界規模で紛争や殺人などの暴力が拡大する恐れがあるとの懸
念をこのブログで感覚的に“嵐の時代”(『嵐とAKB48 の時代』)と喩えたが、最新の研究で考
古学から
経済学のさまざまな分野の研究成果を統合し、地球温暖化に伴う気温と降水量の変化が、
人間の
攻撃的な行為の増加につながっている可能性があることを明確に示したという研究が公表
された
(「ナショナルジオグラフィック ニュース」2013.8.2)。「今回の研究から、人間の引き
起こした気候変動に伴う悪影響は、海水面の上昇や猛暑だけではない」?!プリンストン大学の
経済学者ソロモン・ショーン(Solomon Hsiang)らのグループは、気候学、考古学、経済学、政
治学、心理学などさまざまな分野の数百件もの研究成果から結論に至ったという。気候、気温、
紛争、暴力、犯罪などに関する約60件の研究を選び出し、それらのすべてのデータに、同じ統計
的な枠組を適用して改めて分析した(欧州各国の通貨をユーロ換算するのに似ているという)。
気温と降水量がどの程度変化しているかは地域によって異なり、例えば、米国のように気候変動
の大きな国では、気温が摂氏1度上昇するのは珍しいことではないが、アフリカの一部の国では、
これは異例であるというわけだ。このように変換したデータを比較すると、気温や降水量が通常
の値からわずかに逸脱しただけでも、紛争のリスクは明らかに増大するという。ここで紛争とい
うのは、殺人やレイプのような個人間の攻撃から、国内の政情不安、国際紛争まで、さまざまな
レベルのものを含む。

オハイオ州立大学教授のブラッド・ブッシュマン(Brad Bushman)はコミュニケーションと心理
学を専門とし、特に人間の攻撃性と暴力を扱っている。彼は今回の研究に参加していないが、そ
の意義について「これほど多くの異なる学問分野で、同じような結論が出ていることから、(気
候変動は紛争に対して)かなりと影響があるようだ。この研究により、気候変動は人間の活動に
多岐にわたりて影響するという認識の広まりに期待する」とコメントしている。研究チームでは、
気候変動に伴う紛争の増加の背景にはさまざまなメカニズムが同時に働いている見ており、ショ
ーンはこの状況を、1930年代の医師たちが、喫煙と肺癌の相関関係には気づいていたものの、そ
のメカニズムを解明できていなかったのになぞらえ「数十年かかったが、何が起こっているか少
しずつ解明され、(喫煙の)悪影響の緩和に向けた政策や制度の設計に役立った」という。また
同研究グループのミゲルも、地球温暖化が攻撃性に影響するメカニズムの特定は、この分野にお
いて次に研究の集中する重要なテーマとなるだろうという。

 

 

  Pollo alla Marengo

【イタリア版食いしん坊万歳:鶏肉料理、マレンゴ風】

この料理がどのようにして考え出され、多くのヴァリエーションを持つようになったかよく議論
されるが、その調理の歴史を要約
すると、1800年6
月14日、イタリア北部のグーリア州のアレ
ッサンドリアに近いマレンゴ平野でナボレオンはオーストリア
軍との有名な決戦の陣を敷いてい
た。その戦いのある時点で
彼は料理長に食事の支度を命じ、料理長は即座に食事を用意しなけれ
ばならなかったため農民を動員し作ったのが始まりと
考えられている。料理はシンプルな調理方
法である。まず鶏肉をよくきれいにして、4つに切る。それからオリーブ油でこんがり焼き,塩、
コショウをふりかける。きれいにしたキノコを細かく刻んで肉の中に加え、少しずつ白ワインを
入れていく。この料理の起源の状況を考えると、これで料理はほぼできあがったことになるが、
みじん切りのパセリをたっぶりひとつかみ中に入れるべきだというのもある。だが、古い文献で
はナボレオンの料理長は、オリーブ油、白ワイン、マデーラ酒で別にソースを作り、ソースは少
量の小麦粉でとろみをつけ鶏肉にかけられたとある。






