Recorded live at Gallery Nomart, Osaka, 2020.9.12
The solo exhibition “Vessel of Catastrophe” by Nana Kuromiya
黒宮菜菜個展 “カタストロフの器” 会場にて
Art direction & Produce: 林聡 Satoshi Hayashi
Art work: 黒宮菜菜 Nana Kuromiya
Text: sara
Translation: 茨木千尋 Chihiro Ibaraki
Design: 冨安彩梨咲 Arisa Tomiyasu
イギリス、ロンドンのテムズ川沿いにある現代美術館テート・モダーンの常設展に「The Disappearing Figure : Art After Catastrophe(消失する形象:カタストロフの後の芸術)」と名付けられた展示室がある。第二次世界大戦という壊滅的な出来事の後、いかにして作品を作り続けるか、という20世紀半ばの芸術家にとって最大の問題に取り組んだ作品を集めた展示である。欧米そして日本中心の社会的・政治的な秩序が崩壊し、すべての価値観の大変革を経験した世界に於いて、ある者は非西欧的文化を参照し、ある者は作為を排除し自然発生的な手法を取り入れ、ある者は特殊な素材を使って実験し、芸術の大変革を推し進めた。メインの展示のひとつにアメリカのジャクソン・ポロックの「Number 14」(1951)がある。床に置いたキャンバスに塗料を滴らせる”ドリッピング(Dripping)”と呼ばれる手法でカラフルな抽象絵画を発表していたポロックが、黒の塗料を棒や注射器で注ぐ”ポーリング(Pouring)”という手法で描いた白黒の作品である。これは1951年から1954年の間に制作されたBlack Pouringsと呼ばれるシリーズのひとつで、成功のプレッシャーでアルコール依存症に陥り1956年に自動車事故で44歳の生涯を閉じるポロックの最後の傑作と言われている。
【Credits】
Recorded live at Gallery Nomart, Osaka, 2020.9.12
The solo exhibition “Vessel of Catastrophe” by Nana Kuromiya
黒宮菜菜個展 “カタストロフの器” 会場にて
Art direction & Produce: 林聡 Satoshi Hayashi
Art work: 黒宮菜菜 Nana Kuromiya
Text: sara
Translation: 茨木千尋 Chihiro Ibaraki
Design: 冨安彩梨咲 Arisa Tomiyasu
タイムテーブル発表!(各組45分) 19:30 DJ Ipetam a.k.a. Rie Fukuda vs DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武
20:15 DJ Keroppy a.k.a. ケロッピー前田 vs DJ Qliphoth a.k.a. 宇田川岳夫
21:00 DJ Bothis a.k.a. 山田遼 vs DJ Vaby a.k.a. 大場弘規
●DJ Bothis a.k.a. 山田遼
今回はバトル相手の大場さんがインダストリアルを取り上げるということで、自分も同じくインダストリアルでいこうと思っていますが、自分の場合はこの文化に対して後追いで解釈している部分があるので、そういった差異を出していければと思っています。 VAGINA DENTATA ORGAN
いらっしゃい
本年最後の
盤魔殿
★盤魔殿本編は最後ですが、オマケのイベントがあります。こちらもよろしくお願いします。
《哲学者の薔薇園》+盤魔殿
Collaboration Deeplistening Event Musica Rosarium
12月21日(月)
四谷三丁目 喫茶茶会記
1000 Yen+オーダー
Open 15:00 / Start 18:30
出演
DJ Qliphoth
DJ AURA NOIR
DJ SubRosa
DJ BEKATAROU
Lower Than God(マーク・ロウ+剛田武)
タイムテーブル
18:30-19:00 DJ AURA NOIR
19:00-19:30 DJ Qliphoth
19:30-20:00 DJ SubRosa
20:00-20:30 Live Lower Than God
20:30-21:00 DJ BEKATAROU
21:00-21:20 冬至の儀(MONT★SUCHT)
『The Dorf / Phill Niblock - Baobab / Echoes』
CD/DL : Umland Records 31
text by 剛田武 Takeshi Goda
The Dorf:
Marie Daniels – vocals
Hanna Schörken – vocals
Maika Küster – vocals
Oona Kastner – vocals/ keys
Julia Brüssel – violine
Martin Verborg – violine
Ludger Schmidt – cello
Emily Witbrodt – cello
David Heiss – trompete
Moritz Anthes – posaune
Max Wehner – posaune
Adrian Prost – posaune a
Lex Morsey – tuba
Sebastian Gerhartz- saxofon
Felix Fritsche- saxofon
Florian Walter- ewi/ saxofon
Stefanie Heine- saxofon
Luise Volkmann- saxofon
Andreas Wahl – gitarre
Christian Hammer – gitarre
Raissa Mehner – gitarre
Serge Corteyn – gitarre
Oliver Siegel – synth
Guido Schlösser – keys
Fabian Neubauer – keys
Anja Kreysing – keys
Gilda Razani – theremin
Achim Zepezauer – electronic
Kai Niggemann – electronic
Johannes Nebel- bass
Volker Kamp – bass
Simon Camatta – drums
Marvin Blamberg- drums
Jan Klare – saxofone airmovement
Denis Cosmar – sound
Disc 1 : Baobab
1. Baobab
Disc 2 : Echoes
1. Rich
2. F-Lan
3. Split
Baobab by Phill Niblock
Rich/ F-lan/ Split by Jan Klare
Recorded at Domicil, Dortmund on September 19, 2019
Recorded and mixed by Denis Cosmar
Graphic design by Achim Zepezauer
自粛解除後初のザ・ドーフの新作が、2017年に自ら設立したレーベルUmland Recordsからリリースされた(ドイツ語でDorfは「村」、Umlandは「周辺」という意味)。2019年9月19日ドルトムントDomicilでのライヴ録音で、アメリカの前衛作曲家/映像作家フィル・ニブロック Phil Niblockの作品を素材とした2枚組90分の大作である。1933年に生まれ、60年代からデューク・エリントン、サン・ラからジョン・ケージ、オノ・ヨーコまで先鋭的な音楽家とコラボレーションするニブロックは、世界的なミニマル/ドローン・ミュージックの大御所として知られる。
【特報】The Dorf & Umland Festival 2020開催!
