『アフリカン・シンジケート』
FLEISCH(2008年ドイツ、南アフリカ共和国)
監督 オリバー・シュミッツ
脚本 トーマス・カシュラー
オリジナル原案 ライナー・エルラー
出演 テレサ・ショルツェ
セバスチャン・ストレーベル
トニー・ギゴロギ
スーザン・ダンフォード
■ストーリー■
金が無く新婚旅行に行けないフランクとマリサだったが、ある日、フランクが旅行代理店から格安の旅行を紹介され、南アフリカ共和国にハネムーンに行くことに。
荒野の中の宿に泊まり、散歩をしていると、謎の救急車が現れ2人をさらおうとするのだった。マリサはその場から逃げ出すが、フランクは救急車に連れ去られてしまうのだった。さらに追われたマリサは偶然通りかかった車に助けを求めるのだが…。
■感想■
更新が滞ってます。すいません!
しばらくぶりの更新の記事は、未公開のドイツ製のTVムービー『アフリカン・シンジケート』
今作は、フジテレビの「ゴールデン洋画劇場」で放映された劇場未公開のドイツのスリラー映画『ミステリー・ハネム-ン』(1979年)のリメイクです!!
未公開の作品だからと言って、何の情報もなくタイトルが『アフリカン・シンジケート』って!!リメイクと気づかないです!!
もっと、宣伝で『ミステリー・ハネムーン』のリメイクで押し出したら、観る映画ファンも増えるかも??
1970年代後半のいかにもドイツ映画らしい、エンタメ度が今ひとつだったオリジナルに比べて、今作はかなりエンタメ度がアップ!かなりエンターテイメント度が高く観やすいのでドイツ映画と言われなければどこの国の作品か気づかないかも??
ただし、『ミステリー・ハネムーン』はランニングタイム114分の作品なので、自分が観たTV放映版より20分近く長いので、まるっきり印象の違う作品かもしれないですね~。
しかも、今作はTVムービー!!
ちなみにオリジナルもTVムービーのようです。
ドイツのTVムービー、すごく面白いです!!自分的には最近の日本映画の100倍はスキですね。
日本のTV局も海外に輸出しても恥ずかしくないくらいの2時間サスペンスドラマを作るか、ドラマを作るのは一切やめて、洋画を放映して欲しいですね。
オリジナルではニューメキシコが舞台(??全然記憶にないです)でしたが、今作は南アフリカ共和国が主な舞台に変更されています。
オリジナルの『ミステリー・ハネムーン』が、あまり有名な作品でなく、ソフト化もされていないので、こういうリメイクはけっこう良いかもしれないですね!!
ところで、新婚旅行で南アフリカ共和国って、ドイツ人にとってはウレシイんでしょうか??ケープタウン、ヨハネスブルグと言った大都市部ではないものの、すごく治安が気になっちゃいます。
ゴルゴ13や、スティーヴン・セガールだったら、全然気にしないでしょうが、普通の一般人が新婚旅行で行く気になるんでしょうかね?
ヒロインが逃げ込む黒人の住む住居エリアに、白人の救急車のドライバーがヒロインを探しに入ってきますが、こんなことして大丈夫なんですかね??撃ちあいとかにならないんでしょうか??
黒人たちは、この後の救急車を襲うシーンで普通にマシンガンとか持ってましたからね。
こんな治安があまり良さそうでない国に格安ツアーで良く主人公カップル、不用心すぎでは??
映画的には、最後はちゃんと解決するので、楽しく観れました!!未公開ではもったいないくらいの作品でした。ゴールデンタイムとかにでも、日本の2時間サスペンスなんか放映していないで、放送して欲しいくらいです! 65点
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