ヴァリエーション

ヴァリエーションとしては、乾燥キノコ(お湯で戻す)やトマト、バジリコ、川エビがソースの
中に使われている。川エビは付け合わせとしても使われてきた。テーブルには、料理で使われた
白ワインと同じものが出される。


鶏肉のキノコ添え、フィレンツエ風 Pollo con i funghi,alla fiorentina

トスカーナ地方の調理方法。この作り方を見れば、マレンゴでのナポレオンの料理長がいかに名
料理人としての気質を発揮して鶏肉を素早く調理したかがわかる。しかもとても古い伝統的調理
方法を受け継いだものである。6人分として浅鍋にバター40gとオリーブ油40ccを熟し、全体で約
1.5kgの細かく切った鶏肉を入れる。数分焼いて,塩、コショウをふり、白ワインを入れ、アルコ
ール分を蒸発させる。その中に細かく刻んだ生キノコ、あるいはお湯で戻した乾燥キノコを入れ
て煮ていく。水気がなくなってきたら少しずつブイヨンを加える。しばらく煮込み、味加減を見
ながらみじん切りにしたトマトを適量入れる。

最後に少量の小麦粉と練り合わせた小粒状のバターを加え、ソースにとろみをつけて仕上げ、食
卓に出す。生のトマトの代わりに、湯煎して皮をむいたトマトを使ってもよい。鶏肉が煮えたら
鍋から取り出し,温めた皿に盛り付ける。ソースは,小麦粉とバターを混ぜ合わせたものを加え、
そのまましばらく火にかけ、とろみをつけてから盛り付けた鶏にかける。





「世界の安定はお天気次第」と極めて自然な研究成果が公表された。「二酸化炭素はその大気中
濃度が過去15万年で最も高いレベルに達し、なお上昇し続けている。地球の気候は、自然の変動
率がむこう数10年間に10倍のペースで変動すると予測される
。この急 速な気候変動は、おそらく

今後不安定で、予知しがたいものになるだろう……。気象の局地的なパターンか突然変化するか
もしれない。地球の気温上昇に伴い、洪水、早魅、山火事、熱波が増加すると予測される」(『
地球環境自書/PP.97-98』)はすでに広く意識されているいるものだろう(常識になっているか
かどうかは?)。また、
コリン・ゴールドブラット(Colin Goldblatt)の暴走室温効果のシミュレーション結
果が公表されているが(『暴走温室効果と蒲生氏郷』)、これも無視できないないだろう。もっとも、正のフィ
ールドバックで暴走する二酸化炭素濃度の3%は、呼吸困難に陥る。頭痛、吐き気、弱い麻酔性
を伴い視覚が減退し、血圧や脈拍が上がる濃度
でもあり、そこでは既に人類は滅亡の危機にある
だろう。因みに
1.8%は換気を50%に増加する必要があるレベル、9%では、血圧が失われ、充血
して4時間後に死亡するというレベルだ。
それだけでない。国内は人口が急激に減少し、高齢者
が急増し、生活
保護費受給者も急増しているが、これも不気味な兆候といえば兆候だろうが
まぁ~~~、ここはひとつひとつ解決しなくてはねと。

ところで、鶏胸肉の塩麹焼き嗜好マツチングし、彼女もその期待に応えてくれているが、鶏胸肉
のイタリアン料理を創作したいねと思いつき「鶏肉料理、マレンゴ風」をこのブログに掲載して
みたが、これは夏バテ対策だ。そういえば、右側が六十肩ではあるが、ここ1ヶ月のローイング
が効果有るのか、鏡に映る上半身に良好な兆候がみられるではないか!? こういう兆候は前向き
してくれる、否、継続は力なりということで今夜はこの辺で。
                                                            
                                                            


 

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アウシュビットと竜飛岬

2013年08月02日 | 時事書評

 

 

 

【スターウォーズ・デザイン エピソードⅠ】

すべてはデザインで決まる。

C-3POのコンセプト

初期のアイディアでのC-3POは、内部のメカが完全に露出しているのではなく、自動車のように
内部フレーム
で囲まれていた。だがルーカスとしては、それでは少々仕上がりがよすぎると感じた。
そこでダグ・チャン
は、ルーカスが満足する段階までC-3POを分解してデザインしていく。

