恒例の灰野さんのマンスリーライヴ、今回はDJスタイルのパフォーマンスでした。DJといっても灰野さんがやるので、普通のDJプレイになるわけがありません。CDプレイヤー3台に加え、ドラムマシーン、エアシンセ、ガットギター、タブラッカを使用。アラビアの声明のようなヴォーカルに合わせてタブラッカを叩いたり、ジャズトリオのCDにあわせてガットギターを弾いたり、クラシックにドラムマシーンやエアシンセをミックスしたり、完全にCDを楽器として使い、かなり生のパフォーマンスに近い感じでした。CDの選曲も民俗音楽、クラシック、現代音楽、ジャズ、フリーインプロヴィゼーション、チンドン、ロックンロールなど本当の意味での”オールジャンル”。それらを同時にかけるので、生まれる世界はまさに混沌とした灰野ワールド。ただ、音にヴァラエティがあるので、色としては黒ではなくカラフルな虹のような感じ。3時間たっぷりプレイしました。
残念だったのはDJブースでやるので顔しか見えなく、視覚的に少々飽きたこと。映像を流したり、お香を焚いたりすればもっと面白いかもしれません。
残念だったのはDJブースでやるので顔しか見えなく、視覚的に少々飽きたこと。映像を流したり、お香を焚いたりすればもっと面白いかもしれません。