A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二マンスリーライヴ@Mixrooffice

2007年06月19日 00時18分31秒 | 灰野敬二さんのこと
渋谷の宮益坂からちょっと外れたビルの地下にメディアアーティスト宇川直宏さんのオフィス、Mixrooffice(マイクロオフィス)があります。そこで灰野敬二さんのマンスリーライヴが行われています。今回は第3回目。オフィスの奥にはPlan Bの半分くらいのイベントスペースがあります。前回は灰野さんはDJを4時間に亘ってやったそうですが、今回は民俗楽器とパーカッションによるライヴ。ステージにはシタールの親玉みたいなインドの楽器、ルドラヴィーナを中心に各種弦楽器や打楽器が並べられています(写真参照)。サウンドエンジニアはなんと小沢靖さん(元不失者)。観客は茣蓙の上に座るのですが、30人位で満員。
8:15PM位に照明が消えて暗くなったとたん、会場の後からガシャーンとシンバルの音。灰野さんは後方から登場です。観客の間を掻き分けステージへ移動すると、ルドラヴィーナのビヨ~ンという音と共にチベットの修行僧の念仏のような低音ヴォイスで歌います。それが30分位続くと次は細いホースの先にマイクをつけた自作楽器。口笛のようなピーという音がまるでシンセサイザーのような響き。次に最近良く使うブリッジの高い丸い弦楽器。ビヨンビヨンとやりながら叫び声を聴かせます。次はディジリデューのような長い木の幹で作った笛をボーっと鳴らします。その後ステージ前に出てきて、いろんな種類のパーカッションを打ち鳴らします。私は一番前で見ていたので、激しいシンバルの音を鳴らしながらジャンプする灰野さんの迫力をひしひしと感じました。ギターで思い切り轟音を出す時にも似た高揚感を感じました。アンコールではこの間の藤掛さんとのライヴで初登場したモロッコのギュンバリで歌を聴かせてくれました。
このマンスリーライヴは灰野さんが普段のライヴではできないようなパフォーマンスを実践する実験場のようなものです。毎月違うスタイルでやるそうです。料金は決まっていません。ライヴを観て帰りにそれぞれが適当と思える料金を払うシステムです。なかなか面白い場ができたものです。来月は7月15日(日)の予定。楽しみです。
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