【ナノモータ研究:第三イオンで駆動するハイブリッド型細菌べん毛モータの発見】 

例の「ネオコン創業論」の考察でバイオナノテクノロジーをまとめいる最中なのだが、ナノモータの開発に繋が
ると考えられている「細菌べん毛モータ」に関する技術報告があったたことに気づき作業終了後、その確認を
行った。と、いっても、東洋大学の生命科学部とバイオ・ナノエレクトロニクス研究センタが、カリ
ウムイオン、ルビジウムイオンとナトリウムイオンで駆動するハイブリッド型生物モーターを発見し
たということで、昨年10月に公表されているものだが、それまで微生物の運動器官であるべん毛モー
タは、プロトン(H+)またはナトリウムイオン(Na+)で駆動するナノマシンであると考えられてい
たが、その常識を覆し、第三のイオンとして新たにカリウムイオン(K+)、ルビジウムイオン(Rb+)
でも駆動できるハイブリッド型生物モータを新たに見つけ、べん毛モータのエネルギー変換ユニット
に変異を導入してカリウムイオンでは駆動できなくなったモータを構築することにも成功したという
もの。このナノマシンの作動原理は、微細加工化された人工ナノマシンの開発に役立ち、多種類のエ
ネルギーが利用可能になるという今回の成果は、今後医療分野におけるナノモーターの研究にも波及
が期待されている。



それによると、“回転している”という発見から40年近くたった細菌の運動器官であるべん毛の回転
機構の詳細は現在も解明されていない。べん毛モーターは、直径40~50nmの“ナノマシン”であり、
細胞膜に埋め込まれていて、細胞膜を横切るプロトン(H+)かNa+の電気化学的駆動力(プロトン駆
動力とナトリウム駆動力という)によりべん毛が回転。べん毛のモーターの駆動部は、回転子と固定子
からなり(上図)、固定子であるMot(モット)複合体は、イオンチャンネルとして機能し、チャンネル中
をイオンが通過するときにべん毛の回転子(FliG)を回転させる駆動力を発生させると考えられている。
一般にpH10といった高アルカリ性pHでで良好に生育する好アルカリ性細菌は、H+を共役イオンとして
利用しづらいため、H+の代わりにNa+を共役イオンとして利用している。そして、べん毛モータのエ
ネルギー
もNa+駆動力を利用し、そのべん毛モーター固定子は、Na+型固定子複合体MotPSを持ってい
るが、今回、報告リ性細菌が持つNa+駆動型の固定子MotPS複合体とは異なるイオンを利用できるよう
に環境適応進化したモータを持っていたが、vedder1934株の持つべん毛モータ固定子MotPSは、Na+と
K+の2種類のイオンを利用できること分かったという。

生物が持つ回転運動するモータは、地球上で4種類のみが発見されているだけである。それらは3種
類のATP合成酵素(A型、V型、F型)とべん毛モータである。40年以上前に発見されたべん毛モーターは、
発見当時、その構造が人工のモーターと構造が類似しているということで人々に驚きを持って迎えら
れたが、その回転機構の解明は、その大きさが40~50nmということもあり困難を極め、最近の科学技
術の進歩によってようやく研究が新たな段階にさしかかってきたところだという。vedder1934株は、
自然界の土壌からではなくヒトの排泄物から分離された好アルカリ性細菌で、シロアリや昆虫の幼虫
などの腸内から分離された一部の好アルカリ性細菌は、Na+感受性でK+要求性を示すものが報告され
ている。このようにvedder1934株のべん毛モーター固定子MotPSは、多量のK゛が存在する生息環境に
適応するためにNa+しか利用できないべん毛モーター固定子MotPSから1カ所のアミノ酸置換(MotS-M33)
だけでK+も利用できるべん毛モータに進化したと考えられる。今回のハイブリッド型生体ナノマシン
の発見は、生物の環境適応進化の分野やナノテクノロジーの分野からも重要な発見だとされる。バイ
オナノテクノロジーの成熟するにはまだまだ時間がかかりそうに見えるが、半導体や薄膜ディスプレ
イなどの開発がそうであったように、着実に花を咲かせる時代はやってくるだろうと思っている。