10/15 thu. Domicil, Dortmund (Camatta/Amadou/Illvibe live und Torgeir Vassvik & Ludger Schmidt live)
10/16 fri. Zeche Carl, Essen (The Dorf live)
10/17 sat. Steinbruch, Duisburg (WIR HATTEN WAS MIT BJÖRN und The Unwetter und The Umland Session Band live)
The Dorf & Umland Festival 2020 (Official Trailer)
高校時代(79~81年)にやっていたバンドのヴォーカルが医者の息子で、パンクの日本盤LPが出ると買っては貸してくれた。時々彼がよくなかったよ、と言いいながら貸してくれたレコードもあった。テレヴィジョンやリチャード・ヘルなどNYパンクがダメだったようだが、特に「これはひどい、最悪」と言ったのがグロリア・マンディの『反逆の狼火 I, Individual』だった。テレヴィジョンやR.ヘルなど彼が嫌いなレコードは、逆に筆者のお気に入りになる場合が多かったが、グロリア・マンディは一回聴いただけで生涯のフェイバリット・アルバムになるほどの衝撃を受けた。40年近く経った今でも聴くと鳥肌が立つようなスリルを感じる。当時パンク雑誌『ZOO』に見開きで記事が出ていたし、日本盤の解説はZOO関連ライター3名連記。ZOOライターの友人が英国滞在時にヴォーカルのエディ・マイラヴに英語を習っていたという縁で、日本で大きく(と言ってもZOOだけかも)展開されたのだろう。
●Gloria Mundi / I, Individual(反逆の狼火) (RCA Victor – PL 25157 / 1978)
実は筆者はデヴィッド・ボウイの意図する世界観やイメージは嫌いじゃないが、ボウイ本人の音楽にはどうしても興味が持てない。あまりに高く評価されているので今更、という気持ちがないわけではないが、最大の問題は声や歌い方が好きじゃないことだと思う。なんか軽く感じるのだ。近い存在ではルー・リードやロキシー・ミュージックのブライアン・フェリーの歌は好きなのだが。。。これは生理的なものと言うしかない。だから、グロリア・マンディがボウイの影響を受けているかどうかは、筆者にとってはどうでもいい。グロリア・マンディの音楽は彼ら自身の音楽でしかない。アルバム・タイトル・ナンバー「I, Individual」では、”I, Individual, I, It was me(俺、俺自身の俺、それは俺なんだ)”と繰り返される。自分が自分であることを証明することが彼らのロックだった。自分自身の世界の栄光(Gloria Mundi)を手に入れるために。
Gloria Mundi / I, Individual
●Gloria Mundi / The Word Is Out (RCA Victor – PL 25244 / 1979)
名前の由来はラテン語で「世界の栄光」という意味。これは "Sic transit gloria mundi (世界の栄光はこうして過ぎ去っていく)"というラテン語の言い回しにちなむ。
75年にエディ・マイラヴとサンシャインを中心に結成。それ以前にエディはUltravoxの前進バンド、Tiger Lilyをバックにパントマイムを演じていたという。ギターのベートーヴェン(本名 Peter Vos)は75年にセックス・ピストルズの2人目のギタリストのオーディションを受けた(そして落ちた)経験の持ち主。ドラムのマイク・ニコルス、サックスのc.c.、ベースのアイス(本名 Roland Oxland)で初期ロンドン・パンク・シーンで活動し、77年にRCAと契約(デヴィッド・ボウイの所属レーベル)。78年にシングル『Fight Back / Do It』とアルバム『I, Individual』をリリース。79年ギターがカーヴィ、ベースがナイジェル・ロス=スコットにメンバーチェンジし、2ndアルバム『The Word Is Out』をリリースするが、同年解散。
解散後、エディとサンシャインはシンセポップデュオ、Eddie and Sunshineとして活動し、アルバム『Perfect World』(83) と数枚のシングルをリリース。サンシャインは後年Sunshine Gary名義でサウンド・インスタレーション作家として活動した。サックスのc.c.はUltravoxの「Hiroshima Mon Amour」にサックス・ソロで参加。ドラムのナイジェル・ロス=スコットはBruce Woolley and The Camera Clubを経て、Re-Flexのメンバーとして成功を収める。
Celebrate Sun Ra & Marshall Allen's Earth Arrival Days
5月24日(日)~26日(火)
ドネーション
The Sun Ra Arkestra Under the Direction of Marshall Allen | Sounds of Justice
March 4 at The Town Hall
The Sun Ra Akestra at Sounds of Justice:
Music & Lyrics by Sun Ra
Marshall Allen - director, arranger, alto sax, flute
Tara Middleton - vocals
D. Hotep - guitar
Melanie Dyer - viola
Gwen Laster - violin
Nina Bogomas - harp
Knoel Scott - vocals, saxes
Robert Landham - alto sax
James Stewart - tenor sax
Michael Ray - trumpet
Dave Davis - trombone
Emmett McDonald - trombone
Robert Stringer - trombone
Vincent Chancey - french horn
Elson Nascimento - percussion, surdo
Ron McBee - percussion
Tyler Mitchell - bass
Wayne A. Smith - drums
Marvin Bugalu Smith - drums
Guest visual artist: William Mazza - live painting & video