※出典:ハイ才サイエンスとインダストリー vol.11 No.4(2013)

 

【リチウムイオン電池電解液の還元反応機構】

物質・材料研究機構は、富士フイルム株式会社と共同で、京コンピュータ上で化学反応シミュレーシ
ョンを実行、リチウムイオン電池の性能と安全性の鍵となる電解液の還元分解および電解液と電極の
界面での被膜形成の反応機構を分子レベルで明らかにしたという。とこで、必要とされる容量などの
高性能化と高信頼性や長寿命などの安全性の両立にはまだ多くの技術的課題が残件。この性能と安全
性の鍵となるのが、電池の重要な構成要素であり電解液の還元分解とその分解物による電極界面の被
膜(Solid Electrolyte Interphase: SEI膜)形成。このSEI膜の機能は、微量の添加剤の導入により著しく
改善することが既に知られている、SEI膜形成の反応過程は実験的な直接観察が難しく、いまだに分
かっていなかった。そのため、高精度な計算が可能な第一原理分子動力学法と液体中の化学反応の自
由エネルギー計算手法を融合させた計算技術を世界で初めてリチウムイオン電池に適用し、リチウム
イオン電池の典型的な電解液材料であるエチレンカーボネート(EC)と添加剤としてよく用いられる
ニレンカーボネート
(VC)の還元分解過程と、SEI膜の素材となる重合過程を分子レベルで明らかでき
たという。これらの反応機構は添加剤によりSEI膜の性能と安全性がなぜ向上するのかという原理も
示された。

上図(a)添加剤がないEC 溶媒のみの場合のSEI 形成反応機構、(b) VC 添加剤の役割として従来考
えられてきた反応機構、(c)本研究が明らかにしたVC 添加剤導入による機能の向上したSEI の形成
機構。


このことで、いまだに謎が多いリチウムイオン電池の電解液分解と SEI膜形成過程の理解を増進し、
高機能なSEI膜の設計・開発を促進するとみられている。大型リチウムイオン電池等に必要な高性能
かつ高安全性をもたらす新しい電解液や添加剤の計算機材料設計が今後急速に進められるとみられて
いる。




青函トンネルにある世界で初めての海底駅の「竜飛海底駅」が北海道新幹線の工事に伴い、ことし11
月で事
実上廃止される。これで国内にある鉄道の海底駅はすべて姿を消すことになるという。青森県
の竜飛崎の海面下134メートルにある「竜飛海底駅」は、25年前の1988年に、青函トンネルの開通に
合わせ、北海道側の吉岡海底駅と共に開業した世界で初めての海底駅。JR北海道によると
、2015年度
末の北海道新幹線の開業に向けてトンネルの改修の
ため、見学者向けに続けてきた下り3本、上り1
本の特急列車の停車をことし11月10日で取りやめる方針。


 

 

小学校横のうめだ花月がまだ映画館であったころ、映画「我が闘争」という大きな看板がかかっていて、暫くす
ると(どの程度の時間を経のか記憶が薄らいでいるが)、テレビ放送(モノクロ)されていたが、その目を背けた
くなるような残忍な映像に衝撃を受けた。それから、10年後、そのナチズム(虚無革命運動=目的なき破
壊運動)の深層を数冊の本を読み学ぶことになる。政治・労働運動などに関わったこともあり、自分
なりの歴史認識を持つに至る。それで?!それでというわけでないが、へなちょこな歴史認識にはビ
クともしない?! ^^;

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暴走温室効果と蒲生氏郷

2013年08月01日 | 地球温暖化

 

 

 【暴走温室効果議論】

この数年で、スーパーコンピューターを用いた地表近くの水分子に関する研究が行われるように
なり、基
本法則から-正のフィードバック・ループで、これには理論的裏付けがあり、CO2による
温室効果で気温が上昇すると、海からより多くの水分が蒸発する。水蒸気も温室効果ガスの一種
のため、これによりさらに地球温暖化が加速するというメカニズムで、この正のフィードバック
は現在も進行し、化石燃料を燃やし続けるとこのプロセスが暴走し、海が完全に蒸発して地球が
生物の住めない星になる-その性質を計算によって導き出す試みが進んだ。その結果、これらの
水分子は、これまで考
えられてきたよりも広い帯域で、より多くの放射を吸収することが判明。
さらにこのほど、これらの計算結果をごく単純な気候モデルに当てはめた論文(“Low simulated
radiation limit for runaway greenhouse climates
”)が発表された。この論文の結論には、少々不安を
かき立てるこんな一文が含まれている。「暴走温室効果は、これまで考えられていたよりも簡単
に引き起こされる可能性がある」と。 この論文の主著者でカナダ、ブリティッシュ・コロンビ
ア州にあるビクトリア大学に所属するコリン・ゴールドブラット(Colin Goldblatt)にインタビュ
ーに次のように応えている。

2012年に発表されたばかりの以前の論文で「暴走温室効果は、理論上の可能性に限っても、発生
するとは考えにくい」と述べていたを撤回した理由を聞かれ、「現在の日射量では、地球では暴
走温室効果が起きることは理論上不可能と考えられていた。しかし今回の研究で、これが理論上
は起きてもおかしくないという、正反対の結論に達した。これは今後起きるだろう、という話で
はありません。ただ、理論上は起きる可能性があるということだ。その理由は、過去のモデルで
水蒸気を多く含む大気に吸収される放射の量を、実際より低い見積もりをした」「地球の表面か
らは(赤外線が)放射され、その一部はCO2や水蒸気などの(温室効果)ガスによって大気に吸
収され、大気中に温室効果ガスがない環境と比較して、宇宙空間に射出される放射が少なくなる。
逆に言えば、地球に入ってくる太陽エネルギーと均衡する量の地球放射を宇宙空間に射出するに
は、温室ガスがない時よりも地球の温度が高いことが条件となる。現在、こうした現象が起きて
いおり、人間の活動により温室効果が高まり、均衡状態を保とうとする作用により、さらに地球
の気温が上昇している」「さらに、大気中の水蒸気量が一定以上に達すれば、すべての地球放射
が、宇宙空間に射出される前に、大気に吸収されてしまう。地球放射を宇宙空間に射出できるの
は大気の上層部だけで、水蒸気が一定量を超えると、宇宙空間に放出される地球放射の量は一定
レベルで固定される」「この時、太陽から地球に入る放射が固定レベルを超えると、暴走温室効
果が起きる」「まずは考え得る最も単純なモデルから始めて、徐々に複雑化していくが、地球が
吸収可能な最大限の太陽エネルギーと、逆に射出可能な最大限の熱放射を計算。次のステップで
は、雲の要素を入れたモデルを作成することになる。その時には変更点が出てくるはず。雲は太
陽光を反射するが、ある程度以上の高度にあれば温室効果を持つが、現在の地球では、反射効果
の方が圧倒的に大きいため、全体で見れば雲には地球を冷やす効果があると言っていい」と。  

 

これに対し、「仮に現在埋蔵されている原油、ガス、石炭をすべて燃やし尽くした場合、暴走温
室効果が
引き起こされる可能性は十分にある。さらにオイルサンドやオイルシェールも燃やすな
ら、必然的に“ビ
ーナス(金星)・シンドローム”が起きると、私は確信している」(ジェイム
ズ・ハンセン著『地球温暖化との闘い』)との関係を問われ「研究成果が示しているのは、CO2
の濃度が約3万ppmに達すれば、今すぐにでも暴走温室効果が発生する可能性があるということだ。
これはすべての石炭、原油、ガスを燃やし尽くした場合のさらに約10倍というレベルで(最上部
表参照)、化石燃料をすべて燃やしたとしても、暴走温室効果が起きることはない。とはいえ、
すべてを燃やした場合の影響も深刻。地球上から生命が消えることはないだろうが、西洋文明が
壊滅的打撃を受ける可能性がある。そうした状態に陥らないとする理論的根拠はない」と答えて
いる(「暴走温室効果」は起こりえるのか?)。

 

これに関連して、かつて、平均気温が0.1℃上昇したときの大気圏の水蒸気の増加量とその影響
を例示しその膨大なエネルギーの影響の予測不可能性について掲載したことがあった(『壺の中
の霧
』)が、そのことから類推すれば、「水蒸気量と状態」と「反射-吸収均衡」という新たな
要素の複雑系の存在が予想されているわけだが、慎重に、興味深く議論する必要があることをこ
の論文は指摘している。

 



【局所気候変動観測飛行ロボット考】

わたし(たち)は温暖化人為説サイドにあり、確率論では議論できないと考えており観測による
変動データを慎重に収集するしかない。そのための先端科学技術の投入には糸目をつけられない
ということになるが、そのなかで手探りの行動が起こされている。熊本高等専門学校の葉山清輝
教授らは上空での気象観測を目的に、GPSによって自律制御する自転式飛行体を試作。各種セ
ンサーとマイコン技術を応用し、垂直上昇・下降に特化した安定的な飛行ができる機体構造を持
つほか、GPSによる位置制御で目標地点との距離に応じて角度を調整するというもの。考案し
た試作機は、機能を絞り、マイコンによる姿勢制御を行い、プロペラと機体の傾きを制御する尾
翼の制御だけで安定した飛行が可能になる。航空法の規制で250メートル以上の高度では無届け
で飛ばせないため、100-200メートル程度の低高度で実験を行っているが、計算上では下降の時
間を含めて5百メートルの上昇は可能だという。わたし(たち)はオールソーラーシステムの無
人観測飛行ロボット開発領域に欠かせないと考えている。
 


特開2012-083318

【符号の説明】

1 気象観測装置  2 機体  3 プロペラ(ロータ)  4 モータ(駆動源)  5 尾翼(可動翼)  6 地磁気セン
サ(方位検出手段)7 マイクロコンピュータ(コントローラ)  8 温度センサ(計測器)  16 GPSセンサ 
17 RC受信機  18 超音波センサ(高さ位置検出手段)  20 GPS衛星  30 無線操縦機

 

【こんなものあったいいのになぁ~:蒲生氏郷からのプレゼント】

卵型の醤油差しです。特徴は360度どこからでも醤油を注ぐことができる。東京スカイツリーの
展望台をイメージして作られたという。起き上がりこぼしの原理を取り入れているので、倒して
も醤油がこぼれることはないという。起き上がり小法師は、福島県会津地方に古くから伝わる縁
起物・郷土玩具の一つである。起姫ともいう。会津の人にとっては「赤べこ」の次に馴染みのあ
る郷土玩具である。稚児をかたどった可愛らしさがある。会津地方ではこのを「十日市」
という毎年1月10日に行なわれる縁日で家族の人数+1個を購入し一年間神棚などに飾るとか。
因みに、このは400年前に会津藩主・蒲生氏郷公が作らせ正月に売らせたのがはじまりと言わ
れるが、滋賀県と縁が深く、蒲生氏郷は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将で初め近江日野
城主であった。後に伊勢松阪城主、最後に陸奥黒川城主となり、蒲生賢秀の三男(嫡男)で、初名は賦秀
(ますひで)、または教秀(のりひで)、またキリシタン大名でもあり、洗礼名はレオン(あるいはレオ)であっ
たといわれる。

ところで、360度(全方位)醤油差しの新規考案を下記に掲載(上図はスプリング有り、下図は、
スプリング無し)。



【麻生副総理はボロ、ボロ】

麻生太郎副総理は1日、ナチス政権を引き合いに「手口に学んだらどうか」とした自らの憲法改
正に関した極右発言に開いた口が塞がらないが、やはり安部政府与党の限界かと思わせるものだ
が、それよりこの副総理は、IMFや世界銀行、金融資本などの金貸し業の圧力を受け「財政健
全化」を優先すべきと発言、これに対し、計量経済学者である浜田宏一内閣官房参与(米エール
大学名誉教授)は、重要なのは国内景気浮揚だと批判したが、浜田の著書を読んだこともないが、
先進国(欧米)の協調も大切だと反論しているのをテレビで観て、だめだ、こりゃ!と失望の上、
追い打ちを掛けるように今回の発言が続いた。

                                        
 

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